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===================================================== 発行部数 25 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2007/05/06 (Sun) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.日曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 日曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 冗談じゃない！ 局 名 ＴＢＳ系 放映日時 日曜21時 キャスト 高村圭太（織田裕二） 広瀬理衣（大竹しのぶ） 広瀬壮平（草刈正雄） 野々村冴子（飯島直子） 山田元雄（田口浩正） 山田朗 （荒井健太郎） 大西 （梅沢昌代） あけみ （高畠華澄） 友田聡 （田中圭） 岩崎舞 （立川絵理 杉田修造（高田純次） 佐々木 （小林すすむ） 高村絵恋（上野樹里） 広瀬香恋（仲里依紗） 広瀬世恋（菅野莉央） 広瀬未恋（森迫永依） 脚 本 伴一彦 主題歌 織田裕二『Hug Hug』 あらすじ 第4話「僕は君を守る！でも離婚…？」 絵恋（上野樹里）がフランスへ向かったその晩、圭太（織田裕二） は寝室に鍵をかけ、理衣（大竹しのぶ）の「脅威」に怯えながら一晩 を過ごした。目が覚めて自分が無事なことを確認しホッとする圭太。 圭太は理衣が用意した朝ごはんも食べずに会社へ向かったため、理 衣はひとり退屈そうに食べる。 会社についた圭太に大西さん（梅沢昌代）やあけみ（高畠華澄）は、 昨日店の前で絵恋と圭太がキスしていたことで、冴子（飯島直子）の 機嫌を損ねていたことを教える。先日居酒屋でハンカチを差し出され た優しさで冴子は「愛しのハンカチ王子」に出会ったと思っていた。 それを踏みにじられ、冴子は圭太と同じ40歳でまだ独身ということも 手伝って絵恋の存在はますます過敏にさせていた。 冴子は「度胸付け」と称して圭太に街頭でチラシ配りをさせる。接 客経験のない圭太はぼそぼそした口調なので、誰も笑って相手にしな い。途方にくれていると、舞（立川絵理）が通りかかりようやく1枚 受け取ってもらえる。舞は大学に行くと友田（田中圭）にそのチラシ を渡す。友田は眉を吊り上げ、さっそく圭太の店に行く。 理衣（大竹しのぶ）は杉田（高田純次）を訪ね、Cuvee Rieの日本 での代理店になってほしいと頼む。理衣はレストランや小売店でも売 りたかったが、販売する権利がなかったからだ。 慣れない仕事に圭太はくたくたになって帰宅する。理衣はビーフシ チューを煮込んで待っていたが、圭太は煩わしがる。それでも理衣は 気にもせず、嬉しそうにしている。 理衣は昔二人で定食屋に通った思い出を話すが、圭太は過去のこと を言っても仕方ないと話を遮る。圭太は何も言わずにフランスへ音楽 留学してしまったのだから、何もかもがもう終わったと突っぱねるが、 理衣は待ち合わせしてたのに来てくれなかったと心外そうな顔をする。 理衣は「圭太が独身だったのは自分のせい？」と尋ねる。圭太は理 衣に裏切られたショックで女性不信に陥り、深入りできなくなったか らと責める。理衣は「じゃあなぜ絵恋と結婚したの？」と口を尖がら せる。圭太無邪気で無防備だから守りたかったとまじめな顔をする。 理衣は「40男にとっちゃ20歳の女の子なんて誰でも守りたいでしょ」 と笑い飛ばす。圭太は「違う、絵恋は特別だ」とムキになる。が、理 衣は「あたしに似てるからでしょ」と言い返され、埒が明かないとい った顔つきになる。 翌朝早く絵恋が帰ってきた。絵恋は壮平（草刈正雄）を連れてきて いた。壮平はセブリーヌという女性は取引先の人で浮気相手ではない と断言するが、理衣は話を聞こうとしない。絵恋と圭太は2人で話を するようにと寝室へ下がるが、5分とたたないうちに理衣の怒鳴り声 が響いてくる。理衣は山田（田口浩正）の部屋に飛び込み、朗（荒井 健太郎）の部屋にこもってしまう。 圭太は壮平に浮気は事実なのかと尋ねる。壮平は「新しいタオルケ ットの心地よさはわかるでしょう」と暗に事実を認め、浮気をしても 絶対に認めてはいけないと助言する。もっとも絵恋を大切にしてくれ と釘をさすが……。 圭太は会社に行かなくてはならなかったが、絵恋は1人残って理衣 を説得する。壮平もやって来て落ち着いたら東京ドームホテルに来て ほしい、そこに滞在しているからと伝え、いったん引き上げる。 冴子は圭太の履歴書に圭太と絵恋の名前があるのをまじまじと見つ めてため息をついていた。そこへ圭太が入ってきて早めにあがりたい と頼む。冴子は若妻といちゃいちゃしたいんでしょと神経を尖らせる。 圭太はそうじゃないと否定し、冴子の気を落ち着かせようと四苦八苦 する。 壮平と理衣の冷戦はこう着状態に陥っていた。理衣はセブリーヌと ベッドでバスローブ姿のツーショットを押さえているのに、壮平はと ぼけ続けていたからだ。絵恋は何とか打開しようと圭太に相談する。 圭太は壮平が浮気を認めたことを話す。絵恋は圭太も浮気をしたら隠 すのと不安な顔をする。圭太は「僕は浮気はしないよ」と絵恋を抱き 寄せる。 壮平が再び説得にやって来た。理衣は朗の部屋から出てきたが、話 を聞こうとはしない。