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タイトル:非公式情報 第228号  2006/11/25


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元情報機関員の死

By StrangeLove

ロシアの元情報機関員(ソ連国家保安委員会とロシア連邦保安庁)、アレクサンドル・リトビネンコが11月23日に死亡、体内から放射性物質のポロニウムが検出されたという。直接的な証拠はないが、リトビネンコは「反プーチン」であるからプーチンに暗殺された・・・ということになっているようだ。

リトビネンコは情報のプロである。自分が狙われていると認識していたなら、よほど信頼できる人間でない限り、一緒に食事をするとは考えにくい。外で水を飲むこともなかっただろう。注射、針、あるいは特殊な銃を利用したか、リトビネンコが信頼している人物が関与しているかであろう。

また、ターゲットを殺した後に痕跡の残る物質を使ったのは奇妙な話である。痕跡が残らず、病死に見せかけられる薬物も存在している。実行犯がアマチュアなのか、痕跡を残したかったのか、どちらかだと考えるのが合理的だ。

ところで、元情報将校だからといって、イギリスで生活するためには収入が必要である。リトビネンコのパトロンと言われているのはプーチンの宿敵で大金持ちのボリス・ベレゾフスキー。チェチェンの反ロシア勢力やアメリカのネオコンとのつながりも指摘されている人物だ。

生前、リトビネンコは「9/11」がロシアの陰謀だと叫んでいた。それに対し、現在、アメリカでは別の「陰謀論」が静かに広がりつつある。アメリカ政府が自国の情報機関を含む事前の警告を無視、ハイジャックされて航路を大幅に逸脱した旅客機の飛行を管制官も軍も規則を無視して傍観、世界貿易センターの2タワーと旅客機が激突しなかったビルの不自然な崩壊、ペンタゴンの不自然な「激突現場」など、「9/11」の「謎」に関する研究報告が専門家からも出始めている。アメリカの「反主流派エリート」に疑惑の目が向きつつあるのだ。こうしたアメリカや西ヨーロッパの動きにリトビネンコは挑戦していた。
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