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タイトル:Daily Drama Express 2007/06/01 帰ってきた時効警察 (8)  2007/06/11


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/06/01 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル 帰ってきた時効警察
局  名 テレビ朝日系
放映日時 金曜23時15分
キャスト 霧山修一朗(オダギリ ジョー)
 三日月しずか(麻生久美子)
 熊本  (岩松了)
 又来  (ふせえり)
 十文字疾風(豊原功補)
 真加出 (小出早織)
 サネイエ(江口のりこ)
 蜂須賀 (緋田康人)
 諸沢  (光石研)

脚  本 三木聡ほか
主題歌  「」

あらすじ 第8話「今日、三日月が大活躍する理由は深く探らない方がいいの
だ!」

(総武警察署の時効を迎えた事件を管理する「時効管理課」に所属す
る霧山修一朗(オダギリジョー)には、時効になった事件を調べると
いう趣味がある。)

 三日月しずか(麻生久美子)は悪夢を見る。なぜかその夢の中では
三日月が時効事件を調べることになっている。

 時効管理課では、朝から紙切りをしている。真加出(小出早織)が
ちょっとやってみたら、うまかったので、みんなでやっているのだ。
熊本(若松了)の作品は都会の孤独を感じさせる秀作、真加出のは
「こんちくしょう精神」という字、高校時代の抱負なのだそうだ。熊
本が抱負と言えば、「甲府町の豪邸殺人事件」という時効事件のファ
イルを、霧山に勧める。

 甲府町は高級住宅地。地上げで財産を気付いた東吉田真一(二階堂
智)が殺されているのをメイド・佐伯多美子(松田美由紀)が発見。
金庫から証券など貴重品が盗まれていた。東吉田を恨んでいる人間が
多すぎたので、警察は第一発見者の多美子に容疑をかけた。取調べを
するとその度に多美子の供述は変わる。無理強いで得た自供が問題視
される中、事件中の民子のアリバイが証明された。杜撰で怠慢な捜査
だけが目立つこととなり、新たな進展を見ることなく時効を迎えた。

 サネイエ(江口のりこ)は事件のあった頃、甲府町に住んでおり、
ワイドショーのレポーターがうちに来たと得意げに話す。事件後は、
近所の人間は怖がって東吉田家には近付かなかったという。

 皆が事件の話をしているところに下着姿の上にビニールコートを羽
織った十文字疾風(豊原巧補)と蜂須賀(緋田康人)がやってきた。
何でも特注のビニールのトレンチコートで、最近ビニールハウスを狙
った事件が増えているので、ビニールハウスの構造からしろうと思っ
たのだと言う。十文字は、犯人の気持ちになってみる。そこから刑事
の仕事が始まると力説する。

 遺留品を東吉田家に届けに来た霧山と三日月。見るからに不気味な
豪邸。三日月は頭になぜかカラスが落ちて来て失神。家の中からは、
東吉田の義母・八重(加藤治子)が出てきた。

 八重は呆けているようで、話は所々曖昧だが、当日の夜は、八重の
娘で被害者の妻・美幸(麻生久美子・二役)と孫娘と一緒に食事に出
かけていたと言う。

 東吉田家で階段から落ちてケガをした霧山は入院。三日月は、霧山
の世話をかいがいしく焼き、擬似夫婦と喜んでいる。三日月は霧山に
代わって、捜査を開始し、聞き込みのビデオを霧山に見せる。

 第一発見者の多美子は、現在ホームレスを支援する施設「さわやか
ハウス」で働いている。多美子は知り合いの元・寿司職人・福原幸吉
(河原さぶ)の紹介で勤め始めたのだという。福原もハウスにおり、
当時の様子を話す。八重と多美子と福原は仲がよく、3人が写った写
真を見ると、八重の爪が異様に長い。その頃、八重は爪を長く伸ばし
ていたのだが、事件後に切ったのだという。

 三日月は東吉田家に行き、八重と孫・里奈(手塚裕紀)と共に犬の
散歩に出かけるが、犬の黒がいなくなり、三日月が必死になって見つ
けたが、三日月は黒に腕をかまれてしまう。三日月のかまれた腕はは、
里奈が生まれてすぐにケガをした腕と同じ場所だった。原因を尋ねる
と、八重は覚えておらず、その直後に八重の頭に雨が降る。そのビデ
オを見た霧山は、嘘をついたため体温が上がり、上空との温度差で積
乱雲が発生したのだと、八重の嘘を確信する。

 二人は東吉田家に行く。今回は三日月が捜査をしたので、三日月が
事件の真相を語る。八重は霧山の名前は覚えていないが、三日月の名
前は覚えていた。なぜなら、八重は左右対称好きで、三日月は左右対
称だから。

 事件後、八重が爪を切ったのは、殺害した時に爪が折れたため。左
右対称にこだわる八重が切ってしまったのだ。事件後、皆が八重をか
ばうために、部屋を荒らした。偽装工作をしたのは、福原と多美子。
多美子は捜査を撹乱するために、容疑者となった。

 八重は事件後、多美子が働く施設を支援していた。動機はおそらく
真一への不満と娘や孫への暴力。殺すことで娘と孫を救った。八重は、
友だちは選べても親は選べないと話す。
 三日月は八重に「真実は残酷でそこから逃げることはできません。
そこを受け入れる勇気を持てばきっと真実は美しいものであるはずで
す。真実という字も左右対称なんですよ」と話す。

 三日月と霧山は「誰にも言いませんよカード」を八重に渡す。そこ
には、霧山の隣に三日月の署名と捺印もあった。


寸  評  今週の脚本・監督はオダギリジョーでした。監督ということで、
三日月の出番が多くなったのでしょうか?今回は事件の真相に関る部
分よりも、お笑いの方が多かったです。オダギリジョーの演技だけで
はない才能の一面を垣間見た気がしました。

執 筆 者 たま()

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2. 編集後記
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 永井愛の土曜ドラマ「こんにちは、母さん」を少し見ました。出演者が加藤
治子、石田あゆみ、平田満、児玉清などベテラン揃いに加えて、セリフが多く
丁丁発止のやりとりがおもしろかったです。(たま)

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