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タイトル:Daily Drama Express 2007/02/01 きらきら研修医 (4)  2007/02/05


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/02/01 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル きらきら研修医
局  名 TBS系
放映日時 木曜22時
キャスト 織田うさこ(小西真奈美)
 立岡ケン(ウエンツ瑛士)
 木下みかこ(りょう)
 川合真介(生瀬勝久)
 向井隆史(パパイヤ鈴木)
 山崎英彦(加藤雅也)
 壇ノ浦龍平(原田芳雄)
原  作 織田うさこ『きらきら研修医』
脚  本 荒井修子
主題歌  主題歌「CHU-LIP」大塚愛

あらすじ 第4回「卒業…涙の初執刀」

 織田うさこ(小西真奈美)を嫌っていた指導医・川合真介[ガチャ
ピン先生](生瀬勝久)が、一転うさこを熱心に指導するようになっ
た。2人の息もぴったりだ。浅見みずほ(濱田マリ)は師弟愛が芽生
えたのではないかと推察する。

 診察室。川合は、患者・青木美保子(馬渕英里可)の帝王切開手術
の執刀医にうさこを指名する。

 ジャンバルジャン製薬の山崎から接待を受けるうさこと立岡ケン
(ウエンツ瑛士)。山崎は、研修1年目の研修医が執刀することは、
原則ありえない。万が一のことを考えて断るべきだと言う。

 次の日。うさこは川合に執刀医を断る。川合は「やめたらいいやん」
と憮然として答える。

 空き病室。うさこは手術の手順を練習している。それを見た立岡は、
執刀を断るのは、川合を信用していないからだ、川合はうさこが充分
できると思って任せたのにと、執刀を勧める。

 うさこは立岡の言葉が耳に残り考える。

 考え直したうさこは、川合に執刀をやらせてくださいと頼む。うさ
こは、患者の笑顔が見たいし、一人前の先生として「ありがとう」と
言われてみたいのだと話す。

 病院に、美保子(婚家は神社)の姑(浅茅陽子)と、神社の信者一
行が現れる。姑たちは美保子の病室で祭壇を組み、安産祈願の祝詞を
上げる。

 院長室。理事長が院長・壇ノ浦龍平(原田芳雄)に研修医に執刀は
やらせないと反対しに来る。壇ノ浦は、理事長の話を聞いておらず、
せっせと千羽鶴を折っており、千羽鶴を完成させる。

 理事長は、川合に研修医の執刀の中止を命じる。川合は任せて大丈
夫だと断言し、自分が責任を負うことを約束する。それを山崎とみず
ほが覗き見ている。

 川合の師弟愛に感動したみずほは、ナース一丸となってうさこの手
術がうまくいくように応援しようとする。

 山崎は川合の進退を心配して、うさこの執刀をやめさるようにと進
言するのだが、川合は自分の研修医時代の経験を話し「人は修羅場に
1人でたって初めて己の真の姿を知るんや」(「ブラックジャックに
よろしく」の受け売り)と答える。

 いよいよ明日が手術日。うさこは、川合が立ち会ってくれるものと
思っていたのだが、川合は明日はオフの日で釣りに行くから1人で頑
張れと言われてしまい、不安になる。

 立岡は川合に無責任すぎると言うのだが、川合は「1人でやらな気
付かんこともあるねん。今のままでは研修医のまま、あいつは医者に
ならんといかんのや」と言う。川合は立岡に「お前、あいつのこと好
きなんちゃう」とからかう。

 家に帰ったうさこ。自分のブログに川合が立ち会ってくれないのは
「正直不安です」と書き込む。それと同時に川合に言われた「医者と
していっちゃん大事なことを忘れてないか」という言葉を思い出す。

 「大事なことって何だろう?」

 手術日。美保子が手術前に破水し陣痛が始まってしまい、緊急手術
をする羽目になる。予想外の出来事にうさこはうろたえる。

 川合が釣りをしている所に、院長が現れて「つれますか?」と声を
かけて去って行く。川合はうさこの手術が気になって、いつ携帯が鳴
って呼び出されるのではないかと気が気でない様子。

 美保子の姑が、手術室に運ばれていく美保子に「万之助(子どもの
名前)」と呼びかける。美保子と姑の仲は、ぎくしゃくしているよう
で、美保子は「私は万之助じゃない」と叫ぶ。

 姑は、美保子が手術前に病室を抜けて動いて破水したことは自分の
せいだと反省する。姑は、美保子が嫌がるのにも耳を貸さず、ずっと
美保子の病室で祝詞をあげていたり、検査をする時にも信者と一緒に
覗き込んだりして騒がしていたのだ。

