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タイトル:Daily Drama Express 2007/01/17 ハケンの品格 (2)  2007/02/09


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/01/17 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル ハケンの品格
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 大前春子(篠原涼子)
 森 美雪(加藤あい)
 里中賢介(小泉孝太郎)
 東海林武(大泉 洋)
 浅野 務(勝地 涼)
 黒岩匡子(板谷由夏)
  小笠原繁(小松政夫)
 天谷眉子(白川由美)
 桐島敏郎(松方弘樹)
脚  本 中園ミホ
主題歌  「」

あらすじ  第二回 大戦争!派遣vs.正社員 プライドとホチキス

 朝の出勤時、大前春子(篠原涼子)を見つけ、「先輩!」と追いか
ける森美雪(加藤あい)。そして春子にだけは秘密を打ち明けます、
と、冷え性なので毛糸のパンツをはいていると言う。
 春子は、「毛糸のパンツに先輩呼ばわりされる覚えはありません」
と言う。


 里中賢介(小泉孝太郎)と東海林武(大泉洋)は、昨夜のフラメン
コの女性はどうみても春子に見えるが、そんなはずはないだろう、と
話している。
 そこに桐島敏郎(松方弘樹)部長が通りかかり、里中と東海林が昨
夜の礼を言うが、桐島は機嫌が悪いまま通り過ぎる。

 廊下を里中と東海林が並んで話しながら歩いていると、後ろから春
子が「じゃま」と二人をどかして追い越していく。

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 おごれる正社員は久しからず。今や派遣なしに会社は回らない。た
とえばこの大前春子。彼女の辞書に不可能と残業の文字はない。三ヶ
月の派遣期間が終わるとどこへともなく去っていく。だが、スーパー
派遣大前春子が非正社員の道を選んだかは定かではない。
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 春子がフラメンコの動きに見えるようなポーズで体操をしている。
 里中と東海林がフラメンコの話題をふっても春子は無視。
 9時になり、春子が勤務開始。

 マーケティング課では、みんなで資料のホチキス止め。
 そこに東海林がやってきて、美雪のホチキスの場所は反対と言い、
ホチキスのうち会を説明。
 里中が、東海林は学生時代、ホチキス止めのバイトをしていて詳し
い、とフォローする。

 最後に『壁打ち』と言って、テニスの壁打ちのマネをしてぼけると、
春子がホチキスを構えて、つかつかと東海林に近づいてきて、東海林
の横の壁に、『仕事中は無駄口をきかない』と貼る。『壁打ち』とは、
ホチキスを画鋲のように使うこと、と解説。

 東海林は、春子に聞こえよがしに、派遣には派遣が教えてやらなけ
れば、と言うが、春子は無視。

 東海林が春子に、今日の営業についてきて欲しいという。春子のよ
うな者が一緒にいれば箔がつくから、と。
 でも春子は、自分は営業二課の仕事はしない、と断る。

 里中が春子に、今日はマーケティング課は暇なので、東海林を手伝
って欲しいと言う。
 春子は、里中の指示には素直に従う。


 二人はデパートへ出向く。
 東海林は、ここは半年掛けて自分が開拓し、もうすぐ中央の売り場
がもらえそうだと春子に説明する。そして春子は余計な口は聞かない
でくれ、と言う。

 デパ地下の食品フロア。東海林は緑川店長(渡辺いっけい)に挨拶
する。
 緑川は、まだ上が検討中だからと、東海林を避ける。
 でも、春子の姿を見つけると、駆け寄り、春子に一度礼が言いたか
ったという。春子のアイディアで売り上げは30%増。自分も、売り
場主任から店長に昇進した、と。
 今はどうしているのかと聞かれた春子は、正社員から何も言うなと
言われているから、と口をつぐむ。

 緑川は春子を社長室へと案内し、モンブラン、お好きですよね、と
言う。
 取り残され、呆然とする東海林。

 戻ってきた春子は、東海林を無視。
 春子のせいでこの件がダメになったらどうするんだ、と文句を言う
東海林。
 ついて来いと言ったのは、正社員さんでしょ、と春子。


 東海林たちが社に戻ると、桐島がニコニコと電話を受けている。緑
川が売り場面積10倍にしてくれるというのだ。
 緑川は春子によろしく、と言う。

 東海林がコーヒーサーバーでコーヒーを淹れようとすると、出ない。
 やってきた嘱託の小笠原繁(小松政夫)に、春子はすぐに辞めさせ
ますから、と言っても、小笠原は無理でしょ、と言う。

