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タイトル:Daily Drama Express 2007/09/07 山田太郎ものがたり (9)  2007/09/12


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/09/07 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル 山田太郎ものがたり
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 山田太郎(二宮和也)
 御村託也(櫻井 翔)
 山田和夫(松岡 充)
 山田綾子(菊地桃子)
 一ノ宮校長(宇津井健)
 鳥居京子(吹石一恵)
  永原眞実(吉沢 悠)
 中井正美(大塚ちひろ)
 池上隆子(多部未華子)
 杉浦圭一(忍成修吾)
 山田次郎(鎌田晟裕)
 山田三郎(清水尚弥)
 山田よし子(村中暖奈)
 山田五子(吉田里琴)
 山田六生(渋谷武尊)
 山田七生(稲垣鈴夏)
原  作 森永あい『山田太郎ものがたり』
脚  本 マギー
主題歌  嵐 『Happiness』

あらすじ  第九話 号泣!!最大の決断

 飾ってあった壺を割ってしまって泣く弟妹達。
 山田太郎(二宮和也)が謝って許して貰おうとすると、「謝って許
されることではありません。一生掛かっても弁償して貰います」と責
めるメイド頭・富沢(猫背椿)。

 父・山田和夫(松岡充)と母・山田綾子(菊地桃子)が来て、誰が
割ったの?と聞くと、弟妹達は太郎が割ったという。

 メイド達に嘲笑され、両親と弟妹達から白い目で見られる太郎。

 御村託也(櫻井翔)は、ざっと見積もって、6億だね、と言う。

 そこに中国服を着た池上隆子(多部未華子)が飛び出し、次々と壺
を割る。

 悲鳴を上げて目覚める太郎。

 でも、絹のパジャマを身にまとい、天蓋付きのベッドに寝ている現
実は変わらない。

 その時ドアが開き、富沢が入ってきて、太郎に、「お坊ちゃま、朝
食の支度ができました」と声を掛ける。

 太郎が食堂へ入ると、すでに両親と弟妹達は食卓に着いていて、そ
れぞれメイドがナプキンをかけている。

 太郎は、席に着くよう促した富沢に、壺の値段を聞く。
 値段が分からない富沢は、調べておきますと言う。
 恐縮する太郎。

 続いて太郎は、豪勢な朝食の値段を聞く。

 執事は、朝食はウメちゃん(吉行和子)から丁寧にお世話するよう
に言いつかっているからと言う。

 和夫が、ウメちゃんが食事の世話をしてくれた。そこまでしてくれ
なくていいと断ったんだけどね、と言う。そしてもう太郎に、生活の
心配を掛けないので、アルバイトはせず、思いっきり遊んでいいぞ、
と言う。

 執事が太郎に、お車は何台用意したらいいかと問う。


 ハイヤーで登校する太郎。
 全校生徒が、本物の王子様だと、並んで歓声を上げ、迎え入れる。

 隆子はついに、太郎は本物の王子様になった。ど貧乏でも嫌いにな
らなかったのは、こういうことだったのね。遂に本当の玉の輿!と内
心ガッツポーズをする。


 杉浦圭一(忍成修吾)と中井正美(大塚ちひろ)は、クラスの生徒
達の前で、掛け合い漫才のように、太郎の家は白亜の豪邸。それはお
城のよう。太郎は本物の王子様だと説明する。

 ハイヤーでいつも通り登校する御村。まだ止まっていた、太郎が乗
ってきたハイヤーを一瞥する。

 執事・磯貝(綾田俊樹)と太郎の執事は、長々と丁寧な挨拶を交わ
す。

 教室へ入った太郎は、いつものように机の上に上体を横たえる。
 隆子は太郎をウットリ眺める。このチャンス、絶対つかみ取るから!
と誓う。

 新しい家の住み心地を聞く御村に、太郎は次々と襲いかかるカルチ
ャー・ショックでつらいけど、家族はみんな喜んでいるから、ま、い
いか。一度遊びに来て、と言う。

 隆子も行きたいから、と御村を誘う。
 御村はいいやと断る。
 隆子は、自分1人ではがっついているように見えて困る、と言うが、
御村はすでに充分がっついているよ、と言う。

