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タイトル:Daily Drama Express 2006/11/01 14才の母 (5)  2007/01/13


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/11/01 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 14才の母
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 一ノ瀬未希(志田未来)
 三井マコト(河本準一)
 一ノ瀬忠彦(生瀬勝久)
 一ノ瀬加奈子(田中美佐子)
 波多野卓(北村一輝)
 遠野香子(山口紗弥加)
  桐野智志(三浦春馬)
 桐野静香(室井滋)
脚  本 井上由美子
主題歌  「」

あらすじ  第五話 バイバイ 初恋が死んだ日

 一ノ瀬加奈子(田中美佐子)に対して、手を差し出す一ノ瀬未希
(志田未来)。
 加奈子は少し間をおき、その手を握る。
 そして二人は手を握りあって歩く。


 成田空港の桐野智志(三浦春馬)は、チェックインを前に、行かな
いと言って戻り始める。傷ついた未希を残して、自分だけやり直せな
いという。

 桐野静香(室井滋)は、もちろん堕ろして傷つかない女性はいない。
でも、だからって智志が立ち止まってウジウジしていても、その娘の
傷は癒えない。静香は一度も立ち止まらず、今までやってきた。生き
ていればいろいろあるけど、それを乗り越えていかなければならない、
と言う。

 智志は、このことはいろいろあることの一つとは違う、と言うと走
り去る。


 帰宅すると加奈子は未希に、このことはお腹の子に会いたいという
甘い話ではない。14才で出産した人たちは、多くが育てられなくな
って親や施設に預けたまま、いなくなったり、養子に出したりしてい
る、と言う。
 未希は、絶対この子を手放さない、と言う。
 加奈子は、もし本当に生みたいなら、まずは一ノ瀬忠彦(生瀬勝久)
を説得しなければならない。それに小学生の弟・一ノ瀬健太(小清水
一輝)にも、話をしなければならない。なぜなら、このことは家族全
体の問題なのだから、と言う。

 その時、忠彦が健太と一緒に帰宅。

 −− 未希、あなたが初めて歩いたのも、こんな夕陽の中でした。
一歩一歩歩くあなたを見て、お母さんは決めました。あなたがどこへ
行こうと、見守っていこう。それがどんなに険しい道でも。


 未希は女医・的場春子(高畑淳子)に、生む、と言う。
 忠彦は反対。春子に止めて欲しくて同行したという。
 加奈子は未希の希望を叶える、と言う。

 春子は、自分は医者で、医学的事実を言っただけ、と言う。

 春子は忠彦と加奈子も一緒に椅子に座らせ、事実を話す。妊娠を知
ったとき、ただ生みたいと言う人は多い。特に若い人には。それは母
性というものだろう。
 でも、15才以下の低年齢や、50才以上の高齢出産は、ハイリス
ク出産で、子宮破裂など、子供の命か、母親の命か、という選択を迫
られることもある、と言う。

 忠彦は、今すぐ手術を、と怒鳴る。

 未希は、正常な出産もできるんですよね、と聞く。
 春子は、もちろんその方が多いけど、生命の危険もあることを知っ
ておいて欲しい、と言う。

 忠彦は加奈子に、縛り付けてでも手術を受けさせろ、と言う。
 加奈子はそんなことはできない。それに今まで忠彦の何十倍も反対
したけど、未希を翻意させられなかった、と言う。

 春子は未希に、この産院で引き受けられるかは、スタッフと相談し
てみなければわからない。でも、引き受けられない場合も設備の整っ
た病院を紹介する、と言う。


 学校は、未希のことで騒ぎになっていた。みんな学校の評判が下が
る、と言う。

 柳沢真由那(谷村美月)未希のことは馬鹿だと思っているけど、他
人がどうこう言える問題ではない、と言う。

 職員室でもケンケンガクガクの論議。中谷栄三校長(小野寺昭)は
慎重に、と言うが、猪原光江教頭(長谷川稀世)をはじめとして何人
もの教師が、私立は生徒を選べる。公立中に転校してもらえばいい、
と言う。

 担任の遠野香子(山口紗弥加)も、お腹の大きい子を受け入れては、
学級経営が成り立たないという。

 遠野に真由那が、今度は少し未希のことを考えたら?遠野のことは
今でも嫌いだが、学校を辞めなくて済んだことはよかったと思ってい
る、と言う。


 遠野が一ノ瀬家を訪ねると健太が一人いて、未希も加奈子も病院と
いう。そして、未希を叱りに来たのか?と聞く。人を殺したのなら、
馬鹿野郎と言えるが、子を産むってどういうこと?と。

 未希たちが戻ってくる。

 遠野は、加奈子と未希に、生むかどうかと家庭の問題。学校は勉強
を教えるところで、しつけは家庭で。でも、生むなら学校として受け
入れられないので、自主退学してもらうことになる。なお、義務教育
中なので、受け入れ先の公立校については連絡が欲しい、と言う。

 遠野を送り出した後、桐野静香(室井滋)がやってきて、いきなり
玄関に飛び込んでくる。智志を探しているのだ。
 旅行に行っているのでは?と未希。
 静香は、その予定だったのに、突然行かないと言って飛び出した。
未希のせいで智志が変わってしまった、と。

 そして、「遅くなったけど、お見舞い」と、手に持っていた紙袋を
玄関に置く。
 手術はしていない、と未希。
 静香はあきれ顔になり、早くしないと手術ができなくなってしまう、
と加奈子に言う。そして万一生んだとしても、智志は父親にならない
と言う。
 智志にそんなことを望んでいない、と加奈子。

