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タイトル:Daily Drama Express 2007/08/05 パパとムスメの7日間 (5)  2007/08/09


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/08/05 (Sun) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル パパとムスメの7日間
局  名 TBS系
放映日時 日曜21時
キャスト 川原恭一郎(舘ひろし)
 川原小梅(新垣結衣)
 大杉健太(加藤成亮)
 中嶋耕介(八嶋智人)
 川原理恵子(麻生祐未)
 西野和香子(佐田真由美)
 中山律子(森田彩華)
 桜木真一(高田延彦)
 国枝ひそか(佐々木すみ江)
 渡辺武志(江守徹)
原  作 五十嵐貴久『パパとムスメの7日間』
脚  本 荒井修子
     渡辺千穂ほか
主題歌  YUKI 「星屑サンセット」(EPIC レコード ジャパン)

あらすじ 第5話「だって、あたし、小梅なんだもん!」もう戻りたい7日目!嵐
の告白!3者面談

「電話、誰から?」
「会社の部下から」
「部下って誰?」
「中嶋……」
 容赦ない追及に恭一郎(小梅)(舘ひろし)は肩をすくめた。
「小梅、2階に行ってなさい!」
 ママ(麻生祐未)は声を張り上げて小梅(恭一郎)(新垣結衣)を
自分の部屋に行かせた。
「パパ」
 それからママは首を振って家にあがるように指図してきた。どうし
よう、ママはマジで怒ってる!

 ママはイヤリングを見せた。
「西野さんて人のなの?」
「ち、違うよ……」
「うそ!」
 ママはぜんぜん信じようとしない。ママ恐い……。こんなの未経験
だよ。恭一郎(小梅)は見たことのないママの恐い顔に震え上がった。
「会社で拾ったんだよ。警備室に届けようとして忘れてた」
「本当?」
「本当だよ。だから返して!」
 焦った恭一郎(小梅)はイヤリングを取り返そうとした。だけどマ
マはそれをよけるとテーブルの上にバン!と置いて鶏肉を買いに行っ
てしまった。

 西野さんて恐い女。あたしが仲良くしたから気を持っちゃって、す
ぐ実力行使に出てきたんだ。とりあえずその場はなんとかしのげたけ
れど、恭一郎(小梅)は困った。パパに相談しようか……。ダメ。御
前会議のことでも怒られそうなのに。あーっ、何で女子高生が不倫で
悩まなくちゃいけないわけ?とりあえずこのことはシカトだ。

 ママは鶏肉を買って帰ってくると、庭に飾られた鉢植えの数を数え
た。19個ある。

 小梅(恭一郎)に呼ばれて、恭一郎(小梅)は御前会議のことを話
した。正しいことを言ったと思っているし、中嶋(八嶋智人)たちも
張り切ってくれている。そう言うと小梅(恭一郎)は一応理解してく
れたけれど、やれ組織のルールがどうのこうのと小言を言い出した。
「知らないよ、そんなこと……」
 恭一郎(小梅)は理解不能な会社の理屈にうんざりしてきた。
「せめて身体が元に戻ればなあ。このままじゃ左遷は免れないかも」
 小梅(恭一郎)はため息をついた。
「そしたら高校出てすぐ働く」
 恭一郎(小梅)はしかたないのでそう言った。
「そんなこと言ってないだろう!」
「言ってるよ!」
 イライラが溜まる!そんなところへ律子(森田彩華)から伊豆旅行
のメールが来た。
「温泉てなに?」
 恭一郎(小梅)は小梅(恭一郎)に尋ねた。
「りっちゃんたちとの旅行だ」
 小梅(恭一郎)ははぐらかした。男と旅行だなんて言えるわけがな
い。
「このまま元に戻れなかったらあたしの人生終わったも同じだよ」
 このままおじさんのまま定年まで勤めた後は、盆栽くらいしかする
ことなくて10年後には死んじゃって……。
「そんなのいやぁ〜!人生の一番楽しいときすっ飛ばして、おばさん
になるどころかおじさんになっちゃうなんて最悪!」
 恭一郎(小梅)は絶望的な気分に落ちた。
「こうなったら、タバコも吸う、お酒も飲む。中嶋さんに頼んでホス
テスさんのいるお店も行ってやる!とことんダメオヤジになってやる
ぅ!」
「おい、落ち着け」
「健太先輩には会えないし、パパは会社のことでぶーぶー言うし!」
 恭一郎(小梅)が自棄を起こし始めたので、小梅(恭一郎)は必死
になだめた。

