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タイトル:Daily Drama Express 2007/06/08 帰ってきた時効警察 (最終回)  2007/06/18


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/06/08 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル 帰ってきた時効警察
局  名 テレビ朝日系
放映日時 金曜23時15分
キャスト 霧山修一朗(オダギリ ジョー)
 三日月しずか(麻生久美子)
 熊本  (岩松了)
 又来  (ふせえり)
 十文字疾風(豊原功補)
 真加出 (小出早織)
 サネイエ(江口のりこ)
 蜂須賀 (緋田康人)
 諸沢  (光石研)

脚  本 三木聡ほか
主題歌  「」

あらすじ 最終回「振り返らずに別れるか?最後にもう一度振り返って別れる
か?それが問題だと言っても過言ではないのだ。」

 総武警察署の時効を迎えた事件を管理する「時効管理課」に所属す
る霧山修一朗(オダギリジョー)には、時効になった事件を調べると
いう趣味がある。

 三日月しずか(麻生久美子)の元彼・九門竜(神保悟志)はインタ
ーポールに行っていたが一時帰国している。しずかは九門竜から会っ
てほしいと言われている。

 総武警察署。熊本(若松了)を後ろから驚かそうとしたしずかと又
来(ふせえり)だったが、人違いだったことに驚く。熊本が「主」と
書いたつぼを見せる。つぼには「水を入れるべからず」と但し書きが
ある。

 時効事件のファイルを見ていた霧山は、「スペインの情熱空とぶ楽
屋泥棒事件」というみだしを読んで「これも間違えてますね」と言う
と熊本が間違いではなく15年前にあったと言う。

 熊本は「15年前のあの夏の日、夏は間違いを犯しやすい季節、人間
は何故間違うのか?何かを終わらせるためにさ。終わらないっていう
のは、ある意味地獄ですよ」と時効の判を押す。

 屋上に出前を取ったしずかは霧山と話をしている。霧山はそろそろ
他の趣味を見つけようかなと話している。

 「スペインの情熱空とぶ楽屋泥棒事件」は総武南リサイタルホール
で起こった事件。ホールの前の道路で剣道の師範が奇妙な物体を発見。
マンホールのふたが開いており、その中から足が出ていた。被害者の
鳥山清助(岡元次郎)は屋上から突き落とされていることが判明し、
殺人事件として捜査された。唯一の手がかりは鳥山が手にしていた財
布。

 財布の持ち主は、当日コンサートを開いていたスパニッシュ・ギタ
ーの名手・熱賀しおり(室井滋)。しおりは財布が盗まれたことには
気付いておらず、鳥山の関係者を調べたが、全員にアリバイ。犯人と
被害者を結ぶ黒い糸は見つからなかった。

 鳥山はコスプレ泥棒。コンサートの楽屋に入る時に、その場所にふ
さわしい格好に変装して入り込む。たとえばアングラだと白塗りとい
うように。

 霧山としずかは、当時事件を担当していた林田・弟(笹野高史)に
話を聞く。林田から、しおりのマネージャーをしていたエンドー(松
尾スズキ)が現在オルゴール職人をしているという話を聞く。

 霧山としずかは、青の洞窟と呼ばれるしおりの家へ。遺留品として
預かったいた財布を返す。霧山は、鳥山がしおりの夫・雪谷松男(升
毅)と同じ衣装を着ていたので、しおりが見間違えたのではないかと
質問してみるが、しおりは愛する人を見間違えたりはしないと否定す
る。

 帰り道、霧山はしずかに、しおりが松男と鳥山を見間違えたのでは
ないかと質問した時に、しおりが手を広げたのに引っ掛かっていると
いう話をする。

 時効管理課。霧山は捜査の進捗状況を話す。しおりの家の近くに、
真加出(小出早織)が母の兄の使っていた空家があるという話をする。
時効管理課のメンバーや十文字らはその家に行きたがるが、しずかは
先約があった。それは、元彼の九門竜と会う約束。

 時効管理課では、九門竜の話をしている。九門竜は刑事課の元エー
スで現在一時帰国。頭がきれるが、話はつまらない、苦味ばしったい
い男。蜂須賀(緋田康人)はしずかの元彼であることをばらす。

