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タイトル:Daily Drama Express 2006/04/27 医龍 (3)  2007/09/07


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/04/27 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 医龍 Team Medical Dragon
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 朝田龍太郎(坂口憲二)
 伊集院登(小池徹平)
 加藤晶 (稲森いずみ)
 霧島軍司(北村一輝)
 木原毅彦(池田鉄洋)
 野口賢雄(岸辺一徳)
  鬼頭笙子(夏木マリ)
 荒瀬門次(阿部サダヲ)
 藤吉圭介(佐々木蔵之介)
 里原ミキ(水川あさみ)
原  作 乃木坂太郎
脚  本 林宏司
主題歌  AI「Believe」

あらすじ  KARTE03 : 娘の心臓を守れ

 うたた寝して、娘のことを夢に見てしまった講師・藤吉圭介(佐々
木蔵之介)。


 手術を見学していた朝田龍太郎(坂口憲二)と看護師・里原ミキ
(水川あさみ)。

 そこに研修医・伊集院登(小池鉄平)が、何でほとんど手術の経験も
ない自分が、"Team Dragon" の一員だと言うことになるのか!!と文
句を言いに来る。

 下の手術室では、腎管停止、心臓の血管の手術が始まるのだが、執
刀医は手が震えて切れない。

 五分経過し、メスを入れると、血が噴き出し、執刀医はパニックに
なって、座りこんでしまう。

 龍太郎は、第一助手が手術を続行不能と知ると、自分が続けること
にする。
 でも、そのためには準備に五分は必要。そうすると、脳の障害を起
こさずに血流を停止させられるタイムリミットは20分なので、
10分で血管を入れ替えて、血流を再開しなければならなくなる。

 手術室に現れた龍太郎は、見事やり遂げる。

 加藤晶(稲森いずみ)が説明する。今日の執刀医にとって、患者は
恩師。本当は身内を切ってはいけないのだが、執刀医は志願して、今
回の手術をした。そして失敗した、と。

 晶に、龍太郎ならどうする?と問われ、龍太郎は手術室に入ったら、
患者は患者。それ以上のものではない、と答える。

 二人の前を、亡くなった患者がストレッチャーで運ばれ、遺族に向
かって土下座して詫びる藤吉がいた。

 藤吉は、あの患者は、自分が殺したようなものだという。
 龍太郎が手術ミスかと問うと藤吉は、手術は成功した。でもその後
の院内感染で肺炎になり、亡くなった。院内感染が多発しているのだ
から、充分注意しなければならないのに、注意しきれなかった自分が、
患者を殺したのだ、と。
 龍太郎は、医局でも出世しないタイプだな、と言う。

 龍太郎は、患者を手術対象としか見ていない。だから晶から自分の
担当患者の中に、バチスタ手術適合者がいたらリストアップするよう
に言われたが、自分のところからは1人も出さないのだと言う。


 ミキが龍太郎に、藤吉について説明する。藤吉は、患者1人1人と
人間として向き合う、極めて優秀な臨床医であり、まさに理想的な内
科医。
 それだけに、循環器内科の教授とは、よく衝突をする。
 特筆すべきは、藤吉自身が心臓伝送障害を抱えていて、娘も同じく
心臓の病気−−心室中隔癖欠損症を抱えていて、当病院に入院してい
る。
 欠損穴の大きさは約1センチで、手術するかは微妙な大きさなのだ
が、手術することは決まっている。でも藤吉は、内科的治療で治すの
だと、手術に大反対している。それがまた、反発を買っている。


 外科の医局では、今日の手術に失敗したドクターは、野口教授(岸
辺一徳)によって岡山の系列病院に飛ばされたとの噂で持ちきり。

 野口は、早く龍太郎の手術を見学したかったが、今まで忙しくて、
なかなか時間が取れなかった。
 遂に金曜日午前中、時間を取った。心臓中隔欠損症。藤吉の娘。外
科には了解を取ってあるから、存分にやりなさい、と言われる。

 登は、地獄耳の助手・木原毅彦(池田鉄洋)から、バチスタ手術な
んて言う、成功率の低い手術チームに呼ばれたなんて、体のいいやっ
かい払いだよ、と言われる。


 娘から、なぜ医者なのに、藤吉が治してくれないのかと問われた藤
吉は、ここの病院では身内を診てはいけないきまりになっていると説
明。手術しなければならないの?と聞かれ、手術しなくても治せると
言う。

