メルマガ:toxandoriaの日記
タイトル:[暴政]美容整形的“安倍改竄内閣”の“偽装右翼一派”の真相  2007/08/28


[暴政]美容整形的“安倍改竄内閣”の“偽装右翼一派”の真相
2007.8.27


<注>お手数ですが、当記事の画像は下記URLでご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20070828


【画像の解説】


アンブロジオ・ロレンツェッティ(Ambrogio Lorenzetti/ ? -ca1348)
『Allegoria del Gattivo Gererno(particolare)/善政の寓意』ca1338-1340 
affresco、Palazzo Pubblico 、Siena 
[f:id:toxandoria:20070828034946j:image]


  この絵の全体はシエナ市庁舎の壁画で、この部分画像は「暴政」(暴君が支配する政治)の寓意を描いたものです。ここでクローズアップした部分は、「悪政のアレゴリー」の中心に居座る「暴君」の図像です。


  「暴君」の周辺には、御用学者、強欲な聖職者、令色で巧みに高給を食む官僚、隠微で慇懃無礼な徴税官など小心のクセに悪魔的な魂胆の人物図像が配置されています。


  一方、「暴君」の足元には「平和の擬人像」が拘束・抑圧された姿で寝転がされています。布と紐でグルグル巻きにされた憐れな「平和の擬人像」(弾圧・抑圧 された都市市民たちの象徴でもある)を繋ぐ長い紐を手にした、のっぺり面の人物像は、“自称・美しい国”に君臨する暴君のイメージを呼び起 こします。


<注>のっぺり面(ノッペリ・ズラ):整ってはいるが、妙にしまりがない顔のこと。


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毎日新聞(ネット記事、http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070828k0000m040108000c.html)が報じるところによると、8/27に発足した<安倍改造(改竄?)内閣>の眼目は、“新閣僚の徹底的な身奇麗さ”だそうです。なぜならば、事務所費など「政治とカネ」に絡んで新たに問題が発覚すれば、政権の崩壊につながりかねない危うさを抱えた中でのスタートだからです。


しかし、なぜか違和感があります。それは、コムスン疑惑など「安倍首相」自身も含めた「美しい国」のあまりのダーティーぶりに驚いた大方の国民が9/27の参院選で“安倍政権の美しい国はノン”だと言ったのに、未だに自信満々の安倍首相は自らのダーティーさに対する国民からのレッドカードは棚上げとした上で、汚れた閣僚&党三役らを他の“よりグルーミイ&ダーティー(gloomy & dirty)な脇役(=偽装右翼一派)”らと交代させるという露骨な身勝手ぶり(=国民一般の目線との更なる乖離、ピントはずれぶり)を露呈したからです。


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[2007-08-26付toxandoriaの日記/「美しい国」の先に見える「ゼロ貯蓄化シンドローム(1/4→1/3世帯)の恐怖、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20070826]へのコメント&レスの転載


toxandoria 『kaisetsuさま、記事紹介&TBありがとうございます。


小泉-安倍ら“偽装右翼”の恐るべき(そしてバカバカしい)ところは、ご指摘のとおり“PS理論-メディア・ポイント”でいう『自然/社会/経済・三元的差異共振世界』をまったく理解できない点にあると思います。更に、ご指摘のことから連想したのは、やはり彼らの“薄っぺらで歪んだ、通時的でも共時的でもないヴァーチャルでカルト的な歴史観”です。まるで、それは<出来の悪い>劇画かマンガの世界(当然ながら出来の良い、優れた劇画・マンガも日本には存在します!)です。


これはまったくの思いつきですが、いま『形態歴史学』というコトバが脳裏をよぎっています。


形態論(Morphology)といえば言語学、生物学(発生形態学)ですが、『形態歴史学』の理解を基礎とする“共感的”な形態政治学・形態経済学などの構想が可能であるような気がします。


もっとも、このような言葉は使わずとも欧州の人々は、このような意味で歴史を理解している訳です。当然ながら、欧州の歴史のプロセスでも原理主義とカルトの酷薄で悲惨な嵐は幾度となく吹き荒れました。が、それ故にこそ、彼らはその度重なる疾風怒涛で受けた苦難を現在の糧としているのだと思います。


アメリカの全てがそうだとは思いませんが、やはりカルト化した一部のキリスト教右派、アインランディアンらは決定的にこのような意味での歴史の理解を欠いています。この点は、ほとんど小泉-安倍ら日本の“偽装右翼”一派と同じです。そして、彼らは決して保守主義者の風上にも置けない狂信の輩です。


