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タイトル:Daily Drama Express 2007/08/03 山田太郎ものがたり (5)  2007/08/09


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/08/03 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル 山田太郎ものがたり
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 山田太郎(二宮和也)
 御村託也(櫻井 翔)
 山田和夫(松岡 充)
 山田綾子(菊地桃子)
 一ノ宮校長(宇津井健)
 鳥居京子(吹石一恵)
  永原眞実(吉沢 悠)
 中井正美(大塚ちひろ)
 池上隆子(多部未華子)
 杉浦圭一(忍成修吾)
 山田次郎(鎌田晟裕)
 山田三郎(清水尚弥)
 山田よし子(村中暖奈)
 山田五子(吉田里琴)
 山田六生(渋谷武尊)
 山田七生(稲垣鈴夏)
原  作 森永あい『山田太郎ものがたり』
脚  本 マギー
主題歌  嵐 『Happiness』

あらすじ  第五話 灼熱!!浴衣デート

 成績優秀者の発表。ダントツは、山田太郎(二宮和也)と御村託也
(櫻井翔)。

 中井正美(大塚ちひろ)は、二人とも勉強している風がないのに、
いつ勉強しているのだろう.....と不思議がる。

 正美は池上隆子(多部未華子)を太郎の前へ連れてくるが、隆子は
逃げてしまう。


 担任の鳥居京子(吹石一恵)との個別面談に臨む太郎。
 京子は、太郎がどうして一年の時からずっと就職を希望しているの?
と問う。太郎の成績なら、どんな大学でも入れるのに、と。
 太郎は、進学する気は無い。うちはど貧乏で、と。
 京子は、自分にはそんなに信用がないのか、と問い、太郎は慌てて
違う、と言う。


 家で太郎は弟妹から、いろいろ頼まれる。
 収拾が付かないので、リストを作る。最後に『七夕をやる』も付け
加える。母・山田綾子(菊地桃子)の『軽井沢に旅行に行きたい』は
却下。


 京子との個別面談に臨む御村。
 御村の進学希望大学欄はブランク。
 進学するんだよねと問われると、まだ考えていないので、と御村。
 京子が、御村の成績にあった大学名を出すと、「じゃあそこで」と
気のない返事。

 京子は、御村に太郎のことを聞き、本当に貧乏なのか確かめようと
する。
 すると御村は、そんなに気になるなら、家庭訪問してみれば、と言
う。


 隆子は、正美とお茶を飲む。
 正美には家庭教師が三人付いていると言う。
 隆子は、抜け駆けなんてずるいという。

 でも、お互い彼氏がいないのは同じ。それだけは抜け駆け無し、と
約束する。

 そこに杉浦圭一(忍成修吾)が、正美を呼びに来る。
 正美は、仕事だと立ち上がる。クラス委員がクラスの代表として、
掃除をしなければならないのだ。

 正美は杉浦に文句を言いながらも、二人はじゃれ合うようにして、
学校へと戻る。


 太郎の家を訪ねる京子。まずはあばら屋にびっくり。
 座敷に通されると、太郎の弟妹達がじっと京子のカバンを見つめて
いる。
 でも、京子がカバンから取り出したものがハンカチと知ると、あか
らさまにがっかりする。

 京子が綾子に話しをしている間、ネギを刻んでいる太郎。
 京子が、お金が無くても、修学金があると言うと、太郎は奨学金は
返さなければならないじゃないですか、と反論。
 「金は借りるな、返せない」と唱和する弟妹達。

 京子は、返さなくてもいい奨学金もあるはず。だから調べておく、
と言う。
 その間も着々と TO DO をこなしていく太郎。

 山だけのパワーに圧倒される京子。


 学校で京子は、一ノ宮校長(宇津井健)に文句を言う。どうして太
郎の家が、あんな貧乏だと教えてくれなかったのだ、と。
 校長は、太郎は特待生で学費は全額免除されているのだから、何も
問題は無いでしょう、と言う。

 京子は、太郎はあれだけ成績優秀なのに、進学しないって、もった
いないという。
 校長は、果たして太郎が進学を希望しない理由は、それだけかと問
う。太郎が大学に、魅力を感じていないのではないか、と。そして、
若き助教授・永原眞実(吉沢悠)がやっているバイオテクノロジーな
んてどうかな?と勧める。