 夕食のとき、ママは両角先生(田口浩正)から3者面談に呼ばれた
ことを話してくれた。
「俺も行くよ」
 気になった恭一郎(小梅)はそう言った。
「だ〜い好きな会社があるでしょ。来なくていいわ」
 ママは拒絶してきた。西野さんのことをまだ疑っているらしい。小
梅(恭一郎)はホッとした。赤点だらけのテストを見られては父親の
沽券にかかわる!

 その晩、恭一郎(小梅)は小梅のヘアバンドをつけたまま寝室に入
ってしまった。
「それ、小梅のじゃない?」
 ママはびっくりしている。最近ドライヤーをかけたりひげも丁寧に
そったり……
「これが浮気のサイン?」
 ママはまたもや疑いの目を向けてきた。
「だから、西野さんとはなんでもないって!」
 恭一郎(小梅)はうんざりしてきた。

 翌朝、ママは面談に着ていく服を小梅(恭一郎)に尋ねてきた。が
恭一郎(小梅)が思わず答えてしまった。
「何でパパが知ってるわけ?若い子にレクチャーされてんですか?」
 またしても墓穴を掘ってしまった!小梅(恭一郎)と恭一郎(小梅)
は面倒にならないうちに出かけることにした。

 小梅(恭一郎)はグラウンドサッカーをしている健太先輩(加藤成
亮)を見かけた。
「若いのは朝早くから元気がいいな」
 健太先輩が自分に気づいて駆け寄ってきた。健太先輩は伊豆旅行の
ことを切り出してきた。
「そ、それは持ち帰って後で答えるということに」
 焦った小梅(恭一郎)は逃げ出した。

 会社では、レインボープロジェクトの新プランの会議が始まった。
2ヵ月後の発売に間に合わせるためには3日のうちにデザインの変更を
し、販路の確保も大至急しなくてはいけない。
(知らなかった。あたしものすごく無理なこと言っていたんだ。で
も……)
 恭一郎(小梅)は今さらながらに事の重大さを痛感した。中嶋たち
も途方に暮れている。

「5mlのボトルなら絶対売れるよ。頑張ろうみんな!責任は俺がとる」
 恭一郎(小梅)は中嶋たちを励まし、小梅(恭一郎)が用意してく
れたメモに沿って指示を出した。

 小梅(恭一郎)は試験前の追い込みに必死だが、律子や美佳(高山
侑子)は健太の最後の試合のためのミサンガを作ってあげないとダメ
だよと話しかけてくるので集中できない。

 恭一郎(小梅)はどうにも面談が気になるので、各所立ち寄りとい
うことにして学校へ向かった。メールでそのことを聞かされた恭一郎
(小梅)は何とか阻止しようとママに連絡して開始時間を繰り上げさ
せた。

 アル八(金八先生のアルミニウム版)こと両角先生は小梅(恭一郎)
が全教科赤点、順位は学年最下位の210位だと説明した。あまりのこ
とにショックを受けたママは眩暈を起こしてしまった。
「あたし、これから頑張りますし、追試も受けますから」
 小梅(恭一郎)はさっさと切り上げようとした。が、そのとき恭一
郎(小梅)が飛び込んでいた。

 結局恭一郎(小梅)も含めて面談をやり直すことになった。小梅
(恭一郎)は土下座をし、心を入れ替え、塾にも通うから留年だけは
勘弁して欲しいと時代劇まがいに頼んだ。アル八は最近小梅の様子が
おかしいと言い出した。まるで別の人格になっているかのようだと。
(アル八は感づいているのか?)
 小梅(恭一郎)は不安になった。
 すると、恭一郎(小梅)が機転を利かせ、小梅が事故のショックで
精神的に不安定になっているのではないかと思うと言い出した。
「仕事にかまけて娘のケアもできないとは父親として失格です」
 恭一郎(小梅)は泣き出した。アル八は泣き落としに弱いからだ。
小梅(恭一郎)も泣き始めた。案の定アル八は課題提出で留年を見計
らうようにすると言ってくれた。