 手術室。美保子は「生みたくない」と絶叫している。うさこは、パ
ニック状態で川合に助けを求めようと、手術室を出ようとする。立岡
が「執刀医はうさこ先生ですよ」と声をかけ、うさこは我に帰る。

 うさこは美保子に「私もいやです。私も本当は逃げたしたいくらい
なんです。赤ちゃんは逃げられませんよね」と言い、今まで手術のこ
とで頭が一杯で美保子の不安に気付けなかったことを詫びる。そして、
赤ちゃんと美保子を合わせられるように一生懸命に頑張ると約束する。

 美保子はうさこの言葉を聞いて、手術を受けることに。

 川合はうさこが気になり、釣りを中断して、手術室に。実は川合は
何かあってもすぐに駆けつけられるように、病院のすぐ前の川で釣り
をしていたのだった。

 川合が手術室の前に行くと、手術室の前に「祈カイザー(帝王切開
手術)成功」と書かれた札と千羽鶴がかけてあった。川合が手術室に
入ると、入れ違いに手術着を着た壇ノ浦が出てくる。何かあったとき
のために、壇ノ浦は控えていたようだ。

 川合が手術室の中に入ると、ちょうど赤ちゃんを取上げたところだ
った。姑は美保子をねぎらい、美保子が無事だったことが何よりだと
言う。

 川合はうさこに「ちゃんとやったみたいやな」と声をかける。うさ
こは、手術をする自分が主役だと勘違いし、一番大事なことを見失っ
ていたと話す。それを聞いた河合は「医者はあくまで脇役や」と言う。

 みずほたちが産婦人科研修の最後として手術が成功したことを喜ぶ。
うさこは、産婦人科での研修が終わることを忘れていた。

 最終日。うさこは、みずほたちから花束をもらう。みずほたちの計
らいで、川合と2人っきりになったうさこ。川合が自分の進退をかけ
て手術をさせてくれたことの礼を述べる。

 うさこは、医者が何であるのか正直わからないが、目の前にいる患
者さんが精一杯輝けるよう手助けをすることがいっちゃん大事だと思
いますと、研修で学んで思った感想を話す。

 川合はプロレス雑誌を読みながら、うさこの言うことを聞いていた
のだが、うさこがいなくなると号泣する。

 うさこの数ヶ月に渡った産婦人科研修が終わった。うさこにとって
産婦人科は本当に楽しかったようだ。うさこは「まるで好きな人に失
恋するような気分」だと思った。

 まだまだ研修は続き、次は皮膚科へ。


寸  評  このドラマ「史上最小スケールの医療ドラマ」を目指し、やり過
ぎ感を出しているのだそうです。路線的には「ナースのお仕事」の研
修医版といったところですね。

 主役にそこそこ人気のある人を持って来て、視聴率を稼ごうとした
ドラマのようですが、視聴率は今のところ10%台で落ち着いているよ
うです。

 私はどちらかというと、医療ドラマは骨太で感動いっぱいのドラマ
が好きなので、このドタバタした感じ、感情移入して見ることができ
ません。1話からずっと見てきましたが、浅茅陽子の祝詞シーンなど
を除けば、うさこも執刀を経て少し成長したようだし、今回が一番医
療ドラマらしかったかなと思いました。

執 筆 者 たま()

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2. 編集後記
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 今週に入ってから鼻水・痰・咳がひどくなった気がして、かかりつけのアレ
ルギーの病院に行ってきました。先生に「花粉だよ」と言われ「今年は暖かい
からもう飛んでるんだよ」と言われました。ガーン。今からゴールデンウィー
クぐらいまで続くのかと思うと憂鬱ですが、原因がわかったので、なんかほっ
とした気にもなりました。これから帽子とマスクが必需品となりそうです。

 久しぶりに山田太一ドラマ「まだそんなに老けてはない」(中村雅俊主演)
を見ました。1年に1回ぐらいのペースで山田太一ドラマは放映されますよね。
今回は演出が深町幸男だったので、期待して見てしまいました。

 深町幸男といえば、NHKで早坂暁の「花へんろ」「夢千代日記」や向田邦子
の「あうん」とか、数多くの優秀なドラマを手がけてきた演出家です。私は子
どもの頃に、ドラマの黄金期と言われた時期を本放送や再放送で過ごしたので、
今のドラマははっきり言って物足りなく感じられるのです。深町幸男は、派手
さはないけれど、丁寧に作った職人技といった作品が多くて好きだったのです。

 春ドラマではオダギリジョーの「時効警察」が戻ってくるようですね。楽し
みです。(たま)

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