 太郎は御村と話していて、京子が突然家庭訪問に来たのは、御村の
差し金と知る。

 太郎は、御村に進学するのか聞く。
 御村は、どっちでもいい。自分には花があるからと答える。

 太郎は、バイオ−−野菜の栽培−−には興味があるが、今は家庭菜
園の方が大事、と言う。

 隆子は、太郎と御村には、自分の心を見透かされているような気が
して、その場から逃げ出す。


 京子は、職員室の自席で、バッチリとメイクをしている。
 体育教師・大崎新之助(福井博章)に、デートかと聞かれると、デ
ートではなく、永原に太郎のことを頼みに行くだけだと否定。
 でも、それじゃなぜ、お化粧直しを、と自問し、わけがわからなく
なる京子。


 今日も授業終了と同時に教室を飛び出す太郎。

 隆子が正美に、お茶していこうと誘うと、正美は今日も杉浦と学級
委員の仕事があると断る。

 その様子を見ていた御村は、何かを思いつき、ニヤリと笑う。

 歩いている隆子に、ハイヤーから声を掛ける御村。「送ってくよ、
お嬢様。どうせ暇でしょ」と。
 「そりゃ、暇だけど」と内心不服な隆子。

 執事・磯貝(綾田俊樹)が降りて、後部座席のドアを開ける。「ど
うぞ、お嬢様」

 車の中ではしゃぐ隆子。やっぱりお金持ちは違う、と。

 隆子は御村に、自分と付き合うという展開があるか問う。
 100%無い、と御村。そして男は金持ちでなければならないのか
と問う。
 そうだ、と隆子。自分の第一志望は玉の輿だから、と。
 御村が、もっと大事なことがあるんじゃないか?と聞いても、「や
っぱ、男しか思いつかないや」と隆子。


 海辺でバイトする太郎。かっこいいとお姉さん達から騒がれている。

 準教授・永原の部屋の前でためらう京子。
 部屋の中へ入ってもオドオドしたまま。
 永原から耳元で、「ここじゃあ、あれだから、実習室へ行きましょ
う」と囁かれ、ドギマギ。


 正美と杉浦は、大崎に、早く片付けろと怒鳴られている。


 永原は、特進クラストップの太郎が進学しないのは、京子の力不足
だと言い切る。
 京子が、だから永原の力を借りたいというと、まさかただで?と言
う永原。そして京子に、「ボクの嫁さんになりなさい」と迫る。
 冗談でしょ、と言う京子に、君がボクを嫌っているのは知っている
けど、ボクの顔から目を離せないと言い切る永原。
 そして、太郎に進学の意志がない限り、永原にはどうにもできない、
と言う。
 京子は逃げだし、その後ろ姿をニヤニヤと眺める永原。


 太郎はいとおしそうに給料袋を胸に抱く。


 京子はホウボウの大学へ行き、資料を集める。
 そして資料と手みやげを手に、太郎の家へと向かう。

 太郎は屋根を直し、庭の雑草をむしり、次々と TO DO を片
付けていく。

 京子がやってくると、弟妹達は七夕の飾りを作っていたところだっ
たが、京子の手みやげに釘付け。
 太郎は台所で忙しそうにしている。

 京子は大学には、太郎が思っているほどお金がかからないところも
ある、と言うが、太郎は大学へ行く気はないし、それにこれからバイ
トだと家を出て行く。
 京子は太郎の後を追う。

 太郎のバイト先はメッセンジャーボーイ(自転車での配達員)。弟
の林間学校のお金を稼がなければならないからだ。


 夜の山田家。
 弟の林間学校の費用も稼いだし、七夕の短冊にみんなの願い事も書
いて下げた。
 これで太郎の TO DO はすべて完了。

 長女・山田よし子(村中暖奈)の七夕の願い事は、『新しい服が欲
しい』。友達と遊びに行くからだ。
 太郎が冗談に、友達って、男の子?と聞くと、よし子は否定しない。
 大ショックを受ける太郎。

 綾子は太郎に、子供はすぐ大きくなる。太郎だって、ちょっと前ま
で庭を走り回っていたのだから、と言う。


 学校で太郎は、御村に、小四で男の子とデートなんて、と嘆く。
 御村が、まるで娘を嫁に出す父親のようだなと冗談を言うと、太郎
は本気で、嫁に行くなんて早い!と怒る。

 御村は、よし子はかわいいから、早く嫁に行くかもしれないという。

 太郎が、小四の女の子が着た衣服って?と聞くと、御村は隆子にで
もきけばいいと言う。
 太郎は、隆子には.....と言うと、御村は、太郎は気づいていない
んだという。

