メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2007/08/07 探偵学園Q (6)  2007/08/14


===================================================== 発行部数   25 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/08/07 (Tue) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 火曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル 探偵学園Q
局  名 日本テレビ系
放映日時 火曜22時
キャスト キュウ (神木隆之介)
 美南 恵(志田未来)
 団 守彦(陣内孝則)
 遠山金太郎(要 潤)
 天草 流(山田涼介)
 鳴沢数馬(若葉克実)
  七海光太郎(山本太郎)
 諸星警部(斉木しげる)
 ミス・ユリエ(奥貫薫)
 ケルベロス(鈴木一真)
原  作 天樹征丸
漫  画 さとうふみや『探偵学園Q』
脚  本 大石哲也
主題歌  FLOW「Answer」
 the brilliant green「Stand by me」

あらすじ  第六話 友情決裂? 明かされた秘密!!

 冥王星について説明する団守彦(陣内孝則)探偵。
 冥王星は、光あるところには現れず、影で言葉巧みに、人の心に入
り込み、悪意を増長する。そして完全犯罪の殺人計画を立て、クライ
アントの背中を押す。
 冥王星は、あくまで計画を立てただけで、実行するのはクライアン
ト。すなわち、冥王星は事件になんの痕跡も残さない。

 スクリーンに、ケルベロス(鈴木一真)とミス・ユリエ(奥貫薫)
の写真が写る。
 ケルベロスの写真を見て、「あっ」と声を漏らすキュウ(神木隆之
介)。

 団はみんなに謝る。冥王星は、かつて団が壊滅させたはずだったの
に、壊滅させきっていなかった。
 七海光太郎(山本太郎)が補足する。八年前、冥王星との決戦の時、
団はこのように傷つき、助手は命を失った、と。

 団は、今までQクラスのメンバーが関わった事件も、冥王星が練り
上げたもの。だからこそ、諸君を一刻も早く育て上げたかった。
 しかし、団の予想よりも早く、危機は迫っている。
 ここからは、断固たる信念が必要だ。出て行きたいと思っても、そ
れは仕方ないことだ。


 メグ・美南恵(志田未来)とカズマ・鳴沢数馬(若葉克実)は、怖
い。そんな組織を相手にするなんて、危険すぎるという。

 キュウはリュウ・天草流(山田涼介)に、冥王星のことを知ってい
たか問う。
 リュウは、知らないと答える。

 キンタ・遠山金太郎(要潤)は、何でそんな大事なこと、今まで黙
っていたんだ。やってられないよ、と出て行こうとする。

 呼び止めるキュウにキンタは、キンタ自身は自分の身を守れるから
まだいい。でも、キュウたちまで巻き込むなんて、許さないと言う。

 キュウの目の前に、ヲタクが現れ、キュウに、「メグたんの何者だ。
いつもメグたんのそばにいるの、わかってるんでぞ」し迫る。

 メグは、彼を見ると、「王子」と呼ぶ。メイド喫茶の常連。

 王子こと福永右近(山崎裕太)は、
 『福讐は永光の彼方へ。
  人よ、鉄讐を見せ、砲灯へ百見を合わせよ。
  ときはきた。彼が共にたたへ、散光が灯る方へ。』
 という変な手紙の件で、メグに相談していたのだ。

 それを見たカズマとリュウは、その手紙は、暗号文。しかも初歩的
な、と言う。キュウも同意。
 メグは、初歩的と聞いて、びっくり。

 キュウが解説。この手紙には、ダブっている文字が多い。その文字
をすべて消す。すると残った文字は、
 『福永の人、テッポウユリと共に散る』
 すなわち、福永家の誰かが死ぬってこと。

 リュウが、柑橘系の匂いがすると言って、ライターであぶる。
 すると、冥王星のマークが浮かび上がる。


 カズマはこの件から降りる。
 リュウはやる。これは宿命だからと言う。
 キュウもやる。冥王星は怖いけど、探偵があきらめたり、逃げたり
したら、事件は迷宮入りになってしまうからだ。
 メグも一緒に行く。

 福永家を訪ねると、右近の姉の福永朋江(西山繭子)が、出迎える。
朋江の名刺には、『院長代理』とある。
 朋江には医師免許が亡く、院長は父・福永左門(佐戸井けん太)。
もともと朋江は事務だけをやっていたが、不運な事故−−7年前、フ
グの毒にあたったのが原因で階段から転落し、下半身マヒになった−
−のため、寝たきりになってしまった。

