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===================================================== 発行部数 25 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2007/06/19 (Mon) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.月曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 月曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル プロポーズ大作戦 局 名 フジ系 放映日時 月曜21時 キャスト 岩瀬健 （山下智久） 吉田礼 （長澤まさみ） 榎戸幹雄（平岡祐太） 多田哲也（藤木直人） 奥エリ （榮倉奈々） 鶴見尚 （濱田岳） 脚 本 金子茂樹 主題歌 桑田佳祐『明日晴れるかな』 あらすじ 第10話「ラストハレルヤチャンス」 ----------------- ＜妖精（三上博史）の言葉＞ 幸せはどこに転がっているかわからない。思いがけない幸運は思って いる以上に身の回りで起っているのかもしれない。予期せぬ幸運をつ かむためには1つだけ条件がある。どんなに不運をなげいていてもそ の場に参加することこそ幸せの扉を開ける第一歩をである。男の名前 は岩瀬健（山下智久）。最後のタイムスリップを終えたと思いきや友 だちの計らいでもう一度過去に戻るチャンスを得た幸運な男である。 果たしてこの男に奇跡の扉は開かれるのであろうか？ ---------------- 妖精はこのスライド写真が「ラストハレルヤチャンス」だと言った。 榎戸幹雄（平岡裕太）が追加してくれた写真は、多田哲也（藤木直人） の建築学会新人賞受賞パーティの写真。 健はこの日のことをよく覚えていた。悪酔いして礼と多田にからん だのだ。健は多田に「多田さんは本当に礼のこと幸せにできるんです か？」と言い礼には「お前本当にこの人でいいんだな」と言った。健 は多田と礼が結婚してしまうという事実に押し潰されて酔ってなきゃ 口にできないことを二人にぶつけることしかできなかった。 妖精は「もしここから逆転劇を演じることができたとしたらそれは 驚きというよりももはや奇跡だな。ホームランを打てるだけの実力が なきゃいけない。それと重要なことがある。それは逆転の打席に立っ ているかどうか？幸運なことに試合が延長になって、もう一度お前に 打席が回ってきた」と言う。 健は「この前の写真で僕は完全燃焼しました」と言うが妖精は「探 せ。奇跡の扉を探せ。どうしても運命を変えたい。そう願い続けるこ とでしか扉は開かないように出来ている。奇跡の扉を開ける鍵はお前 の心の中にしかないんだよ。お前はそれに気付いてないだけど。岩瀬 健。お前ならできる。求めよさらば与えられん」と言い、健は「ラス トハレルヤチャンス」と唱えた。 健がタイムスリップしたのは、吉田礼（長澤まさみ）の花嫁衣裳の 衣装合わせ。なぜか奥エリ（榮倉奈々）もウェディングドレスを試着 している。健は「俺こんなことしてる場合かよ。ていうか奇跡の扉っ てどこにあるんだよ」と言う。 5人で礼の嫁入り道具の買い物をしている。礼が多田との生活を思 い描き炊飯器を選ぶ姿を見た健は多田はこの場にはいないが、多田が その場にいるかのような感じを受けた。 健は大学を卒業してから5人そろうことが難しくなったが、久しぶ りに会って一瞬にして学生時代に戻れると思った。社会人になってか ら1つだけ代わったことは、礼があの日以来一度もケンゾーと言わな くなったことだ。健は今の礼に一体何をすればいいのだろうと思う。 健と礼は二人っきりで話をしている。礼は健が何をやっても下手な くせにできるまで一生懸命になってやると話す。健は健ができるよう になって礼に教えようとすると、礼はいつも張り合ってできると言っ たと話す。 礼は「私はいつもどっかで自分には無理だなって思うと結局あきら めちゃったこといっぱいあったけど、健は絶対自分からあきらめたり しなかった。どんなに時間がかかってもずっと講堂に残ってやってた よね。二重跳びの時も一輪車の時も。ずっと往生際が悪いっていうか でもそういうところが好きだったんだよね」と言う。健が「礼、あの さ」と言いかけると榎戸たちがやって来た。 健は奇跡の扉を開ける鍵は心のどこかに隠れているんだ。それを見 つけることができればこの距離を埋められるんだ、と悩む。 健と礼は多田の授賞式までの時間、別行動。健は男三人で二次会に 流すサプライズとして礼の父・貴礼（森本レオ）のビデオを撮りに行 く。 父は「礼、多田さん。ご結婚おめでとう。今でもこんなに早く結婚 する必要はないと思ってる」とビデオに向かって話し出すと、礼の母 ・礼奈（宮崎美子）が止めに入る。それを制止して「私が結婚する時 も妻の父親に猛烈に反対された。随分理不尽な人だったと思った。礼 が生まれた時始めてそのお父さんの気持ちがわかった。この子がやが て誰かの元へ嫁いで行く日がくるかと思うと胸がつぶれそうになると 思って困った。礼はずっと昔から手のかからない子でねえ。手がかか らない分、どこかで無理をしてるんではないか。どこか誰にもわから ないところで、自分だけの悲しみを溜め込んでいたのではないか。そ んな時、礼がこんなことを言ったんです。『多田さんは私の弱さをす べて知った上で受け止めてくれる素晴らしい人だ』と。もしかしたら 多田さん、私はあなたに嫉妬していたのかもしれませんね。ずっと一 緒に暮らしてきたのに、私達にはついぞ見せなかったものをあなたに は見せていたんですからね。