「悪かったな、小梅」
 小梅(恭一郎)は謝った。
「高校の勉強って結構大変なのわかったでしょ?だから成績について
も多めに見てよね。それと元に戻っても課題はパパがやってよ」
 恭一郎(小梅)は笑った。グラウンドではサッカー部が練習してい
る。
「健太先輩、かっこいい」
 久しぶりに見た健太に恭一郎(小梅)は嬉しくなった。
「りっちゃんがミサンガのこと言ってたけど」
「うん。でもこの姿じゃ渡せないし、パパに渡してもらうのもイヤだ
し」
 恭一郎(小梅)の胸中は複雑だった。そのとき1人の女の子がミサ
ンガを健太に渡そうと駆け寄ってきた。恭一郎(小梅)はショックを
受け、その場を駆け出した。
「小梅!」
 小梅(恭一郎)は慌てて後を追った。

「元に戻りたい……」
「小梅、ミサンガはパパが渡すよ。ちゃんとかわいく愛想よくするか
ら」
 小梅(恭一郎)は心底すまないと思った。
「いい、自分で渡す。ミサンガは自分で渡したい!」
 恭一郎(小梅)は断った。

 恭一郎(小梅)は一生懸命ミサンガを作り始めたが、それを見たマ
マは驚いた。
「どうして、そんなもの?やっぱり西野さんという人と関係あるの?」
 ママはまたそのことを言い出した。恭一郎(小梅)はいい加減イヤ
になってきた。
「だって仕方ないじゃん、あたし小梅なんだもん。もうこんなのうん
ざりだよ!」
 恭一郎(小梅)は思わず怒鳴った。
「うんざりって、そんな風に思っていたの?」
 ショックを受けたママは声を出して泣き始めた。慌てて恭一郎(小
梅)は宥めたがママは泣き止まない。
「今日、何の日か覚えてる?」
 突然、ママが聞いてきた。何の日だろう?ママの誕生日?、結婚記
念日?いろいろあげたがママは泣きながら部屋を出て行ってしまった。

 恭一郎(小梅)が困惑していると、小梅(恭一郎)がストロベリー
フィールドの鉢植えを買ってきてちょっと頼まれてほしいと言ってき
た。
 恭一郎(小梅)は庭で泣いているママに近づいて言った。
「ストロベリーフィールドの花言葉は門出です。僕と新しい人生の門
出をしませんか?」
 ママの顔が見る見る笑顔に変わっていく。今日は20回目のプロポー
ズ記念だった。恭一郎は毎年ストロベリーフィールドを贈ることを欠
かさなかった。ある年は仕事で遅くなり真夜中に花屋を叩き起こして
買ってきたこともあった。
「ごめんね、心配かけて」
「やさしいことを言うのは隠し事があるから?」
「知ってるだろ、俺はそんな器用じゃないよ」
「あたしだって、そんな強くないわよ」
「俺にはママだけだから」
 パパはきっとこう思っているよ、恭一郎(小梅)はつぶやいた。

 恭一郎の携帯に中嶋から電話がかかってきた。小梅(恭一郎)は代
理ということにして出た。中嶋は販路の開拓がうまくいかず手のうち
ようがないと言う。
「会社、大変なんですか?」
 小梅(恭一郎)は心配して尋ねた。ところが中嶋は大変だけどチー
ムは恭一郎を中心にまとまっているという。みんな成功させようと頑
張っているし、初めて仕事が面白いと思ったという。
「父をよろしくお願いします」
 小梅(恭一郎)は思わず頭を下げた。
「立ち止まっているのは俺だけか、みんな動き始めている」
 小梅(恭一郎)は何も出来ない自分がもどかしくなった。

「どうしたら元に戻れるんだろうな」
 その晩小梅(恭一郎)と恭一郎(小梅)は真剣に考え始めた。隠し
通すのも限界に近い。
 そこへ小梅の携帯に健太からメールが来た。今小梅の家の前にいて
会いたいという。
「お願い、あたしの言うとおりにして」
 恭一郎(小梅)は小梅(恭一郎)に頼んだ。

