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タイトル:Daily Drama Express 2007/08/28 探偵学園Q (9)  2007/09/10


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/08/28 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル 探偵学園Q
局  名 日本テレビ系
放映日時 火曜22時
キャスト キュウ (神木隆之介)
 美南 恵(志田未来)
 団 守彦(陣内孝則)
 遠山金太郎(要 潤)
 天草 流(山田涼介)
 鳴沢数馬(若葉克実)
  七海光太郎(山本太郎)
 諸星警部(斉木しげる)
 ミス・ユリエ(奥貫薫)
 ケルベロス(鈴木一真)
原  作 天樹征丸
漫  画 さとうふみや『探偵学園Q』
脚  本 大石哲也
主題歌  FLOW「Answer」
 the brilliant green「Stand by me」

あらすじ  第9話 父と仲間が教えてくれたこと

 関東特別拘置所内で、口笛を吹き、笑っているケルベロス(鈴木一
真)。
 とがめる刑務官・田中(長谷川朝晴)に、ケルベロスは今、読書中
と言う。
 でも、ケルベロスは目隠しをしている。
 いぶかる刑務官に、ケルベロスは一度読んだ本はすべて覚えている。
図書館の本を読むように、と。
 今読んでいるのは、『巌窟王』だと言う。


 キュウ(神木隆之介)とカズマ・鳴沢数馬(若葉克実)とキンタ・
遠山金太郎(要潤)は、今日、リュウ・天草流(山田涼介)が退院す
る日。もうミッションルームに来ているかもしれないと楽しみにして
いる。

 キンタは、リュウが、キング・ハデスの孫であることを気にしてい
るといけないので、優しくしてやろう、と言う。

 ミッションルームでは、メグ・美南恵(志田未来)がリュウにお弁
当を食べさせていた。

 唖然として見ている三人。

 メグが、交際宣言しようか!と言い出す。
 ショックを受けるキュウ。
 リュウは、メグとは関係ない、とクール。

 カズマは、リュウの趣味を疑うところだったと言い、怒るメグ。

 メグはリュウの傷が痛むと思って、食べるのを手伝っていたという。

 キュウはリュウの復帰を喜ぶ。

 リュウは、ケルベロスは殺人計画をことごとく破られ、暴走したの
だろう、と言う。

 カズマは、昔、団守彦(陣内孝則)探偵の助手だった人も、冥王星
との戦いで命を落としたって、言っていた、と言い出す。

 キンタが、連城暁(さとる)(細川茂樹)という人だったと言いだ
し、みんななぜキンタは知ってる?ほかには何を知っている?と次々
と問う。

 キンタは、名前については、情報屋の植村はるか(秋田真琴)に調
べて貰ったが、名前しか分からなかった、と言う。

 キュウは、このミッションルームは、昔団が探偵事務所に使ってい
たと言っていた。調べれば何か出てくるかもしれないと言う。

 みんなで探すと、写真が出てくる。
 そこに団と一緒に映っている人物を見たキュウは、昔自分を助けて
くれた『探偵のおじさん』だと言って、その人から貰った探偵手帳を
取り出す。

 そこに団が、七海光太郎(山本太郎)に車いすを押して貰いながら
入ってきて、その手帳を見せてくれ、と言う。

 手帳に見入る団。脳裏には、在りし日の連城の姿が浮かぶ。連城は、
行き詰まっていた団に、「探偵があきらめたら、事件は迷宮入りです
よ」と笑いかけた。

 キュウの顔を見つめる団。
 いぶかるキュウに、団はいつ連城と会ったのか問う。

 6才の時、近所の公園で、とキュウ。その時、連城はマジックを見
せてくれた。
 それから時々会うようになり、連城はいろいろなマジックを見せて
くれたと言う。

 メグが、そんな偶然があるなんて!と驚く。

 キュウはその後、誘拐されてしまった。怖くて誰か助けて!と念じ
ていたら、敵を倒して、連城が助けてくれた。

 どうしてここが分かったのか聞くキュウに、連城は「探偵だから」
と答える。悪い人をやっつけたり、困っている人を助けたりするのが
探偵だ、と。

 その時キュウは、大きくなったら連城のような探偵になると心に誓
った。そうしたら連城は、この『探偵心得帳』が書かれた手帳をくれ
た。

 だからキュウは、このQクラスに入れたとき、本当に嬉しかったと
いう。

 団は、連城が命を落としたのは、Qの誘拐事件のすぐ後。
 その頃、団と連城は、冥王星を壊滅寸前まで追い込んでいた。
 しかし彼らは、キング・ハデスを逃がすために、団達の命を狙って
きたのだ。
 だから、みんなもくれぐれも気をつけるようにと言う。


