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タイトル:Daily Drama Express 2007/02/05 東京タワー (5)  2007/02/26


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/02/05 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 中川雅也(速水もこみち)
 中川栄子(倍賞美津子)
 中川兆治(泉谷しげる)
 藤本ハル(赤木春恵)
 藤本香苗(浅田美代子)
 佐々木まなみ(香椎由宇)
 鳴沢 一(平岡祐太)
原  作 リリー・フランキー 「東京タワー オカンとボクと、時々、オト
ン」
脚  本 大島里美
主題歌  『』

あらすじ  第五回 最後の旅行

 オカン・中川栄子(倍賞美津子)の病院へ駆け込むがいない!?

 カーテンの奥を覗くと、同室の患者のおばさんたちと、花札をやっ
ていた。
 みんな栄子から何度も聞いていたので、中川雅也(速水もこみち)
がイラストレーターということをよく知っている。

 医師の説明を受ける雅也。医師は栄子の甲状腺の癌は残らず切除し、
声帯は別の方法で治療するという。

 栄子は心配する雅也に、心配することはない、と明るい。

 藤本香苗(浅田美代子)は雅也に、栄子は雅也の顔を見たから倍、
元気になった。こっちに戻ってくるわけにはいかないのか?と問う。


 栄子の手術が始まる。


 雅也のアパートを訪ねる佐々木まなみ(香椎由宇)。電話をしても
ずっとつながらなくて、心配して来た、と言う。

 下宿仲間は、雅也は九州に帰った、と言う。


 手術を終えた栄子。
 雅也はまだ寝たままの栄子の枕元で、栄子がオトン・中川兆治(泉
谷しげる)から貰った指輪を見る。

 雅也は、イラストの締め切りを来週に延ばせないかと電話するが、
たちまち無理ですよね、と言って電話を切る。


 兆治が栄子の見舞いに訪れ、タバコに火をつけると、「元気そうだ
な」と声を掛ける。
 栄子は、「元気なわけないでしょ」と言い、それを聞いてしまった
雅也は、病室に入れなくなる。


 かっぱでオトンと話す雅也。
 オトンは、かっぱを閉める、と言う。しばらく店を閉めていると、
借り賃もバカにならないから、と。
 オトンに、ずっとオカンについていてあげられないか、と聞くが、
それほど暇じゃないと断るオトン。

 店を出て行こうとする雅也に何か声を掛けようとして、やめるオト
ン。

 −− あの頃、オカンは想像していただろうか。年老いた自分がこ
の町で一人、病魔に襲われ、ため息をついていることを。
    五月にある人は言った。どれだけ親孝行をしたとしても、き
っと後悔するでしょう。ああ、あれもこれもしてあげればよかっ
た.....と。

 雅也は、香苗と話している栄子の病室に顔を出し、東京に帰る、と
言う。
 栄子は雅也を追いかけ、お見舞いに貰ったバナナやブドウを渡す。
そして、新幹線の切符は持った?バスの時刻は調べた?とあれこれ世
話を焼く。
 起きてこなくていいよ、と言う雅也。


 1995年 東京。
 鳴沢一(平岡祐太)は雅也に、早くイラストを仕上げてくれ!と張
り付いている。好きなイラストの仕事なんだから、と言うが、雅也は
仕事となると.....描いて、渡して、描いて、渡して.....と愚痴る。

 鳴沢は、部屋に散らばったイラストのうちの一枚をつかむと、「こ
れでいいや」と飛び出していく。雅也が、まだ描きかけだと言うが、
鳴沢は適当に手を入れるから、と言う。

 雅也は山田耕平(柄本祐)に、オレもついに社会の歯車になってし
まったと愚痴る。

 雅也の部屋には、また下宿人たちが集まっていた。

 まなみが突然やってくる。
 雅也は慌てて家の中の水着女性のポスターなどをはがして、押し入
れにつっこみ、まなみを招き入れる。

 まなみは、雅也よりだいぶ遅れたけど、遂に自分の写真が雑誌に載
った。それを一番に雅也に見せたくて、来た、と言う。
 でも、下宿仲間に、「もうチューした?」などと、邪魔をされ、雅
也はまなみと共に、外へ出る。

 雅也はまなみに、先日黙って、突然いなくなったことをわびる。
 まなみは、栄子は大丈夫なのか?離れていて、心配ないのか、と問
う。
 雅也は、香苗の店を手伝いながら、治療を続けている、と言う。そ
して、まなみの両親について聞く。

 まなみの両親は健在だと答える。

 まなみは、東京タワーのライトの色は、冬と夏とで違う。あの時も
今と同じ、冬の色だった、と言う。


 雅也が下宿に戻ると、大家さんが、香苗から電話だと呼びに来る。
 雅也が出ると、香苗の明るい声。
 雅也が最近忙しくしていると言うと、香苗は栄子の調子もだいぶい
いので、一緒に旅行へ行こう。ハワイなんていいね。旅費は雅也餅で、
と言って電話は切れる。

 焦る雅也。通帳の残高は29,731円しかない。


 翌日から雅也は鳴沢に、もっと仕事をくれと頼む。
 「締め切り、守れるの?」と鳴沢。
 「たぶん」と雅也。
 「それじゃダメだ」と鳴沢。
 「守ります!」と雅也。

 工事現場のバイトに、銭湯のペンキ絵。

 締め切りに、焦る雅也。下宿仲間が手伝うが、むしろ邪魔になって
いる。


 道ばたで、似顔絵を描き始める雅也。
 下宿仲間や耕平が、隣で雅也の部屋のがらくたを持ってきて売ろう
とする。
 中に、『バカボン』(耕平のあだ名)と書かれたマジンガーZの人
形がある。


