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知人が亡くなった。 連絡を受けて急ぎ通夜に行ったが、その死因は不明だった。 事故。 様々な憶測が飛び交う。 涙の対面の後、お母さんが近寄ってきて 細い細い声で語った。 自殺。 親が最も苦しむ形での別れ。 理由も原因もわからず自分を責める母。 この苦痛から逃れることは恐らくずっとできないだろう。 遺された遺族の悲しみ。 命を絶った若者の苦しみ。 負のエネルギーに呑み込まれそうになる。 彼に何があったか。 遺族にこれから何があるのか。 自分の最愛の息子を失って、そこにいるのさえ精一杯であろうに、 両親は弔問にきた人一人一人に頭を下げる。 ありがとうございました。 なんと辛いことか! |