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タイトル:Daily Drama Express 2006/05/18 医龍 (6)  2007/10/11


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/05/18 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 医龍 Team Medical Dragon
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 朝田龍太郎(坂口憲二)
 伊集院登(小池徹平)
 加藤晶 (稲森いずみ)
 霧島軍司(北村一輝)
 木原毅彦(池田鉄洋)
 野口賢雄(岸辺一徳)
  鬼頭笙子(夏木マリ)
 荒瀬門次(阿部サダヲ)
 藤吉圭介(佐々木蔵之介)
 里原ミキ(水川あさみ)
原  作 乃木坂太郎
脚  本 林宏司
主題歌  AI「Believe」

あらすじ  KARTE06 : バチスタ手術急転

 バチスタ手術−−拡張型心筋症の患者への手術の一つ。従来心臓移
植でしか助からないとされていた患者を、助けるために考案された。
心臓にメスを入れるその手術は、極めて高度な技術と、豊富な臨床経
験を要求される。

 開胸され、現れた奈良橋文代(江波杏子)の心臓はとても大きい。
みんなその大きさ、動くの鈍さにびっくりする。

 人工心肺の装着が完了し、加藤晶(稲森いずみ)は臨床工学士に心
停止液の注入を開始するよう指示する。だが、朝田龍太郎(坂口憲二)
は、「On Beat でいく」と言う。すなわち、全身への血流は人工心肺
でまかなうが、心臓は動かしたままで手術を進めるということ。
 動いたままでの心臓の手術は細胞組織が劣化せず、手術後も患者の
体に負担がかからない。だが、停止した心臓を手術する場合の100倍
は難しく、患者が死ぬ可能性も高い。そんなことになれば、晶の論文
どころか、野口教授(岸辺一徳)まで責任を取らされることになる。
 なぜそんな危険な冒険をするのかと、見学室は騒然となるが、晶も
研修医・伊集院登(小池鉄平)も看護師・里原ミキ(水川あさみ)も、
朝田を信じてついていくしかないと覚悟を決めていた。
 それでいいのか問われた晶は、執刀医は龍太郎。龍太郎に従うしか
ない、と答える。
 みんな、龍太郎の暴走か、それとも勝算があるのかと、固唾を飲ん
で見守る。

 登の手際はなかなかいい。
 登は、今日は見落とさないぞ、と気合いを入れている。

 龍太郎の手際は予想以上の早さ。
 スタッフワークの良さで、手術は予想以上の早さで進行。

 ERの教授・鬼頭笙子(夏木マリ)は、これからがバチスタ手術の
本番。これぐらいのスピードがなければ、バチスタ手術なんてムリ、
と言う。

 いよいよ、バチスタ手術の本番である変性部位(悪い部分)の切除
に入る。バチスタ手術において肝心なことは、どのようにしてその部
位を見つけるかだったが、それを正確に特定する方法は未だ確立され
ていない。晶はその方法を論文で書こうとしているのだ。

 だがここで、患者の心臓に手を当てたまま、龍太郎の動きが止まっ
た。

 見学室の医師たちは、ピクリとも動かない龍太郎を見て、変性部位
が分からないのか、と騒然となる。すでに3分経過。
 そのとき、笙子はあることにふと気が付く。「まさか.....心筋を
動かしたまま心臓の動きを診て.....わかったわ」と1人納得する笙
子。

 「ここだ」と龍太郎。

 晶と登にも、その部位を触らせる。そこが変性部位だ、と。
 龍太郎は、正常な部位と変性部位を、動きの違いで見つけた。確か
に心臓を動かしたまま直接見れば、よくわかる。
 でも、それは心臓を動かしたままで、切除、縫合できる自信があっ
てこそ。笙子には、そんな危ない橋を渡る勇気は無い。

 龍太郎は晶と登に、変性部位の感触を覚えておくよう言う。そして
龍太郎は、ためらわずに切り始める。

 晶は登に、切った変性部位を、病理検査に出せるようにするよう、
指示する。

 見学している医師達は、なぜ龍太郎が変性部位を見つけられたのか、
わからない。

 笙子はそんな人々を横目に見て、小林に、「そんなに解説が欲しけ
りゃ、野球中継でも見ていな」と毒づく。
 そして同じくわからない小林に、外科医には二種類いる。各臓器を
教科書的に単体でしか診られない医者と、全身を一つの有機体として
診る医者と。龍太郎は、後者だと言う。心臓専門の晶にはわからない。
あらゆる臓器を切ってきた龍太郎にしかわからない、と言う。

