世界コスプレサミット2006
日本のアニメや漫画をテーマにして、その登場人物のスタイルになって楽しむ「コスプレ」の最大の祭典「世界コスプレサミット2006」が先週末(8月5日〜6日)、名古屋で盛大に行われ、世界9カ国、計22名の出場者が、それぞれ工夫を凝らしたコスプレで華麗な姿を競い合った。
テレビ愛知が企画したこのイベントは今年で4年目になり、今回は外務省と国土交通省が後援している。5日には「名古屋の秋葉原」と呼ばれている大須の夏祭りで、各国の代表と日本各地から来たコスプレイヤー100人が賑やかにパレードを行った。そして、6日には立体型庭園「オアシス21」で、「世界コスプレサミット2006」の決戦が行われた。
この日の名古屋は最高気温が35℃に達したが、5200名の観衆と各国の出場者たちは元気いっぱい。各グループ2名ずつのコスプレイヤーは、3分の持ち時間でいろいろなアクションを見せたり日本語で歌を歌ったりし、最終的にはブラジル代表のマウリシオ・ソメンザリ・L・オリバスさんとモニカ・ソメンザリ・L・オリバスさんの兄妹が栄冠を勝ち取った。彼らは漫画の「天使禁猟区」のロシエルとアレクシエルを演じ、幻想的な戦闘場面は会場の観衆をうっとりとさせた。
最近、コスプレブームは世界中に広がっているが、そのテーマはアニメや漫画にとどまらず、「三国無双」などの人気ゲームソフトのアイドルまで登場している。「世界コスプレサミット」は今後も毎年続けられ、2010年の上海万博での開催を目指している。 |