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[2006年、夏のフランドル旅行の印象/Appendix3(補足)]への<注>追記 2006.9.27 ●[2006年、夏のフランドル(オランダ・ベルギー)旅行の印象/Appendix3 (補足)]の中で、下記のとおり【A】の下に【B】の<注>を付け加えました ので、ご案内します。 【A】 日本では、この8月に「国立大学の独立行政法人」化後で初めての決算が発 表になりました。日経新聞(8月20日付)が「国立89大学、純利益合計は 1,100億円」と報じたことを嚆矢に全国紙・地方紙は続々と国立大学の「黒 字」、つまり「独立行政法人化の成果」を大きく報じています。しかし、こ のことに関しては根本的な疑義も提示されています(参照、下記URL★)。 この「純利益・黒字」の陰に政治権力側による示威的な介入の要因が隠れて いることをメディアがミスリーディングしているのではないか、という批判 です。対案として、「独立行政法人化した旧国立大学」の決算では、「経常 利益」での評価または「キャッシュ・フロー」レベルでの評価(投入した資 金のコスト・パフォーマンス面からの評価)の方が適切ではないか、という 提案が為されています。 【B】 <注>ここでは敢て“〜〜〜の陰に政治権力側による「示威的」な介入の要 因が隠れている〜〜”と書いたが、“〜〜〜の陰に政治権力側による「恣意 的」な介入の要因が隠れている〜〜”の表現の方が適切かも知れない。ただ、 どちらにしても同じことではある。つまり、そこで起こっているのは、「異 質な民族・文化・宗教とのコミュニケーションによってテロの原因(グロー バリズムの中で甚だしい格差が拡大する市場原理主義の欠陥的な部分)を冷 静に捉え直し、それを民主的・段階的に解消するという努力」を回避した独 善的な権力者意識の押し付けということである。それは、誤ったエリート (選良・貴族主義的)意識が軍事外交(パワーポリティクス)を強圧的に推し 進めたネオコン(彼らはトロッキストの転向組)主導のブッシュ政権による 『テロとの戦い』と共通するものである。 |