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タイトル:Daily Drama Express 2007/02/22 拝啓、父上様 (7)  2007/02/26


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/02/22 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 拝啓、父上様
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 田原一平(二宮和也)
 田原雪乃(高島礼子)
 中川時夫(横山 裕)
 坂下エリ(福田沙紀)
 小宮竜次(梅宮辰夫)
 坂下 保(高橋克実)
 坂下律子(岸本加世子)
 坂下夢子(八千草薫)
脚  本 倉本聰
主題歌  「」

あらすじ 第7話「」

 師走に入って築地市場は活気づいている。「坂下」のリニューアル
問題で保(高橋克実)が来られないことが多いため、竜次(梅宮辰夫)
は一平(二宮和也)や時夫(横山裕)に食材の選び方をいろいろ伝授
する。

 買出し中、新橋の料亭の主人に会った一平たちは一緒に料理屋で朝
食をとる。竜次と主人は料理の勉強会の話をし始める。一平は竜次が
勉強会で板前としての技術を上げようとしていることに感心する。店
の経営よりも板前にはこういうことが大事なはず……と一平は思う。

 その日、律子(岸本加世子)と保は従業員を集めて、「坂下」の今
後について説明する。律子は沈痛な面持ちで計画中の高層マンション
に「坂下」を売却して来年3月に「坂下」を閉めること、そして再来
年8月に完成するマンションの1階に新「坂下」をオープンすることに
なったことを話す。同席した夢子(八千草薫)は、耐えられなくなっ
たような感じで立ち上がると部屋を出て行ってしまう。

 律子は話を続け従業員の今後については誠意を持って対応するが、
何もまだ手がつかない状態なので、落ち着くまで他所に余計なことは
話さないでほしいと頭を下げる。一平たちは重苦しい気持ちでそれを
受け止めるしかできない。

 お昼休みに仲居たちと一平、時夫は集まって話し合いをする。仲居
たちは今後の不安から互いに当たり始める。一平は律子に竹地建設の
アパートを紹介されていたことで裏切り者扱いされ、返答に窮してし
まう。そこへ雪乃(高島礼子)から電話が入り、一平はそれを口実に
出て行く。

 雪乃は律子が従業員に「坂下」売却の話をした噂を聞きつけ、一平
に確認する。一平が事実だと答えると、集まっていた商店会の人たち
はこれで反対運動も終わりだと落胆の色を浮かべる。

 一平が重い足取りで戻ってくると、夢子が野良猫に餌を与えている
のを見かける。すると近所の人たちが猫に餌を与えるのは禁止になっ
ているから止めてほしいと苦情を言う。一平は文句を言おうとして止
める。神楽坂が変わっていくのはなんともやりきれない気持ちではあ
るが……。さらに「坂下」売却の話を受けて、マンション反対派の人
たちの「坂下」の予約キャンセルの話が出てくるようになり、先行き
は険しくなる。

 その日の閉店後、マンション反対派の人たちが「坂下」へやって来
ることになった。律子たちは動揺するが、夢子が「私がきちんと応対
します」と言ってその場を落ち着かせる。一平はこのごたごたの中で
冷静に対処しているのは竜次と夢子くらいで、こういうときに人間の
大きさというのもがわかると感じる。

 話し合いは長引き、保は竜次や一平に先に帰っていいと告げる。一
平は心配しつつも帰路につく。一平は1人で考えたくてぶらぶらと街
を歩き、気がつくと「ラ・ムール」まで来ていた。ちょうど閉店時間
でナオミ(黒木メイサ)が出てくる。一平に気づいたナオミがやって
くる。一平は送るよと言って一緒に歩いていく。ナオミは音楽を聴い
ていたので、一平が何を聞いていると尋ねる。ナオミはイヤフォンの
片方を貸してくれる。

 一平はナオミとほとんど口をきかなかった。この日はフランス語の
日で会話ができないし、言葉がないほうがいい、そんな気分だった。
ナオミの家の方角は引越し先と同じなので、一平は嬉しくなる。

 ナオミのマンションに着くと、ナオミは「メールするね」と日本語
で言う。驚く一平にナオミは携帯の時計が0時をまわっているのを見
せる。別れた後、一平は嬉しくてたまらずスキップする。

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 −人生は時々すごく素敵です。俺はこの街が大好きです!
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 次の日の昼休み、一平は律子に呼ばれて赤城神社の喫茶店に行く。
一平は嫌な予感がするので気が進まない。律子は一平に新「坂下」で
働いてほしいと思っていると伝える。「あんたには手伝ってほしいか
ら。いいわね」と有無を言わさない律子の口調に、一平は「は、はい」
と返事をしてしまう。律子は新「坂下」の図面を見せる。一平は他の
人の処遇が決まっていない中で自分だけこういう話を受けるのは仲間
を裏切るようで気まずいが、断れば律子の気分を害するので何も言え
ない。