 みんなでベッドの上の左門に会いに行く。
 その間、右近はずっとスナックを食べ続けている。

 朋江は、クリニックのことも、左門の身の回りの世話も、よくやっ
ている。左近の部屋もきれいに片付けている。

 そこに母・福永葉月(山口美也子)が現れる。
 葉月は、エキセントリックに、この家から他人は出て行くように言
う。訳の分からない手紙に振り回されて、と。

 リュウがこの手紙は、簡単な暗号。手紙の主はわざと気づかれるよ
うにした、と言う。

 鉄砲百合は福永家にゆかりのものという。
 右近が子供の時に書いた絵を見せる。そこにあった右近のサインは
『福氷』。
 左門が、右近の子供の時の癖、と言う。

 福永家を出た三人。
 キュウは、朋江の、左門に対する言葉遣いが丁寧すぎると言う。

 メグは、二人は血がつながっていない。両親は再婚同士で、朋江は
葉月の連れ子だったのだ。

 こんな時、キンタがいれば、情報屋の植村はるか(秋田真琴)に聴
けるし、カズマがいれば、パソコンが使えたのに、とメグ。

 三人はふと、福永家に隣接する植物園からの視線を感じたが、何も
なかった。

 でも、実はそこには、ケルベロス(鈴木一真)がいて、三人をじっ
と見ていた。


 その頃キンタは、はるかに、団の過去を探って貰っていた。はるか
は、団の過去の資料を少なくて大変だったけど、確かに団の助手は命
を落としている、と言う。
 助手の名前は連城暁(さとる)。突然銃で襲われ、犯人はまだつか
まっていない。
 その話を聞いたキンタの様子が変。


 懐中電灯を片手に屋根裏部屋を歩く葉月。後ろ手に包丁を持ってい
る。
 突然躓く葉月。足元に日本人形。

 葉月は懐中電灯を拾い上げるが、ナイフで刺されてしまう。


 翌日見つかった葉月の死体は、お人形のように飾られ、椅子に座ら
され、百合の花で囲われていた。

 福永家をチロチロと覗くケルベロス。
 ケルベロスに気づいたリュウは外へ駆けだし、植物園に入る。

 キュウがリュウを追いかけ、木の陰に隠れると、遂にケルベロスが
姿を現す。

 リュウが、今回の件もやはり冥王星の仕業かと問うと、ケルベロス
は、我々は指一本触れていない、と答える。

 ケルベロスは、キュウが会話を聞いているのに気づくと、賭をしよ
うという。
 もし、リュウが自分たちの計画をすべて見破るなら、ケルベロスは
おとなしくして、手錠を掛けられ、今までやってきたことを白状する。
 逆に解けなければ、仲間の前で、リュウが冥王星の正当な後継者で
あることを白状する、というもの。
 リュウは賭に乗る。

 リュウが冥王星の後継者と聞いてしまったキュウは、ショックを受
ける。


 葉月を呼び出した手紙を検討する。
 『今夜屋根裏部屋にて、あなたが福氷家で犯した罪について話があ
ります。』

 猫田刑事(星野源)が百合を持っている。
 でも、メグがこれは鉄砲百合ではなく、『高砂百合』だと教える。
両者は葉の形が違う。
 鉄砲百合なら、隣の植物園にもあるし、花屋でも簡単に手に入る。
でも、高砂百合となると、5キロ先の市立植物園まで行かなければな
らない。

 キュウはメグに、植物園の開園と閉園の時間を問い、瞬間記憶能力
で記憶していたメグは、9時から6時と答える。

 リュウが朋江に、葉月の犯した罪について聞くが、朋江は知らない。

 リュウは、右近なら知っているはずだと決めつけている。なぜなら
手紙に、『福氷』となっているからだ。
 右近は、そんなミス、誰でもするでしょ、と反論。

 キュウは、早まるリュウを止める。なぜなら、この手紙はパソコン
で打たれている。手書きなら勢いで間違うこともあるかもしれないが、
パソコンなら、『ふくなが』と打てば、『福永』と変換する。

 リュウは、怪しいと言っているのは、手紙よりもむしろ右近の態度。
わざと幼稚なふりをしている。

 キュウが止める。いつものリュウらしくない。いつものリュウなら、
もっと冷静に推理で解くのに、と。

 リュウは飛び出してしまう。

 キュウは、リュウを福永家の前で捕まえ、リュウが焦っているのは、
冥王星との賭が原因か?と問う。

 リュウは知らないふりをしようとしたが、キュウは聞いてしまった
という。

 開き直ったリュウは、自分は冥王星の正当な後継者。言いたければ、
団にでも警察にでも言えばいい、と言う。
 キュウは、リュウのことを信じていると言うが、リュウは簡単に人
を信じているなんて言うな、と反論。ある日気づいたら、自分を育て
てくれた祖父や回りの人々が、冥王星だった。
 冥王星は、祖父が作り、祖父は『キング・ハデス』と呼ばれている。
これは自分の宿命であり、自分自身で解決しなければならない、と。

