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===================================================== 発行部数 25 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2007/06/26 (Tue) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.火曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 火曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 花嫁とパパ 局 名 フジテレビ系 放映日時 火曜21時 キャスト 宇崎愛子(石原さとみ) 宇崎賢太郎(時任三郎) 三浦誠二(田口淳之介) 岡崎安奈(滝沢沙織) 金山初音(西原亜希) 神田竜太(忍成修吾) 槙原環 (白石美帆) 鳴海駿一(小泉孝太郎) 犬飼美奈子(和久井映見) 脚 本 いずみ吉紘、小川智子 主題歌 「」 あらすじ Final 娘に贈る歌… 母・陽子からの手紙の出だしは、 『愛子へ この手紙を読んでいると言うことは、わたしはもうこの世にいな いと言うことでしょう』 で始まっていた。 宇崎愛子(石原さとみ)は続きを読まず、封筒に収めると、犬飼美 奈子(和久井映見)に返し、1人になりたい。まだ心の整理がついて いないと言う。 三浦誠二(田口淳之介)は父・誠造に促され、タクシーに乗る。 父・宇崎賢太郎(時任三郎)は家に帰ると、愛子の手を引っ張る。 確かに一人きりになるのはつらい。でも、寂しそうにしている愛子を 見ている方が、もっとつらい、と言う。 賢太郎は愛子を車に乗せると、三浦の実家まで連れて行く。 三浦に、賢太郎のために愛子と結婚できないとはどういうことだと 問う誠造。 母・房枝が、愛子は賢太郎を1人にしておけないということなのよ ね、と言う。 三浦家の門の前に愛子と賢太郎が立っている。 誠造の入院のために、玄関から門へと歩きながら、誠造が、愛子を 嫌いなわけではない。だが、自分の代で店を潰すわけにはいかないと 話し、三浦も店を援助してくれるという見合い相手と結婚して、店を 守るから暗視手してと言う。 このやりとりを聞いてしまう愛子と賢太郎。 愛子は三浦に何も言わずに、賢太郎に帰ろうと言う。 車中で愛子は、三浦の家族を悲しませることの方が、もっとつらい から、と言う。 賢太郎は愛子の仕事を応援する。 職場で岡崎安奈(滝沢沙織)から、三浦がわけのわからない女と結 婚してもいいのか!と問われ、愛子は三浦さえ幸せになってくれれば、 愛子自身も幸せという。 賢太郎は医学事典で心臓バイパス手術について読んでいる。 愛子が三浦と別れたと言っても、賢太郎にとって、もはや三浦は息 子のようなもの。 三浦と房枝は医者から、誠造の手術には生命の危険も伴うと言われ る。 プレゼンは結局トパーズ社(室長の鳴海駿一(小泉孝太郎)の父親 の会社)の勝ち。 自分のアイディアでは駄目だったんですね、と謝る愛子。 鳴海は、プレゼンには負けたけど、自分たちはこの企画で頑張った。 負けたけど不思議とプライドは傷つかなかった。むしろ戦いは独立し てから。1人だから、と言う。 愛子がついていくと言うが、鳴海は、愛子は大切な人たちに囲まれ ている。ついてきたらその人たちを全部捨てることになる。愛子にそ んなことはさせられない、と言う。 賢太郎が相変わらず美奈子のカフェで医学事典を読んでいると、三 浦がやってくる。会社で整理しなければならないものがあったので、 そのついでに、寄ってみた。誠造は大丈夫、と言う。 賢太郎は、気休めだけどと言って、三浦にお守りを渡す。 帰宅した賢太郎は、三浦に会ったことを話し、誠造の手術の日、愛 子も休めないかと聞く。 いよいよあと1時間で誠造の手術。 誠造は、四年ぶりに会ったのに、こんなことになって、店のことも、 と三浦に謝る。 ロビーで考えている三浦。 