このようなことから、イタリア・トリノ生まれの歴史家カルロ・ギンズブルク(Carlo Ginzburg/1939〜 /ボローニャ大学から米UCLAへ・・・)に関心が向きつつあります。ギンズブルク自身は形態歴史学というコトバは使っていないようですが、その歴史観の骨組みからは“エクリチュールとテクスト、脳内表象、言語表象、フォークロア、異文化衝突、形態表象としての芸術・文化、ドキュメンテーションとアーカイブ、母性原理と法制、父性原理と戦争・市場原理主義・・・”などの斬新な概念が連想され、とても魅力的です。


今月末にはドイツのメルケル首相が来日します。恐らく<勘違いの内閣改造>で浮かれている『日本の与党(与太?)政治家たち(=偽装右翼一派)の軽薄さ』が見抜かれるはずです。』 (2007/08/27 21:02)


kaisetsu 『コメント、ありがとうございます。“偽装右翼”一派という表現は、ピッタリ、だと思います。


同じ着想から、岡林信康の歌について


2007.08.28 Tuesday
http://blog.kaisetsu.org/?eid=583977を書きました。また、コーヒブレイクとして、
YOUTube: 加川良 「教訓 I」 Kagawa Ryo 2007.08.28 Tuesday
http://blog.kaisetsu.org/?eid=583989


加川良 「教訓 I」は、傑作です。』 (2007/08/28 02:06)


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(参考1)


“安倍改竄内閣”の“改竄”の象徴 ← “kaisetsuさま”のブログ「http://blog.kaisetsu.org/?eid=583984」より転載


2007.08.28 Tuesday 【国内】 「帰って来た外相」町村伸孝、歴史歪曲など‘極右の悪名’〜韓日関係に影響も[08/27]
★:2007/08/27(月) 21:50:30  http://photo-media.hanmail.net/200708/27/khan/20070827184109.737.0.jpg


新任の町村伸孝(62)外相は小泉純一郎政権時代、外相を勤めて韓国国内にもおなじみの人物だ。今回の任命は自民党最大派閥と同時に安倍総理の出身派閥である町村派の会長として行われたと見られる。柔順に見える外貌と違い、極右・保守性向が強くて今後の韓国との外交関係にも少なからぬ影響が予想される。


実際、彼は2001年文部科学相在任時代、扶桑社の歴史歪曲教科書の検定を初めて通過させて韓・日教科書紛争を勃発させた張本人だ。外相だった2005年には韓国政府が慰安婦などに対する賠償要求などが盛られた対日政策新ドクトリンを発表すると「賠償問題は解決済みだ。歴史の歯車を戻そうとするのか」と強く反発したこともある。


これと同時にノ・ムヒョン大統領が「国民に差し上げる文」で小泉総理の靖国神社参拜を批判したのに対して「首脳どうし膝を突き合わせた時は言わないで、こんな形式で表現したことはとても残念」と主張、一触即発の危機まで駆け上った。 


彼はこれまで、日本総理の靖国神社参拜と関連、「総理が英霊に頭を下げることは当たり前の事」と言いながら参拜を積極支持して来た。東京大学卒業後、昔の通産省官僚出身で日本国内では税制・社会保障など政策通に分類される。1983年、議員バッジをつけてから、現在まで8選を記録している。共同通信は町村外相に対してひととき総理候補に期待する声もあったが、「人望がない」と言う指摘があったと伝えた。


ソース:daum/京郷新聞(韓国語)‘帰って来た日外相’町村、歴史歪曲など‘極右悪名’
http://photo.media.daum.net/group1/foreign/200708/27/khan/v17922130.html


関連スレ:【中国】 内閣改造・町村外相に警戒感を持っている模様だ [08/26]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1188217426/ 


(参考2)


[2007-08-26付yoxandoriaの日記/「美しい国」の先に見える「ゼロ貯蓄化シンドローム(1/4→1/3世帯)の恐怖]への“kaisetshuさま”からのTB内容(http://blog.kaisetsu.org/?eid=583745)の転載 


ミメーシスという概念の深い理解と創造性⇒Media Point 2007.08.27 Monday これから書くことは、長期の継続的な深い哲学的考察を重ねた上での理解を必要とする。


『toxandoria の日記、アートと社会』2007-08-26 「美しい国」の先に見える「ゼロ貯蓄化シンドローム(1/4→1/3世帯)


