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タイトル:Daily Drama Express 2006/11/08 14才の母 (6)  2007/02/05


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/11/08 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 14才の母
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 一ノ瀬未希(志田未来)
 三井マコト(河本準一)
 一ノ瀬忠彦(生瀬勝久)
 一ノ瀬加奈子(田中美佐子)
 波多野卓(北村一輝)
 遠野香子(山口紗弥加)
  桐野智志(三浦春馬)
 桐野静香(室井滋)
脚  本 井上由美子
主題歌  「」

あらすじ  第六話 私にも母子手帳くれますか

 担任の遠野香子(山口紗弥加)は一ノ瀬未希(志田未来)に、退学
の手続きはもう少し待つように言う。未希が退学しなくて済む方法を
考えてみると言っていた。

 未希は断ったと言う。

 一ノ瀬加奈子(田中美佐子)は、卒業証書だけでももらえる方法が
あるのでは、と言う。
 未希は、久保田恵(北乃きい)たちにも迷惑をかけたくないから、
と言う。

 一ノ瀬忠彦(生瀬勝久)は、悪あがきはやめるよう言う。担任の先
生は同情してくれたかもしれないけど、親がまだ受け入れられないの
に、卒業証書をくれる学校があるわけないだろう、と。忠彦にも、会
社での立場がある、と言う。

 小学生の弟・一ノ瀬健太(小清水一輝)は、児童館に行っても友達
がいなかったと帰ってくる。
 未希が相手をしてあげようかと言うが、もう未希とは遊ばない、と
健太。


 遂に記事が出る。
 桐野静香(室井滋)は記事に赤線を引き、自分と直接書かれていな
くても、それとわかる言い回し、桐野智志(三浦春馬)に言及してい
る部分を、智志に説明する。自分は今まで、散々マスコミを利用して
きたから、こういうときに叩かれる覚悟はある。でも、智志の将来に
関わることは許せない。だから智志は当分学校を休むように言う。
 智志は、学校へ行くという。 
 静香は、旧友にからかわれても、誰かに何か聞かれても、すべて知
らぬ存ぜぬで押し通せるのね、と念を押す。


 −− わたしたちの驚きやとまどいをよそに、小さな命は闇の中で
しっかりと呼吸を始めていました。そしてまるでわたしたちを試すか
のように、思いも掛けぬ試練を与えようとしていたのです。


 診察を受ける未希。つわりが出始めている。
 女医・的場春子(高畑淳子)が重要な話をする。来週から妊娠
12週になるので、中絶できなくなる。引き受けてくれる病院を探し
たが、どこもリスクが高すぎるので、尻込みするので、探すのをやめ、
この産院で面倒を見ることにした、と言う。
 そして未希に、毎日の体温と体調を記録し、心を平静に保つこと、
と言う。

 未希が採血に行った隙に、春子は加奈子に、週刊トップの記事を見
せる。


 学校では、学校名がわかる前に未希を退学させると言う。自主退学
するというなら問題ないだろう、と。でも、公立の受け入れ先は探さ
なければならない。地元は断るだろうから教育委員会に頼まなければ
ならないかも知れない、と言う。
 釈然としない顔の遠野。
 同僚教師の原田和明(井原健哉)に問われ、未希をなぜか退学させ
たくないと思っている、と答える遠野。

 教室でも週刊トップの記事は話題になっている。
 学校名がばれるのも時間の問題、とイヤな顔をする久保田恵(北乃
きい)に、柳沢真由那(谷村美月)は、本当は恵は親友だと思ってい
た未希を、男と子供に取られ、嫉妬しているだけだと言う。


 忠彦は上着の中に週刊トップを隠してトイレに入ると、加奈子に電
話する。
 加奈子は他人から知らされるより、親から知らせた方がいいだろう、
と言う。
 忠彦は、そんなことをして、ショックで流産したらどうするんだと
言う。びっくりする加奈子。
 忠彦は、未希のお腹の子が憎くて生むのに反対しているのではない。
未希がかわいいから、反対しているのだという。


 登校する智志。級友たちは成績がいいだけではなく、やることもや
ってるんだ。さすが金持ちのお坊ちゃんは違うよな、と冷やかす。


 健太は級友たちから無視されていた。


 加奈子が一週間ぶりにファミレスに出勤。実家の母親の介護をしな
ければならないという理由で休んでいた。今後もまだ、休みをもらわ
なければならない事態にな
るかもしれない、と言う。
 同僚は、それは困る。加奈子ファンのお客様もいるのだから、と言
う。

 そのお客様とは週刊誌の記者・波多野卓(北村一輝)。
 波多野は、あの記事を書いたのは自分、と名乗る。
 加奈子は、未希はいい加減ではないと反論。
 波多野は、智志の件から未希にたどり着いたが、親の金で名門中に
通い、勉強もせず、やることばっかやって。それでもしらを切って学
校に通っていた。これが「やりたい放題」でなくて何だというのか、
と波多野。

 加奈子は、未希は生む、と言う。考えられない、と波多野。
 加奈子は、自分も考えられないが、未希は学校も辞めて子供を育て
ると言っている、と言う。


 早い時間に健太が帰宅。腹痛と言って早退してきたという。
 心配する未希に、腹痛は嘘だから、と言う。
 嘘をついてはいけない、と未希。
 健太は、未希にそんなこと、言われたくない。誰のせいでこんなこ
とになった、と怒鳴る。