 ため息をつきながら一平が戻ってくると、今度は夢子に呼ばれる。
夢子は今日予約を入れているベンチャー企業について愚痴を言い始め
る。昔はそういうところは断っていたのに、どんどん変わっていっち
ゃうなど。夢子は不意にエリの話をする。エリは将来のことで迷って
いるという。

 一平は大学に行くのかと思うが、夢子はそうでなく高校を卒業した
ら芸者に出るか、結婚するかなのだと言う。一平はまだ16歳なのにそ
んなことを考えているのかと驚く。突然夢子は意味ありげな笑いを浮
かべ「エリのことよろしくね、クリスマス」と言い出す。一平は何や
ら恐い方向に事態が進んでいるのを感じてびっくりしてしまう。

 「坂下」にやって来たベンチャー企業のお客は、ドンチャン騒ぎを
して周りのお客に迷惑をかける。竜次が注意に入っても相手にしない
で悪ふざけを止めない。夢子は馴染みのパイプ愛好会の忘年会の応対
をしていた。「坂下」を閉めるのかと聞かれて夢子はさびしそうな顔
を見せる。

 そんな中パイプ愛好会のお客が悪酔いしたベンチャー企業のお客と
廊下でぶつかって転び腰の骨にひびが入る重傷を負い、救急車が呼ば
れる事態になる。一平たちはその対応に大わらわになる。

 ベンチャー企業のお客は悪びれることもなく帰ろうとする。夢子は
黙っていられず、律子の止めるのも聞かず、詫びの一言があってもい
いんじゃないかと言う。お客は気分を害し、名刺を夢子に投げつけ悪
態をつきながら出て行く。

 それを見た時夫はカッとなって殴りかかり、店の前で大喧嘩になっ
てしまう。竜次が間に入って何とかその場は納まるが、律子は完全に
逆上して夢子に当り散らし、夢子は夢子はどうせ閉めるんだからどう
なってもいいでしょと開き直る始末、竜次、保は律子に口をきいても
らない事態になってしまった。一方時夫はエリ(福田沙紀)や仲居た
ちに誉めそやされる。

 一平は「ゆき乃」に行って一部始終を話す。時夫は辞めるつもりな
のかもしれないと言う一平に雪乃はちょうどバーテン1人探している
ところだったのよと笑ってみせるので、一平は律子の機嫌を損ねると
呆れる。

 雪乃は一平に新「坂下」になんか動きがあったか尋ねる。一平は答
えられない。雪乃はさては新「坂下」に呼ばれることになったのかと
当ててみせる。雪乃は一平が坂下家に狙われていると言う。一平は何
のことかわからない顔つきなので、雪乃はエリの婿に迎えようとして
いるんだと教える。一平はまだ23歳だしとピンと来ないが、雪乃は保
が律子と結婚したのは22〜23、あの家はそういうものだと説明する。

 一平は、結婚なんて遠い将来のことだと思っていたし、するならナ
オミがいいと思っていた。だが、よくよく考えると夢子がクリスマス
にエリを音楽会に誘うように仕向けたのはそういう意図があったとし
てもおかしくないし、新「坂下」に呼ばれるのもそういうことなのだ
ろうと合点がいく。一平は困惑し「冗談じゃない!」と叫びたくなる
気分になる。


寸  評  ここに来て思うのは話の核がなんであるのか?ということです。
タイトルからすれば一平と父親探しなのかもしれません。「拝啓、父
上様……」というモノローグは父親とのやり取りを示していますが、
見る側からすると父親が誰かはもとより、どんな人なのかすらわから
ないので、なんだか一平の独り言で終わっているような気がします。
父親がこういう人というのがわかっていれば、その人格との交流やぶ
つかり合いの中で成長すると思うのですけれども。「坂下」にやって
来た反対派とのぶつかり合いも省略され、夢子に苦情を言う人に一平
は何も言わずにやり過ごすので、さらっと話が流れていってしまいま
す。唯一時夫が怒りをぶちまけたところがドラマらしいという感じが
しました。

執 筆 者 けん()

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2. 編集後記
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 最近児童館や寿の家を統廃合して区民広場にする動きがあり、そこで区民が
主体になっていろいろな催し物を行っています。私は月1回絵の教室に参加し
ていて、水彩画で絵葉書サイズの紙にいろいろと描いています。続けていると
少しずつ上達してきて、いずれ手作り絵葉書で手紙を描いてみたいと思ったり
します。(けん)

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