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タイトル:Daily Drama Express 2006/12/11 のだめカンタービレ (9)  2006/12/18


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/12/11 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル のだめカンタービレ
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 野田恵 (上野樹里)
 千秋真一(玉木宏)
 谷岡肇 (西村雅彦)
 峰龍太郎(瑛  太)
 三木清良(水川あさみ)
 奥山真澄(小出恵介)
 多賀谷彩子(上原美佐)
 大河内守(遠藤雄弥)
 佐久 桜(サ エ コ)
 峰 龍見(伊武雅刀)
 河野けえ子(畑野ひろ子)
 江藤耕造(豊原功補)
 フランツ・シュトレーゼマン(竹中直人)
 石川怜奈(岩佐真悠子)
 田中真紀子(高瀬友規奈)
 玉木圭司(近藤公園)
 橋本洋平(坂本 真)
 鈴木 萌(松岡璃奈子)
 鈴木 薫(松岡恵望子)
 岩井一志(山中崇)
 金城静香(小林きな子)
 井上由貴(深田あき)
 金 井 (小嶌天天)
原  作 二ノ宮知子
脚  本 後藤凜
主題歌  『』

あらすじ Lesson9「コンクールVS留学!決断は別れの予感!?」

 タイマーが鳴ると千秋(玉木宏)は静かに目を開ける。千秋は自分
がどうなっていたかがよくわからず、手に握られている懐中時計を不
思議そうに見つめる。

 清良(水川あさみ)はR☆Sオケ公演成功の余韻に浸ってにやにやし
ていた。真澄(小出恵介)、桜(サエコ)は「ボーっとしてないで早
く再演のことを考えないと!」と次のコンサートに向けて考え始めて
いた。R☆Sオケの演奏は大好評を博し、再演を望む声はメンバーだけ
でなく、聴衆からもあった。

 一方、千秋は龍太郎(瑛太)とともに空港に来ていた。「何で俺が
空港にいるんだ?」。自分でもよくわからないままに龍太郎と北海道
にラーメンを食べに行こうとしていたのだった。

 原因はのだめ(上野樹里)の催眠にあった。のだめは目を開けた後、
千秋に北海道にラーメンを食べに行くように指示していた。このため、
千秋は飛行機が怖く乗りたくないにもかかわらず空港へ行く羽目にな
ったのだった。

 龍太郎は「悪いな、俺の分まで」と費用が千秋持ちなのを喜ぶが、
千秋は「だって1人で飛行機に乗るのは危険だろ!」と極度に神経質に
なっている。しかも龍太郎の携帯が鳴ると仰天し「電磁波の影響で落
ちたらどうする!」とパニックになる。

 そしていよいよ離陸。機内で千秋は青ざめ、龍太郎にしがみつく有
様だった。そのまま加速していく飛行機に千秋は幼少の事故の記憶が
蘇り卒倒しそうになる。しかしそのときのだめの「大丈夫ですよ。試
してみてください。先輩はもう飛行機に乗れます」という声が聞こえ
てくる。その声に千秋の激しい動揺はスーッと消えていく。

 北海道に到着した千秋は「あの空を飛んだのか」と感慨深げに青空
を見つめる。これでどこへでも行ける! そう感じると千秋は清々しい
気分になる。そこへ龍太郎がR☆Sオケの再演をみんながやりたがって
いるという話をする。それを聞いた千秋は海外留学とオケの間に挟ま
れ複雑な思いにとらわれる。

 龍太郎はラーメンと観光に行こうとするが、千秋は突然「カニを買
わなくては……」と市場へ行ってしまう。カニ、ウニ、ラーメン、夕
張メロン、北海道銘菓「白い愛人」と千秋は衝動買いをする。これも
のだめの催眠による指示のせいだった。

