メルマガ:地方の札所を巡る旅
タイトル:NO=164 北陸三十三観音13  2006/12/24


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 2006ー12-24--------第194号 (毎週日曜日発行) 
  地方の札所を巡る旅 北陸三十三観音13 金沢1
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金沢 北陸三十三観音 13番札所 【宝園寺】  14−8−8  曹洞宗

金沢駅のバス乗り場は、東口と西口に分かれいます。

宝町にある【宝園寺】は西口4番から湯湧,
小立野行きで大学病院で下車、徒歩10分の所にあります。

1583年前田利家が金沢城主になった時、
利家により創建された寺で前田家の菩提寺にもなっています。

黒板塀に白壁に囲まれた『山門』を入ると
御影石の敷石の参道が正面の『本堂』に続いている、、
参道の右手には地蔵菩薩立像が、左手に建つ『六地蔵堂』には、
中心に地蔵菩薩が両側に六地蔵、前面に33観音が安置されている。

本堂の扉には前田家の家紋の「梅鉢」が燦然と輝いている。

ご本尊に十一面観音を祀り、右の別室には5mに及ぶ見事な『仁王像』が安置されてい
る。
境内には400年に及ぶ松の大木が陰を落としている。

寺の脇を100m程進むと左側に『歴代和尚の墓』と『御影堂』、『御髪堂』がある、
1599年2月秀頼を補佐していた利家は徳川家康との関係修復のため、
伏見城を訪れた際、万一のことを想い自像を描かせ髪を切って、
和尚に託し寺の境内土中深く埋めさせた、伏見城の会見は厚遇され終わりましたが、
二品は現在もこのお堂に残されていて金沢市の史跡に指定されている。

更に右奥には前田家の墓地、俵屋宗達の墓地などがある。

以前はここまでが寺域であったと思われるが、
現在は民家が建ち寺の境内と少し離れた所となっている。

 所在地 石川県金沢市宝町6−14  076-231−6050

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          『加賀百万石前田家を偲ぶ寺』
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