メルマガ:京都通信メルマガ
タイトル:「乳ガン特集 その14」京都薬科大が乳がんの「分子標的抗癌剤」開発  2006/08/11


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■京都通信メルマガ (無料配信)HTML■■■  ★ Vol.104

 ★総編集長:竹取の翁・かぐや姫☆    ○2006/8/11
   ●発行推定部数700部突破! Web含めると推定読者数十万人以上 ! 
──────────────────────────────
■ もくじ
 ・ 「乳ガン特集 その14」    
    京都薬科大が乳がんの「分子標的抗癌剤」開発
   【参考】
   京都薬科大学創薬科学フロンティア研究センター長の木曽良明氏メッセージから   


--------------------------------------------------------------------------------

・ 「乳ガン特集 その14」 
  京都薬科大が乳がんの「分子標的抗癌剤」開発 京都新聞記事などから

 この分子標的抗癌剤は、いま大変注目されている分子標的薬の抗癌剤で新薬アバスチンと良く似た効果のあるものであり「新生血管が破壊されガン細胞が死滅することがマウス等の実験で確かめられた」という内容の記事であった。そして、アメリカのバイオベンチャー会社が米国で乳がんや大腸癌などの患者の登録を始めているとされ、また、他の抗癌剤との併用でより高い治療効果が期待できると京都薬科大の薬学研究科創薬科学フロンティア研究センターの林良雄助教授が話している、と締めくくっていた。
 この京都新聞の記事は、私が今まで新抗癌剤の記事が多くあった中で大変注目すべき記事であろうと確信する。
 そこで私は、この抗癌剤がどの様な物であるか調べてみた。この薬は、土壌中の微生物が作る天然化合物フェニラヒスチンの一部構造を変えた化合物らしいので従来の抗癌債とは違い劇物で無いようなきがする。そして、この抗癌剤の開発には、京都薬科大が抗エイズ薬と抗癌剤の研究開発プロジェクトを66名で組織する薬物化学の先生で分子認識に基づく医薬研究者であるということであった。さらに、それは微少管評的抗癌剤で「パクリタキセル」に匹敵する高い殺細胞活性を有する開発に成功した。パクリに耐性な癌に対しても有効な抗癌作用を発揮するとされ、NCIの私見の結果、ヒト乳がん細胞に対する顕著な抗癌瘍活性を示した。ビフィズス菌に遺伝子を導入したら5FUにある組換体で自然発生乳がんの増殖が抑制され期待通りの治療が得られた。この組織には海外から3人も共同研究している、と言うことが大学発表の資料から判った。
 何故私がこのように注目したのかは、京都薬科大の薬学研究科・研究科長 兼 創薬科学フロンティア研究センター長の木曽良明氏が「エイズや癌を分子レベルで検討し論理的に治療薬を開発している」ということが書かれていたからである。
 いま世界で色々な抗癌剤が開発され臨床実験を繰り返しているが、大変副作用が強くて患者のことを考えていない抗癌剤ばかり出てきているからである。
 最近、世界で分子標的薬という抗癌剤といって良いのかどうか判らないが、分子レベルでの治療薬が凄い効果を発揮していて大変注目されているからのである。
 この京都薬科大で開発された日本初の分子標的薬が早く臨床され現在大学当局が発表されているような効果が認められ日本でも使えるようになれば、乳がんや大腸癌だけでなく他の多くの癌の抗癌剤と組み合わせて使える可能性もあるとされていることから多種の癌患者にとって「夢の分子標的抗癌剤」となりノーベル賞ものとなるであろう。

【参考】
 京都薬科大学創薬科学フロンティア研究センター長の木曽良明氏メッセージから  

 我が国が科学技術創造立国を進めるということで,平成9年度から学術フロンティア推進事業が始まりました。このプロジェクトは、理事会、評議員会、教授会の同意を得て、構想調書を文部省に提出して、委員会の審査を受けて選定されたものです。
 本共同研究プロジェクトは、学内の教室と国内外の多数の共同研究機関からなり、エイズ・がんなどの病気のメカニズムを分子レベルで検討し、その病原性に重要な役割を果たすウイルス酵素や生体分子に着目して、小分子リガンドとの分子認識を介する相互作用に基づいて、論理的に治療薬を開発することを目指しています。
 研究は、分子認識を基盤とした論理的な研究を進め、ある程度の基礎をかためて、創薬科学の新しい方向性を示すという意味で重要な役割を担っていると考えています。
 本プロジェクトが日本で最初の創薬科学研究拠点として、幅広い研究者との交流で、創薬科学の基礎を固め、国際貢献を果たすことを期待しています。
 学術審議会では、「知的存在感のある国」を目指すことが21世紀における学術研究の方向性であるとしています。
具体的には、(1)世界最高水準の研究の推進、(2)21世紀の新しい学問の創造、(3)社会への貢献の3点をあげていますが、この3点を満たすものとして本学の申請が採択されたわけであり、将来もこの点を忘れないように肝に命じたいと思います。
という事が大学発表の資料に記されています。

 つまり学術的に分子認識を基盤として世界最高水準の研究の推進によって、新薬を作り出す国内外の多数の共同研究機関からなる組織により分子レベルで作り上げられた21世紀の新薬であることがおわかり頂けるであろう。
 お断りしておくが私は、決してこのプロジェクトに参加している関係者ではありません。

────────────────────────────
【配信】  メルマガ天国 http://melten.com/
      melma!    http://www.melma.com/
      まぐまぐ    http://www.mag2.com/
      nifty   http://macky.nifty.com/
      メイラックス http://www.mailux.com/
      Gala friend http://www.friend.ne.jp/ 
      Meiluxhttp://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3E196E70684CB 
 この「京都通信メルマガ」は、総編集長: 竹取の翁・かぐや姫
 発行者:kyoto japan「竹取物語研究所」から発信しています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ここに掲載の記事の無断転載を禁じます。
copyright(C) 2002 TAKETORI All rights reserved.

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。