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タイトル:Daily Drama Express 2007/01/08 東京タワー (1)  2007/01/15


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/01/08 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 中川雅也(速水もこみち)
 中川栄子(倍賞美津子)
 中川兆治(泉谷しげる)
 藤本ハル(赤木春恵)
 藤本香苗(浅田美代子)
 佐々木まなみ(香椎由宇)
 鳴沢 一(平岡祐太)
原  作 リリー・フランキー 「東京タワー オカンとボクと、時々、オト
ン」
脚  本 大島里美
主題歌  『』

あらすじ  第1章 オカンとボクと時々オトン〜親子の別れ

 1989年1月 福岡 筑豊。
 朝の支度をテキパキとし、息子の中川雅也(速水もこみち)を起こ
すオカン・中川栄子(倍賞美津子)。
 寝坊した雅也は、時間がないと朝食を食べなくても、髪型だけには
時間をかけて決める。
 そして家を飛び出し、「マー君」と呼ぶオカンに文句を言う。

 家の角を曲がると、後輩の山田耕平(柄本佑)の原付に二人乗りで
学校へ。でも、ブレーキが壊れていて、二人とも川につっこむ。


 1989年3月 東京。
 上京した雅也は、東京タワーを見上げる。

 −− それはまるで独楽の芯のように突き刺さっている。東京の中
心に、日本の中心に。ボクのあこがれの中心に。


 1989年1月。
 その日、雅也は、まだ進路が決まっていないのは雅也だけだと担当
教諭(斎藤洋介)に、ネチネチと嫌みを言われる。

 雅也は、武蔵野美術大学の願書を手に、進路指導室に入る。

 でも、そこにはオカンが来ていて、担当教諭にペコペコ謝る。
 担当教諭とオカンは、雅也の就職先についての話を始める。


 1979年 福岡 筑豊。
 −− 8才の時、オトン・中川兆治(泉谷しげる)と暮らした小倉
を離れ、オカンの故郷、筑豊に住むことになった。
 転校初日、雅也はオカンに連れられて小学校へ行ったが、オカンが
仕事へ行ってしまうと脱走した。

 それから毎朝、三日間、腹痛になり休んだ。
 オカンはオトンから養育費をもらっていないため、仕事を掛け持ち
していた。でも、そのため雅也に寂しい思いをさせているのではない
か、ということは気に病んでいた。

 オカンはお腹を痛がる雅也を引っ張って学校へ連れて行き、子供を
捕まえて、雅也の友達になってくれと頼むと、家にごはんを食べに来
るように言う。
 オカンのつけものはおいしく、雅也はその二人〜耕平、前野和夫
(山崎裕太)〜と友達になる。


 1981年 福岡 筑豊。
 オカンと雅也は、それまで身を寄せていた、オカンのオカン・ハル
(赤木春恵)の家を出て行く。

 移った先は、10年前につぶれた廃医院。
 雅也は薄気味悪がったが、オカンの活躍でこざっぱりとなり、病室
で寝る。


 1989年1月。
 雅也は自室で、耕平と和夫と、エロ本を読んでいる。
 その時、オカンが呼びに来て、みんな勉強をしているふりをする。
 オカンは雅也を呼ぶ。
 玄関先には、新品の原付。オカンが雅也が欲しそうだったからと買
ってくれたのだ。現金で6万円。

 雅也はそれに乗って、小倉のオトンに会いに行く。
 オトンはちょっと話があると、雅也を店(キャバレー?)に連れて
行く。
 オトンの話は、オカンから雅也がまだ進路を決めていないと聞いた。
今でも絵を描いているなら、偉い先生につかないと、ということ。
 雅也は、まだ決めていないが、一つだけ決めていることがある。そ
れは東京にでることだ、と言う。
 オトンは賛成する。自分も16で東京へ行った。東京はいろいろな
人が集まっている。それを見てきたらいい、と。

 別れ際、オトンは、オカンにそれを言ったか?と聞く。


 雅也は帰宅し、オカンに話があると言う。
 でも、その前に自分の部屋へ入ると、きれいになっている。エロ本
まで、タイトルのアイウエオ順に並んでいる。
 しかも机の上には武蔵野美術大の配置までキッチリ載っている。

 オカンは、東京へ行く?でも、東京へ行ったら掃除も洗濯も食事も、
全部一人でやらなければならない。できるの?と言う。
 雅也は、「だから離れたくなるんだよ!」とキレると、サッと走り
出て、その願書を投函する。