安倍政権が滑稽であるだけでなく危険でもあるのは、このミメーシスの意味を正しく理解していない(理解できないほどアタマが硬い)点にあります。


一般にミメーシスを単純な「模倣」と解することに大きな混乱と絶望と危機が在る。


ミメーシストと呼ばれたい。
2007.04.16 Monday


◆ミメーシスを深く理解することが芸術・芸術論の一つの大きな鍵である。ミメーシスは、見方によっては複雑で難解、また、非常に単純な行為である。但し、ミメーシスを単なる『模倣』とする訳語は間違っているので、これは辞書から削除するべきだ。ミメーシスは、模倣では無い。


◆ミメーシスは、例えば、朝顔が朝日に当たって一斉に咲くように、天上に向かって行為しているのである。個々の朝顔は、他の朝顔の『真似』をしているのではなく、朝日、太陽に反応しているのである。だから、模倣しているのではない。自立しているのである。一本でも咲くのである。


◆朝顔の花は、朝日に向かうが根は地中深く伸びるのである。


◆人間は、この自立した朝顔の花の共生・協働・ハーモニーに感動するのである。これが、 resonance である。


◆人間は、この朝顔の咲き誇る様子を見て、超越的な者の存在を感じるのである。この超越的な者の存在を感じて、感動するのである。


◆この感動を他者に伝える欲求から芸術が生まれるのである。つまりミメーシスである。だから、芸術は、「此処に無い」もを「此処に描く、見せる、感じさせる」行為であり、「虚構」である。しかし、この「虚構」こそ、「超越界」を指し示しているのである。


◆詩や禅語は、行間を読むことでミメーシスを目指している。絵画や写真は、心の心象を描き出すことで、感動を伝えようとする。演劇は、他者に自己が為る事で感動を伝えようとする。音楽は、心のリズムと音を伝えようとする。


◆プラトニック・シナジー理論では、単純に、(+i)*(-i)⇒+1 で表現する。
(以下、省略⇒ミメーシストと呼ばれたい。2007.04.16 Monday Media Resonance


 toxandoria氏が指摘されておられるように、安倍政権の愚弄的危険性や現実の国際政治で、現在の米国政権とヨーロッパ諸国との価値観に関する衝突の多くが、この「ミメーシス」に関する認識の相違に根差しているのである。


サブプライムのシステムは複雑だが、論点は明白。 + ABBA-S.O.S.
2007.08.23 Thursday
コメント欄(抜粋)


ところで、これは根の部分でアメリカ型社会哲学の問題に繋がると思います。具体的に言えばアメリカ型バイオエシックスの問題であり、言い換えれば、それは「無限定な自己責任論に基づくハゲタカ理論」です。


無知(バカ)な消費者(国民・市民)は淘汰されて然るべきという訳で、先進国中で唯一アメリカだけが「国民皆保険の原則」を放棄(無視?)していることにも繋がっています。


小泉、安倍らが代表する寄生政治家と御用学者らは、このことに気づきながら知らぬふりをきめこんでいるようです。


ここで、もう一度、ヨーロッパの社会(≒EU)がこの対極にある人間観(社会哲学)を持続させていることを自覚する必要があると思っています。


| toxandoria | 2007/08/23 7:43 AM | 

関連⇒ミメーシス  ブリュッセルとワシントンの対立 

このミメーシスの深い理解のためには、多くの価値観の対立と協調・共立を認め合う精神構造が不可欠であり、欧州は長い歴史的苦悩の中で文化として、この認識を育ててきた。やはり、アジアも長い歴史的抗争の中で、模倣の中の創造性、精神の個別・超越性と協調を深く認識してきた。


Japonesian Apocalypse:Trans-Modern Platonic Trans-Creation
Sun, August 26, 2007 19:27:31
自然ー社会ー経済三元的差異共振世界仮説


 PS理論によって、モダンを乗り越えるトランス・モダン世界の構築が可能になったと考えられるのである。


 とりあえず、自然/社会/経済三元的差異共振世界仮説としておきたい。


Media Point


 つまり、米国型の思想には、Media Pointという概念が希薄であり、欧州とアジアの文化は、この「Media Point」的な思考方法を非常に重要視してきたのである。さらに、PS理論は、これまで多くの哲学的天才が曖昧にしか表現できなかった「差異共立・差異共振」のメカニズムを数学的な精緻さで表現可能としたのである。


プラトニック・シナジー理論 by Google   模倣が模倣でない例(i*(-i)=+1)⇒古伊万里

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