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タイトル:Daily Drama Express 2006/08/29 ダンドリ。 (8)  2006/10/19


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/08/29 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル ダンドリ。〜Dance☆Drill〜
局  名 フジ系
放映日時 火曜21時
キャスト 相川要 ……  榮倉奈々
 末吉双葉 ……  加藤ローサ
 池田まゆ実 …… 森田彩華
 花上さやか …… 西原亜希
 浜田教子 ……  悠城早矢
 鈴木カルロス三郎太 …… 増田貴久
 高宮深雪 ……  菅野美穂(特別出演)
 相川ふさ江 …… 戸田恵子
 石橋渡 ……  国分太一
【さつき高校の人々】
 佐藤智子 ……  山口香緒里
 奥村重蔵 ……  斎藤洋介
 足立原一郎 …… 入江雅人
 岩壁宗吉 ……  石井愃一
 田中 ……  坂本あきら
 橋本吾郎 ……  篠山輝信
【商店街の人々】
 浦野奈美世 …… 濱田マリ
 古座野史明 …… 六角精児
 張ヶ谷久 ……  石井康太(やるせなす)
 千石孝之助 …… 金橋良樹
 千石千恵子 …… 吉村玉緒
 相川慶一 ……  小関裕太
【城東学園・キティタイフーン】
 城所麗夏 ……  金子さやか
 小杉由紀恵 …… いとう麻見
 キティタイフーン … Team ACUVUE
【浜中荘の住人】
 マコト ……  大倉孝二
【さつき高校・MAYFISH】
 渡辺かしこ …… 木南晴夏
 田島聖子 ……  松田まどか
 松平乙女 ……  ゆってん
 高嶋千寿 ……  松本華奈
 宮川葉月 ……  池田愛
 早乙女はるか ……岡西里奈
 土屋志織 ……  仁平裕子
 大川真澄 ……  山下幸乃
 黒崎えりな …… 杉林沙織
 石黒万里 ……  田野アサミ
 江本香織 ……  徳永えり
 白井麻紀 ……  神原麻由
 小澤翔子 ……  福島彩子
原  案 長谷川昌一
脚  本 横内謙介
主題歌  『UVER world』

あらすじ 第8回 一次審査落選

 6人の新メンバーが加入し、総勢11人になったMAYFISH。大会に向け
て士気も上がっていた。要(榮倉奈々)たちがロードワークをしてい
ると、近くの川原でだるそうにしている駅前ダンス4人組がそれを見
かける。人数が増え盛り上がっている様子に4人は自分たちの退屈な
現状をぼやく。

 はるか(岡西里奈)が入ったことで、さやか(西原亜希)は要(榮
倉奈々)が神宮寺のことを思い出し、練習に影響が出るのではないか
と気にする。しかし要は「今は大会のことだけで頭がいっぱい。それ
まで男なんて関係ない」と笑い飛ばす。

 奈美世(濱田マリ)は圭三(美木良介)が商店街の店主たちを精力
的に回っているのを見かける。圭三は翔洋ストアに必要な店舗に声を
かけていた。商店街が団結して反対運動を起こそうとしているところ
を圭三に切り崩され、ふさ江(戸田惠子)は頭が痛い。

 石橋(國分太一)のもとにチアダンスの協会から審査通知が送られ
てきた。さっそく要たちに伝えて封を切る。中身を見てみると、
MAYFISHは落選と書かれていた。

 てっきり出場できるものと早合点していた要たちは協会に電話をし、
不満をぶつける。協会の説明によると出場枠25に対して応募が33。審
査の結果MAYFISHは32位だった。

 大会出場の道が絶たれ、要たちは途方に暮れていた。このまま引退
というのも納得できず、その夜近くの公園で要は双葉(加藤ローサ)、
まゆ実(森田彩華)、さやか、教子(悠城早矢)と今後のことを思案
していたが、そこへ酔っ払った大学生がからんでくる。