 そこに美雪がやってくる。東海林は、小笠原の分と自分の分のコー
ヒー2杯と頼む。

 美雪はコーヒーを出そうとサーバーを叩いて壊してしまう。美雪は、
やってきた黒岩匡子(板谷由夏)に、思わず弁償します、と言う。
 匡子が、それ、15万円するのよ、と言うと、15回分割で、と美
雪。
 匡子は、三ヶ月しかいないのだから、三回分割にしなさい、と言う。

 美雪が春子に話しかけても、「あと30秒話しかけないで」と断ら
れてしまう。一ツ木慎也(安田顕)が、春子がほしがっていたパソコ
ンスキルのある派遣を連れてくる。男性で、近耕作(上地雄輔)・派
遣社員 年収420万円。

 春子は12時になったので、サッサとお昼に行ってしまう。

 小笠原は勝手に春子の向かいの席に座ると、桐島の前でも態度を変
えない春子はすごい。自分は桐島と同期で、桐ちゃん、繁ちゃんと呼
び合う仲。でも、世の中、無情だね、と言うが、春子は無関心。
 小笠原が、春子は時給3000円貰っているのだから、美雪のこと、
助けてあげれば、と言うが、春子は500円玉を卓上に置くと席を立
つ。


 美雪は一ツ木に、サーバーを壊してしまった件を言い、近と入れ替
えになるのかと聞く。
 一ツ木は、美雪のようにスキルの無い派遣が生き延びる道は、キャ
ラ立ちすること。美雪は癒し系キャラ。何でも気軽に頼めるキャラ、
というもの。


 春子は、コーヒーが飲めなければ、お茶を飲めばいいでしょと言い、
お茶を淹れている。
 社員たちは、コーヒーが飲みたいのだから買ってこい、と春子に言
う。
 そこに来た美雪が、自分が買いに行くという。
 春子はやめとけば、と言うが、美雪は買いに行く。ついでに頼まれ
たタバコも。

 ほかの派遣は、美雪にそういうことをされると、派遣全体が軽く見
られる。美雪にプライドは無いのか、と言う。


 6時になり、春子はサッサと帰る。
 美雪は春子を追いかけ、「派遣のプライドって何ですか?」と聞く。
 春子は、「くだらない」と吐き捨てる。

 春子を追いかけた美雪は、春子をスペイン料理店近くで見失う。
 美雪がその店に入ると、天谷眉子(白川由美)は、自分は春子の母
親代わり。また迷える子羊が来た、と言う。
 美雪は、自分が子羊!?と言うと、何人目?と聞く。
 20人目くらいかな?と眉子。


 東海林は里中に、春子のせいで、半年掛けて開拓したでバーと
が.....と愚痴る。
 とにかく商談まとまったのだからいいじゃないか、と里中。
 東海林は、正社員の顔を立てないで、プライド丸つぶれだ、と憤る。
以前総務にいた時、派遣がこっそりぞうきんの絞り汁をお茶に入れて
いたのを見て、凍り付いたという。

 里中が、春子が淹れるお茶はおいしいというと、里中まで春子にく
びったけかよ.....と嘆く東海林。


 お店(タブラオ「カンタンテ」)で美雪は眉子の息子・天谷リュー
ト(城田優)相手に愚痴る。春子のようにスキルがあれば、プライド
を持てるけれど、自分には何もないから無理だ、と。

 眉子が、春子にはプライドなんてない。春子はプライドなんて持っ
ていても、何の役にも立たない、と捨てた。美雪を見ていると、昔の
春子そっくりだ、と言う。


 少年が、UFOキャッチャーが取れず、苦心している。
 すると春子が、「そこで止める!そこで取る!」と指示し、少年は
無我夢中で春子の指示に従うと、取れる。

 春子が、UFOキャッチャーの景品を大量に抱えて帰ってくる。
 眉子から、美雪が来ていたことを聞く。


 翌日の会社で美雪は春子に、カンタンテに下宿しているんですね、
と話しかける。
 春子は、昨晩聞いたことを、今すぐ頭の中から消去しなさい!と命
じる。


 近が、この会社のセキュリティーは甘すぎると言って、簡単に重要
ファイルを開いてみせる。
 春子も、以前からそう思っていたと言う。

 里中が、今すぐ報告書を作ってくださいと指示すると、すでにでき
ていると、春子が報告書を差し出す。
 見てもちんぷんかんぷんの里中は、近に一緒に説明に来てください
と頼み、近は引き受ける。