 彩子(上原美佐)は征子(黒田知永子)から千秋が飛行機に乗った
ことを聞き驚く。征子はのだめのおかげなのと嬉しそうに理由を話す
ので、彩子はショックを受ける。

 千秋は山のようなお土産を買って帰ってきたが、自分の部屋の前に
鉢植えとのだめの書置きがあるのを見つける。のだめはしばらく留守
にするので鉢植えの世話をしてほしいというメッセージを残していた。

 千秋は龍見(伊武雅刀)からのだめが江藤(豊原功補)の家に住み
込みでレッスンを受けることを聞き驚く。

 のだめは江藤の家で「千秋先輩との恋の序曲! 」とモーツァルト
『2台ピアノのためのソナタ』を浮き浮きと弾いていたが、江藤は
「シューベルトとベートーヴェンはどうしたんや」と不機嫌そうにし
ている。マラドーナ・ピアノコンクールの1次予選はシューベルト
(オーストリア1797-1828)とベートーヴェン(ドイツ1770-1827)か
ら選ばなくてはならなかった。

 のだめは慌ててシューベルトの『ピアノソナタ第16番イ短調』を選
ぶが、「シューマン(ドイツ1810-1856)にします!」と間違えるので、
江藤は「やる気あんのか?」と疑いの目を向ける。のだめは憤慨し
「やる気満々です。ちゃんと予習もしてきました」とピアノに向かう。

 確かにのだめは予習をしていた。だが、演奏を聞きながら江藤はい
まひとつ納得がいかないところがあった。今回の住み込みレッスンは
のだめが言い出したことだった。「コンクールに出ます!」と真剣な
面持ちで言ってきたことに江藤は嬉しく思う反面、どういう心境の変
化があったのか測りかねたからだった。

 のだめは一通り演奏すると「ふぅーっ」と大きく息をつく。江藤は
「途中からめちゃくちゃやんけ」と渋い表情だが、のだめは「どうで
す?優勝できますか?」と尋ねてくる。

 江藤はびっくりし、「お、お前優勝する気か?」と聞き返す。のだ
めは「はい」と事も無げに答える。江藤はコンクールを甘く見ている
とあきれる。たしかにのだめのセンス、テクニックは高いものだった
が、今までまともなレッスンも受けてない状況では優勝は望めるわけ
がない。江藤としては今年は経験を積ませ、来年勝負させようと考え
ていたのだった。

 だがのだめは「来年じゃ遅いんです。負けるためにコンクールに出
る人がいるんですか?」といつになくまじめな表情を見せる。のだめ
はマラドーナ・ピアノコンクールは優勝賞金200万+海外留学費用援
助が出るのだからなんとしても優勝しなくてはならないと言う。

 江藤は賞金狙いで出ようとしているのだめにがっかりするが、のだ
めは「200万あればヨーロッパ行けますよね、先輩について行けます
よね?」と不安そうに聞いてくるので、ようやくのだめがやる気を出
した理由に気づく。

 千秋はのだめが江藤の個人レッスンを受けに行った話が信じられず、
江藤の家にやって来る。外から中の様子を伺っていると、買い物から
帰ってきた江藤の妻かおり(白石美帆)に声をかけられる。かおりは、
のだめがマラドーナ・ピアノコンクールに出ることを教えてくれる。

 コンクールに出るのを嫌がっていたのに……と千秋はのだめの行動
に合点がいかない。しかしそれ以上にのだめの奔放な演奏がコンクー
ル向きでないことが心配になる。それでものだめが本気になったのな
ら、江藤のレッスンによって変わるかもしれない……と考える。千秋
はお土産のカニをかおりに渡して帰る。邪魔にならないようにという
配慮だった。家に帰ると征子から飛行機に乗れたことを喜ぶ留守電が
入っていた。千秋はこれでヨーロッパに行けることを改めて実感する。

 かおりは千秋にもらったカニをさっそく夕食に出す。のだめは千秋
が気にかけてくれたことを感じて嬉しい反面、飛行機に乗れたことを
知り、寂しさと不安を感じる。

 江藤の特訓は厳しさを増していく。まず勝手にアレンジするのだめ
のくせを直さなくてはならなかった。1次予選は基本的技術を見て振
り落とすため、曲と作曲者の意図を正確に理解していることを審査員
に伝えなくてはならなかった。

