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===================================================== 発行部数 25 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2007/02/26 (Mon) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.月曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 月曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン 局 名 フジ系 放映日時 月曜21時 キャスト 中川雅也(速水もこみち) 中川栄子(倍賞美津子) 中川兆治(泉谷しげる) 藤本ハル(赤木春恵) 藤本香苗(浅田美代子) 佐々木まなみ(香椎由宇) 鳴沢 一(平岡祐太) 原 作 リリー・フランキー 「東京タワー オカンとボクと、時々、オト ン」 脚 本 大島里美 主題歌 『』 あらすじ 第八回 時々オトン〜家族の絆 中川雅也(速水もこみち)は鳴沢一(平岡祐太)の新しい雑誌のイ ラストレーターに決まる。 −− ボクとオカンの穏やかな東京生活。のんびりとした時間、平 和であることしか特徴のない風景。だいたいのことがうまく運んでい る気がした。このときまでは。 『ゴジラ』と名付けられたうさぎ。その世話をするオカン・中川栄 子(倍賞美津子)。 帰宅した雅也は、苦しむ栄子に声を掛ける。栄子は苦しくて死ぬか と思ったという。でも、大丈夫と言う。 その発作は夜、眠っているときも起き、発作の起こる間隔もだんだ ん短くなっていった。 医者に呼ばれ、雅也は栄子の精密検査の結果を聞く。癌が再発して いたのだ。今までの抗ガン剤治療はあまり効果が無かったらしく、手 術をするしかない。だが、かなりの確率で声を失うことになるので、 家族でよく話してみるように、と言う。 帰宅した雅也は栄子に手術を勧める。 でも、栄子は手術はしない、と言う。あんな痛いのはもうイヤだ、 と。 雅也は、東京のいい先生も紹介して貰った、と紹介状を出すが、声 が出せなくなるからイヤ、と栄子。 雅也は、そうしたら手話を習えばいい。世の中にはもっとつらい人 たちも大勢いる。もうこれは栄子が決めることじゃないと言う。 それでも栄子は、手術は受けない、と言う。 雅也は、それでは手術を受けるまで、もう栄子とは一言も口をきか ないと言って、家を飛び出す。 雅也は藤本香苗(浅田美代子)に、栄子の説得を頼む。香苗は、電 話しておくから、オトン・中川兆治(泉谷しげる)にも知らせたか聞 く。 雅也が、兆治がほかの女の人と暮らしているという話を思い出し、 兆治はもう家族じゃない、と言うと、香苗は、なんというこというの! 義兄さんからもガツンと言って貰いなさい、と言う。 兆治に電話すると、兆治は小倉は景気が悪くていけない。そっちは そっちでやれ、と言うと、さっさと電話を切ってしまう。 −− 親子の関係とは簡単なものだ。生まれた瞬間から、それは永 遠に約束されている。でも、家族とは息苦しい時間の中で努力を重ね、 作り上げていくものだ。 五月にある人が言った。幸せな家族を作ることは本当はどん なことよりも難しいことなんだ。 喫茶店で、佐々木まなみ(香椎由宇)に雅也は、栄子のことを話す。 栄子の気持ちは確かに分かる。あれだけしゃべって歌うことの好きな 人だから。でも、今度は、縛り付けてでも手術して貰う。だが、あの 時雅也は紹介状を突きつけることしかできなかった、と。 まなみは、もう一度、しっかりと話し合ってみるよう言う。 雅也が決意を胸にまなみと共に帰宅すると、香苗が来て、栄子の説 得を試みていた。 雅也は二人の背後で、そっと栄子の話を聞く。 栄子は、東京に呼んで貰っただけで充分。手術したらお金が掛かる し、その後もずっと雅也に気を遣わせてしまう。もう雅也を起こすこ とも、お帰りと言うこともできないなら、東京になど来なければよか った。雅也は優しい子だから、と言う。 雅也は、どうして自分が栄子に気なんて遣うんだ。むしろ、栄子に 死なれた方が困ると言い、二人は雅也とまなみが立っていたのに気づ く。 まなみが雅也を、ごはんできたよ、と呼ぶ。 さっそく夕食の席で、ジェスチャーで意志を伝えてみせる栄子。 ぽかんとする雅也に、まなみと香苗が解説する。 栄子は手術する決意をした。パチンコも黙っていてもできる、と。 栄子のカラオケ聴き納めの会が催される。 たっぷり歌った栄子は、次は雅也に、と呼ぶ。 最初断っていた雅也も、マイクを握る。選んだ曲は、兆治と同じ。 栄子は雅也の歌を聴きながら、兆治のことを思い出す。 焼き鳥で日本酒を飲む一同。 香苗が雅也に、兆治に電話したか聞く。 兆治は相手にしてくれなかった、と雅也。 徳本寛人(高岡蒼甫)たちは、雅也にお父さんっていたんだ!と驚 く。 山田耕平(柄本祐)に、小倉で一緒に住んでいたよねと言われても、 ほとんど覚えていない。 --------------- 1979年 福岡 小倉。 その夜、兆治は酔って帰ってきた。玄関の戸を体当たりして壊して 入り、止めようとした母を突き飛ばす。 栄子は必死に雅也をかばい、兆治に水を掛けるが、なおも兆治は雅 也を襲おうとする。 栄子が止めきれず、雅也の前に顔を突き出した兆治は、雅也の口に、 いきなり焼き鳥を串に刺さったまま、つっこむ。 --------------- 手元の焼き鳥を見て、その時のことを思い出す雅也。 −− 再発した癌の手術を受けるために、オカンが入院したのは、 東京タワーのふもとの総合病院だった。 雅也に手術の説明をした医師は、できる限り声帯が残せるよう、最 善を尽くすと言ってくれる。深々と頭を下げる雅也。 りんごと写真を持って、栄子を見舞うまなみ。元気になったら、い ろんなところに一緒に行きましょう、と。 剥いて貰ったりんごを食べながら、行ってみたいと言う栄子。 まなみの母親は、まなみに電話で、旅館の土地も抵当に入った。一 人ではもうどうにもならないから帰ってこられないか、と聞く。 中川家の留守宅に、自宅かのようにいる耕平、徳本、レオ・リー (チェン・ボーリン)。その時、乱暴にドアがノックされる。出たレ オン・リーは「ジャパニーズ・ヤクザ!」と慌てる。 入ってきたのは兆治だった。入ってくると三人をにらみつけ、いき なりズボンを脱ぎ、ステテコ姿になると、椅子に座ってタバコを吸い 始める。 雅也が帰ってきて、兆治を見て、驚く。 兆治は徳本たちに肩をもませていた。 兆治は雅也の部屋へ入り、「お前、絵描いているか」と言う。 雅也は、早く行かないと、面会時間、終わってしまうとせかすが、 兆治は腹減った、と焼鳥屋へ沈没。雅也さえも苛つかせるほどの超マ イペース。 栄子はまなみにリンゴをウサギにむいてやり、見舞いに来てくれた ことの礼を言う。 まなみは自分はずるいだけなので、礼を言わないで欲しい。実家の 旅館が潰れそうなのに、ここに逃げ込んでいるだけと言う。 栄子は、気が弱くなったら、家族の顔を見るだけで元気になる。家 族ってだけで100点満点、と言う。 雅也は無理矢理兆治を病院へ引っ張っていく。 兆治は自分が16才で上京したばかりの時は、東京タワーはできた ばかりで、どこよりも大きかった。でも今はビルのかげになっている、 と言う。 そして焦る雅也を尻目に、もう一杯飲んでいくという。 遂にキレた雅也は、兆治にとっては所詮他人事。いつもそうやって オレのことも後回しだと文句を言い、一人先へ行く。 実家の旅館へ戻ったまなみ。丁度母親が借金取りに次回は必ず返済 しますと頭を下げているところだった。 借金取りが行ってしまい、まなみが声を掛けると、母親は頑張って みたけどこの旅館、もうダメかも知れないという。 雅也が病院へ行くと、丁度兆治に買い物かごを持たせて、病院の売 店で買い物中だった。二人ともニコニコして楽しそう。 −− その時のオカンの顔、忘れもしない。オカンは癌のくせして、 とっても楽しそうだった。 栄子は手術室へ運ばれ、看護婦は手術は長時間かかるので、一度家 へ帰ってください、と言う。 兆治はサッサと帰る。 雅也が買い物をして帰ってくると、座敷で兆治が寝ている。胸に雅 也のイラストを抱いて。 小さい頃、家の縁側で油絵を描いていた兆治を思いだし.....気づ いたら雅也も一緒に寝ていた。 ハッと気づいて飛び起きると、とっくに手術の終了予定時刻を過ぎ ている。 兆治と雅也は飛び出すと、病院に駆けつける。 執刀医はとっくに帰ってしまっており、栄子は病室で寝かされてい た。 兆治がナースステーションで話を聞いてくる。手術は成功し、声も 出せるだろうとのこと。 麻酔から覚めた栄子。ホワイトボードに字を書く。『いたい やめ れ』と。 兆治が、「あまり動かすな」と言う。 栄子は手鏡を見る。雅也がのぞき込むと、東京タワーが写っていた。 兆治も窓辺にたち、東京タワーを見る。 −− 鏡に映っても同じ形でよかった。なぜかボクたちはここにい る。バラバラに暮らした三人がまるで東京タワーに吸い寄せられるか のようにここにいた。 寸 評 この時代、まだ癌に対してあれだけある意味無知だったのでしょ うか?最近の医学の進歩は日進月歩で、昨日の常識はすでに変わって しまっているかもしれないのでなんとも言えませんが。 癌はやはり切るならばできるだけ完全に取り去ることが重要で、一 番怖いのは、なんといっても取り残した癌が転移することですよね。 栄子は筑豊で手術したとき、声帯を温存するために取り残しているわ けですから、再発の危険と、転移の危険にさらされていたわけですよ ね。今回は再発だってようですが、転移は大丈夫なのでしょうか。 不思議なのは、栄子と兆治の関係ですね。栄子の話によると兆治は 再婚したらしいのですが、こんなちょくちょく栄子のところに来てい て大丈夫なのでしょうか。それと兆治の仕事ってなんですか? 執 筆 者 () ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 春ドラマで『生徒諸君』はナッキーが新米教師になって登場ですが、以前に 高校生のナッキーは放映しているのでしょうか?ドラマを見られるようになっ たのは、90年からなので、その前の時代にどうだったのかがわかりません。 また、原作の漫画も子供の時大人気だったのですが、漫画を読ませてもらえな い家だったため、内容も知らないのですが。。。。。いきなり教師になってか らを見せられて、ついて行けるのかしら。() ====================================================================== 発行元:ドラマ研究会 e-mail:info@j-drama.tv/ url :http://www.j-drama.tv/ ID :MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 (http://www.mailux.com/) ====================================================================== |