 そこに東海林が来て、セキュリティーを護るのは社員の仕事、と言
って、春子の報告書を、里中の手から取る。そして美雪に、「焼きそ
ばパン買ってきて。お昼食べに行く時間無くて」と言う。しかも店ま
で指定。
 すると男性社員が次々と美雪に買い物を頼む。

 12時が来て、春子はお昼を食べに行く。

 食べ終わった春子は社への帰り道、たくさんの買い物を抱え、必死
にタバコを買う美雪を見かける。

 やっと戻ってきた美雪が買い物を配っていると、ほかの派遣たちは、
美雪のような者がいるから派遣が低く見られる。男にこびるために派
遣やってんじゃない?と文句を言う。

 美雪が自席に戻ったときは、すでに一時近く。自分のお昼が食べら
れていない。
 軽い体操をしていた春子は、「お昼はしっかり食べなくちゃね」と
言う。
 美雪が、一ツ木から、自分のような派遣はキャラ立ちするしか生き
ていく方法が無いと言われた、と言うと、春子は『一ツ木』も『キャ
ラ立ち』も全部いいわけに過ぎない、と言う。


 チャットで東海林の悪口を送り合う派遣社員たち。

 東海林は、緑川からの電話を待っていた。
 やっとかかってくるが、かかってきた相手は春子。
 春子は緑川に対して、繰り返し謝ると、電話を切ってしまう。

 簡単に切るな!と東海林が怒ると、自分に掛かってきた電話だと春
子。
 電話の内容を報告しろ!と東海林。

 春子は、あの売り場面積は92平米。計算を間違えています。でも、
売り場面積の件は減らさないように頼みました。夕方までに直して提
出してください、と言う。
 東海林が、ほかに何か言ってなかったか?と問うと、あの東海林と
いう社員は大丈夫か?と聞かれたから、「サァ」と答えておきました、
と春子。
 東海林が派遣が商談に口出すな。どうせ三ヶ月しかいないのだから、
会社の利益なんて考えているわけないだろう。春子を連れて行ったの
は、秘書が一人ぐらいいた方が格好がつく、と思っただけだという。

 争いを和ませるために、小笠原が千円札を取り出し、美雪にこれで
コーヒーをみんなに買ってきてくれ、と言う。何か言いたそうな美雪。
 匡子が、コーヒーサーバーを壊したのは美雪なんだから、早く行っ
てきなさいよ、と言う。

 美雪がついに、行きたくない、と言う。
 東海林は、春子がそういう態度だから、派遣がつけあがるんだ。派
遣は単純作業をしていればいいんだ、と言う。

 春子は、自分には関わりがございません、と言う。
 東海林が、春子はいつも自分のことを、『正社員』といか呼ばない
と文句を言うと、春子は、東海林が派遣の名前を覚えたら、東海林の
ことも名前で呼ぶ。失敗はクルクルパーだけにしてくれ、と言う。
 「これは天パーだ!」とキレる東海林。

 そこに桐島が来て、どの課の派遣も協力して、台車に満載の資料を
すべてホチキス止めして、夕方までに全社員に配れるように手配して
くれ、と春子に頼む。
 東海林が、そのホチキス止め、自分がやる。ホチキス止めで勝負だ。
自分が勝ったら春子に、謝れ、と言う。
 春子が、自分が勝ったらどうするんだ?と問うと、頭丸めて謝る、
と東海林。ニヤッとする春子。
 勝負は三時から、となる。
 桐島は、とにかく仕事して、と言って出て行く。