 主治医は、決定権は烏丸教授にあると言うが、藤吉は自分が決める、
と譲らない。


 晶は龍太郎に、藤吉の娘の件は、藤吉が娘のカルテは渡さないと頑
張っている。でも、教授同士で決めた手術だから、いずれ藤吉もおれ
るだろう。とはいえ、そんな長い時間、待ってはいられない。野口は
龍太郎のことを疑っているので、早く実力を見せなければならない。
丁度市立病院に、弓部大動脈置換手術が必要な患者がいる。この手術
は、縫うところも多く、循環を停止してから、60分で終わればいい
ところ。でも、龍太郎には、45分で手術したという記録があるのだ
から、大丈夫だろう、と言う。
 龍太郎は了解し、後で詳しく聞く、と言う。
 晶は、なぜあとでなのか考える。


 登は龍太郎に文句を言う。なぜ自分がERなのか?と。
 龍太郎は、外科医は、切って切って、切りまくるしか、腕を磨く方
法はない、と言う。


 晶が、教授・鬼頭笙子(夏木マリ)に文句を言う。なぜ龍太郎を
ERに行かせたのだ、と。
 笙子はこのことは野口も了解済み。バチスタなんて、永遠に切る機
会が無いかもしれない。このまま龍太郎が、ERに興味を持ったら、
それまでのこと、と言う。


 ERで、階段から転落した男性を、鮮やかに処置する龍太郎。
 処置室で寝ていた麻酔医・荒瀬門次(阿部サダヲ)が、龍太郎を一
瞥する。


 ERの小林は笙子に、いきなり輸血した龍太郎のことで、文句を言
いに行くが、笙子は、一刻を争うERでは、そんなことは常識、と取
り合わず、むしろ外国人の受け入れを断った小林のミスをとがめる。
そして自分がERに来たからには、守るべきルールは二つ。自分の言
うことに従い、それを守ること、と言う。


 晶に、笙子のことを聞くライバル校・北日本大学の胸部心臓外科助
教授・霧島軍司(北村一輝)。
 晶は、笙子はアメリカから院長自ら引き抜いてきた逸材。笙子のね
らいは、明真大学のERの蘇生率を飛躍的に高め、学会で発表するこ
と。
 だから、NGO仕込みの龍太郎の腕が必要と言うことだろう。バチ
スタ手術の前には、障害が山積、と言う。

 霧島を呼んだのは、弓部大動脈置換手術を龍太郎にやらせたいから、
運んでと言う。


 ベンチで寝ていた荒瀬は、龍太郎とミキを、体重で呼ぶ。ピッタリ
と一致。
 新入りがERで活躍して、乱すな。安眠の邪魔だと言う。

 龍太郎は、優秀な麻酔医は、ベッドの上の患者の体重をプラスマイ
ナス五キロ以内で当てるという。
 ERには、結構逸材が揃っているかもしれない、と言う。


 龍太郎、ミキ、登が、藤吉の娘が外科に移ったら担当する、と挨拶
する。

 藤吉は、お前らは切れさえすれば、いいのだろう。カルテは絶対渡
さない、と言う。

 藤吉は、今までのことを話す。結婚しても、昼も夜もなく忙しく働
いた。お嬢様育ちの妻は、そんな安月給の大学病院の勤務医に愛想を
尽かして出て行った。
 娘は、無理を言って藤吉が引き取った。でも、ますます忙しくなり、
保育園に迎えに行くのは一番最後。
 それでも家に帰ろうと、とびきりの笑顔を見せる。家に帰ったって、
温かいご飯一つ無いのに。そして引き取ってから一度も母親のことを
言わなかった。こんなに小さいのに、藤吉のことを気遣っている。
娘・樹里が病気になったのは、自分のせい。
 それなのに治せない、と言う。


 登は車で来ていたため、木原に、横浜未来病院に、埋め込み型除細
動機を届けるよう言われる。
 チームドラゴンはどうだと聞かれ、関係ないと怒鳴る登。

 そこに龍太郎が来て、横浜未来病院なら今からいくところ。術前に
休部大動脈置換手術の患者を、あらかじめ診ておきたいから、乗せて
いけ、と言う。

 登と龍太郎が車に乗ろうとしていると、強引に樹里を退院させてし
まった藤吉が歩いている。そんなことをしたら、藤吉も医局にいられ
なくなると言われると、辞めるつもりだと言う。