 のだめはふとコンクールに“裏技”があるかと尋ねる。審査員の門
下生が有利とか、賄賂が贈られるとか。江藤は「何を考えてんのや!」
と怒鳴る。マラドーナ・ピアノコンクールは番号制で個人が特定でき
ず、審査員も外国人が多数を占めるため、余計な心配だった。江藤は
「お前の心は真っ黒やな」と情けなくなるが、のだめは「みんながず
るできないならいいです。安心しました」とあっけらかんと答える。

 のだめは練習を続けるが、なかなか正確に弾けないので江藤は頭が
痛い。「お前、シューベルト苦手なんじゃないか?何で選んだ?」と
聞くと、のだめは「んー、付き合ったことのない人と付き合ってみた
くなったというか」と思いつきめいた答えをする。江藤は「アホか!
付き合ったことのあるやつを選べ!」と頭を抱える。

 千秋はのだめからメールを受ける。「シューベルトは、なかなか気
難しい人みたいで、がんばって話しかけてもなかなか仲良くなれませ
ん」。千秋はのだめの奮闘振りに思わず微笑ましくなるが、そこへ黒
木(福士誠治)がやって来て声をかける。

 千秋は慌ててメールを隠すが、黒木は気を使わないでほしい、あん
なに素敵な人に恋人がいるのは当然だと思っているからと割り切った
風でいる。千秋はのだめと付き合っていると思われていることよりも、
黒木がのだめを素敵な女性と思っていることに唖然としてしまう。

 R☆Sオケの公演成功は千秋の予想外の展開を引き起こしていた。優
秀な若手演奏家や学生が入団を希望して続々とやってきた。メンバー
たちは今後も継続的に活動する気になっていた。当然千秋を常任指揮
者として。千秋あってのR☆Sオケ、それがみんなの共通認識になって
いた。そしてCLASSIC LIFE後援で12月25日に日本最高峰のサントリー
ホールでクリスマスコンサートを行う話まで上がっていた。

 海外に行くことが選択肢に入ってきた千秋は急すぎる話に戸惑いを
覚える。そんなさなか、千秋はけえ子(畑野ひろ子)から日本に来て
いたシュトレーゼマン(竹中直人)がまた失踪したことを聞かされる。
もしかしたら千秋に会いに行ったのではないかとけえ子は言う。

 果たしてシュトレーゼマンは千秋に会いに来た。シュトレーゼマン
は千秋が飛行機に乗れるようになったことを知ると、来週帰国する自
分と一緒にヨーロッパへ来るようにと言う。千秋は突然の話に即答で
きない。しかしシュトレーゼマンは「トツゼンノコトデハアリマセン」
と来年ウィーンで行われる指揮者のコンクールの話をする。その準備
のためにはすぐ来る必要があると。「セカイノオンガクニフレ、セカ
イノオンガクヲカンジルベキデス!」。強い口調で熟考すること許さ
ないシュトレーゼマンに千秋の心は激しく揺れる。

 「シューベルトは変化がおおいなぁ……」。のだめは頭がぐちゃぐ
ちゃになっていた。のだめもピアノに没頭し、栄養ドリンクばかりの
生活に陥り煮詰っていた。そんなとき千秋からメールが来る。「シュ
ーベルトは本当に気難しい人なのか?自分の話ばかりしてないで相手
の話もちゃんと聞け!楽譜と正面から向き合え」というメッセージに、
のだめは元気付けられ、再びピアノへと向かう。楽譜に書き込まれた
細かい指示通りに演奏しようと頑張る。「ちょっと大きくして、すぐ
小さく。フォルテ、ピアノ、アクセント、ピアノ、転調……」。