 大学生が双葉に抱きついたので、教子はとっさにその大学生を投げ
飛ばす。しかし思わず力が入ってしまったため、骨折させてしまい警
察沙汰になる。幸い正当防衛が認められ、相手も被害届を出さなかっ
たため、お咎めなしで済んだが、一般人をケガさせてしまったことに
教子は空手を汚したと自責の念に駆られ、空手部の最後の大会辞退を
申し出る。突然の話に空手部内は動揺が広がり、初戦敗退に終わって
しまう。

 もぬけの殻状態の要は手持ち無沙汰な日々を送っていたが、そんな
ところへ圭三が自宅にやってきた。圭三は養育費なども滞っていたか
らとふさ江のために翔洋ストアのテナントの中でも最高の区画を提示
する。しかしふさ江は断る。圭三が借金した挙句に夜逃げした後もい
やな顔ひとつせず手を差し伸べてくれた商店街の人たちを裏切るわけ
にはいかなかったからだ。

 圭三はため息をつき、良く考えてほしいとだけ言って去っていく。
自分の部屋でやり取りを聞いていた要はたまらなくなって圭三を追い
かける。そして「お願いだからお母さんを苦しめないで」と訴える。
圭三は「大人の話だからお前は気にしなくていい。困ったことがあっ
たら何でも言ってくれ」と言う。すると要は「ならお母さんと慶一を
悲しませないで」と答え、その場を走り去る。

 要が戻ってくるとふさ江は強がって笑ってみせる。要はふさ江が大
学に行って自立した女性になってほしいと言った気持ちがようやくわ
かった思いがする。

 MAYFISH が予選で落ちたため、石橋は自宅のアパートでぼんやりし
ていた。そこへマコト(大倉孝二)が雑誌を片手に慌てて駆け込んで
くる。鷺村流の家元が病気のため引退し、息子の石橋が跡を継ぐと書
かれた記事があったからだ。石橋は「向こうで何があったんだろう?」
と考え込む。

 要は図書準備室へ行き自立のために受験勉強を始めるが、身が入ら
ずため息ばかりが出る。かしこ(木南晴夏)は気が散ると怒って要を
追い出す。集中力が切れてしまったかしこはパンを食べながら雑誌を
見やり、石橋の記事を見つける。

 要が水道場で顔を洗っていると、空手部の大川真澄(山川幸乃)と
黒崎えりな(杉林沙織)が通りかかる。要は教子のことを謝るが、真
澄もえりなも「もういいよ」と投げやりになっている。今日は引退式
だったが、教子は現れず3年間の締めくくりが台無しになってしまっ
たからだ。

 要は何も言えなくなって立ち去り、練習場へと足を運ぶ。すると年
配女性たちがフラダンスの練習をしていた。奥村(斎藤洋介)による
と、市役所からの依頼でフラダンスサークルに練習場を貸したのだと
いう。双葉、まゆ実、さやかも練習場の様子を見に来て、フラダンス
サークルに戸惑っていた。

 要たちが途方にくれて校舎裏を歩いていると、ガラス張りのドアを
見かける。同好会を立ち上げたときに使っていた練習場に思わずしん
みりとなるが、そこへかしこがやって来て石橋の記事を教える。

 要たちは石橋のアパートへ行き事情を聞く。石橋は記事に書かれて
いることは事実でなく学校は辞めないと答えるが、一方で踊りを途中
で投げ出してしまったことは今でも後悔しているとも話す。隣で聞い
ていたマコトは後で石橋が後悔していたという本心を初めて聞いたと
驚く。

 石橋が辞めないと知りひとまず安心した要たちは学校近くの川原ま
で戻ってくる。すると三郎太(増田貴久)と吾郎(篠山輝信)がやっ
て来て、さつき魚が見られると教える。

