メルマガ:地方の札所を巡る旅
タイトル:NO=191 北陸三十三観音10  2006/12/03


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 2006ー12-03--------第191号 (毎週日曜日発行) 
  地方の札所を巡る旅 北陸三十三観音10 福井
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福井 北陸三十三観音 10番札所 【大安寺】   臨済宗 14−6−6

福井北ICからR416を西へ進み、
日野川の明治橋を渡り北へ田ノ谷町の山の中に【大安寺】がある。

広い駐車場には多くの観光バスが停まり観光客の出入りが激しい、
丁度6月2日から30日まで「菖蒲まつり」の開催中であった。

参道を登ると参拝者受付、入山料\500−を払って中へ
『本堂』のご本尊は行基菩薩作50cmほどの十一面観世音菩薩、
右脇壇には平安時代の大日如来坐像が祀られている。

左脇間は『御成の間』として使われ壁一面に「八方睨み達磨の図」が架かっている。
  
本堂左側から奥に回廊が伸び『開基堂』『開山堂』『枯木堂』と堂宇が続く、
開基堂は総欅造りで開基福井四代藩主松平光通公を、
葵のご紋の入った金箔の廟に祀られている。

開山堂には開祖 大愚宗築禅師を祀る.枯木堂は座禅道場として使われていて、
ここに安置されている「文殊菩薩」坐像は素晴らしい。

本堂や回廊からは石庭の、
樹齢300年のしだれ桜や樹齢600年の高野槙の古木が望まれる。

この石庭の中を通って裏山に向かうと階段状の池に多くの菖蒲が咲き誇っている、
菖蒲池を巡りながら更に奥に進むと山道になる、
100mほど登ると『千畳敷』といわれる歴代松平藩主の廟所がある。

葵の紋所の石門、石柱で囲まれ石畳1360枚が敷き詰められ、
高さ3m-程の墓石が大少13基整然と並んでいる。

その他境内には『縁結び観音』『布袋尊』『子安地蔵』等も安置され
見所の多い寺で時間を十分取って参拝したい。

 所在地 福井県福井市田ノ谷町21−4  0776−59−1014

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           『菖蒲の他にも見所一杯』
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