 現場では不協和音が出始めている。
 晶と登には、龍太郎がやっていることが、わからない。
 麻酔医・戸塚茂一はすでに龍太郎に後れを取っている。

 臨床工学士・市川重成は、すでに一杯一杯。途中で気分が悪くなっ
たと、トイレに行ってしまう。
 臨床工学士補佐・前田新志がカバーに入るが、上手くできない。

 登が、動脈血が黒ずんでいることに気づく。血中酸素濃度が下がっ
ているのだ。

 野口は頭を抱える。このままでは、手術室で死んでしまう。なんと
してでも、生きて手術室を出さなければ、と叫ぶ。

 笙子は、生きて手術室さえ出せば、何とでも言い訳は付くからね、
と毒づく。

 龍太郎は、登に、人工心肺を扱えたなと言うと、機器の操作に回す。

 登は機器を操作する。そして前田に見てくれと言うが、前田はボー
ッとしてしまっている。
 登は前田の頬を叩き、我に変えさせる。
 酸素濃度100%回復。

 登は前田に、頬を叩いたことを謝るが、前田は、気にしないでくだ
さい、と言う。
 登の肩を叩いて、ドンマイと伝える講師・藤吉圭介(佐々木蔵之
介)。

 登が抜けた分、晶の負担は増しているが、龍太郎の淡々と切り、淡
々と縫う動作に従っている。

 縫合が終わり、人工心肺も外し、後は閉腹だけ。
 誰もが、もうバチスタ手術は終わったと安堵する。

 でも、そこでまた龍太郎は手を止め、心臓を引っ張り出してみる。
そして右冠動脈閉塞を起こしていると言う。
 このままでは文代は亡くなる。そこで龍太郎は、続けて右冠動脈閉
塞のバイパス手術をすると言う。

 龍太郎は、晶にグラフトを切り出すよう指示。
 その時、文江はVR(除細動)を起こした。すでに人工心肺は外し
てしまっている。遂に文江は助からないのか!?
 人工心肺の再装着を命じ、バイパス手術にかかる。

 でも登は一度人工心肺を触ってしまった。
 龍太郎は登に、グラフト

 採取のための手洗いを命じる。
 登は5分は戻れない。

 龍太郎は、ミキにグラフト採取を命じる。ミキには、NGOで今ま
で何百本と採取させていた。

 見学していた医師達は騒然となる。ここ日本では、看護師がメスを
握るなんて、許されない!!
 龍太郎は、ここではオレの指示に従ってもらう、と言う。

 市川がミキを止める。こんなことをしたら、ここにいる全員が医師
法違反で職を失う!

 野田は電話で、どんなことをしても、止めろ!と指示。

 晶は龍太郎に、龍太郎の言うチームが分からない。仲間のことを考
えていないではないか、と。

 龍太郎はメスを離すと、深々と晶に頭を下げ、自分にとってのチー
ムは、共に命を救うための仲間。1人でも多くの人の命を救うために
は、何があっても前へ進む。ここに共に戦っている仲間がいる限り、
と言う。

