メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2007/02/01 拝啓、父上様 (4)  2007/02/06


===================================================== 発行部数   25 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/02/01 (Thu) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 木曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル 拝啓、父上様
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 田原一平(二宮和也)
 田原雪乃(高島礼子)
 中川時夫(横山 裕)
 坂下エリ(福田沙紀)
 小宮竜次(梅宮辰夫)
 坂下 保(高橋克実)
 坂下律子(岸本加世子)
 坂下夢子(八千草薫)
脚  本 倉本聰
主題歌  「」

あらすじ 第4話「」

 まだ夜明け前の4時20分。一平(二宮和也)は眠いのをこらえなが
ら起きる。隣で時夫(横山裕)が「いいじゃねえか?すご……」と寝
言を言っている。気になった一平は目覚ましを鳴らして時夫を起こし、
何の夢を見ていたか尋ねる。しかし時夫は「思い出したいけど、すぐ
忘れちゃうんだよな……」と首をかしげている。 

 この日、築地への買出しに初めて時夫も同伴したが、保(高橋克実)
は急用で来れず、竜次(梅宮辰夫)と3人で向かう。

 8時過ぎに「坂下」に戻り、すぐ板場で支度にかかる。この日は来
客が多く忙しくなりそうで、律子(岸本加世子)は「みんな頑張っ
て!」と笑顔で声をかける。忘年会シーズンも近く料亭はこれからが
稼ぎ時だ。

 そんなところへ、エリ(福田沙紀)が「おばあちゃんのこと放って
おくの?」と駆け込んでくる。律子は「板場でそういうことを言うも
んじゃありません。これは家の問題よ」とたしなめるが、エリは「お
ばあちゃん行方不明なんだよ!」と大きな声をあげる。保も「やめな
さい」とエリを咎めると、エリは「こんなときにお母さんにビシッと
言えないなんて情けないよ!」と非難する。たまりかねた律子はエリ
の頬を叩き、黙らせる。

 しかたなく竜次が間に入り、奥で事情を聞くことにする。一平は心
配し、夢子(八千草薫)へメールを送る。しばらくして雪乃(高島礼
子)、浮葉(木村多江)、ことえ(池津祥子)、加納組の頭で鳶のシ
ャクハン(シャックリ半次郎(松重豊))らが続々と「坂下」にやっ
てくる。

 杉の間に集まった雪乃らは手分けして心当たりある場所に電話をす
るが見つからず、律子も心配そうな顔を浮かべる。するとエリが「巣
鴨の占いの先生は?」と聞く。何のことか見当がつかない律子たちに、
エリは夢子がよく巣鴨に出かけていることを教える。そこで竜次は一
平にエリのお供をして巣鴨に行くように指示する。その最中、シャク
ハンは「最悪の場合……」と夢子の自殺をほのめかすので、一平はい
てもたってもいられなくなる。

 巣鴨に向かう車の中で、一平は夢子が気の毒に思えてきた。ずっと
「坂下」を支えてきたのに、最近は律子に邪魔扱いされ、ないがしろ
にされる、それはたまらなく許せないことだった。一平の目に涙が浮
かんでくる。エリはそんな一平を見て「大丈夫?お兄ちゃんていい人
ね」と慰める。

 巣鴨のとげ抜き地蔵にやってくると、年配の女性でごった返してい
たので、一平はあっけにとられてしまう。エリはここに来る年配女性
たちはガモーナと呼ばれ、そのもんスラ(もんぺ+スラックス)にゴ
ムひも帽子はガモカジと言われている、そして極めつけはパワーをつ
ける赤パンツといろいろ説明する。一平は夢子も そんな格好をして
いると考えると違和感を覚える。

 一平とエリは夢子が通っていた占い師を見つけ出し夢子が来たかと
尋ねるが、今日は来てないと言う。そこで占ってもらうと「近々見つ
かる」と告げる。いつなのか聞いてみるが「遠からぬ未来」と言うだ
けで詳しく答えない。逆に一平を見て「誰か探しているでしょ」と言
うので、驚いてしまう。一平は探している人が2人いた。1人は父親、
もう1人は「リンゴの君」だ。一平はいろいろ聞こうとするが、占い
師は「くよくよしないことね」とだけ言って切り上げてしまう。

 結局夢子は見つからず、近くにあった喫茶店で一平は肩を落として
いた。夢子は「坂下」で居場所を失い、1人で巣鴨に来て所在なく時
間をつぶしていた、しかもエリを除いて誰もそのことを知らないあり
さまとあっては夢子が哀れでしかたなかった。

