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タイトル:Daily Drama Express 2006/08/22 ダンドリ。 (7)  2006/10/17


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/08/22 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル ダンドリ。〜Dance☆Drill〜
局  名 フジ系
放映日時 火曜21時
キャスト 相川要 ……  榮倉奈々
 末吉双葉 ……  加藤ローサ
 池田まゆ実 …… 森田彩華
 花上さやか …… 西原亜希
 浜田教子 ……  悠城早矢
 鈴木カルロス三郎太 …… 増田貴久
 高宮深雪 ……  菅野美穂(特別出演)
 相川ふさ江 …… 戸田恵子
 石橋渡 ……  国分太一
【さつき高校の人々】
 佐藤智子 ……  山口香緒里
 奥村重蔵 ……  斎藤洋介
 足立原一郎 …… 入江雅人
 岩壁宗吉 ……  石井愃一
 田中 ……  坂本あきら
 橋本吾郎 ……  篠山輝信
【商店街の人々】
 浦野奈美世 …… 濱田マリ
 古座野史明 …… 六角精児
 張ヶ谷久 ……  石井康太(やるせなす)
 千石孝之助 …… 金橋良樹
 千石千恵子 …… 吉村玉緒
 相川慶一 ……  小関裕太
【城東学園・キティタイフーン】
 城所麗夏 ……  金子さやか
 小杉由紀恵 …… いとう麻見
 キティタイフーン … Team ACUVUE
【浜中荘の住人】
 マコト ……  大倉孝二
【さつき高校・MAYFISH】
 渡辺かしこ …… 木南晴夏
 田島聖子 ……  松田まどか
 松平乙女 ……  ゆってん
 高嶋千寿 ……  松本華奈
 宮川葉月 ……  池田愛
 早乙女はるか ……岡西里奈
 土屋志織 ……  仁平裕子
 大川真澄 ……  山下幸乃
 黒崎えりな …… 杉林沙織
 石黒万里 ……  田野アサミ
 江本香織 ……  徳永えり
 白井麻紀 ……  神原麻由
 小澤翔子 ……  福島彩子
原  案 長谷川昌一
脚  本 横内謙介
主題歌  『UVER world』

あらすじ Stage7「チアダンス初お披露目会!!」

 チーム名がMAYFISHに決まり、9月の大会に向けて意気あがる要(榮
倉奈々)たちは、出場メンバーを募るPRビデオを製作しようとしてい
た。しかしよくよく考えると学校は夏休みで誰もいないので計画倒れ
になってしまう。

 要たちは頭を抱えるが、石橋(國分太一)がお披露目会を開いてた
くさんの人に見てもらう場を作ってみてはと提案する。どのみち10日
以内に1曲完成させなくてはならないしと石橋は続けるが、要たちは
きょとんとしてしまう。石橋はびっくりし、大会の募集要項に事前に
ビデオ審査があり、1分程度のダンスを撮影して大会主催者に送らな
ければならないことを話す。

 慌てる双葉(加藤ローサ)たちを前に、要は「よし、合宿しよう!」
と言い出す。皐月神社で1週間ダンス漬けの生活を送る、そして最終
日に境内でお披露目会を開き審査用のビデオも録ることにしようとい
う次々と話を進めていく。

 双葉が「またどんどん突っ走ってさ」とまゆ実(森田彩華)を見や
る。要は「ごめん、けだま。無理しなくていいよ」と謝るが、まゆ実
は首を振り「大丈夫、お母さんを説得するから」と答える。こうして、
昼は学校、夜は皐月神社で練習、食事は要の実家の店でという合宿内
容は決まった。が、ふさ江(戸田惠子)は「ダンスやることを認めた
けど、勉強やらなくていいってことじゃないからね」と釘を刺す。要
はまゆ実を教師に夜に勉強会をやるからと言い逃れる。

 まゆ実は、母親にチアダンスの合宿に参加することを切り出すが、
「そんなの絶対許さない」と当然猛反対される。父親が「もう少しま
ゆ実の言うことを聞いてやったら」とフォローするが、母親はまった
く耳を貸さない。

