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=================================== 走りに自信ないライダー必見!一目置かれるライテク術 Vol.6 by セイジ =================================== 世の中の全てのライダーが、 幸せで安全な“ツーリングライフ”を送れることを願っております・・・。 ---------------------------------------------------------------------- ■目線の重要性 こんにちは、セイジです。 今日はライディング中の「目線」について考えてみましょう。 バイクと目線は非常に密接な関係にあります。 みなさんの中にも、こんな経験をしたことはありませんか? ①道路を走っていたら、前方に小枝が落ちていた。 「避けよう、避けよう」と思っていたら、結局その小枝を踏んでしまった。 ②雨天でのカーブ、 ちょうどバイクがトレースしていくライン上にマンホールがあった。 雨でスリッピーなはずなので、「避けよう、避けよう」と思っていたら、 結局マンホールの上を通過し、一瞬バイクが滑って怖い思いをした。 ③右カーブに入る時、カーブの出口が気になり、 そちらを確認しながらカーブに進入したら、 知らないうちにセンターラインぎりぎりまでバイクが寄ってしまい、 対向車にぶつかりそうになった。 上の例はいずれも、目線が大きく関係しています。 不思議なものでバイクという乗り物は、目線を合わせた方向へ進もうとします。 つまり、①と②の例は、前方の障害物に気をとられ避けようとするあまり、 その障害物を凝視した(目線を合わせた)結果、避けるべき障害物を避けること が 出来ず、結局その障害物へ突進してしまった例です。 また③の例は、巷(ちまた)にあふれる「ライテク本」を信じすぎた結果、 出口に目線を早く合わせすぎ、 カーブに入る前から内側へと寄ってしまった例です。 確かに既出の「ライテク本」では、「カーブ出口を見よ」と書かれています。 これはこれで、間違いではありません。 カーブでは出口に目線を向けることで、バイクは面白いように狙った位置へと 曲がってくれます。 しかしながら、「曲がり始めるきっかけとなる場所」より早くから、 つまりバイクがまだカーブに進入する前からカーブの出口を見てしまうと、 ③のようなライン取りとなり、 結果的にそのカーブをクリアする時間が長くなるばかりか、 非常に危険極まりないライディングとなってしまうわけです。 では、どのような視線がライディングに適しているのでしょうか。 それは、「漠然と全体を見る」のです。 これには、多少の訓練が必要かもしれません。 なぜなら、人間の物を識別する視野というのは、 目線を合わせた位置を中心に上下左右1.5°程度しかないからです。 それゆえ人間は気になる対象物に、どうしても凝視してしまうのです。 しかしながら「漠然と全体を見る」能力が備わると、 一瞬のうちにして、あらゆる情報が目に入ってきます。 その中には、道路に落ちている小枝も、スリッピーなマンホールも、 道路に散らばる砂利なども、情報としてちゃんと入ってきます。 「漠然と全体を見る」=「目線を合わせない」 =「避けるべき障害物が避けられる」 という方程式となります。 次に、この方程式を積極的に逆手にとってやりましょう。 カーブを「スパッ」と小気味良く、 そして安全かつメリハリをつけてクリアするには、 「正しいライン取り」が必要になってきます。 この「正しいライン取り」の最初の行動こそ、 「曲がり始めるきっかけの場所」を正確に探しだし、 その場所で「正しくバイクの向きを変えてやる」ことなのです。 先にも述べたように、 バイクというものは目線を合わせた方向に進みやすい乗り物です。 ですからカーブに入る時は、 この「曲がり始めるきっかけの場所」を漠然と全体を見ながら探し出し、 そして「ここだ!」と決めたら最後、 今度はそこ一点をしっかりと凝視してやるのです。 凝視した「曲がり始めるきっかけの場所」でバイクの向きを変え、 カーブに進入したら今度は、自分の抜けて行きたいカーブ出口に向かって 目線を切り替えていくのです。 こうすることで、「しっかりとしたブレーキング」「安定したコーナリング」 「思い切ったアクセルオン」が可能となり、 見違えるほどメリハリのついたライディングになること、請け合いです。 みなさん、今度のツーリングでは、是非この「目線」に注目してみてください。 ================================== 編集・発行:ツーリングライダー セイジ mail@touringriders.com ================================== ■編集後記 なかなか梅雨が明けませんね。 今日は仲間とツーリングに出かける予定だったのですが、 朝からの雨で中止です。(残念) せっかく夏休みに入ったのに、子供たちも空が恨めしいかもしれません。 こう考えると夏って短いですね。 あなたはこの夏、どこにツーリングに行きますか? |