 その時静香がやってきて、未希に週刊トップの記事を見せる。
 未希は智志を心配する。
 静香は、内心はつらいだろうけど、大丈夫、と学校へ行った。こん
な記事は知らぬ存ぜぬで通せば、みんな忘れていく。でも、未希が子
供を産んだら、それで済むか、と言う。
 未希は大丈夫。絶対智志が父親とは言わない、と言う。
 静香は、生んだら話は別、と言う。子供が生まれると言うことは、
証拠を出していること。智志が父親だと疑われる。智志のことを思っ
てくれているなら、そこを考えて欲しい、と。

 未希は、智志のことが好き。だからもう会わないといった、と言う。
 でも静香は、女が自分一人で子供を産み育てるということが、じん
なに大変なことか、と言う。自分も籍を入れずに智志を生んだ。それ
からの苦労は筆舌に尽くしがたかった。加奈子は世間知らずなようだ
から、教えてあげる。世間は人と違ったことをする人に対して、信じ
られないぐらい冷たい、と。

 静香が出て行った後、遠野から電話がかかってくる。健太のことで
だった。
 未希が外へ出ると、近所のおばさんたちがひそひそと話す。中学生
で、と。

 公園へ行くと遠野が待っていて、そばに健太がいる。
 健太は、未希の顔を見ると、土管に隠れる。
 遠野は、未希の家に向かう途中、学校のある時間に公園にいる健太
を見かけたから連絡したのだ。
 遠野は、やはり未希に退学してもらうしか無い。無責任なことを言
って、と謝る。
 未希は今後、定時制にでも通って勉強するという。専門学校でもい
い、と。何年かかるかわからないけど。
 未希は、遠野は遠い人だと思っていたのに、心配してくれてとても
うれしかったという。

 未希は健太と一緒に家路をたどる。
 健太は未希のせいでいじめられていたのだ。でも、未希には子供を
産めと言う。

 未希は健太と一緒に三井マコト(河本準一)の店に行く。そうして
未希はこの店において欲しいという。


 家に帰った未希は、この家を出て行くという。この先、お腹が大き
くなったら、ますます健太はいじめられるだろうし、忠彦はせっかく
次長になったし、加奈子もパート先でいじめられるかも知れないから。
 加奈子は、そうだろうね。パート先でいじめられ、近所で挨拶して
くれる人もいなくなるし、町内会のクリスマス会にも呼ばれなくなる
だろう、と列挙する。
 忠彦が止めようとしても、加奈子は今更きれいごと言ったって仕方
ない。14才で子を産むというのは、そういうこと。それぐらいの覚
悟はあるんでしょ。四人でここで踏ん張るしかない。この家を出て行
ったって、14で産んだ子は、一生14で産んだ子。生むときだけこ
そこそしても仕方ない、と言う。

 忠彦も、腹をくくったという。


 夜、一人布団へ入った未希は、両親と弟にわびる。


 智志は、教科書に悪戯書きをされていた。
 静香は智志のカバンを取り上げると、それを見て、学校を休むよう
言う。このまま高等部へ行っても、先はない。留学をしなさい。世間
には、して意味のある苦労と、意味のない苦労がある。それしか道が
ない人は仕方ないけど、智志には選択肢がある、と。
 智志は、それでも学校へ行く。あいつと約束したから、と。

 智志が出て行った後、静香は智志の発した『あいつ』という言葉に
キレる。

 智志が家を出ると、波多野がすり寄ってきて、彼女が子供を産んだ
後、一緒に育てるのか?それとも知らん顔して、自分は勉強するのか?
と聞く。

 答えない智志に、世界では飢えて死んでいく子もいれば、銃を取っ
て戦っている子もいる、と言う。
 智志はムッとして、「ボクだって.....」と言い出す。
 「ボクだって、何だ?」と波多野。
 「あなたは戦っているんですか?」と言うと、智志は歩き始める。
 波多野はその背中に向かって、智志の戦いとやらを見せて貰うよ、
とつぶやく。


 遠野は教室で、未希の退学を発表しようとして中断すると、校長室
に駆け込み、未希を休学扱いにできないか、と問う。以前、私立は生
徒を選べると言った。ならこの学校は未希を選んだ、と言う。
 校長は、いずれにしても未希の選択次第。未希がどんなことをして
もこの学園に残りたいと言うなら、自分も矢面に立つ覚悟はある、と
言う。


 未希は制服をきれいにたたむと、箱に収める。


 忠彦も加奈子もいつも通り仕事をしている。


 雪が降る中、未希は役所へ入っていく。そして母子手帳が欲しいと
いう。
 係の人は、母子手帳は、母親本人か、家族の人にしか渡せない、と
言う。
 未希は、自分が母親だという。

 その言葉に、あたりにいた職員たちが、一斉に未希を見る。


寸  評  母子手帳が交付されたと言うことは、未希は遂に、もう後戻りが
できないところまで来てしまったのですね。
 遠野がここにきて、急に未希に肩入れするようになったけれども、
どうしてでしょう。

 ところで、公立中学に移る場合は、学区が決まっていて、地元では
未希の『事情』はみんなに知られているんではないでしょうかねぇ。
 とはいえ、これからお金がかかることを考えれば、私立中学に戻る
というのもまずいのではないでしょうか?

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 とうとう年が改まり、新しいドラマが始まってしまいました。早く書かなけ
ればとは思いつつ、でも、今やっているドラマの配信の方が先だよね.....な
どと思っていると、ちっとも進まなくて。と言い訳ばかりで済みません。
 ところで、録画したドラマも、まだ夏の頃のを見ていることもあるのですが、
そうすると季節は夏。冬に見ると、見ていて寒さがつのります。(鈴木)

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