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===================================================== 発行部数 25 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2007/07/07 (Wed) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.水曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 水曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル ホタルノヒカリ 局 名 日本テレビ系 放映日時 水曜22時 キャスト 高野誠一(藤木直人) 雨宮 蛍(綾瀬はるか) 手嶋マコト(加藤和樹) 三枝優華(国仲涼子) 二ツ木昭司(安田 顕) 山田早智子(板谷由夏) 神宮司要(武田真治) 原 作 ひうらさとる『ホタルノヒカリ』 脚 本 水橋文美江 主題歌 あらすじ 第一回 恋愛するより家で寝てたい…干物女が恋をした!? −− ずっと昔、遠い夏の記憶。おばあちゃんちの縁側で見つけた 小さな蛍。 おばあちゃんが言った。蛍はきれいな水と流れる川、豊かな 自然がないと生きられない。 夏が来ると、あの日自分の手の中にいた小さな蛍を思い出す。 小さな小さな、今にも消えてしまいそうな、はかない小さな光。 建設会社に勤める雨宮蛍(綾瀬はるか)。 会社では、テキパキと仕事をこなす蛍。 インテリア部門では、女性社員の方がよく仕事をしている。 夜、部署の女性達は、女性社員のコンセプトが先方に気に入られた という部長・高野誠一(藤木直人)の言葉に感激し、おしゃれな店で、 乾杯。 だが、その席に蛍はいない。仕事が終わると、まっすぐ帰宅したの だ。 山田早智子(板谷由夏)は、きっと蛍は彼氏と会っているのだろう。 みんなも頑張って、『干物女』にならないように、と釘を刺す。 干物女−−仕事が終わったら、まっすぐ家に帰る。会社では一件華 やかに装っているが、家ではジャージに着替え、髪はちょんまげにま とめ、尻などをかきながら、つまみ片手に、1人で缶ビールを飲む。 休日はどこにも出かけず、家でゴロゴロ。野良猫やテレ ビ相手に、独り言。抱き枕なぞを抱きしめていて、恋などには縁遠い。 まあ、我が社にはいないと思うけど、と早智子が言い、そこに今夜 の合コンの相手が入ってくる。ガテン系。 その頃蛍は、まさに自宅で干物女を満喫していた。 −− ジャック・カランによれば、この世に女という者は存在しな い。女という者を明確に定義づけることは難しく..... と1人心の中でつぶやく高野。 高野は妻と別居することにした。 引っ越しの手伝いに来た経理部次長・二ツ木昭司(安田顕)は、高 野の荷物が少ないことに驚く。 高野は、残りは全部妻に渡した。実家帰れば、一通りのものがある し、と言う。 二ツ木は、自分も一人暮らしだから来ないか?高野は根がさびしん ぼだから、一人暮らしは無理なのでは、と言う。 タクシーで実家へやってくる高野。 玄関の鍵を開けると、大量の婦人靴が散乱している。 家の中は、ひっくり返されたように、物が散乱している。 縁側を覗くと、新聞紙の下に人!?−−生きている?死んでいる? 昼寝から起きた蛍は、いつものように起き上がるが、高野の姿を見 つけ、慌てて挨拶する。 でも、あまりの容貌の違いに、高野には彼女が蛍だとわからない。 蛍は、高野は実家を出て、奥さんと二人、高級マンションに暮らし ているのでは?と言う。 高野は、よんどころない事情で、実家で暮らすことにしたという。 高野は、なんでこんなに散らかっているのだと怒る。 食卓の上、高野の前には、緑茶の2リットルのペットボトルがドン と置かれている。蛍はビールを飲んでいる。 高野は、何で昼間からビールなのだという。 喉が渇いたから、と蛍。 コップはないのか?と高野。 