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タイトル:Daily Drama Express 2006/11/22 14才の母 (7)  2007/07/03


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/11/22 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 14才の母
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 一ノ瀬未希(志田未来)
 三井マコト(河本準一)
 一ノ瀬忠彦(生瀬勝久)
 一ノ瀬加奈子(田中美佐子)
 波多野卓(北村一輝)
 遠野香子(山口紗弥加)
  桐野智志(三浦春馬)
 桐野静香(室井滋)
脚  本 井上由美子
主題歌  「」

あらすじ  第7話お金で未来は買えますか?

 妊娠届けを書く一ノ瀬未希(志田未来)。夫の名前欄で、筆が止ま
る。でも、書類を書き上げ、押印し、母子手帳を貰う。


 −− 未希、あなたに赤ちゃんができたと知って、三ヶ月が経ちま
した。
    驚き、とまどい、悩み、この100日余りは、平凡に生きて
きたわたしたち家族には、想像を絶する過酷なものでした。わたした
ちは沢山のものを失い、多くの人が去っていきました。
    でも、未希、あなたは小さな命に突き動かされるように、生
むことを選びました。お母さんは未希のとなりを歩いていくことにし
ました。これから訪れるであろう、大きな障害を乗り越えるために。

 一ノ瀬忠彦(生瀬勝久)は異動になった。

 未希は、小学生の弟・一ノ瀬健太(小清水一輝)の手を引いて歩く。

 担任の遠野香子(山口紗弥加)が未希を訪ね、学校は一年間の休学
になったという。
 未希は、みんなが受け入れてくれるのか。子供を育てながら学校に
通えるのか、と悩む。

 遠野は、未希はまだ義務教育中の身。従って、未希が学校へ通いた
いかどうかではなく、親や教師には通わせなければならない義務があ
る、と言う。でも、学校としても悩んでいる。子育てをしている生徒
をどう受け入れるか、と。しかしあと一年あるのだから、今焦って結
論を出さなくてもいい。ゆっくり考えるように、と言う。


 加奈子は忠彦に、桐野静香(室井滋)から送られてきた書類を見せ
る。未希が今後一切、桐野智志(三浦春馬)と関わりを持たないとい
う誓約書。はんこをつけば、慰謝料二千万円を払うという文面。
 忠彦は、相手の言うなりになることはない、と突っぱねる。

 この一件は、智志には話さず、静香一人でやったこと。静香は業績
悪化する前に、この件を片付けたいらしい。


 未希は母親学校に参加する。講師は看護師で助産婦でもある百瀬。
 まずは自己紹介。ドキドキしながら済ませる未希。

 クラスが終わった後、百瀬は未希に、若くても、父親がいなくても、
未希さえしっかりしていれば大丈夫。
 でも、お金のこととは考えておいた方がいい。これだけはごまかし
がきかないから、と。
 ハッとする未希。


 静香が一ノ瀬加奈子(田中美佐子)が持ってきた誓約書を見るが、
署名捺印はない。
 加奈子は、まだ生まれる前に、一生のことを決めるわけにはいかな
い、と言う。
 静香は、生まれたらもめるでしょう。それとも慰謝料の額が不満?
と言う。

 加奈子は、慰謝料はいらないと言う。
 静香は、これだから専業主婦は甘い、と言う。
 わたしだって働いている、と加奈子。
 静香は、働いてるったって、パートでしょ。いつだって辞められる
じゃない。でも、静香は自分が働かなければ、息子共々路頭に迷う、
と言う。甘くなければ、14才の娘に子供を産ませるなんてこと、許
すわけ無いでしょ、と言う。

 加奈子は、自分だって、娘にはちゃんと学校を出て、就職し、幸せ
な結婚をして欲しい。でも、娘は幼いながらも生むと決めた。加奈子
は娘の決意を支えるしかない、と言う。

 静香は、自分の息子は、まだ子供。親が守ってやらなければならな
い、と言う。そしてそんなご立派なお嬢さんなら、三木さんにお渡し
ください、と書類を渡す。

 加奈子は、今は大事な時期でと断るが、静香は、矛盾しているでし
ょ。自分で決められると言ったり、無理だと言ったり、と言う。


 桐野智志(三浦春馬)に声を掛ける週刊誌の記者・波多野卓(北村
一輝)。
 どうしてつきまとうのかと問われ、波多野は、智志は現代の日本の
姿。子供を作れるってことは、肉体は一人前と言うこと。なのに生活
は母親に守られ、自分じゃ何もできない。そして一部始終を見届けて
記事にする、と言う。


 未希は、おじ・三井マコト(河本準一)の店へ行き、母親学級に参
加したという。
 今度、妊婦仲間を連れてこい、とマコト。
 未希は無理だという。みんな年も離れているし、旦那さんと一緒に
来ているから、と。

 未希は、自分でも働けるところ、あるかな、と聞く。今までは親の
用意したご飯を食べていたけど、この子が生まれたら、そうもいかな
いから、と。
 マコトは偉いと言った後、現実は厳しい。マコトも高校中退だけど、
当然高卒や大卒に比べて、働ける場所は少ない。そして同じ仕事をし
たとしても、貰える給料は少ない。今まで何度も腐ったという。


 担任の遠野香子(山口紗弥加)が生徒たちに、未希の一年の休学を
教える。もう未希がこのクラスで学ぶことはない。そして未希の言葉
を伝える。

 柳沢真由那(谷村美月)が久保田恵(北乃きい)に、未希から借り
たままの教科書を返しておいて欲しいと、渡す。
 渋々引き受ける恵。


 未希は帰宅途中、恵に会う。恵は教科書を渡す。
 家に上がっていったら?と言う未希を、恵は断る。そんなことをし
たら親に怒られる。
 彼氏とは?と恵。
 会っていない。どうせ父親にはなれないのだから。やっぱり恵の言
うとおりだった、と未希。
 恵は、未希のお腹が大きくなったら、触らせてねと言う。


