メルマガ:【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-
タイトル:【トランスマガジンVOLUME171】-翻訳会社が教えるプロの英語-  2006/09/05


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【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-   2006/9/5 第171号
 株式会社トランスワード、 http://www.transwd.com、book@transwd.com
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 当マガジンは当社翻訳教室の生徒さんおよび登録翻訳者の方を主な対象にし
 翻訳実務に役立つ情報を定期的にお送りするものです。
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■もくじ■
1. お知らせ
2. 最近の翻訳業界 
3. 翻訳しよう
4. 翻訳者日記
5. リンクしよう

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2. 最近の翻訳業界(仲谷)
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1.3 パソコン画面の使い方と原稿の位置

効率的な翻訳をするための基本は「原稿と翻訳入力画面は可能な限り近づけ
る。」です。
多くの翻訳者は1つのモニターに入力する画面と電子辞書の画面を同時に表示
させて作業します。

通常はモニターの左側に入力画面を置き、右側に電子辞書の画面をおきます。
そしてモニターの左側に原稿の紙面がモニターと面一(つらいち)になるよう、
かつなるべく近づけて置きます。このためには原稿台などの道具が必要です。

こうすると翻訳作業中の目の動きが最少になり、疲れず早く作業できます。人
間の目は横方向には楽に早く動きますが、縦方向の動きは苦手です。自分の手
元(キーボードの前)に原稿をおいて翻訳するのは最も効率の悪いやり方です。

また原稿のサイズと入力画面のサイズを合わせると便利で、疲れが軽減できま
す。よって、原稿はA4サイズが多いので、モニターはA4サイズの用紙が縦
に2枚配置できる19インチ程度が最適です。(次回に続く)


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3. 翻訳しよう(荒井)
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プロ野球で規則変更のために「ダブルモーション投球」が認められなくなり、
各チームのピッチャーが懸命にフォーム改造をしているという報道がありまし
た(2006年2月)。一人前のプロ選手が、自慢のフォームを改造するのは大変
でしょうし、勇気のいることだろうと想像します。ひるがえって、和訳につい
て見ると「受身形の扱い」で自分のフォーム改善をしようとしない方が多いよ
うに思いますが、いかがでしょう。

例えば、highly motivated employees。動詞motivate「動機づけする」を受身
で使っています。この分析自体は正しい、いや、英文構造を理解し、自分で英
語を書くために、非常に重要です。この理解ができないと、satisfied lady 
customersとするべきところを能動にしたり、an interesting jobを受身にした
り、メチャメチャになってしまいます。

和訳としては、「意気軒昂な、やる気満々の」など、あるいは「モチベーション
の高い」と英語をそのまま使うのもよいと思いますが、これを「強く動機づけ
された従業員」と翻訳すると、私は、何か「餌づけされた」に似たようなニュ
アンスを感じてしまいます。

Watched every Saturday night, this TV series became a nationwide hit as …
「このシリーズは毎週土曜の夜に見られ、全国的なヒットに…」などとして見
逃しがちですが、ちょっとお考えください。この「見られ」は、普通の日本人
であれば可能と理解すると思います(「この番組は〜に見ることができ」の意味)。
「見られる」が受身の含意になるのは、見られると困る場合に限られると思い
ます。上の訳は、「毎週土曜の夜に放映(放送)され〜」「放映時間は毎週土曜
の夜で〜」などでどうでしょうか。

英文解釈と翻訳は違います。頭の使い方、というか取組み方に改造が必要です。


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4. 翻訳者日記#61(阿久根)
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「今どきの小学生」

夏休みも終わり、やっと仕事に集中できる環境になりました。なんといっても、
夏休みの間は、子どもたちの様子に気を配りながらの仕事なので、仕事の流れ
が途切れがちです。とはいえ、毎年のことですし、昔に比べれば、だいぶ楽に
なったと言えるかもしれません。昨年までは、プールに出かけるとなると、紫
外線防止の日焼け止めクリームを塗ってやったり、学校近くまで車で送ってい
ったりして、午後はなかなか仕事に取りかかれませんでした。でも、今年は2
人揃って、お互いに日焼け止めクリームを塗り合い、ヘルメットをかぶって、
自転車で毎日のように学校のプールに出かけました。ゴーグルの跡がついて、
パンダのように日焼けした顔を見ると、なんだか微笑ましくなりました。

ただ、気になることもあります。自分自身が小学生だった頃と比べると、子ど
もたちの行動範囲がかなり狭くなっている印象を受けます。私は釣りや野球が
好きだったので、朝5時前後に起きて友だちの家に行き、一緒に防波堤に釣り
に出かけました。もちろん、一緒に行ってくれる大人はいませんでした。親や
祖母に「夕方までには帰ってくるからね」と言えば、別に心配されることもな
く、好きなように地域のあちこちを自転車で移動していました。小学校のグラ
ンドでもよく野球をしたものです。

一方、うちの子どもたちは、毎日のように学校のプールに出かけてはいました
が、それ以外のほとんどを自宅で過ごし、マンガやビデオを観たり、自作のマ
ンガを描いたりすることに多くの時間を使っていました。昨年まではゲームの
時間もあったのですが、今年からは視力の低下も考えて、自主的にゲームを止
めると言い出しました。ゲームをしない分、外で遊べば良いのですが、なんと
いっても少子化、過疎化の影響です。近くに住む友人は少なく、遊べる人も限
られるため、自宅にこもりがちになってしまうのです。全国で相次ぐ小学生を
狙った犯罪も少なからず影響を与えています。

そんな状況ですから、子どもたちの様子をつぶさに見ている私としては放って
おけなくなります。夕方になれば、「一緒にキャッチボールしよう」と誘います
し、仕事が予想よりも早く目処が付いたら、「本屋さんに行こうか」と言って外
出を促します。私の運動不足の解消にもなりますから、一挙両得と考えるよう
にしています。

「子どもたちと過ごせる時間を大切にしよう」と思って過ごしてきましたが、
一人は早くも中学生になろうとしています。来年からは夏休みの過ごし方も一
変しそうです。


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5.リンクしよう  
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