 七海は団と二人になると、もしかしてキュウは?と問いかける。
 団は、あのキュウを誘拐から救出するというのは、連城の担当外の
事件だった。なぜ一人で敵の中に飛び込んでいったのかと思ったが、
今ならそれもよくわかる。キュウは連城の息子なのだ。
 だから、キュウを初めて見たとき、何か懐かしいものを感じた。連
城は家族が事件に巻き込まれることを避けるため、隠してきたのだろ
う、と言う。
 でも、しばらくQクラスのメンバーには黙っていることにする。


 キュウがねよく連城と並んで腰掛けていたブランクに腰掛けている
と、連城が座っていたブランコが独りでに揺れ始める。

 気配にキュウが顔を上げると、ミス・ユリエ(奥貫薫)が立ってい
て、「懐かしいわね」と言う。
 ユリエは、連城が座っていたブランコとは反対側のキュウの隣のブ
ランコに座ると、連城の一番の弱点であるキュウを誘拐させたのはユ
リエ自身だと言う。

 連城の弱点が、キュウとはどういうことかと問うキュウ。
 頭のいいキュウならもう気づいていると思ってたけど、とユリエ。
 キュウはまさか.....と。
 そう、連城はキュウの父、と言うユリエ。冥王星はキュウの父のか
たき。キュウとリュウ様とは複雑な関係ね、と笑いかけると、去って
いく。


 朝、ぎこちない笑顔で挨拶して、ミッションルームに入るキュウ。

 みんながいつまでも連城のこと、引きずるなと言うと、キュウは、
自分の気持ちなんてみんなわからない、と怒る。

 七海がやってきて、今日は特別授業。ケルベロスに会いに行く、と
言う。

 向かった先は、関東特別拘置所。この建物は、団探偵の提言を元に
造られた完璧な施設。

 コンクリート壁で囲われた廊下に、通称『ねずみ取り』と呼ばれる
設備がある。そこはたとえIDカードを持っていたとしても、二人が
一緒に入らないと、ロックが外れない仕掛けになっている、と七海。

 ケルベロスは、やってきた一同に、七海とQクラスのみなさん、と
声を掛ける。

 ケルベロスは特注の、絶対に透けない目隠しをしている。それなの
に、なぜわかったのか!?催眠術の達人であるケルベロスの目を直接
見ては危ないから、目隠しをさせてある。

 ケルベロスは、近づいてくる足音が、中学生ぐらいの歩幅と、大人
が二人。一人はサンダル履きで、一人は革靴。革靴の方は、なめべく
足音を立てないように歩いている。探偵の修行をしたものにありがち
な歩き方−−それは七海だろう。
 一方、中学生ぐらいなのに、この施設に入れるのはQクラスぐらい
だろう、と推理を披露する。

 七海は、ここにケルベロスと司法取引をしに来た。ケルベロスが冥
王星についての重大な秘密を話すなら、減刑をする用意がある、と言
う。

 ケルベロスは、自分はこの手で何もしていない。それなのに、何の
罪に問えるというのだ。だから減刑など必要ない、と言う。

 キュウは、なぜ冥王星は、人に犯罪を犯させるのか、と聞く。

 ケルベロスは、人間誰でも犯罪の芽を持っている。それに水をやり
育てているだけだ、と言う。
 キュウに、キュウの大切な人が殺されたらどうする?復讐したいと
思いませんか?と問う。
 そして、キュウがあのことを知ったのか?−−もうあの人には二度
と会えないのですから、と言うと喉の奥でクックと笑う。

 キュウは激高して、ケルベロスにつかみかかる。
 七海に引き離されると、キュウは逃げ出す。
 でもその先はトラップになっているから、キュウ1人では外へ出ら
れない。

 訳を問われてキュウは、連城は自分の父だった打ち明ける。

 謝るリュウに、謝られるいわれはない。でも、今まで冥王星を許せ
ないと思ったが、憎いとまでは思わなかった。頭の中ではいけなてと
わかっているのに、心では許せない、とキュウ。