 三時。ホチキス対決。書類千部を早く綴じた方が勝ち。
 東海林は学生時代バイトで一日一万発打っていた、と言う。

 春子は、一定数綴じると定規を取って、ホチキスの頭をつぶす。
 一方東海林の使っているホチキスはそんな操作がいらないフラット
・タイプ。

 ラスト・ワン。二人は同時に綴じるが、春子の方は針が曲がって落
ちる.....。

 春子は立ち上がると、「申し訳ございません。わたしが悪うござい
ました」と言う。
 東海林は、「あんたもよくやった。オレを相手に、一冊差だからな」
と言う。

 春子が負けたと聞いて、残念がる桐島。

 春子は派遣たちを引き連れて、おとなしく社内に資料を配付してい
く。


 帰り際、美雪は春子に、自分は勇気を出して、おつかいを断りまし
た。でも、春子の敗北は自分の敗北です、と言う。

 バスを待つ春子に、里中は春子に聞きたいことがある。なぜ春子は
わざと負けたのだ?と聞く。
 春子は、あのまま正社員のプライドを傷つけてもいいことは一つも
ないから、と答える。
 東海林に誤解されたままでいいのかと聞かれても、東海林は自分の
ことを平気で人を傷つける派遣だと思っているでしょ。今日は言いた
いことが言えて、スッキリしました、と春子。

 里中が、誤解されたままでいいわけないでしょ。プライドが傷つく
でしょ、と聞くが、春子はもっと大切なものがある、と言う。
 里中が、それは何かと聞いても、春子は答えない。

 バスが来る。
 ベンチから立ち上がった春子は、大切なのは派遣として生きていく
こと。メンツやプライドを大切にする正社員とうまく付き合っていか
なければならない。なお、質問は就業時間内にしてください、と言う。


 夜、東海林が里中に、春子が綴じた資料を手に、しみじみと言う。
東海林の手にある、春子が綴じた数部の資料のホチキスの位置は、寸
部の狂いもない。里中の手に負える相手ではないので、気をつけるよ
う言う。


 翌朝、エレベータに乗り合わせる東海林と春子。
 「挨拶ぐらいしたらどうだ?.....大前さん」と東海林。
 「おはようございます、東海林主任」と春子。


 一ツ木が桐島に、菓子折を持ってくる。美雪がコーヒーサーバーを
壊したお詫びだった。

 桐島は、あのサーバーを壊したのは自分。一昨日の朝、出が悪いか
らと蹴飛ばしたら、何か部品が落ちてきた。今、修理呼んだから、じ
き直る、と言う。

 浅野務(勝地涼)が、直ったサーバーで淹れたコーヒーをみんなに
配る。

 くしゃみする美雪。
 里中は、今日は一段と寒いので、お使いに行かないよう、言う。
 小笠原が、浅野が美雪へのカンパ金を入れる箱を作っていた、と披
露。

 春子は美雪に、「今日は毛糸のパンツ、はいてこなかったのです
か?」と言う。
 美雪は必死にそんなものはいてません!と訴えるが、小笠原には、
今の話、聞かなかったことにしておきましょう、と言われる。
 美雪は、そんなこと言うなんて、春子は許せない。人間としてどう
かと思う。もう春子のような派遣になりたいとは思わない、とキレる。

 春子は、そんなこと頼んでない、と冷静。


寸  評  実際としては、派遣に重要な仕事を任せている会社はどれだけあ
るのでしょうか。
 派遣が同じ会社(の同じ仕事?)に、三年以上従事した場合、派遣
社員が望めば、正社員に登用しなければならないらしいのです。(詳
しく知らずに済みません)
 知っているある会社では、派遣社員はたくさん採用していますが、
正社員にすることを避けるために、一年で契約を切って、更新しない
ようにしています。こういう方針の会社は、派遣に頼める仕事は限定
されていきます。

 ところで、春子が近に期待したスキルってなんでしょう?まさかセ
キュリティー??

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 昔お昼を一緒に食べていた仲間はドラマ好きが多くて、話がよくわかったの
ですが。メンバーが替わり、今はバラエティー好きが多いです。これだけドラ
マを見ていることからおわかりのように、バラエティーはあまり見ていません。
バラエティーネタには、あまりついて行けていないのです。
 自分が見ているバラエティーを考えると、ビートたけし絡みが多いな、と思
います。彼の企画は、知的好奇心をくすぐるものが多いのですよね。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
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