 隆子は強引に、御村と二人で行くことにしてしまう。


 太郎は御村と隆子を招き入れる。
 弟妹達は、それぞれ、自分の部屋があると言う。

 おやつにしようとすると、豪華なフルーツとケーキが大量に出てく
る。

 隆子は、太郎と二人だけでこのアフタヌーンティーを食べられたら、
と妄想する。

 次男・山田次郎(鎌田晟裕)と三男・山田三郎(清水尚弥)が、あ
の悪夢の中で割れた壺のそばで、チャンバラを始める。
 太郎は慌てて、壺を抱える。

 富沢が、その壺は調べた結果、和夫が作ったものだと分かったとい
う。
 和夫は、要らなくなった梅干しを付ける壺に、色を塗ったという。

 ホッとした太郎は御村に、6億なんて言うなよと言い、隆子には割
ってもいいよ、と言う。

 訳が分からず、ポカンとする一同。

 メイド達に見送られて、豪邸を後にする御村と隆子。

 隆子は、夢で終わらせない。絶対、この家に戻ってやると誓う。

 御村は、確かに家は立派だけど、太郎は幸せなのだろうか、と言う。


 太郎は1人だけの部屋で寝ていて、静かすぎて落ち着かない。
 ベッドから落ち、床の狭い場所にはまると、落ち着いて寝られる。


 担任の鳥居京子(吹石一恵)の目の前の携帯が鳴る。
 でも、若き助教授・永原眞実(吉沢悠)からだと知ると、出られな
い。
 体育教師・大崎新之助(福井博章)が、携帯が鳴ってますよ、と渡
す。
 仕方なく電話に出る京子。

 永原は開口一番、遅い!と怒鳴る。永原からの電話を待っていたく
せに、と虐める。
 永原は、来年、研究の関係でアメリカに行くかもしれない。その時
は京子を連れて行くという。
 驚くだけの京子。
 永原は京子の反応にはお構いなしで、その件で太郎に話があるから
伝えておくよう言う。

 電話を終えると、聞き耳を立てている大崎と一ノ宮校長(宇津井健)
に気づく。
 一ノ宮に問われ、京子は太郎がアメリカに行くかもしれないと言う。


 杉浦が正美と隆子に、予備校までの時間、オレの歌でもと言うが、
正美は家庭教師が来るからと断る。

 隆子の方を見ると、太郎をずっと見つめている。
 「玉の輿予備校か.....」と正美。

 正美は、太郎を見つめてボッーとしている杉浦を引っ張っていく。


 太郎は御村に声を掛けるが、御村は今日は用事があると断る。

 隆子がいつもチャイムと同時に帰る太郎が、今日は珍しいという。
 太郎は今日は家に帰りたくないという。
 隆子が、自分なら時間はいくらでもあるから付き合う、と言って振
り返ると、太郎がいない。

 太郎は京子に言われ、永原の研究室へ行っていた。

 永原は、太郎が今日はアルバイトに行かないと知ると、研究を手伝
ってみるよう言い、顕微鏡で細胞を見せる。

 永原が、これはクレメンス博士の研究だと言うと、太郎はそれなら
知っている。小学生の時、本で読んだ。

 小学生の時、お腹が空くと、図書館へ行き、野菜や料理の本を読ん
でいた。見ているだけでお腹が一杯になったからだ。
 クレメンス博士の本もその一環で読み、アメリカと思われる広大な
トウモロコシ畑の写真を見た。そこにはトウモロコシは映っていない
のに、不思議とその写真を見ているだけで、お腹いっぱいになれたと
言う。

 永原は、そのクレメンス博士が太郎に会いたいと言ってきている。
先日の太郎のレポートを永原が勝手に英訳してクレメンス博士に送っ
たからだった。アメリカに行けば、そのトウモロコシ畑を実際に見ら
れるかもしれない、と永原。
 太郎は、それを聞いただけでお腹いっぱいになってしまいましたと
言う。


 太郎が遅くなりまして、と飛んで帰ると、ほかの家族はすでに夕食
を食べ終わっていた。
 富沢は料理が冷めないうちにと思って料理を出した。みんな本当に
おいしそうに食べるので嬉しいと言う。

 和夫が、綾子と弟妹達は、お風呂に入っているという。

 富沢に、夕食とお風呂とどちらを先にするか聞かれた太郎は、自分
でやりますと言う。
 すると富沢は、仕事をさせてくださいという。

 太郎の複雑な表情を見る和夫。


 隆子は母・池上まりあ(柴田理恵)と父・池上龍之介(六平直政)
に、太郎が豪邸に住んでいることを話す。

 龍之介は下着姿でフラフラし、そんな豪邸じゃ、こんなことできな
いな、と言う。
 隆子は、この家でもやめてと言う。

 まりあはそんな豪邸、太郎には似合わない。あの元の家、好きだっ
たのにと言う。

 龍之介も、玄関を開けたらすぐママの顔が見えて、こういう狭い家
の幸せもある、と言う。

 隆子は、御村の『あの家で太郎は本当に幸せなのだろうか』と言う
言葉や、太郎の『帰りたくないんだ』という言葉を思い出し、考え込
む。


 前の家から運んだ荷物を置いて売る屋根裏部屋へと上がってくる太
郎。
 こたつを引っ張り出して座ってみる。

 すると弟妹達だけでなく、両親も上がってきて、騒ぐ。
 綾子は、前の家ってこんな広さかなと言い、みんなでひとしきり騒
ぐ。

 太郎は元の家の幻影を見る。

 でも、そろそろみんな部屋に戻って寝なさいという声と共に帰って
行く。

 和夫と綾子は、太郎だけはこの家になじめていない。前より疲れて
いるようだ。でも、弟妹達はすっかりこの家になじんでいる。さすが
小さい子は順応性が高い、と和夫。
 綾子は、和夫も慣れているよね、と言う。