 エリは黙っている一平を見て父親のことが気になるなら夢子に聞い
てみればと言う。エリは夢子が何か知っているのではないかと何とな
く思っていた。一平はなるほどと思う。エリは「お父さんがいないの
もつらいけど、頼りないのも困る」と保の愚痴を言い出す。そしてい
きなり「養子になってもああなっちゃだめよ。私はちゃんとおにいち
ゃんをたてるからね」と笑顔を見せるので、一平は困惑してしまう。

 夜になっても夢子からの連絡はなかった。一平は仕事を終えて板場
を引き上げてくると、仲居たちが「坂下」の売却話をしていた。「坂
下」を売って高層マンションに移る。「新坂下」はこじんまりとした
感じでやるので、このまま残れるか微妙だと。すると竜次は「憶測で
ものを言うのはよくない」と黙らせる。

 一平は雪乃に呼ばれていたので「ゆき乃」に行く。時夫も勝手につ
いてくる。「ゆき乃」では浮葉とことえがいて律子の文句を言ってい
た。協力しようというのに律子に拒否されて腹をたてていた。怒りの
矛先は何も言えない保にも向けられている。

 そんな中、雪乃は一平を2階の部屋へと連れて行く。部屋に入ると、
驚いたことに読書をしている夢子がいた。雪乃は「お連れしました。
私は怪しまれないように下へ行きます」とすぐ下がってしまう。

 一平は事情が飲み込めずあたふたし、律子やみんなが心配している
と教えるが、夢子は近々出て行くからそれまで黙っていてほしいと言
う。そして自分の部屋に黄色い袋がありその中にカードと現金がある
からそれを持ってきてほしいと言ってくる。

 一平はそんな盗む真似はできない、早く戻ってくださいと頼む。す
ると夢子は「あなたは私より律子のほうが大事なのね」とすねてしま
う。困り果てた一平は雪乃に相談するが、雪乃も夢子の言うことに従
えと押し切られてしまう。

 帰り道毘沙門天で思わず頭を下げ、重い足取りで「坂下」に戻った
一平は忍び足で夢子の部屋に向かう。途中に律子や竜次が待機する部
屋を通らなくてはならないので、一平は床や壁を吹くふりをしながら
部屋へ向かう。

 なんとか部屋に入った一平は、びくびくしながら引き出しをあけて
探し出す。が、中から出てきたのは熊沢の写真でその鋭い眼光に一平
は死ぬほど驚き、ばたついてしまう。

 一平はどうにか袋を見つけ出し、中に300万ほどあるのを確認して
急いで片付けようとしたそのとき、不意に電気がつき、エリが入って
くる。現金を手にした一平を見たエリはびっくりし「泥棒!」と声を
あげる。一平は慌ててエリの口を塞ぎ、訳を話そうとするがエリは暴
れて言うことを聞かず、現金はバラけて床に散らばってしまう。

 そこへ竜次が入ってくる。一平はますます慌てふためくが、どうあ
がいても自分がお金を盗もうとしたわけではないことを説明できる状
況ではない。竜次とエリの疑惑の視線を受けて一平はショックで失神
してしまう。

 失神している間、一平は夢を見ていた。とげ抜き地蔵を1人スロー
モーションで歩く自分がいて、なぜかパワーをつけるために赤パンツ
を買おうとしていた。すると店から「リンゴの君」が出てきた。「リ
ンゴの君」は巣鴨の肌着屋の店員だったのか……一平は思わず笑みを
浮かべる。

*------------------------------------------------------------*
 −拝啓、父上様。少し気持ちを整理したいので来週までお時間をい
ただきたく……
*------------------------------------------------------------*


寸  評  一平は受身的なタイプなので、話がどうなっていくのかが一向に
つかめません。果たして一平は「新坂下」に賛成なのか否か。夢子、
律子にそれぞれ強く言われればどっちにもなびきそうです。それでは
主役は務まらないような気もするのですが、うまくコメディータッチ
で救っているような感じです。今の段階はそれでもなんとか なりそ
うですが、結末がうまく着地できるのかと心配になってしまいます。
さてどうなるでしょうか。次回は「リンゴの君」が登場、どうストー
リーに絡んでくるのでしょうか。

執 筆 者 けん()

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 巣鴨は私の実家があるところで、赤パンツを売っている肌着屋で買い物もし
たことがあるのですが、ガモーナにガモカジは知りませんでした。「年寄りの
原宿」とはよく耳にしてはいたのですが、ファッションとかもいろいろあった
のかと驚きました。(けん)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。