 未希は智志に電話するが、携帯は留守電で、でない。

 探しに出ようとする未希。加奈子が止める。「自覚しなさい。今は
未希一人の身体じゃないんだから!」と。


 智志の部屋を探す静香。未希とのプリクラを見つけ、「こんなこと
しているから!」と怒り、捨てる。


 週刊誌の記者・波多野卓(北村一輝)が来て、静香と直接話したい
と言う。次号のゲラを持ってきた、と。インタビューではなく、波多
野の取材ネタ。

 静香は、こんなネタ出したら、名誉毀損で訴える、と言う。波多野
は、それは名誉の勲章ですね、と受け流す。

 静香は、自分には怖いものなんて無いから、とことんまでやる、と
言う。

 智志を探しに行こうとする加奈子。
 忠彦が止める。
 加奈子が、何かあったら未希が悲しむと言う。

 三井マコト(河本準一)から電話。智志が店に来ている、と。

 未希が会いに行こうとするのを、忠彦が止める。一生、どんなにつ
らいことがあっても、泣かない。向こうに一切を求めないという覚悟
がなければ無理だ。それだけ大変なことをしようとしているのだとい
う。

 未希はわかっている。これで最後。お別れを言いに行く、と言う。

 加奈子の運転で未希は出かける。

 忠彦が健太郎を相手に、子供はいつまでも子供、と構っていると、
チャイムが鳴る。慌てて飛び出す忠彦。

 そこには波多野が立っていて、加奈子が在宅か聞く。
 不在だと言われると、出直すと言う波多野。

 不信感を抱いて忠彦が問いただすと、「リフォームはどうかなと思
って」とごまかす波多野。


 マコトの店に到着した加奈子と未希。
 加奈子は智志を見るなり、静香に連絡して。心配しているわよ、と
言う。
 首を振る智志。
 なら、一刻も早く帰るように、と加奈子。

 未希が、智志と外で話したい、と言う。止める加奈子。
 マコトが、二人の顔を見れば、真剣なのかわかる、と応援し、二人
は外で話す。

 智志は、自分にできることがわからず、帰れなかったと言う。
 未希は、智志が生きてさえいてくれればいい。子供はまだ、お腹に
いる。でも、自分一人で育てていく。生んですべてが終わりではなく、
心が元気でいることが大切だと思っているから生む。心が元気なら、
これから勉強できるし、バリバリ働くこともできる。だから今日で別
れよう。それは、親がどうこうではなく、このままでは二人とも、学
校を辞めることになる。智志は勉強して、好きなものになって、と言
う。

 そこに静香がやってくる。そして加奈子に、「ご心配かけました」
と頭を下げると、智志を連れて帰ろうとする。
 智志は泣いている。悲しいのではなく、悔しいから。未希がこんな
に頑張っているのに、何一つできないから。

 智志が車に乗り込み、走り去る。
 「バイバイ、キリちゃん.....バイバイ」と未希。
 加奈子は未希に上着を着せかけ、抱きしめる。


 未希が登校する。今日は休日。遠野が待っていた。
 未希は、学校をもう一度見ておきたかったから、来た。未希は退学
する。自分のことでこれ以上みんなに迷惑掛けたくないから、と。
 それにしても、遠野は全く怒らない。担任が一番怒ると思っていた
のだが。
 「わたしが起こったら、何か変わった?」と遠野。
 未希は、遠野は、本当は自分が子供を産むことをどう思っているか
聞く。
 遠野は答えない。

 未希は放送室に入る。ブースに座ると、マイクに向かって語りかけ
始める。
 教室で、その放送を聞いている遠野。
 "Good bye everybody! See you again!"


 −− お母さん、14才で赤ちゃんを産むことは、今まで大事にし
てきたことと別れることなんだね。明日からも、いろいろな人とお別
れしていかなければならないんだね。でも、お母さんだけは見捨てな
いでね。わたし、頑張るからね。


寸  評  未希は、自分で全部やらなければ、と口では言いますが、実体は
全部親がかりですよね。その病院代は?生活費は?交通費は?
 それに、食事も全部加世子に作ってもらっているようですよね。
 相違視点から見ると、妊娠して、家事を全部やる主婦はすごいです
ね。あるいは、そこにさらに仕事もこなしているとなれば。
 やはり、身体の年齢もそうですが、生活力、責任感ということでも、
やはり生むには最低の年齢があるのではないでしょうか。

 生まないで処置すれば、確かに心に傷が残るかもしれません。
 でも、生んでしまって子供に傷をつけるかもしれないことを考えた
ら、自分の心については、自分でしでかしたことの結果として、引き
受けるべきだと思います。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 最近、高齢者が元気。−−実感しています。
 会社でも、60才になったなんて、年を聞くまでわからず、急に定年ですか
ら、と挨拶されてびっくり、という人たちが増えています。
 さらにその人たちを分類すると、まだ孫がいない人の方が若々しく見えます
ね。やはり、「おじいちゃん」と呼ばれると、年寄りっぽくなってしまうのか
もしれません。

 自分たちが60才になった時は、どうなっているのかと考えることがありま
す。労働力不足で、60才定年なんてなくなっていて、とにかく身体が動けば
働かなければならない時代になっている?
 それとも、定年は相変わらずあるけど、年金がなかなか支給されず、生活に
困る?
 あんまりいい世界は描けません。(鈴木)

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