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タイトル:Daily Drama Express 2006/08/08 結婚できない男 (6)  2007/01/24


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/08/08 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル 結婚できない男
局  名 フジ系
放映日時 火曜22時
キャスト 桑野信介(阿部寛)
 桑野育代(草笛光子)
 早坂夏美(夏川結衣)
 沢崎摩耶(高島礼子)
 中川良雄(尾美としのり)
 田村みちる(国仲涼子)
 村上英治(塚本高史)
 吉川沙織(さくら)
脚  本 尾崎将也
主題歌  Every Little Thing『♪スイミー』

あらすじ  第六話 融通きかなくて悪いか!!

 ビデオ屋で目当てのDVDがずっと貸し出し中。レジに文句を言う。
でも、軽くいなされる桑野信介(阿部寛)。


 漫画喫茶。
 田村みちる(国仲涼子)は、結婚相手に大切なのは、やっばりお金
とルックスですよね。ところで、早坂夏美(夏川結衣)先生は、『今
でも』結婚には理想があるんですか?と聞く。

 夏美は、『今でも』にひっかかりながらも、社会常識があり、人の
和を大切にし、自分と合う人、と答える。
 控えめですね、とみちる。
 でも、そういう人がいない、と夏美。そして、お金と地位とルック
スなら、桑野がいると言うが、当然パスのみちる。


 ベランダに出て、みちるは同僚・千鶴(SHEILA)と携帯で、やはり
結婚相手は年収一千万必要、と話している。
 でも、平均年収からして、どうなのかわからないと話していると、
隣のベランダから桑野が平均年収は440万円。一千万の男がいいな
ら、カミさんを亡くした50過ぎの男をねらったら、と言う。
 気分を害されたみちる。
 桑野はベランダでズックの手入れをしていたのだ。


 診察室の夏美。
 看護師に封筒の中身を聞かれ、患者さんから押しつけられたお見合
い写真。なかなかのルックスだが、夏美は断るつもりという。30過
ぎて何度も転職を繰り返しているなんて、地に足が着いていなくて嫌
だからだ。
 看護師は、夏美は地に足が着いていると納得。


 吉井邸建築現場。
 近くのマンションの住人が、ベランダにおがくずが飛んできたと文
句を言いに来る。

 棟梁が謝る。

 その男が行ってしまうと、桑野は、ああいうのをクレーマーって言
うのかな、と囁く。

 でも、それを念のため、と戻ってきたその男に聞かれてしまう。そ
してクレーマーってなんですか?と問う。

 桑野は聞こえていたなら謝ります、と言う。
 その男・八木(乃木涼介)は、「聞こえてなけりゃいいのか」と言
い、桑野と争いになる。
 棟梁(不破万作)が間に入り、止めようとするが、桑野は「変な人
だから」と言ってしまい、棟梁と桑野の争いはとっくみあいになる。
 そして、桑野が棟梁の頭をこずこ卯として手が滑り、八木の鼻を直
撃してしまう。
 桑野は、血が出てないから大丈夫、と言う。


 事務所に戻った桑野、村上英治(塚本高史)、沢崎摩耶(高島礼
子)。
 摩耶は桑野に、八木はお好み焼き屋チェーン・道頓堀の社長。吉井
さんはずっとあそこに住むのだから、きっちり謝るように言う。
 俺の人生で、謝罪しなければならないことがあるなんて、といやが
る桑野。


 千鶴が先日の金田裕之(高知東生)のホーム・ページを探し出す。
 みちるは村上に、金田について聞く。
 村上は、"WORKS" のセクションを見てみるように言う。何一つ工事
は完成していない、と。それに女性も会うたびに変わるし、と付け加
える。

 その時、桑野が村上の携帯を奪い、金田はいい奴だと言う。金持ち
だし、女性には優しいし、と。
 それを聞いて、嫌気がさした、とみちる。


 仕方なく、謝りに行こうとする桑野。でも、最後の勇気が出ず、夏
美の診察を受ける。

 夏美は、原因がストレスとわかっているなら、心療内科へと勧める
が、桑野はすぐに直す必要があると言う。
 なら、ストレスの原因を取り除けばいいと言うが、桑野は人生避け
られないストレスもある、と言う。
 夏美は桑野に、ストレスがあるのを不思議がりながらも、自分でよ
ければ話を聞くけど、と言う。
 桑野は断る。


