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===================================================== 発行部数 25 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2007/06/04 (Mon) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.月曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 月曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル プロポーズ大作戦 局 名 フジ系 放映日時 月曜21時 キャスト 岩瀬健 (山下智久) 吉田礼 (長澤まさみ) 榎戸幹雄(平岡祐太) 多田哲也(藤木直人) 奥エリ (榮倉奈々) 鶴見尚 (濱田岳) 脚 本 金子茂樹 主題歌 桑田佳祐『明日晴れるかな』 あらすじ 第8話「年越しに流す涙は本物ですか」 ----------------- <妖精(三上博史)の言葉> 男の名前は岩瀬健(山下智久)。過去に戻っても自分の思いを告げら れず二人が交際するのを阻めなかった憐れな男である。かの有名なエ イブラハム・リンカーンはこう言っている。あなたが転んでしまった ことに関心はないが、そこから立ち上がることに関心があるのだと。 失敗にめげず再び立ち上がるのか、教訓を得て別の道を目指すのかそ れとも自分の不幸を嘆きつづけるのか?果たしてこの男に幸せは訪れ るのだろうか? ---------------- 映し出されたスライドはみんなで見た初日の出の写真。健はもう過 去には戻らないと妖精に言ってしまった。健は人生最悪の年明けだっ たと振り返っていると、健がタイムスリップしていたことに気付いた 榎戸幹雄(平岡裕太)がどうやって過去に戻っていたのかと尋ねる。 健は妙なおっさんが戻してくれると説明する。 妙なおっさんという言葉を聞きつけた妖精が健の前に現れた。「お 前ほど後悔と葛藤が好きな男は見たことがない。もう過去に戻らない と宣言したくせに、その友だちに助けてもらえれば、まだ可能性はあ るかもしれないとそう思ってるんだろう。いい加減彼女の気持ちを変 えるのをあきらめて、自分の気持ちを変えてみたらどうだ。お前があ そこの席(新郎の席)に座るよりも、この披露宴に出席しない未来を 作る方がよっぽど簡単だということだ」と妖精。健は「どういうこと ですか?」と聞くと「本来人間には忘れるという便利な機能がついて いる。過去のお前が彼女のことを忘れることができれば、今みたいに 辛い思いをせずにすむと思わないか。もう二人はつきあってるんだろ う。もうここまできてしまったら忘れる努力をした方が賢明だと思う けどな」と妖精は忠告。 妖精は健が食べようと皿に取っていたキャビアを口に入れ「過去に 戻って恋もキャビアもきれいに忘れちまえ。求めよさらば与えられん」 と言い、健は「ハレルヤチャンス」と唱える。 過去に戻った健は大晦日の商店街の餅つきにタイムスリップ。鶴見 尚(濱田岳)と奥エリ(榮倉奈々)はまだつきあっていない様子。榎 戸を見つけた健はタイムスリップしてきたことを明かし応援を求める。 ハンバーガーショップ。宝くじに当たったら何をするかという話を している。エリは雑誌に載っている服がほしいと言う。それを見た鶴 見はエリのほしいブランドをメモする。DKNYというブランドがわ からない鶴見。健がそれは「ドント・ノック・ニューヨーク」だと言 ったため、礼たちに笑われる。正しくは「ダナ・キャラン・ニューヨ ーク」だが、健は「ドント・ノック・ニューヨーク」と言い張る。礼 は宝くじが当たったら「ドント・ノック・ニューヨーク」のバックが ほしいとからかう。 ハンバーガーショップを出て、榎戸と健は道を歩いている。榎戸は 2007年4月に多田と礼の結婚式があり、それを阻むために健がタイム スリップしていることを知る。榎戸は健が多田と礼の仲が進展するま で礼に告白できなかったことに驚く。 高校の野球部OBが集まって、紅白歌合戦をカラオケルームでしてい る。礼とエリはトイレで話をしている。この日、多田は残業で、終わ ったら教授たちと温泉に行くため、大晦日は礼と多田は会うことがで きない。 せっかく戻ったのに、仲間で紅白歌合戦をしていることに落ち込む 健。そんな健を見かねた榎戸が、帰り道、健と礼を二人っきりにして くれる。 礼が「ケンゾーに自分の口から言いたかった。私、多田先生と付き 合うことに決めたの。駆け引きとか計算とかなく好きだってことをス トレートに伝えてくれたことが嬉しかった。あんな真正面からぶつか ってきてくれた人、初めてだった」と言うと健は「告白されたからっ てつきあうのかよ」とぶっきらぼうに言う。 礼は「ううん。自分で決めたんだよ。この人とつきあいたいなって 思って。ちゃんと自分で決めた。実はね、私ケンゾーのことが好きだ ったんだ。全然素直になれなくて、でも気まずくなるのが怖くて20歳 になるまでずっとどっちつかずの状態だった。でも変わりたい、変わ らなきゃって思ったの。多田先生と出会ってケンゾーにぶつけられな かったことって逃げだってわかった。だから今回は逃げないで多田先 生と向き合おうって決めたの。