 野口は、やめさせろ!!と叫び続けている。

 電話を取っていた藤吉は、受話器を元に戻してしまう。

 遂にミキがメスを握る。

 笙子は、心臓外科から追放されるなら引き取れるが、倫理委員会か
ら罰されれば、ERでも引き取れない。終わってしまったが、惜しい
男、とつぶやく。

 ミキが採取したグラフトは完璧。

 龍太郎が吻合に取りかかると、みんな終わった.....という顔にな
る。

 文江の息子は、ひたすら文江の生還を祈る。今までの親不孝を謝ら
せて欲しい、と。

 手術が終わる。

 龍太郎が文江の息子に、手術の成功を伝える。
 息子は、ストレッチャーの上で眠る文江に謝る。

 龍太郎は藤吉に文江を任せる。

 龍太郎の前を通りかかる野口。だが両者は一言も口をきかず、離れ
る。

 医局からみんな去っていき、登と晶とミキと龍太郎だけが残る。

 でも、晶は野口への報告がある、と自室へ引き上げる。

 オロオロする登に、ミキは沈没する船からみんな去っていく。我先
に、と言う。

 龍太郎はムックリ起きると、どうかな?と言う。晶はまだ、あきら
めていない。職も論文も、と言う。

 野口の部屋を訪ねる晶。


 その頃霧島も、外人達と一緒に難しい手術を成功させたところ。そ
して晶はどうかな?とつぶやく。

 野口が晶に、どういうこと?と問う。
 晶は、何のことですか?ととぼける。
 オペ看に、グラフト採取させるなんて、失敗すれば警察沙汰。成功
しても懲罰ものと野口。
 それに対して晶は平然と、看護師にグラフト採取させたのは、適切
な判断だった。倫理委員会でもそう主張されるのが適切だと思います、
と言い放つ。
 なぜなら、倫理委員長は昔、看護師に点滴をさせた。その頃はまだ、
看護師に許されていたのは筋肉注射まで。静脈注射は許されていなか
ったから。
 ただそれは、医師の指導の元で許されるというどこにでもある解釈
で許された。手術室内での適切な判断であったと。

 野口は、そんな内々に済ませようとすると、後々問題になる、と言
うる
 晶は、明日の朝刊には、バチスタ手術成功の見出しが躍ります。各
社からの取材申し込みが来ている。それなのに、大量の処分者を出し
ては、と言う。

 野口には、日本初のバチスタ手術を成功させた指導教授と言うこと
で、一面を飾る、と晶。
 マスコミって、君が呼んだんだろう!と野口。

 晶は、日本初のバチスタ手術ですから、マスコミはどこかからかぎ
つけるんですよ。会見は6時からです、と言う。

 野口は、「ネクタイ、水玉でいいかな?」と振り向く。


 屋上にいる龍太郎と登に笙子は、今回は救われたと言う。
 先に記者会見をして、あとに倫理委員会。これでは後から処分はで
きない。さすが若くしてあそこまでいくだけのことはある。手回しい
いわね、と笙子。

 龍太郎は、麻酔医・荒瀬門次(阿部サダヲ)の件を考えてくれたか
と聞く。
 荒瀬の過去を知っても、それでも使いたいというなら、と笙子。
 緊張する登。


 ミキは、看護師達に無視される。

 師長は、ミキのグラフト採取は見事だった。師長もしばしば自分よ
り下手な外科医に付き、歯がゆい思いをすることもある。
 しかし、分をわきまえることが大切。これからは決して越権行為は
しないこと。誓いなさい、と命じる。

 だがミキは、誓えません。それで命が助かるなら、これからもやり
ます、と答える。
 師長は、なら相応の処分があるので、覚悟しておきなさい、と言う。
 そして師長個人の感想として、ミキの見事なグラフト採取には、嫉
妬した、と言う。


 野口は晶を従え、「明日の朝刊」とウキウキしながら会見場へと向
かう。


 登が新聞片手に、龍太郎のところに飛び込んでくる。

 野口は不快そうに新聞を机に叩きつける。

 新聞の一面トップを飾っているのは、霧島のバチスタ手術成功の記
事。『日本初のバチスタ手術成功!』と。霧島の大きな写真付きの記
事。アメリカとドイツの名医を助手にして。

 明真大は、たまたま同日に成功していたという小さな扱いだった。

 晶が霧島に電話するが、霧島の携帯は留守電だった。


寸  評  麻酔医が付いてこられなくなったと言うところで、モニターを見
ていた荒瀬が手伝いに入るのかと思いましたが、違いますね。荒瀬は、
いつチームに入るのでしょうか。

 それと、麻酔医だけでなく、臨床工学士まで、パニックになるので
しょう。この仕事も、バチスタ手術の時は、大変なのでしょうか。
 この臨床工学士が、正補とも使い物にならなくなり、かつ助手が第
二助手までスタンバっていないのは、ただひたすら、ミキがメスを握
る状況を整えるための下準備にしか思えません。

 バチスタ・チームって、あと麻酔医の荒瀬が参加すれば完成かと思
っていましたが、実は臨床工学士もスカウトしなければならないので
しょうか。

 それにしても、専門家がパニックになってしまうような人工心肺を、
たやすく扱う研修医・登って、何者!?
 あれじゃあ普通、臨床工学士は、メンツ丸つぶれではないのでしょ
うか。

執 筆 者 鈴木()

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2. 編集後記
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 このとろこ、録画失敗が多くて、情けないです。HDDの故障のような、予
期しないものもありますが、単に録画本数オーバーとか、イレギュラーな時間
になったときの予約変更の忘れのような、凡ミスも多いです。

 最近、精神的、肉体的に疲れがたまっているのでしょうか?後で予約を設定
しようとか、変更しようとか思っていて、忘れて時間が過ぎてしまう、という
ことも起きています。

 ああ、もっとまじめに生きなければ!とその時は思うんですよね。。。(鈴
木)

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