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タイトル:Daily Drama Express 2007/05/04 帰ってきた時効警察 (4)  2007/05/16


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/05/04 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル 帰ってきた時効警察
局  名 テレビ朝日系
放映日時 金曜23時15分
キャスト 霧山修一朗(オダギリ ジョー)
 三日月しずか(麻生久美子)
 熊本  (岩松了)
 又来  (ふせえり)
 十文字疾風(豊原功補)
 真加出 (小出早織)
 サネイエ(江口のりこ)
 蜂須賀 (緋田康人)
 諸沢  (光石研)

脚  本 三木聡ほか
主題歌  「」

あらすじ 第4話「催眠術は推理小説にはタブーだと言っても過言ではないの
に…」

 総武警察署の時効を迎えた事件を管理する「時効管理課」に所属す
る霧山修一朗(オダギリジョー)には、時効になった事件を調べると
いう趣味がある。

 引越しをしてから寝つきが悪くなった三日月しずか(麻生久美子)
は、タクシーの中で広告を見つけた催眠療法士・スリープ玲子(とも
かさりえ)の元に治療に行こうと思っている。

 霧山は、真加出(小出早織)から上京してくる母親を安心させるた
め恋人のふりをするというアルバイトを頼まれる。霧山は熊本(若松
了)から「本格女流推理小説家密室殺人事件」を調べるように勧めら
れる。

 被害者は七海奈美(村岡希美)当時34歳。内側から鍵のかかった自
室、密室状態の中で殺されていた。七海奈美は当時売り出し中の推理
作家。事件の第一発見者の一人は編集者・中村鵺人(ぬえんど)(浅
野和之)。

 奈美は小説家・卯月善(矢崎滋)と不倫関係にあり、卯月は当然疑
われたが、事件当時は取材でニューギニアにいたというアリバイがあ
り、手がかりのないまま15年がたち時効が成立した。

 霧山は中村を訪ねた。中村は卯月と奈美の二人の担当編集者で、二
人の仲は親密で、二人の仲を見てみぬふりをするのは難しかったと語
る。奈美の夫は七海象次郎(市川しんぺー)という編集者で、奈美の
事件の半年前に亡くなっているという。

 しずかはスリープ玲子の元を訪ねた。すると、玲子はしずかの中学
時代の同級生であることがわかった。しずかと玲子が話しているとこ
ろに、玲子に話を聞きに来た霧山が現れた。

 霧山は玲子に、奈美の夫が奈美が殺される半年前に殺されたこと、
象次郎が玲子の父・卯月善であったことから、話を聞きに来たのだっ
た。象次郎は、サウナの中で死んでいた。凶器は見つからず、その半
年後奈美が殺された。

 霧山はしずかに、卒業アルバムを見せてもらう。しずかは、今とは
別人のように太っていた。

 霧山は、玲子と当時つきあっていた星野トオル(島田曜蔵)に会い
に行く。トオルは中学時代はイケメンだったのに面影のないほど太っ
ていた。トオルは高校まで玲子とつきあっていた。卯月は玲子とトオ
ルが親密につきあうのを反対していたが、ある日を境に人が変わった
ように寛容になったという。

 しずかの家の近くで張り込みをしていた十文字疾風(豊原巧補)と
蜂須賀(緋田康人)は、しずかがアパートのベランダでギターを弾い
て歌っているのを見つけて驚く。

 次の日、しずかは眠そうに出勤する。しずかは、ライブで来月から
全国ツアーに出ると歌手気取りだ。

 霧山は諸沢(光石研)に奈美の部屋の模型を作ってもらった。霧山
は、奈美が早めに殺されたのではないかと疑っている。しかし、部屋
は5時には空いており誰もいなかったことを、もう一人の第一発見者
・使用人の多胡敏吉(廣川三憲)が証言している。

 霧山はホテルのラウンジで、真加出の母に会う。母とは、「早め亭」
(少し前までは「多め亭」)のオバチャン(犬山イヌコ)であること
に驚く。霧山は真加出と歩いているところを、真加出の本当の恋人
(サムエル・ポップ・エニング)に見られ、霧山は投げ飛ばされる。

 霧山はしずかと、奈美の死後、奈美の家に住んでいる多胡の元を訪
ねる。桐山は、そこで奈美の部屋はドアを開けると自然に閉まるよう
になっていたことを発見し、しずかは遺留品のテディ・ベアの首の中
から日記帳を見つける。

 霧山としずかは玲子に会いに行く。日記から象次郎が癌で余命
2ヶ月であったことを知った。妻・奈美が卯月と不倫関係にあること
を知っていた象次郎は、卯月とサウナに入り、卯月がいなくなったと
ころで、水筒の中に持っていたピック状の氷で胸を刺し死亡した。殺
人に見せかけた自殺なので卯月は象次郎殺しの犯人ではない。凶器は
氷なので発見されなかった。

 霧山は、玲子と卯月が言い争っているのを中村によって目撃されて
いたことを話す。霧山は、玲子が父に催眠術をかけ父をコントロール
しようとしていたのではないかと推理する。

 催眠術をかけられ奈美に冷たくなった卯月。卯月にイライラを募ら
せた奈美は卯月の自宅に乗り込んできた。卯月はニューギニアにおり
自宅にはおらず、玲子ともみあいになった。

 暴れていた奈美の上にシャンデリアが落ちてきて倒れた。その隙に、
玲子が置物で奈美を殴り、よろめいた奈美の胸が置物に刺さった。玲
子は奈美に催眠術をかけ連れて行った。

 途中で奈美の催眠術がとけ、自宅に着いた奈美は、立ち去ろうとす
る玲子にドアの指紋を拭き取るように指示する。奈美は卯月が自分の
娘が殺人犯だと知ったらショックで死んでしまうことを怖れていたの
だ。

 奈美は玲子に、ドアが閉まるようにロープで細工するように命じた。
奈美は推理小説家らしい死に方だと、玲子を殺人犯にしないように工
作して死んだ。

 玲子は自白し、霧山は誰にも言いませんよカードを渡す。しずかに
かけられた催眠術は、玲子の助手がかけたものなので玲子がとくこと
はできないが、自然にとけていくという。

 催眠術がとけるまでしずかは、ライブ活動やテレビ出演など妄想の
中の歌手活動を続けた。


寸  評  今回は、「下北サンデーズ」に登場していたケラリーノ・サンド
ロヴィッチによる脚本・監督作品です。今回は三日月しずかの出番が多かった
ですね。中学時代は信じられないぐらい太っていたり、眠術にかけられて歌手
活動をしたりと、笑わせてくれました。元々妄想癖のあるしずかのキャラクタ
ーをうまく活かしていた気がします。

執 筆 者 たま()

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2. 編集後記
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 映画「東京タワー」を見ました。大泉洋主演のスペシャルドラマも見ました
が、映画のオダギリジョーが一番合っていたような気がします。親の愛は無償
の愛と言いますが、子どもが何をしても怒らず寛容に接するというのは、私に
は難しいことだと思いました。あと、東京の病院にオトン(小林薫)がお見舞
いに来た時のオカンの姿が少女のようにかわいかったです。(たま)

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