 七海が団に、キュウが、連城が自分の父だと知ってしまったと報告。
 冥王星の揺さぶりだろうと団。


 手帳を手に1人で階段に座り込んでいるキュウ。

 4人がキュウを探し当てる。
 カズマが、仲間が苦しんでいるときに放っておけないと言う。

 でも、キュウは1人になりたいと去っていこうとする。

 メグが追いかけ、憎しみからは何も生まれない。苦しくても前を向
いて歩いて、と言う。

 でも、キュウは放っておいて、と言う。


 ミッションルームで、明かりも付けず悔しがるリュウ。キュウがい
なければ、自分たちは仲間になんてなれなかった。キュウが今苦しん
でいるのに、何で助けてやれないのか、と悔しがる。


 キュウが街を歩いていると、目の前をユリエが歩いていく。
 キュウはそっと後を付ける。

 そんなキュウの様子を見て、はるかはキンタに電話する。怖い顔を
してキュウが女の人の後を付けている、と。
 リュウがその人の様子を尋ねる。
 30才ぐらいのすっごい美人。白い服を着て、日傘を差していると
はるか。
 冥王星だ、とリュウ。
 キンタははるかに、とりあえずキュウの後を付けるよう頼む。


 田中が中村(田中の同僚刑務官)(まいど豊)に、ケルベロスがだ
いぶ参っているようだ。この一週間、ずっとブツブツ言い続けている
と言う。

 中村は、ケルベロスなのだから油断するな、と言う。

 田中はケルベロスに触発されて、ずっと巌窟王を読んでいる。

 田中がケルベロスに食事を持って行く。
 ケルベロスは、食事の時ぐらい手錠を外してくれと頼むが、田中は
断る。

 ケルベロスは田中に、パンをもう少し欲しいと頼む。
 田中がパンを取りに行く。

 戻ってくるとケルベロスは、自分の手首にかみつき、血を流してい
た。手錠を外して貰えないなら、手の方を切ろうと思って、と。

 慌てて田中はケルベロスの手錠の鍵を開ける。
 ケルベロスは目隠しを外し、田中の目に目を合わせる。この一週間、
田中に暗示を掛けてきたのは、このため。後は後催眠を掛ければ、思
い通りになる、と言う。

 田中はケルベロスに触発の命ずるまま、手錠を外す。

 ケルベロスが入っていた檻の前には、ケチャップが落ちていたる


 ユリエは、ガランとした倉庫のようなところに着くと、キュウを振
り向き、ここが連城が亡くなったところ。ちょうど今キュウが立って
いるところかしら、と言う。追い打ちを掛けるように、「哀れよね、
無駄死にってところかしら」と言う。

 キュウは何かを踏む。足元を見るとナイフが落ちている。
 キュウはナイフを拾い上げると、両手で握りしめ、ユリエに向かう。

 そこに駆けつけたQクラスのメンバー達が、Qを止める。

 でも、キュウは逆に加速を付ける。

 リュウは力づくで、キュウからナイフを奪う。

 ユリエは姿を消し、キュウとリュウは殴り合いになる。

 止めようとするメグを、キンタが止める。

 リュウはキュウに、連城はキュウに復讐なんて望んでいない。連城
が何を教えてくれたか、思い出せと言う。
 思い出すキュウ。

 6才のキュウ(中村咲哉)は、連城に、悪い奴と戦うとき、どうす
るのか。空手かピストルか、と問う。
 連城は、そういうものが必要になることもあるが、探偵の力は、真
実を見抜く力。それと仲間だと答える。

