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タイトル:Daily Drama Express 2006/12/06 14才の母 (9)  2007/07/24


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/12/06 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 14才の母
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 一ノ瀬未希(志田未来)
 三井マコト(河本準一)
 一ノ瀬忠彦(生瀬勝久)
 一ノ瀬加奈子(田中美佐子)
 波多野卓(北村一輝)
 遠野香子(山口紗弥加)
  桐野智志(三浦春馬)
 桐野静香(室井滋)
脚  本 井上由美子
主題歌  「」

あらすじ  第九回 出産・命を賭けた24時間

 一ノ瀬未希(志田未来)は母・一ノ瀬加奈子(田中美佐子)に電話
する。出産予定日より、まだ一ヶ月も早い。もう生まれるのかもしれ
ない。

 未希は、心配する週刊誌の記者・波多野卓(北村一輝)を、「家族
が来ますから」と断る。
 でも波多野は未希のあまりに苦しむ姿に、「こんなところで生まれ
たら、赤ん坊も、周りも迷惑だろう」と言って、タクシーを止め、産
院へ連れて行く。

 波多野は産院で未希をおろし、そのタクシーにそのまま乗っていく。
車内に未希のシステム手帳が忘れられていて、波多野は智志とのプリ
クラ写真が貼ってあるのを見る。


 データを取ってみると、陣痛が始まっていて、一ヶ月早いけど、自
然分娩をすることになる。
 心配する加奈子に、2000g 無い未熟児だろうけど、34週を過ぎて
いるから、自力で生きられる可能性もあると女医・的場春子(高畑淳
子)。

 駆けつけた小学生の弟・一ノ瀬健太(小清水一輝)は、「おじさん」
と言われて、ショックを受ける。

 春子は帝王切開の可能性も考慮に入れる。


 波多野は自席で未希の手帳を見る。
 まだ桐野智志(三浦春馬)親子の所在は不明。


 苦しむ未希に加奈子は、最後のワガママを聞いて開けると言う。赤
ん坊が生まれたら、忙しくてそれどころじゃないから、と。

 未希は担任の遠野香子(山口紗弥加)に、生むときは知らせると言
ったから、電話して欲しいと苦しい息で言う。


 柳沢真由那(谷村美月)は遠野に、公立に転校したいという。
 遠野はせっかく復学したし、両親も卒業させたいと思っているのだ
から、考え直したらと言う。

 でも柳沢は、自分はまだ立ち直っていない。もう一度同じことをす
るかもしれないと言う。
 その時、同僚教師の原田和明(井原健哉)が、一ノ瀬の家からの電
話を伝える。


 仕事を早めに切り上げた一ノ瀬忠彦(生瀬勝久)がやってきて、加
奈子の時に比べて、未希の顔色が悪すぎると心配する。


 遠野は、校長や教師達に、今日、未希が出産だと伝える。そして生
徒にも伝えるべきか聞く。
 校長は、職員会議を開き、生まれてくる子をどう受け止めるべきか
話し合う、と言う。今、我々は試されている、と。


 波多野が桐野家を訪ねると、土地家屋は売りに出されていた。


 春子は、未希は大学病院で帝王切開することにする、と言う。多分、
胎盤早期剥離が起きている。これは予測不可能で、誰にでも起こりう
ること。子供が仮死状態になることもあるので、小児科の設備が整っ
たところへ搬送する必要がある。もちろん未希の命に危険がないわけ
ではない、と。

 未希の命を心配する忠彦に対して、加奈子はキッパリと、「お願い
します」と言う。

 搬送する救急車には、春子と両親が乗り込む。一緒に行きたいとぐ
ずる健太は、マコトが預かる。


 職員会議では、こんなことは嬉しそうに報告すべきではない。生徒
達が忘れるようにすべきだという意見が多い。
 遠野は、果たして忘れさせることができるのでしょうか、と言う。

 そこに未希の同級生達が入ってきて、未希の状態を聞く。今日、入
院したと聞いたから、と。
 遠野は反対を押し切り、未希は予定より少し早いけど、出産の予定
と答える。


