メルマガ:地方の札所を巡る旅
タイトル:NO=182 北陸三十三観音1  2006/10/01


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 2006ー10-01--------第182号 (毎週日曜日発行) 
  地方の札所を巡る旅 北陸三十三観音1 高浜1
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若狭国定公園の三方五湖、古刹国宝が多い小浜、
越前加賀海岸国定公園は東尋防から加賀温泉郷、更に能登半島、
黒部、宇奈月温泉等福井、石川、富山の北陸三県に亘る札所で
北陸路の魅力を十分堪能しながら巡拝いたします。


高浜 北陸三十三観音 1番札所 【中山寺】 真言宗御室派 14−9−27

若狭路の西のはずれ舞鶴市に隣接する高浜町青葉山の山麓に【中山寺】はある。
集落から離れ、九十九折の山道を行く、
青葉山登山道の標識を過ぎた辺りに『仁王門』が現れる、
重文で鎌倉時代、湛慶作と云われる3m程の仁王像がお出迎え。

仁王門を潜り苔むした石段を登ると『方丈』、
ここには90cm程の阿弥陀如来座像が安置され、座敷の襖絵がみごとである。

広い境内に『六地蔵』『白寿観音』が建ち、
一番奥に優美な桧皮葺の『本堂』が建つ。

736年に泰澄大師の創建、1250年に再建された国の重要文化財、
5間4面の豪壮なお堂である。

ご本尊は79,3cm桧寄木造り、全身朱で彩られた三面八臂の玉眼入り忿怒座像で
人間の煩悩を馬が草をむさぼるようにを噛み砕き,
衆生を救済する観音と言われている。

秘仏で33年毎の開帳のため、
御立ちに室町時代の作の馬頭観世音菩薩が祀られている。

脇時には鎌倉時の毘沙門天と不動明王が安置されている。

境内には樹齢数百年の大樹が天を覆っている、
ここから見る若狭湾の眺めは素晴らしく、ゆっくり風景を味わい寺を後にした。

所在地 大飯郡高浜町中山27−2  0770−72―0753

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            『若狭湾が一望できる』
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