 翌朝、まゆ実は「宿泊先の電話番号と住所書いておいたから」とメ
モを食卓に置くが、母親は口をきかない。仕方なくまゆ実は無許可の
ままでかける。そして要たちには許可をもらったと嘘をつく。

 こうして合宿に入った要たちだが、練習の他にもお披露目会に人を
集めるためのチラシを作ったりしなくてはならない。ビデオ審査の〆
切まで1週間とあって要たちは頭が痛い。要はかしこ(木南晴夏)が
毎日図書室に来ていることを思い出し、チラシ作りを頼むことにする。
そしていい機会だから親を呼んで練習の成果を見てもらおうと提案す
る。石橋が「それなら僕が招待状作りますよ」と言い、話は盛り上が
っていく。そんな中まゆ実は気が重い。

 要たちはさっそく選曲から始める。同じころ石橋のもとにさやか
(西原亜希)デザインのMAYFISHのユニフォームが届き、まゆ実がこ
れまで書き留めていたメモから振り付けの方も進む。

 一方、桜本商店街に大型スーパーが建設される計画が本格的に動き
出し、ふさ江は奈美世(濱田マリ)とともに頭を悩ましていた。そこ
へ突然、離婚した夫の圭三(美木良介)がふさ江の店に現れる。奈美
世は「どの面下げて来た!」と嫌悪感を露にする。圭三は「近くまで
来たから」と寄った理由を話すが、奈美世は「二度と来るな、塩まく
よ」と追い払う。ふさ江も「こどもたちには近寄らないで下さい。あ
なたはもう父親ではないんですから」と厳しい目を向け、圭三は去っ
ていく。

 MEYFIHSのユニフォームを着用して練習に取り組み、手ごたえをつ
かんだ要たちは、乙女(ゆってん)と聖子(松田まどか)の協力を仰
いでダンスシーンをビデオに撮る。だが、その夜ビデオを見てみると、
振り付けはバラバラ、足は上がってないなどまるっきりできていない
状態だったので、要たちは愕然としてしまう。落ちこむ要にまゆ実は
「決め技を3つにしてそれだけの練習に絞ってやればなんとかなると
思う」と提案する。

 まゆ実の父親は母親にダンスを許してやってほしいと話す。以前商
店街の感謝祭で活き活きと踊っていたまゆ実を見ていた父親はそのこ
とを聞かせるが、母親は今まで隠していたことにかえって態度を硬化
させてしまう。まゆ実はその夜家に電話を入れようとするが結局でき
なかった。

 翌日から要たちはまゆ実の指導のもと決め技の特訓をすることにし、
まずはターンから始める。

 翔洋ストアによる地元商店街への説明会が開催された。説明による
と翔洋ストアはすでに店舗候補地の買取りを終了していた。ふさ江は
自分たちの意見がもう反映されないと知り憤る。すると翔洋ストアは
今後の交渉をSYコーポレーションに委託したと説明し、交渉担当者を
紹介する。その担当者は圭三だったので、ふさ江たちは衝撃を受ける。
圭三はその昔商店街に借金を重ねた挙句踏み倒して逃げたため、商店
街に迷惑をかけていた。

 要は練習から帰ると、ふさ江にお披露目会の招待状を渡す。しかし
まゆ実だけは渡せていなかった。その夜花火をしながらまゆ実は母親
に合宿参加を許してもらえてないこと、招待状を渡せていないことを
打ち明ける。

 驚いた要たちは翌日まゆ実の家に行き「まゆ実さんはかけがえのな
い仲間です」と招待状を渡そうとするが、母親は「一時の楽しみのた
めに勝手なことを言わないでほしい。将来のことを考えたらダンスは
時間の無駄です」と言い捨て、招待状を受け取ろうとしない。まゆ実
は「一時じゃない、ずっと仲間なの」と訴えるが、母親は聞き入れず、
まゆ実は辛い表情を浮かべる。