 和夫は、綾子は自分と結婚するまでこういうお屋敷に住んでいた。
だからこういう方がホームグラウンドだろう、と言う。
 綾子は、みんなが笑って暮らせる方がいいと言う。


 翌朝和夫が太郎に、前の家に戻りたいかと問う。戻るなら、早いほ
うがいい。新しい家にみんなが慣れる前に、と。

 太郎は、この家の生活をすっかり満喫している弟妹達を見て、前の
家に戻るには、狭すぎると断る。


 学校でも悩む太郎。前の家に戻りたいと思うのは自分だけのワガマ
マかもしれない、と。

 悩む太郎を、一日中見つめている隆子。

 御村は、授業が終わると、怒ったような顔をして帰って行く。

 隆子が太郎に、デートしよう!と声を掛ける。一緒に行きたいとこ
ろがあるから、と。

 そこはスーパー。今日は半期に一度の特売日。よろしく、と隆子。

 ボーッと立っている太郎を隆子は引っ張っていき、たくましく特売
品に飛びつく。

 ボーッとしたままの太郎に、「やるかやられるかの勝負だよ!」と
隆子。

 隆子の顔にまりあを見た太郎は、俄然張り切る。
 次々と特売品をゲットしていく隆子。

 買い物を終えて太郎は、隆子があんなにすごいと思わなかったとい
う。
 隆子は、今まで恥ずかしくて見せなかったという。

 大漁、大漁とニコニコする太郎に隆子は、お城のような家に住んで
いる太郎より、こうしてニコニコとしている太郎の方がいいと言う。
 そして太郎を待たせて河原へ走っていく。

 「ごめんね、待たせて」という隆子の声に、顔を出したのは御村。
 隆子は、自分はここまで。後は男同士で、と言うと帰って行く。

 御村に、ずいぶん悩んでいたみたいだなと言われ、「もう答えは出
た」と太郎。
 戻る−−と思ったけど、それは太郎のワガママで、どう考えたって
今の方がいいに決まっている。
 太郎が新しい家に引っ越そうかと迷っているときに御村が言った言
葉は、太郎に撮って一番大切なものは何?だった。
 太郎にとって一番大切なものは、家族みんなの笑顔。太郎一人がが
まんしてみんな笑顔になれるのなら、それが一番だと思って、と言う。

 御村は太郎を元の家へ連れて行く。そして「なあ、聞こえないか」
と言う。

 太郎の頭の中で、その家で暮らしている家族が見え、声が聞こえた。
みんな帰宅した太郎を笑顔で出迎える。
 「その顔だよ」と御村。一番大切なのは、太郎自身が笑顔でいるこ
とじゃないか、と。

 御村に礼を言うと、走って帰る太郎。

 太郎は家族の前に立つが、なかなか話せない。
 やっとのことで、「ごめん。オレ、やっぱりみんなと一緒に前の家
に戻りたい」と言う。

 弟妹達はOKと言う。もう飽きたし、1人で寝るのは落ち着かない。
ここのご飯もおいしいけど、太郎のゴハンが食べたい、と口々に言う。

 「こんなアンちゃんのわがままでいいのか」と言う太郎に、和夫は
何も言わないで、太郎が1人で悩んでいる方がよっぽどワガママだと
いう。

 さっそく引っ越しの準備。


 大八車に家財道具を満載し、戻ってくる。

 御村と隆子も掃除の手伝いに集まっている。


 校長室へ入る太郎。
 そこには、一ノ宮と永原と京子がいる。
 一ノ宮が、いい知らせがあると言う。
 永原が正式に、South Cicago 大学からの招待留学生に決まった。
永原の助手として、クレメンス博士の研究を手伝った貰うことにした、
と言う。

 アメリカ行きと聞いて、悩む太郎。


寸  評  確かに、昇進や引っ越しなど、本来は嬉しいはずの出来事が、と
ても大きなストレスだ、というのはよくやってますよね。太郎にとっ
て、お屋敷での生活、衣食住の心配が無いことは、大きなストレスな
んでしょうね。

 でも、元の極貧生活に戻れるかというと.....普通は戻れないだろ
うなと思います。一度味わってしまったいい暮らしは捨てられない。
そもそも服だって、みんなドレスもパジャマも貰ってしまっては、元
の家では収納場所も無いのではないでしょうか。

 また、ウメちゃんとの約束も果たせないですよね。留守中、家を守
るって。

 これでいいのか!?山田家。ノスタルジーに浸っている暇はないぞ!
 手頃な大きさの家だったら、戻ろうと思わなかったでしょうね。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 今、『のだめカンタービレ』の漫画を友達から借りて読んでいます。
 それに刺激され、子供の時からやってみたかったフルートを遂に買ってしま
いました。
 子供の時、オープンホールのフルートは持っていたので、音は出たのですが、
問題は低音域はきれいに出せたのに、中音域が、ほとんど出ないことです。基
本は中音域なのに。
 なんとか出せるようになりたいです。
 フルートに苦労した後は、勢いで思いのままにできるバイオリンで、フルー
トの教則本を弾いてしまいました。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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