愛子と賢太郎がやってくる。 三浦は、小さいときから父には期待されていなかったのに、こんな ことになって、父が倒れなければ、店を継ごうなんて、考えなかった だろう。早く結婚して、賢太郎のような温かい家庭を築きたかった。 愛子となら、それができると思った。 誠造のように店を守っていける自信もない、と愚痴る。 賢太郎は、三浦が一番大切だと思うことは何だ?と問う。愛子と結 婚することか?温かい家庭を作ることか?店を守ることか?と。 三浦は、誠造の命、と答える。 賢太郎は、それなら誰と結婚しようが、店をどうしようが、人の生 命に比べれば、何でもない。賢太郎自身なんて、それを乗り越えてき たんだぞ、と言う。 二人のやりとりを、車いすに座った誠造と、それを押していた房枝 が聞いてしまう。 誠造が三浦に、店を継がせない、と言う。そして賢太郎に、これほ どまでに息子を愛してくださって、と礼を言い、愛子と結婚させてく ださいと頼む。 三浦は、店を兄には継がせないでください。大きな人間になって、 店を継ぎますから、その時まで誠造が店を守ってください、と頼む。 誠造は手術室に運ばれ、三浦、房枝、愛子、賢太郎が待つ。 やがて手術は終わり、医師は、誠造はICUに移した。もう大丈夫 だと言う。 室長室に鳴海とチーフの槙原環(白石美帆)がいる。 鳴海は、父・俊彦に、プレゼンでは負けたけど、いつかあなたを乗 り越えてみせる、とメールを送る。 鳴海は環に、独立に際して、愛子は誘わなかった。1人で頑張る。 次の室長には環を推薦しておいた。女子と部下の関係ではなくなった ら、今までよりいい関係になるかもしれない、と言う。 環は、ライバル関係になるかもしれないと言う。 俊彦からの返信。 いつも鳴海の仕事を見ていた。いつか自分を超えろ、と書いてある。 美奈子のカフェで、愛子は賢太郎に、今までずっと賢太郎の一番大 切なものは、亡妻・陽子だと思っていて、それを奪ったのが愛子自身 だと思っていたので、陽子の手紙を読めなかった、と言う。 買い物に行ってくるという美奈子を、愛子は呼び止め、美奈子も家 族のようなものだと思うから、一緒に聞いてと言って、陽子からの手 紙を読み始める。 『愛子へ この手紙を読んでいると言うことは、わたしはもうこの世にいな いと言うことでしょう。 お母さんらしいこと、一つもしてあげられなくて、ごめんね。で も、どうしてもあなたを生みたかった。あなたに会いたかったの。 わたしは元々心臓が悪くて、結婚どころか、人を好きになること にも臆病になっていた。 そんなわたしを、美奈子はよく外へ連れ出してくれて、大学のキ ャンパスで、初めてパパを紹介して貰ったの。 パパは曲がったことが嫌いで、不器用だけど、温かい人だった。 わたしの身体のことを知っても愛してくれたの。だからパパが結婚し ようと言ってくれたとき、うれしくて泣いちゃった。 わたしはパパに抱えきれないほどの幸せを貰ったの。その一番の 幸せが愛子、あなたよ。 だからあなたを授かったとき、不安はあったけど、生みたいって 思ったの。パパはすごくつらかっただろうけど、それはわかってたけ ど、あなたはわたしがパパを愛した証だから。 だから二人で何度も話し合って、最後にパパが生もうと言ってく れたときは、嬉しかった。 愛子という名前は、二人で決めたの。パパはみんなから愛される ように愛子って名付けたって言うけど、わたしはみんなを愛せるよう にって、愛子と名付けたの。 愛子はもうすぐ結婚するんですね。 きっとあなたも心から愛せる人と巡り会えたんでしょうね。 もし悩んだり、くじけそうになったら、迷わないでパパに相談し て、愛子が結婚して、新しい家族を作っても、パパはずっとあなたの 味方でいてくれるはずだから。それはわたしが保証する。 家族の絆を強く持って、助け合って生きていってね。 どんなに遠く離れていても、わたしたちは家族よ。あなたはわた しとパパの大切な宝物。愛子を生めるわたしはすごく幸せ。後悔なん てしていないからね。 愛子、身体にだけは気をつけて。それとパパに伝えて。わたしを 愛してくれてありがとう。賢ちゃんを愛せて、しあわせだったよ』 愛子も賢太郎も美奈子も泣いている。 