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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2007ー07-01--------第221号 (毎週日曜日発行) 地方の札所を巡る旅 江戸三十三観音 7 両国 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 7 墨田区両国 江戸三十三観音 4番札所 【回向院】 浄土宗 16−11−15 大江戸線「両国」A5出口を出て「緑一」の交差点を右折、 両国シテイコアの隣に【回向院】はある。 明歴3年(1657)の「振袖火事」で死者十万八千人の遺骸を葬ったことが開基である。 大通りに面した所に近代的な『山門』を入ると、 御影石が敷き込まれた参道が伸びる、 両側に竹が、根本にはツワブキが植えられ日本的な情緒を醸し出している。 暫らく進むと左手に大銀杏のたもとに相撲関係者の石碑郡『力塚』がある、 さすが両国だ。 正面の『本堂』には阿弥陀如来が祀られている。 本堂左手に『回向堂』があり、札所ご本尊馬頭観音が安置されている、 堂内には諸々の動物の霊も供養されている。 境内には災害、海難供養塔等や竹本義太夫等の著名人の墓や、 鼠小僧次郎吉の墓もあり、 ギヤンブルに強くなると墓石を欠かして持ち去り専用の前立墓石まで用意されていた。 ビルの谷間の中に緑と多くの石碑が醸し出す静かな雰囲気が漂う寺だった。 回向院の付近には「春日野部屋」等幾多の相撲部屋があり 相撲、相撲の雰囲気が一杯である。 所在地 墨田区両国2−8−10 03−3643−7776 ============================ 『相撲の雰囲気を感じて』 ============================ |