あるけど、と蛍。 高野は、お茶はコップで飲みたい、と言う。 高野は、会社でのテキパキした蛍はどこへ行ってしまった、と言う。 蛍は見られてしまったから言うけど、家ではいつでもこう、と言う。 場所を座敷に移し、高野はここ実家で一人暮らしするので、出て行 ってくれと言う。 蛍は、この家は高野の実家かもしれないが、今は蛍が住んでいる。 奥さんに追い出されたのなら、新しく住むところを探さなければね、 と言う。 高野は、なおも蛍に出て行くように言うが、蛍はそんな子供のよう な駄々をこねないでください。賃貸借契約もあるのだから、と箸袋を 取り出す。 それは蛍が、居酒屋で意気投合したおっちゃん・ボーノ−−高野の 父親−−と拇印を押して、約束したもので、 『貸して』 by 蛍 『いーよ』by ボーノ 『いつまでも』 by 蛍 『いーよ』by ボーノ というような言葉が書かれていた。 ボーノは海外へ行ってしまって、いつ戻ってくるか分からない。 行くところがない高野に、使っていない部屋がある、と案内する蛍。 そこは高野が実家にいたとき使っていた部屋だ。 蛍は一週間だけ、そこに住まわせてあげる。会社には、高野がマン ションを追い出されたことは黙っていてあげるから、と言う。 蛍は片付けることもなく、1人くつろいでいる。 朝、会社に颯爽と出勤する蛍。 神宮司要(武田真治)が理想的な女性『すてき女子』について語っ ている。家でもしっかりし片付けて、きれいな恰好をして、お華など を習って自分を高め.....と。 蛍は、自分のことかと一瞬勘違いするが、神宮司が言っていた女性 は、三枝優華(国仲涼子)のこと。 みんな、手嶋マコト(加藤和樹)が戻ってくるからと、化粧直しに 余念がない。蛍が来る前に、デザイン室にいて、ロンドンへ異動し、 賞を取った。イケメンで才能がある。しかも寡黙なところがまたいい、 と。 マコトを知らない蛍は、別に化粧直しをするでもないので、会議室 のセットアップを引き受ける。 大量のお弁当を持って歩く蛍を、手伝ってくれる若い男性。 いつもこういう雑用を引き受けているの?と問われた蛍は、雑用と は思っていない。みんなが気持ちよく仕事ができることが大切と言う。 実は蛍が狙っていたのは、余った弁当。余った弁当二つを、しっか りと抱えて会議室から出てきたが、手伝った男が誰か、わからない。 高野がマコトとを紹介。その男性が手伝ってくれた人だった。 マコトを見た蛍は、ああいう男をイケメンって言うんだ。ちょっと ワイルド入っているし、確かにみんなが狙うのも分かるねぇ、と批評 家のよう。 早智子に、狙っているんなら一緒に歓迎会やる?と言われたが、パ スする蛍。 高野が帰宅。食卓の上には、昼の残りの弁当。 風呂から上がった蛍は、髪をちょんまげのように縛ると、ビールを 出して飲み、テレビを見て、テレビに相槌を打つ。高野の話なんて、 聞いていない。ビールを飲むときは、「いいだきマンモス」と言う。 会社でいつも通り仕事をこなす蛍。 でも高野は、ずっと蛍のことを考えていて苛つき、仕事にならない。 帰宅した高野は、この家にずっと住むことにした。だから一週間以 内に、出て行くようにと、蛍に言う。会社の上司と部下といえども、 男と女。同じ家に住んでいるのはまずい。 気にしませんけど、と言う蛍に、別居中の妻に知られたら大変だ、 と高野。 翌日、蛍はパーティー会場の最終チェックへ行き、チェックを終え ると、座り心地良さそうな椅子を見つけたので座ってみる。 あの家、気に入っていたのに.....と最初に訪れたときのことを思 い出しているうちに、いつのまにか居眠りしてしまっていた。 蛍は男にキスされて目覚める。 男はマコトでこの椅子をデザインし、気に入ってくれてありがとう と言う。そして携帯が鳴っているけど、と。 蛍が携帯に出ると、高野からで、蛍が室内干しした洗濯物に行く手 を阻まれて、自室にたどり着けないのだが、と言う。 蛍は、急いで帰りながらも、「手と手をつなぐのはフォークダンス。 頭と頭を触れるのは頭突き。唇と唇は.....キス!?」とつぶやきな がら動揺している。 