ずっとケンゾーのこと思ってた時期が あったからこそ今の自分があるんだってやっと思えるようになった。 こんなダメな幼馴染みですけどこれからもよろしくお願いします」と 笑顔で言う。健はただ礼の言葉を聞いていた。 健の部屋。多田がいた。礼とやっぱり1年の終わりと始まりは一緒 にいたいから明日の朝の便に変更したのだという。 年越しそばを食べ、カウントダウンをする。健は妖精の言った「過 去のお前が彼女のことを忘れることができれば今みたいに辛い思いを しなくてもすむ」と言う言葉を思い出す。 幹雄の車で日の出を見に行くことになっていたのだが、健は一人だ け行かないと言い張る。 健はハンバーガーショップで時間を過ごしている。 車の中では健が絶対に後悔するよと話している。健はみんなが楽し く過ごしている時に、自分が参加できないととても悔しがることが多 かったのだ。 ハンバーガーショップを出た健は、「ドント・ノック・ニューヨー ク」のトートバックを持った3人組を見る。それは、ストラックアウ トの景品。健は過去に戻ってきてまで、なんでこんなことをやってい るのだろうと思いながら、ひたすらストラックアウトの的にボールを ぶつけている。 海岸についた礼たち。健がいないとつまらないとみんなが口々に言 う。礼が「こうやって当たり前になっていくのかな。誰かがこの場に いなくてもそれが普通になっていっちゃうのかな」と言うとエリが 「まだ早くない。そんなの社会人になったり結婚とかしてもしょうが ないかもしれないけど」と言うと多田が「終わるのって簡単なんです よね。終わるのって本当に簡単なんです。無理してやらなくてもいい こととかやる必要のないことたくさんあると思うんです。無駄とか面 倒とかの一言で片付けられることこれからいっぱい出てくると思うん ですよね。でも記憶とか思い出とかそんなところで生まれるもんだと 思うんですよね。もったいないと思います。端から見ても5人の関係 って羨ましいなって思ってたんで」と言う。 健はひたすらストラックアウトをしている。健は「何でこんなこと にムキになっているんだ。ただただ目の前に没頭することがある事実 が無性にありがたかった」と心の中で思っていた。 一方、車の中で健が好きな曲を集めて作ったMDを聞いた榎戸たち は健の元へ戻る。 その頃、健は無心でストラックアウトに向かい脳裏に浮かんだのは、 14年前の礼だった。健は重ねてきた年月の重さに涙がこぼれ、この思 い出は消せない、やっぱり礼のことが好きだ、礼のことがたまらなく 好きだと思うのだった。健はストラックアウトをすべて当て景品のバ ックをもらう。 健が部屋に戻ると、礼たちが待っていた。エリが健の持っているバ ックに気付いたので、健は礼に「レア物でなかなか手に入らない。や るよ。ほしいって言ったのお前だろ」と言って渡す。健がトイレに行 くと、中から待ち構えていた多田も出てきた。 6人は初日の出を見に大学の屋上へ。健は過去と同じ6人の初日の出 となったけど、過去よりも気分は少しだけ晴れやかだったと思う。み んなで記念撮影をしようとすると、礼は健にもらったバックをかけた。 現実に戻ると、榎戸が健に「戻ってきても無駄たったな。この時の 俺は相当協力してやったのにな」と言う。妖精が健の元に来て「一番 辛い未来を選んだんだな。やりようによってはあの時点で彼女と大き く距離を置く方法もあった。お前はここで彼女のウェディング姿を眺 める未来を選んだわけだ。お前の辛いフィナーレにふさわしく、彼女 がプロポーズを受けた日というのがラストハレルヤチャンス」と言う。 次の写真には多田と礼の二人が写っていた。健はこの日礼に「こん なにずっと一緒にいるのに、ケンゾーは何もわかってないよ。何もわ かってない」と言われた。健は礼の口から最も聞きたくない言葉を聞 き、礼はそれ以来一度もケンゾーと呼ばなくなったのだ。 寸 評 このドラマはどこに向かっていくのでしょうか?最初の頃は、礼 に告白して礼と多田との結婚を阻むという方向だったと思うのですが、 今回は、礼をあきらめる方に向いてしまっています。 今回は礼のことを忘れる方に焦点を合わせていた?それでも礼が 「ケンゾーのこと好きだった」と言ったところで「俺は今でも礼のこ とが好きだ」と言ってほしかったです。何で黙っているの健と、画面 に向かって叫びたくなってしまうぐらい、ふがいない健の姿でした。 何がそんなに健を臆病にさせてしまうのかな?健にとって礼を失うこ と以上に怖いものなんてないはずなのに。 予告で伊藤先生(松重豊)が赤いドレスを着ていたのは、カラオケ で和田あき子のマネをしたからなんですね。以前は怖い役が多かった のに、このドラマでは完全にお笑い路線でいい味出してます。 執 筆 者 たま() ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 最近、芸能人の訃報が多いのに驚いています。ZARDの坂井泉水の早すぎる死 に驚いたし、何ヶ月か前に俳優座の同窓会をテレビで放映していた時に出てい た石立鉄男、「題名のない音楽会」の羽田健太郎などです。(たま) ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv/ url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 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