 龍太郎が行く当てはあるのか?と聞くと、藤吉は横浜未来病院に同
期がいるので、とりあえず頼んでみると、言うと歩き出す。

 龍太郎は藤吉に乗れ、と言い、4人は登の車で、横浜未来病院に向
かう。

 車中、藤吉は同僚に電話し、受け入れを頼むが、明真大に睨まれた
くないと、断れる。

 すると藤吉は、車を降りる。系列外の病院を探す。田舎の小さな病
院でもいいから、と。

 車を降りて歩道を歩き始めた藤吉が突然倒れる。

 龍太郎が車を飛び降り、藤吉を診る。ミキが、藤吉はWTWCだと
言っていたのを思い出す。心肺停止。

 人工呼吸と心臓マッサージをしながら龍太郎は、やってきた登に、
救急車を呼ぶよう命じる。

 でも、目の前の大通りは大渋滞。心肺停止して10分以内に蘇生さ
せないと、脳死に至る。

 龍太郎はナイフを取り出すと、ここで、登が運んでいるICD(埋
め込み型除細動機)を用いて、除細動を行うという。

 登は、VCかどうかも調べずに、しかもこのようなところで切るな
んて、殺人行為だというと車に乗り込み、ドアをロックして立てこも
ってしまう。

 龍太郎は車のサイド・ウィンドを肘鉄で割ると、登からICDを奪
い取ると、ナイフで藤吉の胸に切り口を作り手を入れると、VCを確
認。
 そして登に箱からICDを取り出させると配線をし、藤吉の心臓に
電気ショックを与える。
 三度目で警部大動脈が振れ始める。

 目覚めた藤吉。
 そこは明真大学附属病院の病室。あの後、龍太郎が埋め込み手術を
行ったのだ。

 藤吉の担当看護師はミキ。
 ミキは、樹里はいい子。父親が大変なことを知って、いい子にして
いる、と言う。

 藤吉は、龍太郎に樹里のことをいつ切るのか聞く。そしてカルテを
見せる、と言う。


 カルテとエコーを見た龍太郎。
 藤吉は盛んに、樹里のシャント率は25%。通常手術は、30%以
上。40%でも手術しないで済むこともあるが、外科はなるべく低い
数値で切ろうとする、と言う。

 龍太郎は、確かに15%でもカルディアック予防のために、手術す
ることもある、と言う。
 でも、樹里の心臓には、心室の膨張も見られず、手術の必要は無い。
早く転院した方がいい、と言う。

 藤吉は教授から、助里を切るよう言われているんだろうと聞くが、
龍太郎は、切るかどうかはカルテを見てから決めると言った、と言う。


 晶は龍太郎に、なぜ樹里を切らないの、と言う。
 龍太郎は、デモンストレーションには、弓部大動脈置換手術の患者
を切るからいいと言う。

 晶は、その患者なら、北日本大学の霧島が切った。機械的な正確さ
で、龍太郎の記録、45分に対して、39分で循環を再開した、と言
う。


 屋上で藤吉と龍太郎が話をする。
 藤吉は樹里を転院させたことで、上からは睨まれた、と言う。
 龍太郎が、藤吉は辞めると思ったと言うが、藤吉は、半年残ろうと
思ったという。バチスタ手術には、術前のケアも、術後の管理も必要。
患者も人だと言うことを考えられる内科医も必要。チーム・ドラゴン
に参加してもいいという。短い間だけど、よろしくと言う。

 龍太郎は、こういうつきあいは短い方がいいと言う。

 ドラゴンのぬいぐるみに、三つ目のペンダントが下がる。


寸  評  チーム・ドラゴンは、いったい何人、あるいはどういうスキルの
メンバーを集められたら完成なのでしょうか?
 きっと次回のターゲットは、麻酔医ですよね。

 学園ものなのでよくあるパターンのドラマの前半はメンバー個々の
参加に至るエピソードと共に、チームが形成されていく、というもの
でしょうか。

執 筆 者 鈴木()

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2. 編集後記
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 秋ドラマで医龍の続きを放送するため、配信を完了できていなかった医龍の
配信を再開します。

 台風が首都圏を直撃する可能性があります。

 大人の部分で冷静に判断すれば、台風は来ないにこしたことはありません。
台風が上陸したっていいことは一つもなく、困ることばかりです。

 でも、子供の時って、台風がくるっていうと、妙にわくわくしませんでした
か?

 子供で、情緒的な部分では、台風上陸を体験したい!って、馬鹿なことを考
えています。−−ただし、外出先ではなく、自宅の中で。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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