 しかし指示通りしようとするとかえって弾けなくなる。おろおろす
るのだめに、「4拍目の和音が違うぞ」という千秋の声が聞こえてく
る。千秋の声が続く。「転調に気をつけろ。一音一音無意味な音なん
てないんだぞ」。のだめは落ち着きを取り戻しもう一度弾く。「ほら、
見えてこないか?この曲の情景が」。千秋の声に導かれ、のだめはよ
うやくいろいろなしがらみが解けたようになる。

 こうして迎えた一次予選。江藤は「ええ感じや。最後まででたらめ
にならんかったらいいが……」と心配そうに見守る。しかし江藤の心
配は不要だった。のだめは最後まで正確に弾きとおし、江藤に「いつ
の間に……」と唸らせる。審査員の間でも「やっとすばらしいシュー
ベルトの演奏が出てきた」と高い評価を受け、審査委員長のオクレー
ル(マヌエル・ドンセル)も満足げな表情を見せる。のだめも大きな
拍手を受けながら充実の表情を見せる。

 のだめは千秋に一次予選通過の報告をする。そして「好きです!」
とも。のだめはどうしても伝えておきたかったのだと言う。千秋は
「一次通過くらいじゃめでたくもないが、今日は飯を作ってやっても
いいぞ」と憎まれ口っぽく答える。

 しかし意外なことにのだめは江藤のもとで2次予選の練習を続ける
からと断る。「さびしい思いをさせてごめんなさい」と謝るのだめに、
千秋は「さみしくなんかねえ」と強がる。

 のだめは「先輩はいつヨーロッパに行くんですか?」と尋ねる。千
秋は即答できない。「もしかして行きたくなくなっちゃったんです
か?」とのだめは聞くが、千秋は慌てて「行くよ。でも今はオケがあ
るから。そのうち考える」と曖昧な答えをする。「それよりも」と千
秋はのだめにコンクールに集中しろと話を変えようとする。

 するとのだめは「そのうちって、人には上を目指せと言っておきな
がら何ぬるいことを言ってんですか」といつになく強い口調で千秋に
反発する。才能があって、それを認めて応援してくれる人もいる。絶
対に海外に行くべきなのに……。のだめは歯がゆくなり「ぐずぐずし
てんじゃなかっ! ケツの穴の小さか男たいね!」と怒鳴り、呆然と
なる千秋を置いて走り去る。

 二次予選はショパン(ポーランド1810-1849)の『エチュード』と
ドビュッシー(フランス1862-1918)の『喜びの島』だった。一次通
過を受けて江藤の指導も熱を帯びる。のだめは「ショパンの『エチュ
ード』なら昔やったことありますよ」と言って、演奏を始める。

 すると突然のだめの脳裏に幼少のころのピアノ教室の記憶が浮かび
上がる。幼いのだめはショパンの『エチュード』を鮮やかに弾きこな
し、他のこどもをつれてきた母親たちから「まだ小さいのにすごいわ」
という驚きの声が上がる。

 のだめの演奏は激しさとスピードを増し、弾き終わると白目を向い
て気を失いかけるほどだった。江藤は思わず拍手し「ブラボー、こい
つはただうまいだけやない、人の心を動かす何かを持っておる」と感
嘆する。江藤はもしかしたら優勝できるかもしれない、そんな手ごた
えを感じ取った。

 その晩、のだめともう一人の教え子の一次通過を祝って江藤とかお
りは焼肉屋に行く。だが、いつもは食べ物に目がないのだめが不機嫌
そうな顔をしている。こどもの頃の嫌な記憶を思い出したのだという。
かおりは話題を変え、一次予選でのだめの他にも瀬川悠人が上手だっ
たと話す。悠人は高校時代に全日本で優勝、海外留学経験もある優勝
の本命だった。