愛子は賢太郎に、子とつだけお願いを聞いて、と言う。 賢太郎と愛子は河原でキャッチボール。 愛子は賢太郎に、「今まで育ててくれて、ありがとう。お父さんの 娘でよかった」と言う。 取り損ねて落ちたボールを三浦が拾い、「行きますよ、宇崎さんの お父さん」と声を掛ける。 「『お父さん』でいい。君のお父さんになるよ」と賢太郎。 三人でキャッチボール。 「急に馴れ馴れしくして」と賢太郎は三浦に言う。 一年後。 三浦と愛子の結婚式が執り行われる。 披露宴も終盤となり、挨拶を求められた誠造は、二人が結婚できた のは賢太郎のおかげ、と挨拶を賢太郎にバトンタッチ。 急なことでしばし考え込んでいた賢太郎は、突然、「娘の結婚には 反対です」と言い始める。 騒然とする会場。 賢太郎は、結婚は一生添い遂げるもの。たとえ片方が亡くなったと しても。だから軽々しく結婚を口にする二人に反対した。 でも、二人は生田の試練を乗り越えた。それはいい人、いい職場に 囲まれたからだろう。みんなに愛されていたからだろう。 この様子を陽子にも見せたかった、と言い、そのままずっと言葉に 詰まってしまう。 美奈子たちは、椅子とギターを用意する。 賢太郎はまた、愛子が陽子のお腹の中にいたとき、よくきかせたと いう歌を弾き語り。 途中から、愛子も一緒に歌う。 宇崎家では、賢太郎が1人で朝ご飯を食べている。二つの家訓も外 されている。 賢太郎は、「いただきまーす」、「行ってきまーす」と挨拶を欠か さない。 結婚式の朝の愛子と賢太郎の家族写真は、晴れ晴れとした顔の愛子。 成田空港。 賢太郎は、愛子と三浦がハワイへ新婚旅行に旅立つのを見送る。シ ートは11Aと11B。やっと二人きり。初めての旅行、と浮かれて いる。 二人を見送った賢太郎が、ニヤリとして内ポケットから取り出した のは、パスポートとチケット。座席は11C。 賢太郎が上着を脱ぐと、下はアロハシャツ。そしてカンカン帽を取 り出すと、かぶる。 寸 評 これだけの話題で12回を乗り切るために、途中、些細なドタバ タで水増しをしたと言う感じでした。 このドラマのテーマの一つは、愛子を生んだために亡くなった母親 に対する愛子の今までの間違った思いこみを正すことだったんですね。 最後の賢太郎のトリック、小粋でしたね。 あの後、チェックインぎりぎりの時刻に乗り込んで、11Cの席に 座るのでしょうか?飛行機が飛び立ってしまえば、それまでですから ねぇ。 とはいえ、賢太郎、どこから旅費を捻出したのでしょうか。宇崎家 って、どれだけのお金を蓄えているのかしら? 執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 今回のドラマのハテナ。 『ライアー・ゲーム』 勝ったら1億円手にはいるというのは、実は幻ですね。なぜなら、1億円に 税金がかかって、手取りは、約5千万円になってしまいます。 ところでこのゲーム、負けたら借金1億円ですが、勝ちと負けがあったら、 損益通算してくれるのでしょうか?それとも、事務局が払うのは、最終ステー ジが終わってから支払うから、プラス・マイナス精算済みでしょうか? 『セクシーボイスアンドロボ』 ニコは中学生で、その子が社会人のロボの部屋に二人だけで入り浸っていて いいのでしょうか? 通常だったら問題になっているのではないかと思うのですが。 『ホテリアー』 hotelier : 英和辞典によると「ホテル経営者」の意。杏子は従業員。彼女 の「ホテリアーとして」という台詞は、ホテル経営者になったつもりぐらいの 気概を以てということでしょうか?−−日本でよくある、みんな社長になった つもりで会社のために、働く、というのと同じ? ここからは、『ライアー・ゲーム』の最終回まで見た人だけにされてくださ い。ネタバレになってしまいますから。 最後、いい子になりすぎではないですか? それとも、四回戦を本当にシーズン2として放送する予定なのでしょうか? 気になります。(鈴木) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |