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タイトル:Daily Drama Express 2007/02/28 ハケンの品格 (8)  2007/04/05


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/02/28 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル ハケンの品格
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 大前春子(篠原涼子)
 森 美雪(加藤あい)
 里中賢介(小泉孝太郎)
 東海林武(大泉 洋)
 浅野 務(勝地 涼)
 黒岩匡子(板谷由夏)
  小笠原繁(小松政夫)
 天谷眉子(白川由美)
 桐島敏郎(松方弘樹)
脚  本 中園ミホ
主題歌  「」

あらすじ  第八回 派遣にプロポーズ!?

 大前春子(篠原涼子)の運転する車に同乗していた森美雪(加藤あ
い)は、ピクニックみたいだから、歌でも歌いましょ、と言う。

 里中賢介(小泉孝太郎)は、米プラスティックの製品をハケン弁当
に使えないかと思ったが、思ったが、弁当箱の単価が100円もする
のでは無理だ.....と言う。

 米プラスティックの会社に見学に行った帰りだった。

 車が停止したとき、春子はルームミラーで自分の後ろの席を見る。
そこには東海林武(大泉洋)が座っていて、春子はいつもうるさい東
海林が一言もしゃべらないので、死んでいるかと思って、と言う。
 東海林は桐島敏郎(松方弘樹)部長から、ハケン弁当の企画から里
中も外し、東海林だけでやるようにと指示され、このことは黙ってい
るようにも言われていた。

 車が発進しない.....春子が、動かなくなったという。
 東海林は、春子なら自動車整備士の資格ぐらい持っているだろう、
と言う。

 春子は車の分解を始める。だんだんあたりは暗くなる。

 車の下に潜り込んでいた春子が出てくると、直せと言われたから努
力したが、直りませんでしたと言う。
 東海林が、自動車整備士の資格はどうしたと問うと、そんなものを
持っているって、一言も言っておりません、と春子。そして、もう六
時になったので失礼すると言う。
 車は?と問われ、JAFでも呼んでください、と言ってさっさと行
ってしまう。

 美雪は、春子にもできないことがあるんだと、妙なことに感心する。

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 おごれる正社員は久しからず。今や派遣なしに会社は回らない。た
とえばこの大前春子。彼女の辞書に不可能と残業の文字はない。三ヶ
月の派遣期間が終わるとどこへともなく去っていく。だが、スーパー
派遣大前春子が非正社員の道を選んだかは定かではない。
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 朝、美雪も春子と同じ体操をしている。浅野務(勝地涼)も始め、
遂に嘱託の小笠原繁(小松政夫)もやる。
 里中は誘われても体操はせず、ハケン弁当は、やはりハケンの意見
を聞き、価格設定をしましょうと言う。

 春子は、自分の体操に勝手に『大前体操』なんて名前を付けたり、
マネしたりするのはやめてください、と言う。

 そこに東海林が来て、ハケン弁当の企画は営業部でキャリーするこ
とになったから、もうマーケティング課は何も手を出さなくてもいい。
春子には部長命令で自分の手伝いをしてもらう、と言う。

 東海林の言葉を無視する春子。
 里中が春子に、東海林を手伝って欲しいというと、東海林の話を聞
く春子。

 東海林が「トックリ(春子のこと)、お前のそのねじ曲がったハケ
ン根性、たたき直してやる!」と言うと、春子は「そういうことは、
そのねじ曲がったかぶり物を、ストレート・パーマに変えてから言っ
てください」と返す。
 東海林は、「これは『かぶり物』じゃない!それに禁句のストレー
ト・パーマって言ったな!」と怒る。

 二人が行ってしまうと、里中は美雪に、企画を持って行かれたこと
を謝る。


 会議室で企画を進める東海林のチーム。春子も参加している。相変
わらず春子の書類作成は早く、東海林も驚く。

 桐島がやってきて、実は春子がどちらにつくか見ていた。てっきり
春子は断るだろうと思っていたよ、と言う。
 春子は、ハケンは指示された仕事をするだけです、と答える。

 桐島は、このハケン弁当を上層部が気に入っているので、下手なこ
とができないというと、東海林を自席に呼ぶ。

 桐島は東海林にお見合い写真を渡す。太平洋銀行の頭取の娘。顔を
見て、東海林も思い出す。先日のゴルフコンペを一緒に回ったのだ。
その時、東海林を見初めて、是非にと言ってきたと桐島。「もちろん
会うよな、太平洋銀行なんだからな」と。
 「ありがとうございます」と東海林。


 黒岩匡子(板谷由夏)は里中に企画譲った上に、頭取令嬢と結婚じ
ゃあ、ますます差がついちゃうね、と言う。


 リフレッシュコーナーで里中に、部長命令じゃ仕方ないでしょ、と
言う東海林。
 里中は東海林に、マーケティング課も、ハケン弁当を手伝う。ハケ
ン千人分のアンケートをまとめると言う。

 東海林が通りかかった春子に、「お茶淹れて」と言うと、春子はま
だ休み時間だと断る。
 東海林は、それなら休み時間の雑談だと思って効いて欲しい、と前
置きした後、今度自分がお見合いすることになって、と言う。
 すると春子は、「まだ間に合うと思います」と言って、紙片を東海
林の手に握らせる。

 もしかして、春子の携帯番号!?と期待して手を開くと、『ストレ
ート・パーマ』のサービス券だった。
 怒り狂う東海林。


 午後、里中はマーケティング課のみんなに、ハケン1000人のア
ンケートをマーケティング課みんなでまとめよう、と言う。
 でも近たちは、どうして東海林に協力しなければならないのだ、と
反対する。

 春子がマーケティング課に戻ってくる。二度『ストレート・パーマ』
と言ったら、東海林からお払い箱にされた、と言う。

 どうして東海林のために協力しようとするのか、と問われた里中は、
自分はみんなにおいしいものを食べて、幸せになって欲しいと思って、 この会社に入った、と答える。この企画のことを考えていたら、それ
を思い出した。ハケン弁当はまさにそれだと思うから、どこが実現し
てもいいじゃないですか。実現させるのが大切です、と言う。
 美雪は感動して、やりましょう!と言う。
 不満そうな春子に問うと、まるで小学生の作文のような動機。でも、
業務命令というなら従う、と言う。


 帰るとき、美雪が里中の元で働けるのはすばらしいというと、春子
は社員には二つしかない。一つは自分の出世のために働く社員。もう
一つは人のために働いてしまう社員、と言う。
 美雪が一人目は東海林主任ですね、と相槌を打つと、春子は二人目
は部下には好かれるが、会社からはバカ扱いされる、と言う。危なっ
かしくて見ていられない。かなわちわたしたちは泥船に乗ってしまっ
たようで、せめて契約終了まで沈まないことを願っているという。


 匡子が、一人残業している東海林に、企画のこと、気に入らない。
でも、部長命令なら仕方ないね、と言う。この企画がうまくいったら
課長。そして頭取令嬢と結婚すれば、部長どころではなく、重役入り
かも、と言う。
 「ああ」と投げやりに相槌を打つ東海林。


 アンケートの質問項目を練るマーケティング課。春子の打ち込みで、
アンケート用紙ができあがる。割り振りで春子には集計を頼む。オー
ラが強すぎて、顔怖すぎて、アンケートに不向きだから、と。
 不満そうだが、集計にまわる春子。


 頑張って千通アンケートを集める。


 頭取令嬢と会う東海林。桐島に、何かおもしろい話しろと言われ、
いろいろ話すが、ネタは結局里中と春子のこと。


 一人でタブラオ「カンタンテ」へやってくる東海林。
 踊り終わった春子が東海林の席へ来て、いきなり「お帰りください」
と言う。
 お見合いで幸せ気分と言う東海林。
 ストレート・パーマも掛けずにお見合いですか、と春子。
 でも東海林は、頭取令嬢と結婚すれば間違いなく出世コース。金持
ち喧嘩せず。今日は止めてくれる里中もいないし.....と言う。
 春子は里中は髪も心もまっすぐだという。
 春子は、誰にも味方しないんじゃなかったっけ?と東海林が聞くと、
春子は里中は人間的に東海林より立派だと言う。

 もっと言ってと言う東海林に、『部長のコバンザメ』、『横取り男』
.....といろいろ言う春子。もうやめて、と東海林。
 一つだけほめてやりたいところがあったが.....と言いよどむ春子。
何?と聞くと、友達を思いやる心。でも、今はそれすらなくなったと
いう。
 東海林は間違いなく今の自分は勝つ組。春子がいくらスキルで武装
しても、威張っていられるのは今のウチだけ。でも、部長のお見合い
話、断ろうと思うと言い出す。

 春子は会社のしがらみ大好き人間の東海林にはピッタリのお見合い。
桐島部長に従うことでこれまでやってきた東海林が、桐島に逆らった
ら、もうあの会社ではやっていけない。上に逆らうなど所詮負け組の
やること。結婚相手も、部長の言いなりがお似合いと言う。
 「なんでハケンに結婚まで決められなきゃならないんだよ」と東海
林。
 「なんでハケンに結婚の相談なんてするんだよ。あーあ、疲れる」
と春子。
 「オレが結婚したいのはお前なんだよ」と遂に言ってしまう東海林。
固まる一同。

 東海林が、見合いの話しもあるので、返事は早くしてくれと言うと、
クルクルパーマなんて知りませんと春子。
 東海林がお勘定というと、天谷眉子(白川由美)は今日はいいとい
う。
 東海林は、「オレ、勝ち組だから」とお札をカウンターにおいて店
を出る。


 翌朝、春子に無視される東海林。

 頭取直々に桐島に電話。東海林は少し待って貰って、春子に返事を
聞くが、春子は答えない。
 東海林が桐島のところへ戻ると、桐島は向こうはOKだそうなので、
東海林もOKだと答えておいたという。
 困りながらも礼を言う東海林。
 さっそく東海林に一生ついていくという後輩たちが集まってくる。
 桐島はこの調子で明日のプレゼンも頑張ってくれ、と言う。

 美雪の弁当の絵はすばらしい。一方春子の絵はよく分からない。意
外な春子の弱点だった。弱点を知られた春子は、パニックに陥る。

 会議室に、ハケン1000人のアンケート結果を持って行く里中。
その結果を見た東海林は、この価格でこの内容は無理。弁当の中身に
ついては、業者に任せてあるから、と言う。

 なおも食い下がる里中に桐島は、もう里中はいいので、マーケティ
ング課に戻って、自分の仕事をするように言う。


 帰るところの春子を呼び止め、里中はあのアンケートの結果は遣っ
てもらえなくなってしまった。いったい自分は何をしたのだろう。第
一、アンケートに協力してくれたハケンの人たちに申し訳ないと言う。

 春子は、里中はいつも『申し訳ない』と謝っているだけで、何も行
動を起こしていない。現実的じゃないと言われて、それであきらめる
のか?現実的にすればいいだけと言う。


 明日のプレゼンの準備が終わり、会議室に東海林と二人だけになる
と桐島は、里中は子会社にとばす、と言う。里中は営業部の戦力にな
らないから、と。


 残業して、企画を更に練っている里中に東海林は、もうやめてくれ
と言う。里中なら自分に手柄を譲ってくれると分かっていた。入社以
来、ずっとそうだったから。二人とも桐島の下でやってきた。桐島に
にらまれたら行く場所は無い。里中ももっとうまく立ち回れ、と言う。
 里中は、東海林にはなれない。今日の東海林は何を苛ついているの?
と聞く。

 東海林は、なぜ里中が派遣の味方をするのかわかった。それは里中
も派遣同様、負け犬だからだと言う。

 春子に何度もピンチを救われたじゃないかと里中が言うと、東海林
はハケンは利用して捨てるもの、と言う。ハケン弁当ももともと自分
にはどうでもよかった。ただ、これを利用してもっと出世しちゃうけ
ど、と。

 里中が遂にキレ、東海林を殴る。春子のことが好きなのかと問われ
た里中は、好きだと答える。
 なら、なんでハッキリ言わずに自分を応援するなんて言うんだ。そ
ういうなんでもかんでも人に譲る里中に、腹が立つ、と東海林。

 それから二人は本気で殴り合いをする。


 散々殴り合った二人は、疲れて床に伸びる。八年通って初めてこん
な景色を見た。本当はもっと殴り飛ばしたい奴、いるけどと東海林。
 里中に、誰?と聞かれ、部長がなんだ。会社がなんだと言う。
 それじゃ、ただの酔っぱらいだと言いながら立ち上がった里中は、
ぐちゃぐちゃになった机を見て、これじゃ明日怒られちゃう、と言う。
そして東海林は、そんな顔で明日プレゼンするの?と聞かれる。


 夜の海の船の上で、何かを釣っている春子。目当ての魚を釣ると、
船を岸に戻す。

 寝ていた美雪を呼び出す春子。春子からの呼び出しは初めてで、緊
張しながらも春子のところへ行く美雪。

 それから二人は材料の重さを量り、カロリー計算をしながら調理。
春子が釣った魚はサバらしい.....
 春子はサバの味噌煮を作る。美雪が、人気投票ではサバは塩焼きで
すがと言うと、春子はサバの味噌煮には大豆イソフラボンも入ってい
て、低カロリー、高タンパクで、ハケン弁当には欠かせません、と言
う。


 朝、そのお弁当を持って出社する春子と美雪。
 春子の机の上には、東海林からの結婚に関するアンケートが載って
いた。

 痣ができた顔で出社する里中。どうしたのか聞かれても、「ちょっ
と」とかわして机上を見る。そこにはあの弁当が置かれ、これで千円。
これを五百円にするのが里中の仕事だと書かれている。


 プレゼン会場になかなか現れない東海林を、イライラして待つ桐島
たち。
 ギリギリの時刻に、痣ができた顔で出社する東海林。机の上には、
弁当箱と封書。中を見ると、「これがハケン弁当です / できるも
のなら作ってみなさい」との春子の手紙とアンケートの結果が入って
いた。
 東海林と結婚したいかとの問いには『NO』。その理由は、『ハケ
ンの敵とは結婚したくありません』。そして最後の携帯番号の欄はブ
ランク。

 プレゼンが始まり、振られても話し始めない東海林。

 やっと立ち上がると、「申し訳ありませんが、ボクにはプレゼンで
きません。ハケン弁当は、ボクの企画ではないからです」と言い出す。

 桐島に、「撤回しろ」と言われても、ハッキリと「お断りします」
と答える。
 理由を問われた東海林は、「この企画は、里中賢太郎とマーケティ
ング課のものです」と答える。


 マーケティング課では、ハケン弁当の試食会。


 雨の中、外へ出た東海林は、春子の書いたアンケートの結果を見て、
「ハケンのくせに生意気なんだよ」と言うと、丸めて捨てる。
 でも、その紙の裏に、携帯番号が書いてあったことに気づかないま
ま、歩き去る。


寸  評  先週、春子が大きく変わりましたが、今週、東海林が大きく変わ
りましたね。今まで桐島部長をヨイショし、自分の気持ちより、部長
に気に入られることを第一に考え、そつなくこなしてきた東海林が遂
にキレてしまったという感じです。
 また、春子が今週も変化を見せました。東海林の変化に気づいたの
でしょうか?遂に携帯番号を教えました。(って言っても、肝心の東
海林は気づきませんでしたが)
 とはいえ、美雪が知っているのですから、美雪から聞き出される危
険が常にあると思うんですけどねぇ。

 春子は自動車整備士の資格を持っていませんでしたが、春子の持っ
ている資格って、どういう趣味で取っているのでしょうか?取得者数
の少ない資格の方に興味を惹かれる?

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 春ドラマの『バンビ〜ノ』、どうしても日曜ドラマでやっていた『おいしい
関係』を思い出してしまいます。『バンビーノ』という言葉の意味もあのドラ
マで知りましたし。
 それと嵐のメンバーで料理修行中となると、こちらも『拝啓、父上様』を連
想してしまい。
 『ハケンの品格』をやっていた枠ですから、このドラマのプレッシャーも高
いでしょうね。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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