早智子がパーティーに出ていると、蛍からSOSの電話。「今世紀 最大の事件が起きまして、ここは山田姐さんに.....」と言うが、早 智子は明日のオープニング・パーティーのスタッフと飲み会の最中で、 スタッフの外人男性たちとご挨拶のチューをしている。 −− わたしがしばらく恋愛から遠ざかっていた間に、世の中のキ スの基準が変わってしまったのかもしれない。今や世の男というもの は..... 蛍が帰宅すると、高野が玄関に仁王立ちで、「遅い!」と怒鳴る。 ボーッと帰ってきた蛍は、「世の中の男というものは、誰にでもキ スするものでしょうか」とつぶやいてしまう。 高野は、早く自分の行く手を阻む洗濯物を、片付けるよう命じる。 慌てて駆け上がる蛍に、「靴ぐらい脱げ」と高野。 靴を脱ぎ捨てて上がろうとすると、「靴ぐらい揃えろ」と高野。 揃えて上がろうとすると、「服に付いたほこりを払え」と高野。 服のほこりを払って、やっとのことで上がった蛍が、洗濯物を回収 していると、「男が誰にでもキスするわけではない。惚れた女にしか しない.....少なくともわたしは」と高野。 やっとのことで自室にたどり着く高野。 洗濯物と共に自室に駆け込んだ蛍は、ノートに『キスした女−>惚 れてる女』と書く。 それから妄想の世界に入ると、自室でレイを首に掛け、ハワイアン ダンス。 ノートには更に、『−>私のこと』と書き加えられている。 高野が風呂に入ろうとして脱いでいると、蛍がやってきて、脱衣所 のガラス戸の外から、「あのー」と声を掛ける。 慌てて脱いだ服を着ながら返事する高野。 蛍は、マコトの携帯番号を聞く。 だが高野は、マコトが六本木に行くと言うから、バーに二名分の予 約を入れたけど、当日予約で大丈夫だったかな。でもマコトは慣れて いるだろうから、今頃彼女とよろしくやっているだろう、と言う。 服を着終わって、高野が脱衣所のガラス戸を開けると、蛍はいない。 その頃蛍は自室で、ノートの前言に大きくバツを付けて、『慣れて いる−>遊ばれた(怒)−>私』と書き直す。 枕を抱え、怒ってのたうち回っていた。 オープニングパーティーが華やかに始まる。 蛍はマコトのことが気になる。「誰と行ったの?わたしにキスした 後、その有名なバーに」と内心怒っている。 すると、「夕べはごちそうさま。本当は先輩のわたしがおごらなけ ればならないのに」との声が聞こえる。声の主は優華。「おめーかよ」 と内心突っ込む蛍。 「いや、誘ったのはボクですから」とマコト。 優華がキャラモカを入れに行ったとき、じっとマコトを見ていた蛍 は、振り返ったマコトと、目が合う。 早智子は、マコトは優華よりも、押しの強い早智子のようなタイプ に弱いはず。週末当たり、攻めてみようかな、と言う。 蛍は、昨日居眠りしてしまった椅子を眺める。 帰り道、「マコト!マコト!」との呼び声に振り向くと、それは大 型犬の名前。 蛍はコンビニで、大量の菓子パン、おつまみ、スナック、カップラ ーメンなどを買い込んで、帰宅。 洗濯物を干そうとしてやめ、縁側に上がって鳴いているネコを脅す。 散らかったままの座敷をそのままに、縁側で団扇の上に、するめで 『マコト』と書いて、グジっとしている。 高野が帰ってきて、どろぼうでも入ったのか!と怒鳴る。今日はい つにもまして散らかっている。これは引っ越しに向けて悪戦苦闘した 跡か、と怒鳴る。 蛍は、これが当たり前だと答える。 高野は、服、新聞、漫画が取り散らかったのが、当たり前か。六缶 パックのまま冷蔵庫に突っ込まれたビールが普通か。 パックから出し、全部正面を向けて.....と高野は説明するが、蛍 は放っておいてください、と言う。 高野は、まだ二十代なら、今頃寝る間も惜しんで、デートに行って いるはずだろ、と言う。 蛍は、このスタイルが楽で気に入っている。この縁側が一番気に入 っている。自分にとって、一番居心地のいい場所。だから絶対出て行 かない、と怒鳴る。 携帯に優華から電話があり、ジャージのまま飛び出していく蛍。 ジャージのまま高級バーに飛び込み、酔った優華に声を掛ける。 