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***************************** 幸福ニュース(しあわせニュース) 第371号 2006年12月15日 <『心』の分野で一番古いメルマガと『まぐまぐ』が認定!!> http://www.uproad.ne.jp/rengein/ ***************************** 【憎しみが消え、大きな愛に気付く】 内観を始めて、今まで考えてみなかった方法で、母と自分につ いて調べるのに戸惑ってしまいました。(1)してもらった事、 (2)してさしあげた事、(3)迷惑かけた事の3つについて、具体 的に思い出さねばなりません。 最初は、兄ばかり可愛がって、朝食も作ってくれなかった。母 のせいでこうなったのだと、出てくるのは、母への恨みばかりで した。 自分なりに考え、面接の時にお話する内容は、ただ、「あの頃 の母は、育児・家事・仕事に追われ、大変だっただろうな・・・」 という冷めた目線でしか思えませんでした。 「私は小さい頃から、愛情の薄い、忙しい家庭に生まれて、可 哀相に」と、昔から自分の心の中に自分で作ってしまった、可哀 相な私のことしか思えませんでした。 だんだん内観する年があがってきて、母親の立場としての自分 の目線で母を思った時に、いつも病気で迷惑かけ続けて申し訳な いと思い続けていた自分が、母という大きな心の器の中で助けて 頂いていたのかと改めて気付かされた時に、涙が出ました。 母親だから子供の面倒をみるのは当たり前と思い続けていた愚 かな自分を知る事ができて本当に良かったです。 「甘えるべき時に甘えず、甘えてはいけない時に甘えていた自 分」に気付かされた時は、本当になさけなさと、長い年月の母に 対する幼い頃の自分を引きずり続け、まだ私の心の中で母を責め ていた自分の執念深さにつくづく嫌気がさしました。 感謝しているつもりでした。感謝が足りませんでした。何も母 の人生の苦労を心で感じ取ってあげていませんでした。内観によ って気付かされ、感じ取った事は、これからの日々に活かしてい きます。 また、父についての内観は、一番困難でした。何しろ仕事で忙 しかったので、子供の時から一緒にいた記憶の全くない人でした。 中学生の頃から、心の底から憎んでいたくらいに大嫌いな人でし たから、どうしても内観しているつもりが、自分史になってしま い、心の中で憎しみが煮詰まってしまいました。 内観してよぎる父への思いには、ただお金の事ばかりでした。 そんな私が変わったのは、『養育費』を計算してからです。 私は5年前子供を連れて実家に戻って、両親と同居しています。 私の子供達分の養育費を差し引いても、私が想像も出来なかった 金額になり、心の中で引っくり返る思いをしました。その時、先 生から言われた、たった一言で、私の冷たく閉ざされてしまって いた心に風穴が開きました。 また、年をとってきてからの父の内観に入って、私の病気の時 のお話になった時、やはり、先生のたった一言の「どうして、お 父さんはそんな事をしてくれたんですか?」と聞かれて、思わず 言葉が出なくなり、しばらくすると大粒の涙があふれて止まらな くなりました。 父の私に対する無言の愛に気付かされたからです。私がその時 絶句して、心の中に浮かんだ言葉は、「私が父の娘だからだ・・ ・・。」と・・・・・。 父の私に対する大きな愛情に気付かされた後に、また新たな父 の魅力に気付かされました。それは、大きすぎる程やさしい心で す。 小さな器の人間は、大きな器の人間の良さが判らないものです が、まさに私はその通りの、いつまでも心が親から自立できない 幼いままの心の私に気付かせてもらえた事は、内観をしてみなけ れば、一生私は自分が判らなかったと思います。 一生懸命指導して下さった先生方に心から感謝いたします。ま た、いろいろおいしいお食事を作ってくださった裏方の方々、本 当にお世話になりました。大変居心地の良かった7日間でした。 本当にありがとうございました。 --------------------------------------------------------- 【坂村真民詩集】 《 心の国 》 詩国はどこにあるか どこにもない でも造ろうと思えば だれでもいつでもどこへでも 造ることができる 今の今まで 苦しく暗かった処が 楽しい処となり 明るい処となり 生き生きとした処となってくる 心の国だからである ---------------------------------------------------------- *運勢表、What's New、盆梅展、れんげ農苑等を更新しました。 悩み相談・相性判断・車のお祓い・御祈願や御供養もできます。 どうぞご覧ください。 http://www.uproad.ne.jp/rengein/ ---------------------------------------------------------- 【仏語集】 ものの見方を正しくして、その原因と結果とをよくわきまえる。 すべての苦しみのもとは、心の中の煩悩であるから、その煩悩が なくなれば、苦しみのない境地が現れることを正しく知るのであ る。 見方を誤るから、我という考えや、原因・結果の法則を無視す る考えが起こり、この間違った考えにとらわれて煩悩を起こし、 迷い苦しむようになる。(一切漏経) ---------------------------------------------------------- *坂村真民先生がお亡くなりになられました。ご冥福を心からお 祈り申し上げます。先生は亡くなられても、先生の残された数々 の素晴らしい詩は、永遠に人々を癒し、力づけていくことでしょ う。 *皆様のご意見、ご感想、ご投稿を rengein@uproad.ne.jp へどうぞお寄せください。お待ちしております。 *「投稿大歓迎!」 皆様の投稿は、できるだけ「幸福ニュース」 に掲載しようと思っております。読者と共にこのEメールマガジ ンを作り上げていきたいと願っておりますので、御協力をよろし くお願い申し上げます。 ---------------------------------------------------------- コンサルティング・テンプル 蓮華院誕生寺 http://www.uproad.ne.jp/rengein/ rengein@uproad.ne.jp ***************************** |