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▲▽誠▽▲▽誠▽▲▽誠▽▲▽誠▽▲▽誠▽▲▽誠▽▲ ==幕末・維新がわかるメルマガNo.1== 創刊号 【新選組】京洛を震撼させた【暗殺集団】の虚実 ▲▽誠▽▲▽誠▽▲▽誠▽▲▽誠▽▲▽誠▽▲▽誠▽▲ 〜〜第1章〜〜 松平容保と新選組 京都のあまりの惨状に、幕府は「京都守護職」を設置し、 会津藩の松平容保を就任させる。 と同時に、幕末最大のテロ集団「新選組」も誕生する! みなさん、こんにちは。 メルマガご購読、どうもありがとうございます。 幕末〜維新については、いろいろな読み物も出ていますし、 それぞれが自分の思いを語っています。 私も、その一人として、自分の思いを、今回は 【新選組】にこだわって書いてみました。 歴史は苦手・・・という方でも、軽い読み物として読めるように、 文章量も抑え、箇条書きも取り入れていきます。 また、横道に逸れた裏話も紹介していきたいと思っています。 新選組ファンも、アンチ新選組の方も、 それなりに楽しんで読んでいただけると思っています。 今後とも、よろしくお願いいたします。 前置きが長くなりました。 さっそく、創刊号の内容に進みましょう・・・! ----------------------- 松平容保、京都守護職に! ----------------------- 尊皇攘夷派に牛耳られた京の町では、毎日のように天誅が横行します。 中には天誅を装った強盗や辻斬りまで起こるしまつで、 京の混乱はピークに達していました。 文久2年(1862)閨8月、京都のあまりの無政府状態ぶりに、 幕府は「京都守護職」を新たに設置することに決め、 藩祖から代々徳川家に忠誠を誓って来た佐幕藩の 会津藩の藩主・松平容保をこの役に任じようと再三依頼します。 当初、藩主・容保を始め会津藩家老・西郷頼母らは この役を固辞しました。 会津から大軍を率いて京へ赴き駐屯するだけでも 莫大な労力と財源が必要で、会津藩にとっては何の得もありません。 そのうえ時局は尊皇穰夷一色で 勤皇派の志士たちの天下です。 京都守護職として京に入ることは、まさに火中の栗を拾うようなものでした。 しかし、政治総裁職となった松平春嶽(慶永)らの再三の依頼に 容保は杭し切れず、藩内の反対を抑えて京都守護職に就くことを決心します。 ---------------------- 将軍上洛と新選組の誕生 ---------------------- 容保と会津藩兵が京に入ったのは、文久2年の末のことでした。 孝明天皇はたびたび容保に会って厚い信頼を寄せ、 容保も孝明天皇のために一命を投げうつ覚悟で 京都守護の任に当たりました。 が、年が明けて文久3年になっても、 天誅騒ぎは一向におさまる気配を見せません。 正月早々に儒者の池内大学が斬られ、2月には佐幕派の庄屋、 宗助が斬殺されます。 宗助の首は公武合体派の山内容堂への、あてつけのため 土佐藩邸に投げ込まれました。 さらに京都等持院の足利尊氏らの木像から首がもぎ取られ、 加茂河原にさらされるという事件も起きます。 足利尊氏を徳川の将軍・家茂に見立てたいやがらせでした。 このような不穏な情勢の中で、将軍・家茂が上洛する日が近づいていました。 家茂は、前年に朝廷から出された攘夷決行を幕府に促す勅書への返答のため、 文久3年8月に京に入ることになっていたのです。 江戸では将軍上洛の際に警護に当たる浪士隊が募られました。 浪士隊結成を提案したのは、出羽庄内藩の郷士で、尊攘派の清河八郎です。 尊攘派の清河が将軍警護とは妙な話ですが、 彼は幕府の名において浪士団を結成し、攘夷を実現するための 軍事力にしようと考えていたのです。 募集に応じて江戸・小石川の伝通院に集まった浪士は二百数十人。 将軍上洛に先駆けて2月に京に入ります。 ところが到着早々、清河は態度を一変させ、尊皇の方針を表明。 将軍を守るためと聞かされて集まった浪士たちは驚き、 江戸へ戻る組と京都残留組に分裂します。 この時、京に残ったのは芹沢鴨、近藤勇ら十数名。 彼らは京都守護職である松平容保の配下に着き、 京都警護のための強力な警察力として再スタートします。 これが後に幕末の京を震憾させることになる、 人斬り集団・新選組の誕生でした。 〜〜〜〜〜〜 すぐにわかる!==新選組誕生までの流れ== 〜〜〜〜〜〜 ●幕府は江戸や京都で頻繁に起こる暗殺に苦慮していた ↓ ●家茂の上洛の時に清河八郎ら浪士200人を派遣 ↓ ●京都の西の壬生村に宿舎する ↓ ●清河が攘夷を唱えたので、幕府は江戸に連れ戻す ↓ ●尊攘派を討つという目的を持つ近藤ら浪士13人は京都に残る ↓ ●京都守護職・松平容保に願い出て新選組と名乗り、 京都の治安維持に務める ↓ ●会津藩の支配のもとで、尊攘派を弾圧する ▲▽▲▽==幕末・維新がわかるメルマガNo.1==▽▲▽▲ 【新選組】京洛を震撼させた【暗殺集団】の虚実 佐竹 hijikatasinsen@yahoo.co.jp |