優華はマコトに振られてしまった。マコトはオープニングパーティ ーの前日、キスをしてしまった人を好きになった。でも、その人はサ ッサと帰ってしまって、どうしたらいいかわからないので、相談に乗 って欲しいと言われた、と言う。 内心、「わたしか!?」とつぶやく蛍。 優華は、「これから来る」と言う。 蛍は、「何が!!」と聞く。 「マコト君」と優華。 「マコト君!?」と慌てる蛍。 優華の携帯が鳴り、店の前でマコトがタクシーを降りたという。そ して蛍の恰好を見てびっくりし、「町内会で運動会でも!?」と聞く。 バーテンも、「その恰好ではちょっと」と言う。 優華は思い切ってマコトに、好きと言ってみると言う。1人、グジ グジとお酒を飲んでいるなんて、自分らしくない。たとえ片思いでも、 恋は自分を輝かせるもの、と。 蛍は、自分のシャツのシミ、膝にあいた穴を見る。 遂にマコトがやってきて、蛍は何とか身を隠して、バーから抜け出 す。 そして夜の街をトボトボと歩く。 意気消沈したままの蛍が帰宅すると、縁側に腰掛けていた高野が、 突然、「一緒に暮らそう。わたしと一緒に暮らそう」と声を掛けてく る。高野は甚平を着ている。 「ここは君のお気に入りの場所なんだろ。出て行きたくないんだろ。 二人で暮らそう」と高野。 「部長、いいんですか?奥さんに顔向けできないって、女と暮らす わけにいかないって」と蛍。 「いや、君を女と思っていないから。君が出て行ってから、考えて みたんだ。君が気に入っているというこの生活スタイルに、女らしさ や潤いはなく、君は干からびている。女として終わっている。よって 君と暮らしても、なんの問題もない。そうと決まったら、早速不地理 暮らし要領を作ろう」と高野。 「待ってください。わたしは干物女かも知れません。でも、恋はす るんです。恋をしてしまったんです!」と蛍。 寸 評 蛍の生活、よーっくわかります。会社でバリバリやっていても、 一人暮らしの家に帰ったら、だらーっと、すべてから解放されたい気 持ち。 でも、高野のように箸の上げ下ろしまでうるさそうな人との同居は、 今更無理!と感じてしまうのですが。 確かに、突然恋に落ちてしまうこともあると思いますが、人がいる にも関わらず、独り言としてしゃべっちゃいますかねぇ。 それと、いくら気楽な恰好で一人暮らしを堪能しているとしても、 門の外に出るときは、着替えると思うんですがねぇ。あれじゃ、買い 物にも行けないと思います。 まだ第一話だというのに、高野との同居が決まってしまっていいの でしょうか。 それと、蛍の思う人は、ずっとマコト?それとも、どこかで、高野 に恋してしまう? 執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- このところ、天変地異と言いたくなるような災害に、日本列島は襲われてい ますね。天からは、台風に伴う大雨で、各地が水浸しの大災害。地からは地震。 原子力発電所の安全基準を上回るほどの規模の直下型地震だそうで、こちらの 放射能の状態も怖いものがあります。 月曜日の11時過ぎに東京で地震に遭った時は、かなり大きかったけど、縦 揺れと横揺れの間に時間があったので、すこし遠いかなと感じました。また、 茨城当たりが震源地?というぐらいの感覚でいました。丁度、東武線が止まっ たという掲示も出ていましたので。 まさかそれが新潟で震度6になっていようとは、ニュースを見るまで想像も しませんでした。 この日の余震は夜半過ぎまでしつこかったですね。(その先は寝てしまった ので、続いたのかもしれませんが) 様々な災害で被害に遭われた方々が、一日も早く元の生活に戻れますように、 と祈ります。 また、今回無事だったところも、いつ何時、どんな災害が襲ってくるかもし れません。 気を抜かずに、備えあれば憂いなし、といきたいところです。(と言っても、 喉元過ぎれば熱さを忘れるで、天災は忘れた頃にやってくる状態になるのが常 ですが)(鈴木) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |