謎のステッカー
電信柱、電話ボックス、トイレ、商店街の壁などに、最近謎のステッカーが貼られて話題になっている。渋谷、六本木、新宿などに多い。今までに発見されたステッカーには、「BNE」とだけ書かれたものと「BNE参上」と書かれたものの二種類があり、どちらも白地に黒の文字である。日本だけかと思っていたら、何と世界各国(ニューヨーク、香港、サンフランシスコ、クアラルンプールなど)で同時に発見されたのだそうだ。
新商品の宣伝だろうか?マーケティングの実験だろうか?海外の音楽の宣伝だろうか?それとも日本人デザイナーの名前だろうか?まったく謎である。このステッカーが貼られる瞬間を、まだ誰も目撃したことがないし、自分が貼ったと名乗り出る人もいない。
テレビの番組では、「B=bomb(爆弾)、N=nuclear(核)、E=explosion(爆発)」などの「テロの予告」かもしれないと分析していた。ネット上で検索すると、「狂牛病」とか、「バナナの皮を踏んで滑った」などの解釈もあった。そうそう、ヨーロッパ拡大を表す「Brave New Europe(勇敢な新ヨーロッパ)」の略称であるという説もあったが、「参上」がついているので正しくはなさそうだ。
mixiにも真相を究明しようとするグループがいくつかできたし、2ちゃんねるでも盛んに話題になっているが、今のところ確かな手がかりもなく、「BNE」のようなドメイン名も見当たらない。
堂々と「参上」と宣言しているが、このステッカーが貼ってある場所以外には何の痕跡もない。ステッカーの意味も知らせずにひたすら貼り続けているだけでは、その理由自体がはっきりせず、人々の「知りたい」という欲望を強く刺激している。
サンフランシスコ市長は、犯人を通報した者に2500米ドルの懸賞金をかけているのだそうだ。推理して犯人がわかった人は、懸賞金を手に入れられるかもしれませんよ。 |