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書き込みをするのは、思い付きの様なものなのです。 読者に対しては、申し訳ないの気持で、一杯です。 それでも、月末を迎えると、書き込まなくっちゃと、思います。 かくして、アリバイ的に、始めました。 今日の題は、『工房の、新しい姿!』です。 【 新しいとは! 】 古い衣を、脱ぎ捨てないと、新しい衣は、纏えません。 仕方が無く、着慣れた衣を、脱ぎ捨てるのです。 脱いでみると、意外にも、ぼろぼろの衣であった事に、気が付きます。 もう、十二分に、着尽くした事を、衣は、語ります。 思わず、ご苦労様と、声を掛けている。 【 新しい姿とは! 】 新しい衣を纏えば、新しい己に成れるのでは、在りません。 其れでも、見た目だけは、新しく感じさせらる事が、出来ます。 其の新しさが、見た目だけならば、次第に、色褪せて行く。 色褪せる前に、振る舞いも、新しく成らなければ、いけない。 慌て、装いに合わせた姿を、演じる。 【 新しく演じるとは! 】 言葉では、簡単だが、現実は、容易くは無い。 容姿が変わっても、振る舞いまでは、変われない。 まして、演じるなどは、口で云うほど、簡単ではない。 其れでも、繕いながら、演じ続ける。 愚かだと思いながらも、止められない己を、嘆く。 【 新しい嘆き! 】 新しくなったのに、また、新しい悩みが、生まれる。 遣りようの無い嘆きの中で、苦悩をする。 こんなんじゃ無かったのにと、思い返す。 周りを見渡すと、淡々と、暮らしている。 無理に、新しくしなくとも、工房の皆は、日々、輝いている。 其の事に気が付くと、一度に、霧は晴れた。 もう一度、着慣れた衣に、腕を通す。 不思議に、安堵が戻った。 夢幻出版社 編集長 田鶴彦之蔵人 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 |