 そこにメグが来て、二人が仲違いをしている場合じゃないでしょう。
力を合わせなければ、冥王星は倒せない、と言う。

 三人の様子を植物園から見ていたミス・ユリエ(奥貫薫)は、「か
わいい子」とつぶやく。そしてケルベロスに、あの子のせいでリュウ
とキュウを仲違いさせるという計画は失敗ね、と言う。
 フフフと笑うケルベロス。


 ミッションルームにいたカズマは、かんしゃくを起こしていた。

 そこにメグが電話してきて、カズマに調べて欲しいことがあると頼
む。
 でも、カズマは冥王星の事件には関わらないことにしているのだ、
と断る。


 結局、福永家に来て、パソコンを調べているカズマ。あの手紙がい
つ作成されたか調べている。

 カズマはファイルを見つける。『今夜屋根裏部屋にて』 
2007/07/27 03:05AM
 カズマは復元する。

 カズマは、「君ら、やっぱり、ボクがいなければ駄目だね」と自慢
げ。

 リュウは、このパソコンはいつも誰が使っているのか問う。
 朋江は、主に朋江が使っているが、時々右近や葉月も使うという。
 では、なぜこんな夜中に打っているのか?−−犯人なんだから、人
目に付きたくないのでは?

 メグは、自分なら夜中にやって疑われるよりも、昼間、ほかのこと
をやっている振りをして、こっそり作る、と言う。百合の件にしても、
犯人は昼間でもやれることを、夜やっているのだろう?


 亡くなった助手・連城の墓を探して歩いていたキンタの目に、団の
姿が見える。
 団は激しく咳き込み、血を吐く。

 驚いて駆け寄ってきたキンタに、団は自分に残された時間が少ない
ことを、Qクラスのメンバーには明かさないでくれと頼む。
 そしてキンタに、探偵にとって一番大切なものを問う。
 キンタが答えないと、団は推理力も大切だが、それ以上に大切なの
は、悪に立ち向かう勇気と正義漢だ。これは団や七海にも負けていな
い。そしてチームワーク。
 七海からの報告で、今みんなが冥王星と戦っていると聞いた。どん
な不測の事態が起きるかもしれない。その時にあの子たちを守ってや
れるのはキンタだけだという。


 メグがキュウとリュウに何か囁く。


 キュウがみんなの前で話す。今回の犯人の特徴は、昼間にやっても
おかしくないことを、敢えて夜やっている。手紙の件と言い、百合の
花の件といい。
 それはすなわち、そんな行動ですら、不審に見えてしまう人物なの
だ。

 キュウは朋江に、いつ左近の部屋を掃除したか聞く。
 一週間前、と朋江。

 メグは昨日と画集の並び順が違うという。昨日とモネとゴッホが逆
なのだ。

 キュウは、その人物は左門だと指摘。
 朋江は、左門は下半身麻痺だからムリだと言う。

 リュウはシャーペンを逆手に構え、突然左門に突き立てようとする。
 すると左門はサッと身をかわす。
 「これで決まりだ」とリュウ。

 左門は自力でベッドから立ち上がってみせると、葉月からこの家を
守るためだという。七年前、葉月は左門にふぐ毒を食わせた。
 でも、ふぐ毒というのは、全身を動かなくされるが、意識までは失
わせない。
 でもそれを知らなかった葉月は、左門の前で正体を現し、階段の上
まで左門を引きずっていくと、突き落とした。

 最初は確かに下半身不随だったが、こっそりと続けていたリハビリ
の成果で、一年ほど前から、歩けるようになっていた。

 決定的だったのが、葉月が右近のようなバカ息子に、この家を継が
せられないと言っているのを聞いてしまったとき。右近は、本当は頭
がいい子。馬鹿な振りをしているのは、葉月からもを守るため、と言
う。

 ではなぜ、右近に疑いが掛かるような手紙を?と問われた左門は、
右近への疑いは、じき晴れる。そうすれば、それ以降右近が襲われる
ことはなくなる、と言う。

 左門は歩いてワゴンのところへ行くと、水差しの水を飲む。

 キュウは、この計画は左門一人で考えたものではなく、左門に近づ
いてきた組織がありますね、と言う。

 左門はゴッホの画集を手に取ると、その中から携帯電話を取り出す。
その組織とはこの携帯電話だけで連絡を取っていた。自分が思う
に.....と話そうとしたとき、突然大量の血を吐いて倒れる。
 あの水が怪しい。


 ミッションルームに戻り、キュウはメグとカズマに、冥王星と思わ
せぶりな手紙。連絡は携帯でしか取らず、顔を会わせなかったこと。
あの水といい、何かが変、と言う。

 リュウが、左門に殺人計画を授けたのは冥王星ではない。携帯の置
き場所だが、あんなところでは、掃除の時、ばれてしまう。それに気
づいていたら.....

