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[参考情報]美しい国の恥ずかしすぎる恥さらし 2007.6.4 (副題)デューラーの「イタリアへの憧憬」と美しい国 ●当記事の内容は、いったん[デューラーの「イタリアへの憧憬」と美しい国、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20070603]として公開したものです。その当初の意図は、「新しいイタリア・ルネサンスの美意識と絵画技術」が天才芸術家・デューラーの「イタリアへの憧憬」を介してドイツへ伝わり、また別ルートでフランドル美術との交流が生まのれていたことを再確認することでした。 ●ところが、ここでもう一つ副次的に明らかとなったのは、世界に通用する<本物の美意識の心とかたち>は必ず一定の普遍的価値をともなうものであり、それが本物のグローバリズム(文化的要素を重視するグローバリズム)を促進する動力源でもあったということです。例えば、日本の安倍政権が掲げる<美しい国>のような「暴政・悪政の標本のように化石化した歴史アナクロニズムを掲げる経済偏重のグローバリズム政策」は、とうてい世界中から普遍的価値を持つものとして評価され、認められるはずがないのです。 ●第二次世界大戦後のドイツが欧州全体から、そして世界中から受け入れられたのは、日本の<美しい国>の如き「暴政・悪政の標本のような化石化した歴史アナクロニズム」とは全く正反対の価値観の重要さに気づき、それを具体的行動で持続的に表わしてきたからです。戦後のドイツが直近の過去に犯した過ちへの反省から自覚したのは、このような意味での国際的理解の意義と自らの真の役割の重要性ということでした。 ●つまり、今の日本は、このようなドイツの反省とは正反対の<美しい国=暴政・悪政の標本のような化石的アナクロニズム>という世界中から受け入れられるはずもない異様な価値観を高々と掲げてグローバルズム時代の世界貢献を謳うという<美しい日本の大錯誤>によって、大いに恥をかいているということになります。 ●ここで忘れてならないのは、恥ずかしすぎるほどの大恥をかき、世界中から笑われるという被害を蒙っているのは我われ一般の日本国民であるということです。なぜなら、当然のことながら、このような<美しい日本の大錯誤>を支持してきたのは我われ日本国民と見做されているからです。従って、これは日本の現在から未来へかけての国益の甚だしく深刻な毀損であり、こんな大錯誤は一刻も早く止めるべきです。 ●しかし、もはや、今の段で問題とすべきは、これから先の安倍内閣の命運がどうなるかよりも、その背後に潜む<エイリアンか寄生虫の如き世襲政治家らとカルト集団・暴力集団から生えてきた怪異な毒キノコのような美意識>は、その胎盤部分へ供給される栄養補給システム(国会議員と高級中央官僚の<世襲と渡り>装置が生み出す不正な巨額のウラ政治資金)が根絶やしにされぬ限り執拗にサバイバルし、“新たな寄生虫”が次々にピョンピョン飛び出してきて、今後とも日本の国益と国民の権利を脅かし続けてゆくだろうということです。 ●このような観点から、当内容を[美しい国の恥ずかしすぎる恥さらし]と改題して再掲しておきます。 ・・・・・・・・・・ <注>お手数ですが、当記事の画像は下記URLでご覧ください。 http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20070604 [f:id:toxandoria:20070603181945j:image] フラ・フィリッポ・リッピ(Fra Fillipo Lippi/1406-1469) 『聖母子と二天使』 ca1465 「Madonna with the Child and two Angels」 95ラ62cm tempera on wood Galleria degli Uffizi 、 Florence ・・・以下は前回と同じ内容なので省略します・・・ |