 レストラン。しずかは九門竜と会うが相変わらず話がつまらない。
隣の席には、しおりと松男夫婦。トイレでしおりはしずかに「こっち
の男はやめときなさい。うちの旦那と一緒。地獄よ。話がつまらない
なんて。男と女はね、愛し合っている時間より話をしている時間の話
をしている時間の方が長いのよ。」と忠告。二人が戻ると、九門竜と
松男は楽しそうに話をしていた。

 真加出のおじさんの家。しずかは九門竜と会ってつまらなかったか
ら、霧山と合流し捜査を開始。二人はしおりの元・マネージャー遠藤
を訪ねる。エンドーから、しおりが作ったとされている曲は実は松男
が作ったもの、そのことで松男はしおりに圧力をかけて結婚。コンサ
ート中に演奏が気に入らないと、屋上に呼び出しダメ出しをしていた
話を聞く。

 霧山はエンドーから預かった事件当日のテープを諸沢(光石研)に
紹介されたギターの名手・バレステロに間違いも含めてコピーしてく
れるように頼む。

 霧山はコピーのテープを持ってしおりの家に。しおりは、テープを
聞いて上手なのにわざと間違えていると言う。

 その夜、熊本が「人間はなぜ間違うのか?それはずっと同じことが
続くのが嫌だからさ」と言った言葉にヒントを得た霧山。

 霧山は事件に決着をつけようと、次の日しおりの家を訪ねようとし
ずかを誘うが、しずかには九門竜との約束があり、断られてしまう。
霧山としずかは言い合いになり、霧山はしずかがいなくても全然困ら
ないと言ってしまう。

 九門竜と会ったしずかは一緒にアメリカに来てほしいと言われるが、
服のポケットから「誰にも言いませんよ」カードを見つける。

 霧山はしおりに会い、自白していただけませんかと頼む。霧山の推
理では、しおりが見ず知らずの男を人違いで殺してしまった。屋上に
いた鳥山を事件当時角膜を傷つけコンタクトレンズをしていなかった
しおりが、松男と間違えて突き落とした。しおりは、わざと下手な演
奏をして松男を屋上に呼び出させるようにした。

 霧山はしおりに善意の自白を頼む。世間的におしどり夫婦と呼ばれ
ているしおりたち。松男を殺そうとしたのは話がつまらないから。理
由はほんの些細なこととしおりは言う。

 霧山はしおりに「誰にも言いませんよ」カードを渡そうとするが、
カードがない。窓の外には馬に乗ったしずかの姿があった。しおりは、
つまらない話を聞き続けるよりも、もしかしたら刑務所に入っていた
ほうがよかったかも、と話す。

 真加出のおじさんの家。霧山がしずかにこうしていると、みんなは
親戚かもしれないと言う。熊本がおじいさん、又來がおばさん、サネ
イエ(江口のりこ)と真加出がいとこで、十文字がしずかの姉の旦那
さん、蜂須賀が不良のおじさん、そして霧山としずかが夫婦と。二人
がいいムードになった。しずかは霧山に「私のことどう思う?」と尋
ねると地震がおこり、二人の話は立ち消えに。


寸  評  最終回にしてはあっさりした終わり方でした。霧山が時効管理課
のメンバーを親戚にたとえて、しずかと霧山を夫婦にたとえたのは、
しずかにとって光明となったのでしょうか?

 メンバーの中では、熊本や十文字にさりげなく突っ込みを入れる又
來が好きです。このシリーズは、新シリーズができるでしょうか?ま
た新しいシリーズがあれば見たいとは思いますが、見比べてみると最
初のシリーズの方が良かったかなと思いました。最初のシリーズは、
どこがどう受けるのか手探りで実験的に作っている良さがあったので
すが、今回はやりすぎるぐらいに遊びの要素が多い回もあって、逆に
興ざめな感じがしました。

 でも、原作があるものに頼ろうとして、オリジナル作品が減ってい
る昨今ですので、オリジナルでここまで健闘している点は評価したい
です。

執 筆 者 たま()

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2. 編集後記
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 息子が水疱瘡になりました。最初はあせもかなと思っていたのですが、どん
どん増殖して大きくなって、でも3日も過ぎると少しずつカサブタになってい
き、観察するのが面白かったです。(たま)

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