 桑野は夏美を誘って、道頓堀でお好み焼きを食べる。
 桑野が夏美に、好きなのは関西風、広島風などのうち、どれかと問
うが、夏美はサア......という顔。

 そこにお好み焼きのネタが運ばれてくる。「関西風か」とつぶやく
と、丁寧に油を引き始める桑野。

 桑野が遠くを見つめている。その視線の先に八木。

 夏美が自分が焼こう、と混ぜ始める。
 「どういう趣旨で混ぜていますか?」と桑野。
 「混ぜるのに趣旨!?」と驚く夏美。
 「具を混ぜるのは、具に適度の空気を混ぜることなんです」と桑野。
 夏美がそのように努めて混ぜる。

 次に桑野は、関西風は鉄板の上に3センチぐらいにのばすのがいい
でしょう、と言う。

 夏美が、自信なくなりましたと容器ごと渡すと、「できないなら、
最初から言えばいいでしょ」と言って混ぜ直し、鉄板の上に落とし、
丁寧に押し、コテで丸くする桑野。


 一方みちるは、吉川沙織(さくら)と村上のデートに乱入し、それ
ぞれに相手のどこが好きなのかと問う。お互いいろいろなところを挙
げる。
 みちるは、自分もいろいろ声をかけられるが、誰でもいいって訳じ
ゃないので.....と言う。

 沙織が、だめだめ君を、一から教育するのがおもしろいという。村
上は、自分のことか!?と心外そう。


 焼けてきたお好み焼きを回し始める桑野。
 不思議がる夏美に、こうすれば鉄板の温度にムラがあっても安心で
きると言い、丁寧に青のりをのせ、鰹節をのせる。

 マヨネーズを手にした夏美に、マヨネーズは邪道だ、と拒否。

 ついに焼け、お皿に盛る。
 「おいしい」と夏美。
 「おいしく焼いたのだから、当然でしょ」と桑野。お好み焼きの焼
き方は、常識だという。

 そこに八木がやってくる。八木も夏美の患者。桑野の顔を見てびっ
くりする八木。
 夏美が、桑野も患者だと紹介。
 八木は、今朝のことは水に流すという。
 桑野も謝る。

 八木は、お好み焼きの焼き方なんて、どうでもいい。大勢で楽しく
食べられればと言う。
 桑野は、『焼き方がどうでもいい』という言葉にムッとするが、押
さえる。


 帰り道、桑野は夏美に、八木のどこがいいか問う。
 夏美は仕事をしっかりして、常識があるところ、と答える。
 桑野は、そんなに常識があるのに、結婚できないんですね、と言う。
そして夏美のそういうのは『投影』だと言う。
 今のは常識と言うよりうんちくですけど、と付け加え、別れる。


 ビデオ屋を回り、コンビニで買い物をする桑野。


 翌日の事務所。桑野は村上に、昨日八木に謝ったという。
 村上はびっくりする。

 摩耶は桑野に、ご褒美と言って、有名イラストレーターのアトリエ
付き自宅、敷地300坪の依頼を、桑野に渡す。興奮する桑野。
 でも、最終的には来週のパーティーで会ってから決まることに。


 いつものバーで義弟・中川良雄(尾美としのり)と飲んでいる桑野。
 中川は、こんなに母・桑野育代(草笛光子)がやってくるのは、同
居したいと言うことかな、と嘆く。

 金田がやってきて、パーティーは疲れたという。この年になると、
パーティーは楽しむと言うより、楽しませるものだという。


 摩耶は桑野に、嫌いなお客がいてもけんかせず、相手かまわずうん
ちくをたれるのも禁止する、と言う。そして女性が少ないので、なる
べく女性を連れてきて欲しいと言われたという。

 村上が沙織を連れて行くと言うがそれだけでは足りない。
 結局みちると千鶴も連れて行く。


 桑野パーティー会場で固まっている。
 そこに結城がやってきて、自分の最新作の感想を求める。
 表現しにくい.....

 桑野は何とか無難に返事する。
 ホッとする摩耶。

 結城はどんな家にするかは、これから建築家とのコラボで決めるが、
奇抜な家がいいという。パーティーに呼んだ人が驚くような。そして
生活感がない方がいいという。

 みちるはこのパーティーには、いい男がいないとぼやきながら、白
ワインを飲んでいる。
 そこに結城がやってきて、桑野の恋人かと問う。
 とんでもない、とみちる。

 結城はみちるに、デートしようと言って、メルアドを聞く。内心嫌
なみちる。

 摩耶がやってきて、結城は桑野に頼もうと思っていると言う。喜ぶ
桑野。


 桑野は、パーティーの後、疲れたと言って中川家へやってくる。
 中川は育代の真意を聞いて欲しいと言うが、桑野は気がない。

 育代は、疲れたなら自分の家へ帰れば言いというが、桑野は意に介
さず、アニメのDVDを見るのか、と言う。

 桑野は、こんなの見るのかと言っていたのに、結局見て、やれ今の
シーンは黒沢映画のパクリじゃないか、とか、はっきりわかるだとか、
いちいちうるさいし、勝手に巻き戻す。