 ふさ江はテナントの空き区画を奈美世たちに見せ、いいロケーショ
ンだから誰か使いなよとすすめる。しかし奈美世たちはきっぱりと断
り、自分たちもふさ江同様ここを動くつもりはないと伝える。ふさ江
はにっこりし、残ったメンバーで頑張っていくことを決意する。

 三郎太は「この川から海は見えない。けどさつき魚は海を信じて進
んでいくんだ」と語る。要たちは「だから?」と今ひとつの反応なの
で、三郎太は「あっ、さつき魚!」と川に入り込んでロープを引っ張
り、「ファイト!」と書かれた手作りのさつき魚を引っ張り上げる。

 要たちはあまりのバカバカしさにポカンとしてしまうが、しだいに
笑い出し「このままじゃ終われない、もう一度練習しよう、ハマキョ
ーも含めてさ」とみんなに声をかけ、他のメンバーの顔にも笑顔が戻
ってくる。

 要は教子を訪ね、弟の慶一(小関裕太)に空手を教えてほしいと頼
む。慶一は圭三と闘うふさ江を見て家族を守れる人になりたいと思っ
ていた。要は教子に中途半端なまま終わったらずっと悔いが残るから、
最後までやり通すべきだと説得する。

 教子は頷き、学校の道場で慶一に稽古をつける。その様子を見た真
澄とえりなも加わる。一通りの稽古が終わった後、要はMAYFISHのメ
ンバーに道着を持ってこさせ、3人の演舞による引退式を執り行う。
教子は「ありがとう、もうこれで悔いはないよ」と笑顔を見せる。

 要は「もうひとつあるじゃん」とチアダンスへもう一度誘う。教子
は快諾し、真澄とえりなも教子と一緒にチアダンスをやることに決め
る。

 こうして真澄とえりなの2人を加えたMAYFISHは総勢13人になり、元
気良く校庭へと飛び出していく。その練習風景を見た駅前ダンス4人
組は「なんか、青春じゃん」とちょっぴりうらやましそうに見つめる。
要たちはポンポンを重ね合わせて「さつ高ファイト!オー、
MAYFISH!」と気勢をあげ、気持ちを新たにする。


寸  評  話の流れが「ウォーターボーイズ」と同じですね。「がんばって
いきまっしょい」とも似ているという話を聞くのですが、それは違う
かなと思います。ところで、「ウォーターボーイズ」の場合は高校生
の青春群像劇という一面の他に男の子がシンクロナイズドスイミング
に挑戦するという斬新な設定があります。しかし「ダンドリ」の場合
は女の子のチアダンスですのでそういう面白さの要素が弱いのと、あ
と夏だけに水が出てこないと季節感が出ないといった欠点があります。
チアリーディングはかなり激しい動きを伴いますので秋に放映するの
がいいのかな?と思ったりしました。
 さて来週あたりはかしこが加わってようやく18人勢ぞろいといった
ところでしょうか。各話の節々で独特の味を見せてきたキャラクター
だけに話の中心に関わってくると面白くなるのではないでしょうか。

執 筆 者 ケン()

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2. 編集後記
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 「下北サンデーズ」と「レガッタ」が低視聴率のため放送回数が短縮されて
いるようですね。「下北サンデーズ」は結構面白いと思っていたのですが、下
北劇団事情というのはあまりウケない話なのでしょうか?たしかに「貧乏=美
しい青春」を描けるほど世間の情勢は甘くありません。このまえNHKでワーキ
ングプアの特集をしていました。ワーキングプアは働いているにも関わらず収
入が生活保護水準以下の世帯のことで統計によると240万人いるとかいう話で
す。朝と夜にバイトを掛け持ちし、休まず働いて200万程度しか稼げない50代
の男性が紹介されていましたが、このままではこどもを大学に行かせることが
できないし、こどもはこどもで将来弁護士になりたいけど大学には行けないか
ら諦めるしかないという光景は見ていて辛いものがありました。(ケン)

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発行元:ドラマ研究会
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