あの子がねえ。どうか娘を幸せにしてや ってください。よろしくお願いします」と言う。 健は父の言葉を聞いて、結婚は二人だけのものではない。両親や兄 弟を含めた家族みんなの幸せの上に成り立っている。その重みに耐え かねて酒に逃げる以外に方法が見つからなかった礼への思いは結婚と いう現実にいとも簡単に押し潰されたと思う。 多田と礼は披露宴会場の下見。多田は「本当にこれでいいと思って る？」と礼に聞く。礼は「20歳の誕生日を迎える日、やってみなけれ ばそこに答えがあるかどうかもわからない。もしそこに答えがなかっ たとしてもまた別の問題を見つければいい。あの言葉があったから今 こうして二人で立っているんだなあってしみじみ思う。あんなに泣い たことが辛かったこと、今こうして思い出として話せるようになるん だから」と言う。 礼は「ねえまだ私に一度も聞いたことがなかった。あの日なんで泣 いてたか聞かないの？」と言う。多田は「僕の知らない礼がいてくれ たからこそ、今の礼がいるんだしそういうこと全部ひっくるめて礼の ことが好きだからそれにあの時は偉そうなこと話してたかもしれない けど僕も過去に似たような経験をしたからこうして出会っていられる と思うから。礼も僕のことを知っている訳じゃないし」と言う。 多田は「今までの別々の過去よりこれからの方がずっと大切だと思 うからこれからの二人の過ごす時間を僕はずっと大切にしていきたい」 と言う。 礼の家。榎戸と鶴見は荷物を車へ運ぶ。健は礼の祖父（夏八木勲） の写真を拝む。礼の母は健が祖父から気に入られていて祖父が礼の婿 は健だと言っていたと話す。母は礼の口から健のことを聞かない日は なく特別な存在だと思っていたと言う。 二人は礼のアルバムを見ている。母が1枚の写真を指差し覚えてい る？と聞く。健が鉄棒で逆上がりをして上から跳んだのを、礼もでき ると言ってやって落ちてケガをしたことがあった。母は健が礼のケガ を心配して言った一言が忘れられないようだ。母はもしかしたら礼と 健は結婚するのではないかと思っていたが、勘がはずれたと笑う。 大学で多田の受賞パーティ。健たちは人手不足のためウェイター。 健はこれまでの14年間礼の横にいるのがあたり前だった。そんな当た り前のことがもうすぐ叶わなくなってしまう。声をあげて笑いあった ことがあんなに落ち込んだ日々も喧嘩した日々も。もう手の届かない ところに行ってしまう礼が世間で一番好きな人が他の人と結婚してし まうと思うと堪らなくなる。 健が礼の腕を見ると礼の腕には鉄棒で落ちた時の傷があった。健は 礼に「僕が責任を取ります。礼を僕が一生面倒見ますから」と言った。 礼は嬉しそうに「よろしくお願いします」と言ったのだ。 健はあんなに小さな頃にいえたことが年を重ねれば重ねるだけ口に だせなくなって思いがつのればつのるほど遠くなったことを思う。 健はあの時の約束が消えようとしていることを思う。健は礼が言っ た「健は絶対あきらめたりしなかったよね。ほんと往生際が悪いって いうかさ、でもそういうところが好きだったんだ」と言ったことを思 い出した。 健は礼の手を引いて会場を抜け出して走った。 ハンバーガーシッョプでは、店長が店を繁盛させるためにいろいろ なグッズを買い集めていた。その中にはドント・ノック・ニューヨー クの看板もあり、その看板には健がつけた結婚指輪もついていた。 寸 評 礼は時々物足りなそうな寂しそうな表情を見せることがあります が、礼は何を考えているんでしょう？もう健のことは思い出にしたと 言っているけれど、まだ健のことが好き？健の気持ちはよく描かれて いますが、礼の気持ちは今一つ見えてこないです。 今回は次週への前振りが多かったです。ドント・ノック・ニューヨ ーク（自由の女神のキャラクター商品）の看板に健の残した指輪があ りましたから、この指輪がどう動いていくのか？礼の手を引いていっ た健はどこに行くのか？ 健は味方してもらう相手を礼のお母さんにすればよかったのにと思 いました。鶴見はとにかくエリだって健のために何かしてくれそうな のになあ。脚本上、仕方ないのですけど。 多田は礼の健への気持ちに気付かないふりをしているのでしょうか？ 鈍感？未来は確かに大切ですが、現在の礼の健への気持ちを確かめな くていいのかな？ 同じ幼馴染の恋物語「砂時計」を思い出しました。あの場合も男の 子は小学生の時の方が男らしくて、でも成長するに従って女々しくな りましたね。 来週最終回だから仕方ないですけど、今週は思いっきり引っ張って くれました。来週満足のいく結果で終わらなかったら、今まで見てい た時間を返してくれと言いたくなるかもしれません。 執 筆 者 たま（） ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 夏ドラマのラインナップを見ましたが、これは見たいと思わせる出演者また は脚本家の作品が見当たりませんでした。こんなことは初めてです。火曜日 10時台は、今後中学生の主人公にしていくのでしょうか？（たま） ====================================================================== 発行元：ドラマ研究会 e-mail：info@j-drama.tv/ url ：http://www.j-drama.tv/ ＩＤ ：MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 （http://www.mailux.com/) ====================================================================== |