|
■■頭は「朝90分」に鋭くなる! 〜成功する朝の使い方マスター法〜 ■第2号 ■坂本 篤志 発行 ■merumaga90@yahoo.co.jp ※ご意見ご感想をお寄せください ■メイラックスより発行 ■━━━━■ はじめに ■━━━━■ 朝は、能力開発の効率が最も高い黄金の時間である。 これは疑いのない事実だ。 実際、私がこれまで直接、間接に接してきた数多くの成功者、 仕事のできる人、プラス思考の健康人は例外なく、 朝の時間の使い方に独自の工夫をこらしていた。 まずは、目覚まし時計をふだんより30分早めにセットする ことからはじめてもらいたい。 朝食や着替えなどに要する1時間を有効活用して加えれば、 利用できる「朝時間」は90分になる。 私はいつも、「無理をしない」ということを一貫して説いている。 無理なことは長続しない。 長続きしないと、どんなノウハウからも充分な成果が得られないからだ。 同時に、「誰でも手軽にできるノウハウ」を指導するようにしている。 「早起きはいいことだから、明日から午前3時に起きましょう。 毎朝4時間は自己啓発に使えますよ」と言うのは簡単だが、 実行できる人はごくわずかでしかない。 それでは、できる人はますます伸びるが、 できない人はいつまでも伸びないことになってしまう。 朝の90分づくりは、この意味からも最適の自己開発なのである。 こうして充実した朝を過ごせるようになると、 能力や精神力が高まり、健康にも良いばかりか、 人生そのものが変わってくる。 今日から「いい人生」を始めて、「成功」を目指したい! ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 目覚ましの針は「30分」早めるだけでいい! ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 90分間と聞いて、 「6時半に目覚めるのも大変なのに、5時起きなんてとんでもない」 と誤解した人がいるかもしれない。 激務で疲れ、つき合いや接待で睡眠不足をかこっているのに……と。 だが、安心してほしい。毎日1時間半も早起きする必要はさらさらないのだ。 まずは毎朝30分間だけ早起きする。 それだけでいい。 机の前に座る時間を朝、90分とろうと思うと大変なことだ。 しかし、通勤や食事の時間も合計した90分間と広く考えれば、実現は容易になる。 仮に駅まで徒歩10分、通勤の車中で40分、駅から会社まで歩いて10分なら これだけで60分になる。 プラスして早起き30分で、もう90分になっている。 なのに これらの貴重な時間を、あなたは頭を眠らせたまま使っていないだろうか。 テレビを眺めながら朝食をとり、ぼんやりと電車に揺られ、 信号にイライラしながら歩く。 この時間を、「同時処理」「並行処理」のテクニックで 「90分」に組み込んでいけばよいのである。 私たちは、慣れたことなら、同じ時間内に2つも3つも行なうことができる。 そして、朝の洗面から出社に至る一連のルーティンワークは、 生活の中でも最も手慣れた習慣だといえる。 つまり、朝は一番 「二足、三足のワラジ」をはきやすい時間帯なのだ。 (30分の早起き+通勤などの時間)×同時並行処理=90分 これが、朝の能力開発を、犠牲を払うことなく継続するコツである。 私自身も、次のように具体的に朝を組み立てている。 1、起床後すぐに行なう活力充実の儀式 2、自宅での朝時間の同時処理活用 3、通勤時間の並行処理活用 4、出社から昼食までの時間の効率化 これに、いい朝を迎えるための「前夜の準備」を加えているのだ。 「早起きの効用」を説く人は多い。 しかし、早起きだけに限定して朝を考えるのは、 多忙なビジネスマンには現実的ではないと思う。 むろん、たった30分の早起き努力もしないようではいけない。 頭にもウォーミングアップタイムが必要である。 ギリギリまで眠っていて、あわてて家を飛び出すというのでは、 早朝どころか通勤などの時間活用すらままならないことになる。 以下次号!! |