 リュウが、倒れているキュウを助け起こす。

 ユリエが再び姿を現し、リュウに、すっかりQクラスのメンバーに
なってしまったのですね、と言う。

 リュウはユリエに、キュウに暗示を掛けるな、と言う。
 ユリエは、キュウの中に眠っている悪意に水をやっただけ、と言う。

 そして、これはホンの序章というと、迎えに来たハイヤーに乗り込
んで行ってしまう。


 中村が、ケルベロスの檻の前まで行くと、田中はおらず、檻の中の
ケルベロスの手錠が外れている。
 中村が檻に近づくと、ケルベロスは、自分は田中だという。

 中村が、お前はケルベロスだろうと鏡を向けると、ケルベロス(自
称:田中)は、顔も声もケルベロスにされてしまった、と叫ぶ。

 ちょうど関東特別拘置所に来ていた七海、諸星警部(斉木しげる)
と猫田刑事(星野源)は、ケルベロス脱走の緊急放送を聞く。
 七海はキンタにこのことを知らせる。

 田中(ケルベロス?)を挟み撃ちにするが、田中(ケルベロス?)
は後ろから迫ってきた刑務官に肘鉄を食らわせると逃げる。


 医務室に運ばれたケルベロス(自称:田中)。
 医師(長野里美)は、ケルベロスの顔が、特殊な接着剤で付けられ
ていて、はがれないという。

 田中(ケルベロス?)は屋上に逃げると、1人の刑務官(渡辺穣)
の首筋に向けて、ボールペンを構える。そしてカプセルを取り出す。

 それが、田中につけた顔の剥離剤か?と問う七海。
 ニヤリと笑う田中(ケルベロス?)。

 すると医務室のケルベロス(自称:田中)から七海に電話がかかっ
てくる。顔の接着剤で、顔が痛いが、ケルベロスの誘いになんて乗る
なと言う。

 七海はケルベロス(自称:田中)をDDS(団探偵学校)の医務室
に連れて行くことにする。

 田中(ケルベロス?)がボールペンを突き立てようとするのを七海
は帽子を投げて阻止し、田中(ケルベロス)を捕まえると、ケルベロ
スにしては詰めが甘いな、と言う。

 すると田中(ケルベロス)は七海の太ももにボールペンを突き立て
る。


 救急車に寝かされていたケルベロス(自称:田中)は、ムクッと起
き上がると、医師に、しばらくお休み下さいといって、催眠術を掛け
た。

 4人が関東特別拘置所へ向かっていると、救急車とすれ違う。
 救急車をケルベロスが運転しているのに気づく4人。


 ミッションルームで団は、今回はかつてない失敗をした。ケルベロ
スは野に放たれた。大変危険な状態だ、と言う。

 キュウは団に詫びる。
 団は、探偵は自分の気持ちで動いてはいけない。理性で動かなけれ
ばならないと諭す。
 そして連城の遺品をキュウに渡す。キュウが持っていた方がいい、
と。
 それはあの指輪。

 キュウは連城のことを思い出す。そのうちキュウにもいい仲間がで
きるはずだ、と言っていた。


 ユリエの前に現れるケルベロス。
 ユリエは、よく来られましたね、と言う。ケルベロスは、キング・
ハデスは自分を処分するおつもりかと聞く。
 ユリエは、次の大仕事が終わってからになるだろう、と言う。キン
グ・ハデスは遂に、リュウの身体の中の冥王星の血を目覚めさせる予
定だ、と言う。


寸  評  ケルベロスが、田中だけど顔がはがれないって、すっごいちゃち
じゃないですか?あんな芝居にだまされるってこと自体が信じられな
いです。
 ケルベロスみたいなのにあったら、施設ではなく、人が一番の問題
ですよね。むしろ完璧な施設だったら、看守などおかずに、機械だけ
で見張ればいいのに。食事だって、機械で運べるし。
 あまりにお粗末ではないでしょうか?

 冥王星って、ケルベロスとユリエしか姿を見ていないし、ほかに名
前が出てくるのはボスのキング・ハデスだけ。組織って言えるほど大
きくないのでは?
 ようは、ケルベロスという傑出した悪魔を取り込んだのが、冥王星
の強さと言うことでしょうか。

 こんな簡単に、キュウの父親が明かされてしまうとは思っていませ
んでした。今回はとりあえずキュウの父親が分からないまま、シリー
ズ終わり!となるかと思っていましたのですが。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 台風は、小田原に上陸した後、関東、東北と、しっかり日本の上を縦断し、
北海道に上陸していきました。
 でも、樺太にはわたらず、海に抜けていきました。
 そんなに日本が好きか!?と思いました。
 自分は被害に遭いませんでしたが、あんなに日本の上を通ってしまったら、
これから野菜も果物も値上がりするでしょうね。
 これからいろいろオイシイ季節なのに、残念です。

 遅くなりましたが、被害に遭われた方には、一日も早く元の生活に戻れるよ
う、祈っています。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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