 救急車の中で未希は、お腹の中の子が生きているか聞く。
 春子は、本当のことを話す。まだお腹の中の子は元気だけど、胎盤
がはがれかけている。完全にはがれてしまうと、胎児は死んでしまう
ので、その前に手術して取り出す、と説明。

 未希は、本当のことを言ってくれた礼を言い、将来のことを考えた
という。医者になりたい。何歳になるか分からないけど、お金を貯め
て、学校に行き直す、と言う。

 病院へ着き、手術室へ運び込まれる未希。

 手術室前のベンチに座り、忠彦は、「未希、がんばれ」としか言え
なかったなんて駄目だ。未希は今まで十分に頑張ってきたのに、と言
う。

 加奈子も、未希に、「最後のお願い聞いてあげる」と言ってしまっ
た。本当に最後になってしまったらどうしよう、と言う。未希は本当
に智志に会いたかったのだろう。あれ以来一度も、彼の名を口にして
いないという。

 忠彦が、静香の名刺のところに電話するが、使われていない。

 忠彦の脇を、波多野が通る。
 つかみかかる忠彦に、未希の手帳を返しに来ただけだと、波多野。

 忠彦は、未希を産院に運んでくれた礼を言うと、智志の行方がわか
らないかと問う。未希は全力を掛けてお腹の子を守ろうとした。その
子が助からないかもしれないから、せめて、と。
 波多野は、会わせないと決めたのに、コロコロと変わる。腹の据わ
らない人だな。どうしてそんなに甘いんだ、と言う。
 忠彦は、それは親だからだ。子供のためにできることは、なんでも
やりたい、と言う。


 忠彦はタクシーに乗っている。


 1人待つ加奈子の前に、遠野と真由那が、クラスの有志達が未希に
書いた色紙を渡す。もちろん、未希の出産を受け入れられず、書かな
かった子たちもいるが。
 それでも充分です、と頭を下げる加奈子。

 遠野は、どうしてもというので同行させましたと、真由那を紹介す
る。
 真由那も一緒に待つ。


 健太はマコトに、どうしてあんな痛い思いをしてまで生むのかとい
う。
 マコトは、みんなそうやって生んで貰ったと答えるが、健太はもち
ろん分かっている。でも未希はバカだ、と言う。
 マコトは、バカだから応援したげなければ、と言う。


 忠彦は車中で、未希の手帳を見る。

 場末のアパートの201号室にたどり着く忠彦。ノックするが反応
はなく、暗い部屋の中に怪しい揺らめき。

 ドアのノブを触ると、あく。おそるおそる部屋の中にはいると、髪
がボサボサの老女が、散らかった部屋の中に座り込んでいた。

 部屋のドアが開き、智志が入ってきて、誰何する。

 その声に振り返った顔は−−別人のように老け込んだ静香。


 −− 人生が楽しいなんて、誰が言ったのでしょう。痛み、苦しみ、
悲しみ。人生にはつらいことがいっぱい、いっぱいある。それなのに
なぜわたしは新しい命の誕生を待っているのだろう[加奈子]

 −− お母さん、わたしはよかったと思うよ。14年生きてきて。
赤ちゃんができたこともよかったよ。[未希]


 帝王切開で胎児は取り出される。生きている。
 未希の止血ができない。


寸  評  最近、出産しても母子とも健康に退院できることが、当然になり
すぎている気がします。でも、もともと出産に当たっては、病気での
手術同様、命に対して、多大な危険が待ち受けていることを覚悟すべ
きではないでしょうか。出産すると決めるとき、あるいはそれに伴っ
て命を落とす危険もあるということを考えている人がどれだけいるの
でしょうか。
 って、子供を産んでいないのに、こんなこと言ってはいけないのか
もしれませんが。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 現在の志田未来を、『探偵学園Q』で見ていると、半年前のこのドラマでは、
まだ幼さがあるな、と思いますね。
 でも、この子も大変な役が多いですね。先生からいじめを受け、いい加減な
父親と同居し、妊娠・出産、いじめで自殺。
 今回の探偵は、まだ人生経験、ましな方でしょうか?でも、中学生で死体を
大量に見るのもいいとは言い難いですね。(鈴木)

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