 父親が代わりに謝るが、要は「このままじゃけだまの気持ちはどこ
にも行けない」と悩む。石橋は17歳のとき父親とけんかして家を飛び
出したことを話し、あの時もっと親と話し合う努力をしていたら今違
った形になっていたように思うと話す。そしてまゆ実の母親はダンス
を始めたことを隠していたことを寂しがっているのではないかと言う。

 それを聞いたふさ江は要と慶一(小関裕太)を呼び、圭三が大手ス
ーパー側の代表として帰ってきたことを正直に伝える。要は「私たち
は大丈夫。お母さんを守るよ」と答える。

 まゆ実は思い悩んでいた。母親が自分を大事に思ってくれているこ
とを強く感じているだけにダンスのことを言わなかったことに罪悪感
を感じていたからだ。要は「その気持ちをきちんとお母さんに伝えれ
ばいいんじゃないかな」とアドバイスする。まゆ実は「お母さんに認
めてもらって初めて心からダンスを踊れると思う」という手紙を書く。
そして翌日勇気を振り絞ってその手紙を自宅のポストへ投函する。

 少し気持ちの晴れたまゆ実とともに要たちの練習は一段と充実した
ものになる。ヤケ気味のかしこの奮闘でお披露目会のチラシもたくさ
ん刷り上がる。まゆ実の手紙は父親によって母親に渡される。父親は
「母が思うのと同じくらい子も思っているんだな」とつぶやく。

 お披露目会当日。まゆ実は母親が来るかどうかそわそわしていたが、
現れたのは父親だけだった。まゆ実は悲しげな表情になる。そのまま
お披露目の時間になるが、要は「私たちは全員で心からのダンスがで
きなきゃ意味がないんだよ。みんなで川を下るって決めたんだから」
と母親を待つことにする。

 なかなか始まらないお披露目会に観客はしびれを切らせ始め、帰り
はじめる。さらに雨も降り出してしまう。まゆ実は「これ以上迷惑か
けられないよ」と俯く。しかし要は「ダメだよ、このままじゃ審査を
通りっこない」とあくまで待つことにする。そのとき、ようやく母親
が姿を現す。

 要たちはすぐステージに飛び出し、ダンスを始める。1週間の特訓
の成果で、振り付けはきれいにそろい、みな笑顔を絶やさず踊る。そ
んなまゆ実を見た母親は帰り際「ちゃんと塾にも行くのよ」とチアダ
ンスを続けることを認める。

 ふさ江も要たちのダンスに励まされ、圭三に対し断固として姿勢で
臨むことを伝える。

 審査用のビデオの準備のできた要たちは送付前のお祈りをしようと
していた。そこへ聖子、乙女、千寿(松本華奈)、葉月(池田愛)、
はるか(岡西里奈)、志織(仁平裕子)がやって来て「もう、メンバ
ー募集してたんでしょ」とMAYFISHへの参加を希望する。

 新しいメンバー加入に盛り上がる要たちは双葉のお祓いを受けて審
査が通るようにと拝む。


寸  評  やはり要のキャラクターのインパクトが弱い感じがしました。思
い悩むまゆ実に対して要がいろいろと言葉をかけますが、そこに強さ
や説得力は感じられません。それは要が極普通の人であるから仕方な
いことですが、そういう場合は主役を細かく丁寧に描くしかありませ
ん。今回はまゆ実がメインだからということも言えますが、それでも
存在感を示すのが主役であり、そうでなくてはドラマとしては面白く
なってきません。

 一方チアダンスのシーンは本格的になってきており、こちらは見ご
たえがありました。登場人物のキャラクターがどうしても弱くなって
しまうならチアダンスで盛り上げてほしいと思います。

執 筆 者 ケン()

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2. 編集後記
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 フランスの人文学者モンテーニュの『エセー』を読んでいます。
Que sais je?−我何をか知る?という懐疑精神が主題の随想的省察です。運命
そのものに幸不幸はない。ただ人がそれにあれこれ価値をつけているから幸不
幸が起こるという考えは感銘深く、なかなか読み応えがあります。(ケン)

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発行元:ドラマ研究会
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