 小梅(恭一郎)は風邪をひいていることにして、メールで話をする
と返事をした。健太が見上げると窓が開き小梅(恭一郎)が顔を出し
た。健太は手を振ってきた。小梅(恭一郎)は恭一郎(小梅)に言わ
れていやいやながらも精一杯の笑顔で手を振った。すると健太からメ
ールが来た。
「あの子からミサンガ、もらってないから」
「えっ? 」
 恭一郎(小梅)は驚いてすぐ返信した。
「そのことを言いに来てくれたんですか?」 
「催促するようでかっこ悪いけど、やっぱり好きな子からもらいたい
から」
(好きな子……)
 恭一郎(小梅)は胸がいっぱいになった。
「先輩の勝利祈りながら作ってます。もう少し待っててください」
 健太は手で大きく丸を作って答えた。
「伊豆旅行のことだけど、俺たちはやめにしよう。川原のこと大事に
したいから」
 恭一郎(小梅)は何も言えなくなってしまった。健太の思いやりが
あまりにも嬉しかったのだ。そんな恭一郎(小梅)の様子を見て、小
梅(恭一郎)は帰っていく健太に両手を振った。恭一郎(小梅)の思
いを届けたい、小梅(恭一郎)ははじめてそう思ったのだ。
「健太先輩……」
 恭一郎(小梅)は突然部屋の電気を消した。一言でいいから健太先
輩と話したい、早くもどりたい!
「健太先輩!」
 恭一郎(小梅)の思いを感じた小梅(恭一郎)は健太を呼び止めた。
 恭一郎(小梅)は携帯のライトを振ってずっと健太を見送った。
「早くもどりたい……」
「パパも早くもどって、自分の手でプロジェクトを成功させたい」
 翌朝恭一郎(小梅)は朝一番で学校へ行き、出来上がったミサンガ
を封筒に入れて健太の机にしのばせた。

 レインボードリームの販路開拓は難航した。恭一郎(小梅)も万策
尽きた状態でどうしようもなかった。すると加奈子(今井りか)がミ
ニッツマートが置いてくれると言い出した。中嶋は驚いた。昨日断ら
れたからだ。ところがミニッツマートは加奈子の父親が買収していた。
昨晩加奈子が御前会議の出来事を話したところ 、恭一郎(小梅)を
骨のある人物だと気に入り置くことをOKしたのだという。これでなん
とかなる!思わぬ救いの手に恭一郎(小梅)たちは盛り上がる。そこ
へ桜木(高田延彦)からの呼び出しがかかった。レインボードリーム
新プラン発表の御前会議が5日後に決まったという。

 そのころ、ひそか(佐々木すみ江)が川原家にやってきた。歌謡シ
ョーを見に来たついでに立ち寄ったのだという。ひそかはまた伝説の
桃をお土産に持ってきた。その伝説の話を聞こうとしたら、呼び鈴が
鳴り突然西野さん(佐田真由美)が現れた。驚く小梅(恭一郎)に西
野さんはママに話があると切り出した。


寸  評  健太との交際を快く思ってなかった恭一郎が、小梅のために精一
杯手を振って見送ってあげたところが印象的でした。小梅の気持ちが
わからないと思っていた恭一郎がようやく理解できたかなという感じ
です。さてそろそろラスト近くになってきましたが、春クールのドラ
マでラストの持って行き方が難しいということを実感しましたので、
今度はどうだろうかと思います。お互いのことを理解しあって元に戻
ったというだけでは物足りない気がします。今のところ恭一郎はテス
トで赤点とったりといいところなしですので、何かさすがはパパとい
うところがあったらいいのかなという気がします。

執 筆 者 けん()

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2. 編集後記
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 「ホタルノヒカリ」が面白いです。この枠、「anego」や「ハケンの品格」
など好評のドラマが多いですが、個人的にはさほど興味がありませんでした。
たぶん「ホタルノヒカリ」の場合はやはり主人公の魅力が話を面白くしている
と思います。働く女性というテーマだけででなくコメディとして楽しめる要素
があるからだと思います。(けん)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv/
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ID  :MM3E195F16414CD 
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