 隆子は、太郎と御村が、何を話しているのか気になる。


 菜園の作業中も、太郎を意識してしまう隆子。

 太郎が隆子を見ているのは、なんと聞いていいのか思い浮かばなか
ったからだ。

 校長は、おじゃま虫だからと言って、離れた椅子に座る。

 太郎は思いきって小四の妹が、好きなことお祭りに行きたいと言う
けど、何を着ていくのか、わからないと相談する。
 隆子は、浴衣じゃないか、と言う。

 太郎は、ありがとうと、隆子の手を握る。
 隆子は太郎の笑顔に吸い込まれてはいけないと心を強くする。

 太郎は、浴衣っていくらぐらい?と聞く。
 デパートで買うと、一万円ぐらいじゃない?と隆子が答えると、太
郎は倒れてしまう。

 隆子は、緊急避難と、後ろへどく。


 太郎は、杉浦が捨てに行こうとした、応援旗に目を付ける。
 杉浦は譲らないと言うが、正美がいいでしょと、杉浦から取って、
太郎に渡す。
 太郎は、ありがとうと杉浦をハグする。
 変な気持ちに襲われる杉浦。


 帰宅した太郎は、応援旗を広げる。
 そこには一面に大きく文字が書かれていて、何とか浴衣に仕立てた
が、着たいとは思えない柄になっている。


 隆子は、太郎の笑顔に吸い込まれそうになる自分を戒める。

 隆子は母・池上まりあ(柴田理恵)に、子供の頃の浴衣を出して貰
う。
 それを前に苦悶する。


 山田家にノック。
 太郎が出ると、隆子で、浴衣を渡す。
 お礼を言う太郎に、いらないから持ってきただけと言う隆子。
 太郎は思わず隆子をハグし、隆子は逃げる。


 浴衣を着せて貰うよし子。
 ますますもてちゃうでしょ、とみんなから冷やかされる。


 京子は御村に、太郎の大学進学は、御村から説得してくれた方がい
いのでは、と頼む。
 御村は、太郎は大学へ行けないのではなく、行く必要を感じないの
だ、と指さす。

 太郎は、綾子や弟妹達と、お祭りに向かっている。その中には、浴
衣を着たよし子もいる。
 太郎はよし子に、隆子にあったら、よくお礼を言うように言う。

 太郎は御村を見つけると、一緒にお祭りに行こう、と誘う。

 よし子の周りに集まる男の子たち。
 中の1人が、よし子に金魚を渡し、太郎は、あれが彼氏か!?と焦
る。

 お祭りに来ていた隆子は、どうしても太郎を見てしまう。

 隆子に気づいた太郎は、みんなと一緒にお礼を言う。

 よし子が隆子に、太郎の恋人かと聞き、否定する隆子。

 弟が太郎に、「もう一仕事あるよ」と駆けてくる。
 それは輪投げ。

 一等の品物を見た太郎は、DVDプレーヤーなんてもらっても、ど
うしようもないだろう、と言う。
 でも、みんなが欲しいのは、三等の大玉スイカ。

 太郎は一回だけと言い、100円払って、三本の話を受け取る。

 一投目、二頭目は、近くまで飛ぶものの、三等の棒には引っかから
ない。

 太郎はコールの中、三投目を投げようと構える。

 すると御村が、さっとその話を受け取ると、気軽に投げ、三等をゲ
ットする。

 みんなうれしそうに大玉のスイカを抱える。

 太郎の七夕の願いは、『みんなが笑って過ごせますように』だった。


寸  評  太郎にハグされた人の反応が変です。
 ここまできて、実は太郎は人間ではなく、天使だったんです!なん
て、なんかの映画のような落ちになるんじゃないでしょうね。

 それにしても、なんで太郎の家族は、あんなに太郎にばかり負担を
掛けているのでしょう。小学生なら、お金を稼げなくても、もっと家
事ができるでしょう。それに、母・綾子も、ドラマを見る限り、身体
が弱いようには見えないのですが。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 『牛に願いを』−−地味なドラマだと思っていました。でも、結構核心を突
いたドラマかもしれないと思い始めています。
 今まで、牛乳などを口にしながら、できるだけ、それがどのようにして生産
されたかを考えないようにしてきました。
 生まれた仔牛をかわいいと言う生徒に対して、『牛は経済動物』。すなわち、
ペットではないので、名前ではなく番号で呼び、愛情を抱かない。

 また、レタスを潰すのも心が痛みますが、牛乳を捨てるのは、もっとひどい
と思います。
 中国の有害食料の問題もですが、食料は、経済だけでは語れない側面を持っ
ています。
 せっかく食べられる状態になったものを、捨てずに済む方法は無いものでし
ょうか。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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