 桑野がバーで飲んでいると、金田が千鶴を連れてやってくる。

 金田がトイレに立った隙に、千鶴は桑野に、みちるには言わないで
欲しいと頼む。抜け駆けしたように思われるから。でも、会うのは今
回が初めてだという。

 関心がない桑野。


 帰宅時、犬の散歩から戻ったみちると会い、何か言いたげにしなが
ら、言わずにこらえる桑野。

 桑野が結城邸の仕事ができないと言い出す。結城の考え方も気に入
らず、イラストも下手だから、と。

 摩耶は、もう工務店も大きな仕事が来たと喜んでいるし、結城との
契約も済んでいるので、違約金を請求されたらどうするのか、とただ
す。

 違約金なんて、俺が払ってやると言うと桑野は帰宅し、自宅でクラ
シック(「威風堂々」)の鑑賞。飲み物は牛乳。

 チャイムが鳴って出ると、みちるが立っている。村上から聞いたけ
ど、みちるのために仕事、断ったのか?と問う。
 桑野は、みちるのためではなく、あの仕事は気に入らなかったから
と答える。

 みちるは、自分なら、メール無視すればいいだけだから、と言う。
 桑野は何度も聞かれ、みちるの件がなければさすがに嫌々やってた
かもしれないけど、とついに言う。

 みちるが、ならやってください、と言うが、桑野はもともと気が進
まなかったからという。
 みちるが変な人、と言うと、「変で結構」と中へ入ってしまう桑野。


 摩耶が夏美に、桑野を説得して欲しいと頼みに行く。一度ガードを
許した人には甘くなるのでは、と。
 夏美はそうとは思えないけど、と言いながらも結局引き受ける。


 先日のお好み焼き屋。夏美は先日の桑野のお好み焼きがおいしかっ
たから、と誘った。
 夏美が覚えていることに気をよくして作り始めるが、何か裏がある
のだろう、と言い出す。

 ついに夏美が口を割る。結城邸の仕事をした方がいいのではないか、
と。断ったら困る人たちも大勢いるので、と。

 桑野はこれは自分の仕事だから、口を出さないで欲しいという。
 夏美がこの間の件、助けてあげたでしょと言うが、桑野は何のこと
ですか?という反応。
 とはいえ、全く心当たりがないわけではなさそうで、説明を始める。
ポリシーが合わない人とは仕事ができない、と。

 夏美は、自分はポリシーが合う合わないではなく、自分は常に患者
と正面から向き合っているという。

 桑野は、自分が向き合っているのは家。ポリシーが合わない家を造
っても、いい物はできないという。

 言い合っている間に、お好み焼きは焦げてしまう。

 二人は別れて帰宅。


 翌朝夏美は摩耶に、説得できなかったとわびの電話を入れる。
 だがその電話を聞いていた桑野は、結城邸の仕事を引き受けること
にした。結城に自分のポリシーをぶつけてみることにしたと言い出す。


 漫画喫茶のみちると夏美。
 みちるは自分が男性に求めるものは、お金や地位より、自分だけを
見てくれることかも知れないという。
 夏美も自分が男性に求めるものがはっきりしたという。相手の考え
が理解できること。


 レンタルビデオショップでもリメイク版は借りない桑野。「妥協は
したくないんだ」と言って。


寸  評  桑野の言動を見ていると、まっとうだと思えるのは、わたし自身
が桑野に近いから?
 私自身も、夏美のような親切の押し売りは苦手です。その点、摩耶
は桑野とのつきあいが長いだけあって、さりげないフォローと舵取り
がうまいなと思いました。

 また、家造りと、医者が患者を治すのって、別だと思いませんか?
 あるいは病気の治療だって、何ヶ月もかかる長期治療は、患者のポ
リシーと医者のポリシーが合致することは大切と思います。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 このところ、休日も仕事をしなければならない日が多く、休んだ気がしませ
ん。
 そのせいかわからないのですが、先日、突然背中の右半分から右腕の上腕部
にかけてが痛くなり、左側に振り向くとか、右腕を挙げるとかが苦痛になって
しまいました。
 「寝違いですか?」と聞かれるのですが、朝は何ともなくて、夕方から痛く
なったので、寝違いでは無いと思うのです。
 でも、一晩寝てもよくなりません。

 一週間近く経って、マッサージや鍼にも通って、やっとよくなりつつありま
す。
 疲労?疲れ?−−四十肩なんて、言われたくない!!(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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