 誓約書を見せられた未希。
 加奈子が『認知』について説明する。
 忠彦が、これはあくまで向こうの要求であり、未希がイヤなら、サ
インする必要はない。もし子供が将来、父親の認知を欲したら、裁判
も起こせると言う。

 未希は、智志が学校に通っていると知ると、誓約書にサインすると
いう。加奈子が、父親がいないということは、大変なことだというが、
未希は智志も父親がいないけど、真っすくだ。だからこの子も、と言
う。

 忠彦が未希に一つお願いがあると言う。
 誓約書にサインしても、慰謝料は断りたい。この金額は確かに大金
であり、子供にとっては欲しい金かも知れない。でも、未希と子供は、
忠彦が養う。静香のように大金は稼げないかも知れないが、家族で協
力して育てた方が、きっと子供のためにもいいだろう、と。

 未希は、自分にもお願いがあると言う。父親がいないということは、
母親の自分が稼がなければならない。だから、お金を稼ぐ方法を教え
て欲しい、と言う。
 忠彦は、いいよと答え、でもまずは身体に気をつけ、元気な子を産
むことが、今の未希の仕事という。

 未希は泣きながら、署名する。その字は震えている。


 忠彦が朝、桐野家を訪れると、出てきた智志は、静香はすでに出勤
したという。
 語尾が曖昧な智志に忠彦は、男なら語尾までしっかり話せ、と言う。

 出直すという忠彦を呼び止める智志。
 忠彦は、これは智志に関わることでもあるので、預ける。なお、慰
謝料は要らないと伝えておいてくれ、と言う。

 書類をそっと見る智志。


 加奈子が勤めるファミレスに、また波多野が来る。
 関わらないでという加奈子に北野は、今日は大雪になるかも知れな
い。未希もお大事に、と言う。
 加奈子が見上げると、青空。


 智志が静香に、未希に書かせた誓約書を問いただす。
 静香は、何事も時機を逸してはいけないと言う。
 智志は、こんなこと、頼んでいない!と怒る。
 その背中に静香は、「あんただけは失いたくないのよ」と言う。


 未希は百瀬に、この間のアドバイスの礼を言う。仕事をすること、
真剣に考えます、と。

 百瀬は、とても若いときに子供を産んだのだが育てられず、手放し
た。もう母親と名乗ることはできないが、未希だけは後悔しないよう
に、と言う。


 智志は一ノ瀬家を訪ねるが、チャイムが押せない。


 母親学級から戻るバスの中から、未希は陸橋に立つ智志の姿を見つ
けるが、止まったバス停では、降りられない。

 バスが動き出すと、未希は窓を開けて、智志に呼びかける。
 気づいた智志は陸橋の反対側へ行き、手を振り返す。

 未希がバスから降りて歩き出すと、雪が舞い始める。
 そして未希は腹痛を覚え.....遂に倒れる。

 未希を遠巻きに見る通行人たち。


 女医・的場春子(高畑淳子)の産院に寝かされる未希。
 加奈子が付き添っているが、忠彦も駆けつける。

 春子は、未希は安定期に入っているが、子宮の収縮による腹痛があ
り、あまりいい兆候ではないので、早めの入院も視野に入れるべきだ
という。これからは、精神的負担を掛けないようにしなければならな
い、と言う。

 加奈子は、誓約書のこと、黙っていればよかった。加奈子が突っぱ
ねればよかったと後悔する。

 忠彦が大雪の中、飛び出していく。


 静香は智志の部屋に飛び込むと、早く身の回りのものを詰めるよう
に言う。グズグズしていたら、債権者が押しかけてくる。早く身を隠
さなければ!と。


 波多野のところに部下が飛び込んでくる。静香の会社が不渡りを出
した。負債総額8億。


 忠彦が家から飛び出してきた静香に、誓約書を返してくれと言う。
 今、それどころではない、と静香。

 忠彦が、未希が大変だと言い、立ち止まる智志。

 でも、智志は静香に引っ張られ、ハイヤーに乗り込み、ハイヤーは
走り去る。


寸  評  遂に静香の会社が不渡りを出し、静香は債権者から逃れて身を隠
すことになりました。

 でも、この展開って、ずるいですよね。静香は生まれてくる子を智
志に認知させないとしているのですが、静香や智志側の状況を変える
ことによって、その意志を返させようとしている。純粋に静香の考え
方を変えるべきだというのならば、同じ状況のまま、未希や胎児、そ
の他の人の行動や考え方に静香が感化される、ということにしなけれ
ば、メッセージ性は弱まると思うのです。
 これでは、静香がそのまま会社の社長で、リッチな生活をしていた
ら、子供の認知はあり得ないのか、ということです。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 今のお昼仲間は、海外ドラマ好きが多いです。でも、わたしは何となく海外
ドラマが苦手で。まず、顔と名前が識別できない。主役ぐらいは分かるとして
も、ほかは外人の顔はみんな似たり寄ったりに見える。しかも名前が、覚えら
れない。
 もともとカタカナが苦手で、だから世界地理も苦手でした。

 今、一番見やすい海外ドラマは、『デスパレートな妻たち』ですね。これは、
人物の顔と名前が一致して、また、ストーリーもちょっとうざいけど、あるあ
る!と思えて、親しみを感じられます。
 逆にいまいち乗り切れていないのが『24』です。残念!!(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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