 しかしのだめはとたんに困惑した表情になる。悠人について、何か
ひっかかるものを感じたのだったが、思い出すことができない。

 千秋はR☆Sオケの新メンバー選考作業に追われていたが、シュトレ
ーゼマンの誘いとのだめの猛檄が頭から離れない。

 翌日、千秋はキャンパスで江藤に会う。のだめの二次予選を見に行
かないという千秋に、江藤は「あいつが何でコンクールに出てるのか
知らんのか?」と尋ねる。江藤は、のだめが本気で本選優勝を狙って
いるのは千秋と一緒にヨーロッパへ行くためだということを教える。
千秋はのだめの真意を知り驚きを隠せない。

 二次予選当日、のだめは最後の調整に余念がなく、万全の調子で臨
もうとしていたがどこか精神的に不安定なところがつきまとっていた。

 千秋はシュトレーゼマンに電話をする。「ケッシンハツキマシタカ?
」と問いかけるシュトレーゼマンに、千秋ははっきりと「はい、R☆S
オケのクリスマス公演を終えたらヨーロッパへ行きます」と伝える。
その言葉を聞いてしまった龍太郎はショックを受ける。

 のだめはどこか集中できない様子で江藤やかおりを心配させる。の
だめは携帯をチェックするが、千秋からのメールはなく落ち込む。江
藤は「ショパンは完璧や。一曲めからお前のテクニックを見せ付けろ。
いつもどおり弾いたら二次通過は間違いない」と発破をかける。

 のだめは演奏に向かう通路で悠人(伊藤隆太)に呼び止められる。
とたんにのだめの脳裏に幼いころのピアノ教室での練習風景が蘇って
くる。のだめの表情がみるみる険しくなっていく。しかし江藤は「は
よせい」とのだめをせきたてる。

 千秋は二次予選にやってきた。ショパンの『エチュード』は技術と
正確さが要求されるだけに千秋は少し心配になる。

 のだめは大きな拍手を受けてステージに入ってくる。だが、のだめ
の精神状態はまともではなかった。のだめの脳裏には幼いころピアノ
教室で受けた虐待の記憶が渦巻いていた。悠人は同じ教室に通う生徒
だった。「何で言われたとおりに弾かないんだ、この手がいけないん
だ!」と怒鳴られ、幼いのだめは男性講師に何度もぶたれ続ける。

 ショパンの『エチュード』が始まると、江藤は愕然とする。のだめ
の演奏は気の抜けた適当なものだった。審査員にもがっかりしたよう
な雰囲気が流れてしまうが、のだめに立ち直りの気配はない。江藤は
「こんなことって……。もうおしまいや」と絶望的な表情を浮かべる。
千秋ものだめの様子がおかしいことに驚きを隠せない。


寸  評  千秋と会うのを我慢して、将来の夢を変えてまでピアノに打ち込
み始めたのだめ。一方でヨーロッパへ行くことができるようになった
のに、その一歩を踏み出すのに躊躇してしまう千秋。珍しく怒ったの
だめの思いがひしひしと伝わりました。ところがシュトレーゼマンと
のだめによって、千秋はヨーロッパへ旅立つことを決意するとのだめ
は二次予選で過去のトラウマから調子を崩して大ピンチ。なかなかう
まく展開していきません。のだめはいったいどうなるのか、この先の
展開に目が離せません。

執 筆 者 けん()

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2. 編集後記
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 シューベルトのピアノソナタ16番が取り上げられていましたが、シューベル
トらしいというか、ロマン派っぽい不気味さがよく出ている個性的な作品と思
いました。個人的にはやはり人気のある13番が好きです。牧歌的で、素朴なメ
ロディーが印象的な曲です。
 シューベルトは当初ソナタとはいえないと言われるほど形式崩れの音楽であ
るため、のだめタイプには合う曲なのかなと思いましたが、まったく逆で指示
が細かくなっているので意外に思いました。しかしよくよく考えるとシューベ
ルトは転調の天才と言われる作曲家ですので、形式にとらわれていないからと
いって自由に弾いたらかえってぐちゃぐちゃになる恐れがあるのかなと思いま
した。(けん)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv/
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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