 1982年 筑豊。
 オカンが雅也に、小倉でオトンと一緒に住もう、と言う。
 雅也は転校するのはイヤだが、オトンと一緒に暮らせることは喜ぶ。

 耕平は、餞別に、大切にしていたマジンガーZの人形を雅也に送る。
 そして、お互い涙を流して別れる。

 しかし、小倉行きはなくなった。餞別を貰ってしまった雅也は、ど
うしようかと悩む。


 雅也は似顔絵描きをやめにする。もとはと言えば、お燗とオトンが
仲良くしてくれていれば、雅也が責められることは無かったのだ。ば
からしい、と。


 上京してきた母親と会うまなみ。うれしそうに初めて雑誌に載った
写真を見せる。
 でも、母親の反応は、いつまで東京でフラフラしているの。ご近所
にも、まなみが何をしているのか、説明もできない。すぐ帰ってきな
さい、と言う。


 まなみと会う雅也。
 まなみは雅也に、いつまで東京にいるかって、考えたことある?と
聞く。
 雅也は、まだ何もやれていない、と言う。
 まなみは、午前0時に、東京タワーのあかりが消えるのを一緒に見
たカップルは、幸せになれるっていう言い伝え、知ってる?と言う。

 二人は、東京タワーの明かりが消えるのを見る。そして手をつなぐ。


 雅也は、まなみとつないだ手を大事にして、下宿へ帰る。でも、そ
の手を耕平にもたれ、不機嫌になる雅也。

 耕平は雅也に、格安チケットがあったから買っといた、と言う。
 ハワイ資金の缶を開けると空。
 雅也は、デート資金も要るのに、何勝手なコトして!と怒る。

 下宿仲間は、地元で悪さをして戻れない、とか、親からは勘当され
て電話一本かかってこない、とか言う。台湾出身の青年も、帰国する
金が無く、母親とは8年会っていない、と言う。
 耕平は、栄子のことが好きと言い、餞別をくれる。400円。


 栄子は旅行の支度に、米までカバンに詰める。
 香苗が、これはどうするの?と卓上の書類について聞くと、栄子は、
戻ってから考えると答える。それは、この病院の家の退去通告書だっ
た。


 三人が到着したのは、ハワイアンセンター。がっかりする二人に、
予算の関係でと言う雅也。

 雅也は水着美人に逆ナンされるが、栄子と早苗に、「マー君!」と
呼ばれ、おじゃんになる。

 夕食後、一緒にダンスをと誘われた栄子は、喜んで舞台に上がり、
雅也を呼ぶ。
 雅也は照れて断る。
 香苗が雅也に、そんなに栄子に冷たくすることは無い、と言う。癌
だって治ったわけではなく、いつ再発するか知れない不安を抱えてい
る。家だって追い出される。雅也は東京へいったまま、なかなか帰っ
てこない、と言う。

 夜、雅也は栄子と二人きりになる。雅也はいい年なんだから、オト
ンと二人、仲良く住んだら?と栄子に言う。
 栄子は、オトンは別の女の人と住んでいる。あの小倉へ行こうとし
て、急遽取りやめにしたときからだと言う。

 旅行が終わり、別れ際、雅也はオカンを呼び止め、東京で一緒に住
もう、と言う。
 頷く栄子。
 香苗は、栄子は小倉や筑豊のような田舎にしか住んだこと無いでは
ないか、と目を丸くするが、やはり雅也のそばにいる方が幸せかもし
れない、と納得する。


 −− 駅の名前も、電車の乗り方も知らず、知り合いもいないこの
街に、オカンはやってきた。18才の時のボクのように。ただ、ボク
が東京にいるということだけを理由に。


 栄子は病院の家をきれいに片付けると、東京駅までやってきて、人
に道を聞きながら、東京タワーの下へとやってくる。

 駆けつけてきた雅也に、東京タワーを見上げると、「大きいね」と
言う。


寸  評  先日音楽番組で、久しぶりに福山雅治を見ました。そして思った
のですが、雅也の役、彼の方がいいのではないでしょうか?
 あの、コントのようなかつらをかぶっているんじゃ、誰でも良さそ
うだし、福山の方が、まだもこみちほど無駄に背が高くなさそうだし。
 たぶん最後は、2007年まで到達するのでしょうから、年齢的に
も何とかなるのではないでしょうか。
 あまりにどうにもならないので、福岡弁をしゃべれそうなことを第
一条件で、考えてみました。

執 筆 者 鈴木()

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2. 編集後記
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 健康番組の功罪はいろいろあるでしょうが、一番の功績は、ハッキリとタバ
コの害を言い、禁煙を勧めていることだと思います。特にたけしの『こんなに
怖い家庭の医学』は、実際にたけしやガダルカナル・タカのようなヘビースモ
ーカーの人が、禁煙していること。
 タバコは周りの人にも害になりますし、すぐにはそこの空気はきれいになら
ないし、衣服や髪についたにおいも気になるので、もっと世の中、禁煙を推進
して欲しいです。
 人気テレビ番組の影響力は強いですから、是非これからも、禁煙を訴え続け
て欲しいと思います。

 前回の放送を見ていて、10年少し前には、まだ病室でタバコを吸う見舞客、
というのがあったんだな、と、最近の禁煙推進のすばらしさをかみしめました。
 しかも、栄子は喉の癌だったわけで、もしかしたら、原因は喫煙だったかも
知れないのに、というのに、です。(鈴木)

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