 雅也は自室をオカン立ち入り禁止にして、自分ですべてやろうとす
るが、ゴキブリを見て、悲鳴を上げる。


 受験日は3月17日。オカンともう2週間も口をきいていない。
 雅也は藤本香苗(浅田美代子)に樹権利を受けに行くための交通費、
7万9200円を借りに行く。

 香苗は、何のために東京に行くのか、と問う。東京はキラキラと輝
いて見えるのか?『青い鳥探し』やね、と言う。

 オカンは雅也が小さいとき、お昼を食べる時間は15分しかなかっ
た。午前のバイトが終わった後、香苗の店でお昼を掻き込み、午後の
バイトへと飛び出していったのだ。オカンのおかげで貧乏なんて思っ
たことないだろう。そんなオカンを一人にしてまで東京に行く価値が
あるのか?それに受験の往復のお金もないのに。これから、生活費に
学費をどうするのか?それに受験の往復の交通費も無いのに。オカン
に頼るのか?と香苗。

 雅也はキレ、オカンなんだから当然だ!と言う。

 帰宅し、机の上を見ると、東京までの新幹線の往復切符が置いてあ
った。


 1979年 福岡 小倉。
 雅也はオトンの家へ行く。
 オトンの母・富美子(佐々木すみ江)は雅也を歓迎し、お小遣いま
でくれる。でもオトンは仕事だと言って飲みに行ってしまう。

 富美子に、一番好きな人は?と聞かれ、「オカン」と答える雅也。

 その日の夕方、雅也は帰宅してしまう。オカンのところに戻りたく
て。


 雅也は上京。バスで乗り合わせた少女は、夜の車窓の景色をしきり
にカメラに納めている。
 つられて雅也も東京タワーを見る。


 受験が終わり、合格発表−−めでたく合格。

 帰宅すると家の前に、オトンが立っていた。ついでがあったから来
た、と言う。そしてやるからには頑張れ、と。

 家へ入ると、近所の人や香苗、耕平、和夫も一緒に合格祝い。


 雅也は宴会の片付けをする。オカンに声を掛ける。このままオカン
とここにいては、何もなく終わってしまう気がしたから、と。


 上京する日、雅也はバスではなく、歩いて駅へ行くから、と早く出
る。見送るというオカンを断る。

 汽車が来て、雅也は乗り込む。
 するとオカンの声。風呂敷を抱えたオカンがホームに立っている。

 雅也は断るが、オカンは風呂敷を窓から押し込む。雅也は受け取る。
 汽笛が鳴る。オカンは、「ゴハン食べるのよ。寝坊しないでね。掃
除するのよ」と叫ぶ。
 動き出した汽車はスピードを上げ、やがてオカンをホームに残して、
汽車は走っていく。

 風呂敷の中身は、お弁当−−おにぎりと漬け物−−、東京の地図、
目覚まし時計、そして『マー君へ』の手紙。
 便せんに書かれた文字を読み、封筒に手を入れると、一万円がたた
まれて入っている。

 手紙を読み終わった雅也は、今までのオカンとの思い出をたどり、
ボロボロと泣く。


 雅也はオカンに東京に着いたと電話。
 「身体に気をつけてガンバリ」とオカン。
 「オカン.....オレ、本当はワカランのよ。東京でやりたいことな
んて、ワカランのよ。自分に何ができるかも」と雅也。
 「どうね、東京はどうね?」とオカン。
 「うん、キラキラしている」と雅也。

 −− この話は、東京へやってきて帰る場所を無くしてしまったボ
クと、かつて同じように東京へ来てはじき飛ばされ、故郷へ戻った父
と、帰る場所も行くところも無くし、東京へ連れてこられ、東京タワ
ーの下で眠った母との小さな家族の物語である。


寸  評  時間が行ったりきたりで、書き表すとくどくなってしまいます。
ドラマでは雅也が子役か大人かで区別できる、という作りでした。
 このところ福岡がはやってるのでしょうか?のだめの故郷も福岡で、
嫌われ松子の故郷も福岡。

 雅也とバスで一緒になった写真を撮っていた少女がどう絡んでくる
か、またどういうきっかけでオカンが上京するのかが、楽しみですね。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 東京タワー、今第二東京タワーの建設計画が進んでいますね。墨田区の押上
の北側にできる予定だそうです。高さも今の東京タワーの二倍ぐらいになるら
しいですね。
 これができると、東京タワーのイメージはどのように変わるのでしょうか?
やはり、一番高い第二東京タワーが東京のシンボル?
 でも、東京の中心ではなく、川向こう、江戸時代には、江戸でもなかった地
域なんですよね。
 今の東京タワーが東京のシンボルとなっているのには、芝という、むかしな
がらの中心地(御府内)にあるというロケーションにもその理由があるのかも
しれません。(鈴木)

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