メルマガ:屋久島発 田舎暮らし通信
タイトル:屋久島発 田舎暮らし通信  2006/09/16


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  2006/09/16
『世界自然遺産の島』   屋久島発・田舎暮らし通信(第163号)

      http://www.yakushimapain.co.jp/  屋久島パイン株式会社
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このメールマガジンは、北海道から屋久島に移住し、現在弊社屋久島支店の
社員が本人の移住経験を踏まえまして、屋久島の日常を発信しています。


●会社の仕事を手伝うYさん

屋久島パイン会社の仕事の手伝いをするYさん。会社の近くに住んでいるの
で時間があるときは雑用をしてくださる。
ボランティアだ。包丁を研いだりジュースの空き缶を洗ってプルタブ(フタ)
を仕分けしてくださったり。

「こういう単純な仕事をのびのびした環境でするのは大好きですよ。屋久島
の環境のためになると思うと苦になりません。ただ缶の中にタバコの吸殻が
入っていると洗うのが大変です。一度自分で入れて洗ってみてください。き
れいな屋久島を守るために、少しずつの気遣いをお願いします」とYさん。

プルタブを集めると車椅子が買えるという。全国の小中学校でボランティア
の一環として収集しているところも多いと思う。
屋久町でも八幡小学校をはじめ半数以上の小中学校でプルタブを集める活動
をしている。ある学校に聞くと「窓口は学校でやっていますがリサイクル業
者が屋久島に居ないので、屋久島の住友生命さんに渡してその後リサイクル
業者に行っていると思いますよ」ということだった。
父兄も子供も楽しみながら集めている。「孫が学校に持っていくから集めて
ます」というおばあちゃんが居たり。

最終的には金属リサイクル業者に買い取ってもらう。そのお金で車椅子を買
い、施設などに寄付をするというもの。
プルタブは800kgでやっと車椅子一台分。ドラム缶2杯くらい。気の遠く
なるような話だ。
中にはあまり効率的なリサイクルではないとの声もあるが、大切なのはボラ
ンティアやリサイクルに興味を持ってもらうことだという考えのもとに成り
立っていると思う。

昔は缶ジュースといえばフタが缶から離れて取り外される。その辺にポイ捨
てされていることが多かった時代に、美化運動の一環で始まったものといわ
れている。アルミ純度の高いプルタブは集められ、リサイクル、ボランティ
アと結びついた。

今では缶ジュースのプルタブも改良され、開けてもフタが缶にくっついたま
まになっている。ポイ捨ては解消された。そのため今度はプルタブを缶から
取り外す作業に骨が折れる。
それをひとつずつはずし集め、人のため、環境のためという意識でやる行為
を推奨する人が多数いるため、今でも続いているのだろう。

Yさんが移住前に居た大会社でも、プルタブを集めることが会社で行われて
いたそうだ。社員がジュースを飲み終えたらあちこちでプルタブをはずして
いたとか。
屋久島パインも自動販売機があるので缶は豊富。プルタブを取り外す役は
Yさんになった。

Yさんのブログ: 『屋久島移住、奮闘記』
http://yakushimabun.jugem.jp/


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屋久島パイン株式会社   http://www.yakushimapain.co.jp/
発行責任者  角谷和雄   info@yakushimapain.co.jp
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屋久島支店       鹿児島県熊毛郡屋久町原914番地
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