 4人はミッションルームを飛び出す。


 右近は朋江に、冥王星なら会って話すはず。それに右近のことにも、
左門が立てることも知っていた。なぜなのだと問う。
 すると台所から振り向いた朋江は振り向きざま、右近の腹を刺す。
 倒れる右近。

 そこに飛び込んでくる4人。
 朋江は包丁を手に、4人を追いかける。
 追い詰められた4人はこんな時、キンタがいないなんて、と困る。

 するとそこにキンタが現れ、女に手を挙げるなんて、ポリシーに反
するのだから、といいながら、朋江の手を押さえる。

 すると、「なら止めれば」といいながら、腹に包丁を刺したままの
右近が現れる。
 右近は腹から包丁を抜き、シャツを上げ、ズボンに挟んだノートを
取り出す。そのノートで実際には包丁が腹に刺さらずに済んだのだ。

 右近は「とうとう化けの皮はがしちまったな、お嬢さん」と朋江に
言いながら、変更を解く。

 現れたのは七海で、ついさっき右近と入れ替わったのだ。


 キュウが推理を話す。
 冥王星が計画を授けたのは、朋江に対して。おそらく朋江に、冥王
星の振りをして左門に近づくよう指示したのだろう。携帯の件は気づ
いても構わなかったのだ。左近の殺意を利用し、葉月を殺害した。

 がくりと膝をつく朋江。

 冥王星の振りをした手紙でキュウたちをおびき出した。なぜなら左
門が犯人なのだと、暴く探偵が必要だったからだ。

 朋江が告白する。葉月を殺したのは、1人になりたかったから。相
手の財産ねらいで結婚・離婚を繰り返す葉月。継ぎたくもないクリニ
ックを継がされて、親に振り回されているだけの人生から抜け出した
かったと言う。

 キュウは、人間は1人になってはいけないと言う。自分たちがそう
だと言いながら、リュウを見る。5人集まったからこそ、真相にたど
り着けた、と。

 右近が朋江に、精緻な朋江のクロッキーを渡す。そしてもっと早く
朋江の苦しみがわかっていたら、と言う。

 キュウは七海に、本当に自分たちがやっていることは、人を幸せに
するのだろうか、と問う。
 七海は、「探偵があきらめては事件は迷宮入りになる」といつもキ
ュウは言っているじゃないか。自信を持て、と言う。
 その心が、いつか誰かの助けになる、と。


 メグはキュウに、リュウと何かあったのかと問う。
 言いよどむキュウに、「もういい。話せる時がきたら、きっと話し
てよ」とメグ。


 万世橋でリュウは、ミス・ユリエに会う。
 ユリエはリュウに、仲間に告白しなくてよかったですね。ところで
決心は付きましたか?と問う。
 リュウは、決心が付いたので、おじいさんに会わせてくれ、と言う。


寸  評  原作では、最初のうちは、これほど冥王星はメインではなかった
ように思います。
 ドラマは少ない回数で、一定の結末を得たいということでしょうか?
 それとも、よくあるシリーズもののように、まだ、Qクラスは冥王
星をつぶせずに終わり、続く、ということになるのでしょうか?

 『金田一少年の事件簿』も、続き物でやりましたから、これも、最
終回でも冥王星は壊滅させられずに、続く、となるような気がします
が。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 立秋を過ぎて、ますます暑い日々が続いていますね。夜になっても気温が下
がらず、冷房の効きがめっきり悪くなりました。
 2003年のイヤな記憶がよみがえります。確かあの年も梅雨明けが遅くて、
その代わり、10月になっても、まだ半袖で十分なほど暑かったのです。
 今年もいつまで暑いのでしょうか?
 そういえば土曜日だか日曜日だかは、日本で一番涼しい年が那覇だったとか。
札幌でさえ、あとちょっとで猛暑日。
 暑さのせいか、先日ゆで卵をしようとして取り出した卵を気づいたときは割
っていました.....トホホです。(鈴木)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。