壮平は自分の携帯電話をチェックしていいと潔 白を主張するが、理衣はセブリーヌとベッドでのツーショット画像を 見せ、「これが目に入らぬか！」と怒鳴りつける。壮平は色を失い、 観念する。そして土下座して謝るが、理衣は「離婚よ！」とますます 感情を高ぶらせる。 壮平は圭太の部屋に戻り、どうしたものかとオロオロする。理衣は 壮平にだまされた思いでいっぱいで、20年の結婚生活がなんだったの か、気がついたらおばさんになっている自分がいると虚脱感に襲われ る。 壮平は今までも浮気に感づいていたことはあったのに、家を飛び出 すなんてことはなかったのにどうしてと頭を抱える。もしかしたら昔 の恋人とよりが戻って別れようとしているのか……。圭太はその話を 聞くや、そんなことはないですよと懸命に否定する。 絵恋も昔の恋人と再会したのが壮平を許さない理由かと聞く。理衣 は首をふり「そうじゃない。ただフランスに行かなかったら違う人生 もあったんじゃないかって」とため息をつく。絵恋はたらればでなく、 壮平とのことを考えてよと優しく諭すように話す。壮平との結婚は間 違い出なかったでしょ？と。 21年前。壮平も理衣もパリでフランス人ばかりに囲まれた孤独な中 で過ごしていた。同じ境遇に2人はお互いを励ましあいながら毎日頑 張った。やがて理衣は事故でピアニストを断念、ソムリエになるとい う壮平の夢を手伝うことにした。その後幸運にもワイナリーを譲り受 けることができた。2人でワイナリーに行ったとき、そこはバラに囲 まれていた。バラはぶどうより少し前に同じ病気にかかる性質がある ので、バラを植えることでぶどうの病気を未然に防ぐことができる。 そのとき壮平は理衣に「君はおいしいワインを作るぶどう、僕はバラ になる」と告げた。 圭太はセブリーヌとの関係を尋ねる。壮平はもう別れていると話す。 圭太は「なら奥さんにちゃんと説明すれば大丈夫です」とにっこりす る。理衣もまた落ち着きを取り戻しつつあった。 翌朝、理衣の元に大きなバラの花束が届く。それは壮平からだった。 理衣は壮平の誠意を感じ、圭太とともに東京ドームホテルに向かう。 道中、理衣は「いいのね？広瀬と仲直りして。最後のチャンスかもよ」 と圭太の顔を見る。圭太は「僕は絵恋を愛しています。どうか僕たち の手本になってください」ときっぱりと答える。理衣は「わかった」 と納得し、壮平の部屋に向かう。 だが、そこにセブリーヌと思わしき女性がフロアを歩いていくのが 見える。理衣は顔色を変えその女性につかみかかろうとするので、圭 太は慌てて止める。 絵恋は留守番していたが、そこへ突然香恋（仲里依紗）、世恋（菅 野莉央）、未恋（森迫永依）がやってきたので驚く。 その女性は壮平のいる40階に向かう。圭太と理衣は後をつける。果 たしてその女性は壮平の部屋に行き、出迎えた壮平と抱き合う。理衣 はカッとなり壮平めがけて駆け出す。圭太は驚いて理衣を止めようと するが、つい弾みで壮平を殴りつけてしまう。呆然となる壮平や理衣 を前に我に返った圭太は「じょ、冗談じゃないよ」と困り果てたよう に立ち尽くす。 寸 評 壮平は波風を立てたくないとあの手この手を使って隠し通そうと したり、逆にバラの花束を効果的に使って宥めたりと手馴れたものな のに、ホテルにセブリーヌを呼ぶというのは迂闊というか、不自然な 気がしました（自分の滞在場所を理衣に教えているわけですし）。そ んな間の抜けた人には見えませんので、話の展開の都合というわざと らしさを感じてしまうのです。これは登場人物がしっかり描ききれて いないから、説得力ガ弱いためだと思います。圭太、理衣なども含め て人物のディティールの作りが弱いのではないでしょうか。 さて、次週は絵恋に圭太と理衣の関係がばれるようですので、スト ーリーが動き出しそうです。20年前の経緯も明らかになっていきそう ですし、巻き返しを期待したいところです。 執 筆 者 けん（） ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 毎クール面白いと思うドラマを事前に選んでいるのですが、当然当たりはず れがあります。『冗談じゃない』は今のところはずれですが、中盤以降どうな るでしょうか。逆にあまり期待してなかった『ライアーゲーム』が予想外に面 白いです。一番面白いのは『プロポーズ大作戦』です。ラストのもって行き方 はストーリーの作り 次第ですが、うまくいくのも、いかないのもどちらでも いいのではないでしょうか。あるいは折衷的に結婚前の状態になって改めてプ ロポーズへ向けて頑張っていくというのもあるでしょうし、うまく納得させら れるなら夢オチでもいいと思います（目が覚めたとき自分の結婚式当日になっ ている）。ドラマは感動できる結末に向け ていかにストーリーを積み上げて いくかにかかっているんだろうなと思います。（けん） ====================================================================== 発行元：ドラマ研究会 e-mail：info@j-drama.tv/ url ：http://www.j-drama.tv/ ＩＤ ：MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 （http://www.mailux.com/) ====================================================================== |